秋の崇明島

2006/10/03 - 2006/10/03

上海市街の北東に長江（揚子江）が流れている。その長江を渡ると崇明島がある。中国で海南島に次ぐ大きい島のひとつ、崇明島へはじめて行った。崇明島は、長江が東シナ海に注ぐ河口に土砂が運ばれて誕生した島である。日本であれば中州だが、広大な中国大陸の土砂は悠久の時間を経て島をつくった。
島の面積は1083K?、全長は東西に76Km、幅は13Kmから18Km。絶え間なく流れてくる土砂の影響で島の形は変化し続け、今でも年間143mの速さで東シナ海に向かって成長し続けているという。
この日は、秋空の爽やかな風を受けながらフェリーで長江を渡り、崇明島へ向かった♪

エリア 上海(中国)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 船 レンタカー

宝山区の石洞口埠頭からフェリーに乗船。
崇明島の南門埠頭へ。
一時間かけて長江を渡る。

雄大な長江（揚子江）

長江の淡水と東シナ海の塩水が混ざり合う河口に肥沃な大地がつくられた。それが崇明島だ。

島は温暖な気候とこれまで大規模な開発がなされなかったため、生態環境は極めて良い地域だと言われている。
確かに空気がきれいだ！上海でこんなきれいで汚染の無いやさしい風に触れたのははじめてと言っていいだろう。

上海市政府の自然保護区となっている東平国家森林公園の正門。
公園は崇明島のほぼ中央に位置する。

崇明島は貴重な自然環境が残される島として、国家級の緑色食品園区の整備が進めている。農産物栽培で自然と共生した開発が注目されている。

島全体の森林被覆率が高いという。
この森林公園は崇明島の中心部に位置する。
思わず深呼吸したくなる爽やかな秋を感じる。

公園の池ではのんびりボートで遊ぶ人がいた

自転車で園内をサイクリングするカップル

池の畔で小さな生きものを探している娘たち

グラフスキーを楽しむ次女（小３）

澄んだ秋空に風箏（タコ）を飛ばす

上海市街の喧噪を離れ、澄んだ空気に触れ、のんびりした秋を過ごすことが出来た一日でした。

この旅行記へのコメント （2）

• むんさん 2006/10/07 22:58:27

  崇明島！

  ＮＯＷ上海さん、はじめまして！
  
  崇明島、すごくいい所ですね〜！
  青空が広がり緑がいっぱい。そして、すごくゆったり落ち着ける雰囲気！
  お子さんたちも、すごく楽しそうですね。
  
  やはり中国はスケールが違いますね〜！
  雄大な長江の写真、対岸が全く見えず、とても川とは思えない光景です。
  そして、年間143ｍ成長と拝見し、またびっくりです。

  ＮＯＷ上海さん からの返信 2006/10/08 23:51:50

  RE: 崇明島！

  むんさん　はじめまして！
  
  長江のゆったりとした黄濁の流れに大小の船が浮かぶ景観は、
  この国の雄大さを感じます。
  
  長く住むここ大陸の気候に慣れたせいか（？）
  ほこりっぽい空気と上海周辺のどんよりした空に馴染んでしまい
  ここ崇明島の清浄な空気には、こころ洗われる思いでした。
  
  むんさんの旅行ブログを拝見させていただきました。
  これからもご家族で楽しい旅をお続け下さい♪
  
  　ＮＯＷ上海