2006/10/08 - 2006/10/08
25位(同エリア31件中)
もろずみさん
今回は16世紀の英国ストラットフォードにタイムトリップ。
全然素養がないのですが「西洋の近松門左衛門」と呼ばれる文豪ウィリアム・シェイクスピアに会いに行ってきました。
【 William Shakespear(1564-1616)】
ストラットフォード・アポン・エイボンに生まれ、この地にて生涯を閉じる。1587年単身ロンドンにて劇団に参加、処女作「ヘンリー?世」のヒットで大成功を納める。
1597年故郷ストラットフォードに戻り「オセロ」「リア王」「マクベス」など次々と発表。史上最高の劇作家の名声を得る。
円熟期のシェイクスピアはどんな生活をしていたのか、はたまた400年前の英国はどんな風だったのか興味津々です。
ということで今回の旅は一風変わってます。
- 交通手段
- 自家用車
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-
何となく忽然と現れた感じのカントリー風景。
まぁ周りも田舎なんですが、ここだけカントリーと呼びたい感じです。 -
一気に16世紀の英国につながっているエントランスです。
なかなか味な雰囲気造りが好ましい。 -
そうか、ハロウィーンが近いのでしたね。
何気なく置かれているカボチャも演出でしょうか。 -
今日は朝からずっと風もなく良い天気。秋空が清々しいです。
風車が空に聳え立っているようです。回ってはいませんが・・・。 -
リッチゲートは村の教会の領域への入り口です。
ここからは神聖な場所というわけ。 -
そして教会。周りは幾何学的な花壇で囲まれています。
結構広々としている空間で落ち着きますね。 -
教会の庭がどんな風かというと、上から見れば一目瞭然。
この季節に花は期待してませんでしたがサルビアとか綺麗に咲いてました。
16世紀に流行ったノット式庭園です。 -
再び下から撮ってみると花に教会が埋もれていますね。
こういうアングルで撮れると何だか嬉しくなります。
もうすっかり英国にいる気分。 -
そろそろ村の方に行ってみましょうか。
と花壇の中を縫うように歩いて行きます。 -
ここが村の広場(Village Green)です。
ちょっと狭いのは仕方ないですが町並は良い感じです。
行ったことないけどコッツウォルズってこんな落ち着いた雰囲気なのかな? -
芝の緑が眩しくていかにも英国風。
手前にあるのがストックス(さらし台)で、ああここは16世紀だったと思い出させてくれます。 -
流れはないけどちゃんと池もあったりして、見る角度で違った風景が楽しめます。
-
さて、それではシェイクスピアさんを訪ねることにします。
こんな小径を歩いていきます。 -
まずは生家(Birth Place)です。1564年にシェイクスピアはここで生まれました。
古び具合が何とも良いですね。 -
皮革商の父ジョン・シェイクスピアは職人でしたが、羊毛の売買も手がけてそこそこの成功者です。
おっと、仕事中でしたか。失礼。 -
母メアリーアーデンはヨーマン階級という裕福な家庭に育ったそうです。何となく知性を感じる顔立ちで読書してました。
後で立ち働いているのはメイドです。この頃は電化製品がないのでメイドを雇わないといけませんでした。 -
先ほど通った建物がメアリーアーデンの実家ということでしたが、最近になって違っていることが判明しました。
これはパーマーズファーム(Palmer's Farm)だそうです。 -
シェイクスピアは18歳でアン・ハサウェーと結婚して、20歳の頃には一男二女の3人の子供がいました。
妻のアンがベッドで子供と遊んでいました。次女のジュディスかな?
アンはウィリアムより8歳年上だそうです。 -
23歳で単身ロンドンに出かける直前のシェイクスピアです。ちょっと悩み顔が印象的。
抱いているのは長男のハムネットだと思います。 -
と家の中を見て生家の裏手に出てみます。暮らしぶりが良くわかりました。
日本は戦国時代ですから、まあ似たような生活をしていたと思いますね。 -
そこは綺麗な庭(Formal Garden)になっていて、4体の石像が飾られていました。
この庭もノット式。この時代の流行でしょうかね。 -
庭の真ん中には噴水があります。英国式とでも言うのでしょうか。
石像はホーマー、ソクラテス、リュクルゴス、エバミノンダスの4人。古代ローマやスパルタの哲人・賢人たちです。
ジュリアス・シーザーはいませんでしたが、ブルータスの胸像はありました。 -
では大成功を納めたシェイクスピアが故郷に錦を飾って購入した家(New Place)に行ってみましょう。
ここが入り口です。シェイクスピアさんはご在宅ですか? -
Birth Placeとは大きさが全然違います。
何でもストラットフォードで一番大きな家だとか。 -
建物はコの字型になっていて、先ほどのFormal Gardenが見えます。
柱などはやはり400年の歴史を感じる建物です。 -
内部は薄暗いので撮影意欲が湧かず。
階段の踊り場にあった人形などを一枚。
小物を撮る練習かな。 -
中には小劇場もありまして、さすがはシェークスピア邸です。
ずいぶんと舞台が狭いようで、歌舞伎のようなセリはありませんでした。
こういう所で芝居を見られたら良いなぁ。もちろん黙阿弥か近松の作品・・・(^^; -
はい、ではハイライトシーンをいくつかお目にかけましょう。
-
こういうときに素養がないと解説できませんね。
シェイクスピアは生涯に37の戯曲を書いたそうです。
題名だけは聞いたことがありますが、本当に一つも舞台を見たことがない。 -
おやシェイクスピアさん、お仕事中でしたか。
いろいろと勉強させていただいてます。 -
シェイクスピアさんは手を休めて自らの生い立ちを語り始めます。
ロンドンのテームズ川の畔にあるグローブ座でもっぱら初演だったそうです。
「真夏の夜の夢」のカーテンコールの熱狂の様子を熱く語られていました。 -
これは知ってます。「リア王」の一場面。
New Placeの内部は演劇博物館のようでした。 -
そしてこれは「ロミオとジュリエット」でしょう。
映画で観ました。シェイクスピアは悲劇がよいのかなぁ。
「曽根崎心中」は違いますよね。失礼しました(^^; -
ということで少し秋色のストラットフォードをあとにすることにします。
午後でしたので逆光の写真が多くなりましたね。
実はここは道の駅「ローズマリー公園」の一画です。
教会のある花壇がローズマリー・ガーデンで、シェイクスピア・カントリー・パークと隣り合わせです。
入館料は800円とこの種の施設としては良心的。中身の充実度もご覧の通り満足のいくものでした。 -
場所は千倉からフラワーラインを鴨川に向かって走ると案内が出ています。
道の駅はちょっと立ち寄る所ですが、ここでは2時間は覚悟した方が良いですよ。
ここを目的に南房総をドライブするだけでも良いかと思います。今回の私のように・・・
公式サイトはこちら。
http://www.rosemary-hill.jp/scp/
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この旅行記へのコメント (9)
-
- めぐみ☆さん 2006/10/16 23:37:28
- 何時の間に…と(@_@;)
- もろずみさん、こんばんは。
海外に行かれたんだぁ〜、いいなぁ〜と。
…で、上見て「ん?、、千葉?って事は日本!」と(笑)
「エリア」のところを見なければ、イギリスかと思ってしまいますね〜。
どこを撮っても良い感じですね。花に埋れたような教会?も。
行った事がない国ですが、雰囲気が伝わってくるような…。
素敵なところを教えて頂きました、ありがとうございます。
ここならパスポート持ってない私も行けそう♪
- もろずみさん からの返信 2006/10/17 06:31:10
- RE: 何時の間に…と(@_@;)
- 唐八景さん、こんにちは。
そうなんです。イギリスって南房総にあるんですよ。(笑)
実はこれ、唐八景さんの「プロヴァンスな休日」をヒントに作ってみたのですよ。
久里浜からフェリーに乗って、さらに1時間も走るとイギリスです。
ドーバー海峡を渡るみたいでしょ?
私のタイムマシンは江戸にしか行けないと思ったら大間違い。
ちゃんと16世紀のイギリスにも行けたのでした。
唐八景さんのタイムマシンも大丈夫。お勧めスポットです。
- めぐみ☆さん からの返信 2006/10/17 22:33:12
- おー、タイムマシンが。。
- 点検修理しておかなくては(笑)
>私のタイムマシンは江戸にしか行けないと思ったら大間違い。
ちゃんと16世紀のイギリスにも行けたのでした。
おっと、、失礼しました。
楽しいタイムマシンの旅でしたね〜。性能もバッチリ!
千葉は会社のバス旅行で茂木に行ったきり、、
(同じ枇杷の産地で、同じ字。読み名は、千葉=もてぎ。長崎=もぎ)
久里浜ドーバーを渡りイギリスですね(^_-)-☆
相棒に人参ではなくお酒でもチラつかせて、海を渡ってみようかな。
- もろずみさん からの返信 2006/10/17 23:25:10
- RE: おー、タイムマシンが。。
- 唐八景さん、どうも。
なかなか評判が良いみたいなので今度はブルゴーニュかボルドーにでも行こうかと計画中です。ボジョレも出る頃だし。
私もタイムマシンを点検しておきましょうかね。
-
- コクリコさん 2006/10/10 23:11:10
- まるでイギリスみたい!
- 行ったことないのに思いました。
もろずみさん、こんばんは。
いつものもろずみさんとは違うみたい、いったいどうしたの(^^;)?
また面白い所を見つけましたね。人が少ないようですが、まだ有名ではないのですか?
写真だけを切り取ってみると英国みたいではありませんか!
英国カントリー風ガーデンが好きな女の子たちに人気が出そうですね。
ろう人形も良い雰囲気がでてますよね。みんなに教えてあげたいですよね。
教会の手前の花、どこかで見たような気がします。
- もろずみさん からの返信 2006/10/10 23:36:19
- RE: まるでイギリスみたい!
- コクリコさん、どうも(^^;
執筆中にご訪問ありがとうございます。
はい、この連休はイギリスへ一泊二日の旅に出てました。
冗談はさておき、こういうの結構好きなんですよね。
江戸の町ばかりでなくたまには海外旅行もしてみたいし。
なかなかそれっぽい出来でしょう?
種明かしは最後に、いやこのまま終わっちゃおうかとも・・?
花の名前が出てきません。完成までには調べたいですが。
- コクリコさん からの返信 2006/10/11 16:15:42
- RE: 途中だったのですか!
- もろずみさん、
気がつかない程の完成度でしたよ。
ふぅーん、もろずみさんは江戸にも海外にもワープして行けるのですね(^^)。
今は亡き杉浦日向子さんみたいです。
何ごとも包み隠さず旅行記に書いて下さいね。
それでは、また。
- もろずみさん からの返信 2006/10/11 22:21:04
- 完成しました!
- コクリコさん、お待たせしました。
最後に種明かししましたが、ここは南房総の道の駅「ローズマリー公園」です。
前から気になっていたのですが房総に行ったついでに寄りました。思った以上に良くできてましたよ。
何しろすべてが本物でないので撮影自由。この旅行記を読んで立ち寄る人が増えれば良いですけど。
江戸時代へのタイムスリップに加えて今回は空間ワープもしなければならず、愛車(タイムマシンですが)もかなり頑張りました。
南房総は北関東に行くより大変です。
今回は仕事帰りだったのでここだけに絞り込んだ旅でした。
海岸沿いはウエストコースト風の景色もあったので、次はアメリカをテーマにしてワープしてみようかなどと考えてます。
- コクリコさん からの返信 2006/10/12 15:29:28
- RE: まるでイギリスみたい!
- パチパチパチ、かなり面白そうな公園ですね。
シェークスピアの劇を演じている人形も良いですね。
私も劇は見たことありません。
もろずみさんと同じく、オリビア・ハッセーとレナード・ホワイティンクが主演の「ロミオとジュリエット」は見ましたよ。
バレエの「ロミオとジュリエット」も観ました!「ロミオとジュリエット」の舞台のヴェローナに行ってジュリエットの家にも行ってきました。
今年は映画「ヴェニスの商人」を観ましたよ。演劇を見なくても日本人にはお馴染みの戯曲だから楽しめそうですよね。
もろずみさんのタイムマシーン酷使しないように可愛がってあげて下さいね。
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