スウェーデン・ロングステイ（28）暮らしぶり

2006/08/27 - 2006/08/27

スウェーデンの人たち

　向かいのビルで外装工事をやっています、ひび割れた箇所を剥がして、コンクリートを塗る工事ですが、職人たちは午前７時頃には仕事を始めます。11時頃には昼食で午後３時には後かたずけをして帰って行きます。

　同じアパートの部屋で内装工事をしている家がありましたが、大工さんは午後3時半には、エレベーターで荷物を下ろして帰ります。スウェーデンの職人も、日本の職人と同じように、朝は早いけど、帰るのも早いなぁ、とながめています。

　今、住んでいるアパートは、成熟した社会環境によるのか、高齢社会なのか、廊下を走る人など居ませんし、夜もひっそり静かです。古いアパートのせいか、住人は独り者のおばあちゃんが多く、杖をつきながら、買い物に行く姿をよく見かけます。又、黄色のライン入りタクシーが、歩行困難なお年寄りを送迎しています、車には「タクシー」の文字が書かれているのですが、街中のタクシーとは様子がまったく別で、福祉専門のボランテア・タクシーのようです、驚くのは、運転手が、やつと歩けるような、おばあちゃんがドライバーだったりします。高齢者でも出来ることをやって、社会に貢献しているのが伺えます。

　「高齢者にとって、風呂とかトイレが、どうしても自分で出来なくなったとき、人の手を借りなければなりません」。スウェーデンは1998年に法律が変わり、高齢者や障害者の自宅にヘルパーが派遣されるようになりました。短期間の滞在では言葉の壁もあり介護を必要としている方を訪問するのは実現しませんでしたが、加齢とともに、何時かは誰かの世話になる時が来ます。自分の子供とか孫に頼り自宅で暮らせるのが理想でしょうが、子育てと老後の介護は行政に任せて、男も女も男女同権で、国民全員が働いているスウェーデンでは親の面倒を見るのは無理なのかも知れません。

エリア ストックホルム(スウェーデン)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL

新聞社主催の屋外コンサート

広場に舞台を設営してのイベント

あいにく雨が降ってきたがお構いなし

コンサート会場の脇です