2005/07/15 - 2005/07/16
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mozartianさん
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カナダ・アラスカ旅行 第24,25日目
今回の旅行の最終行程です。インサイドパスのクルーズ後、ポート・ハーディーに一泊した後、路線バスでヴァンクーヴァー島を南下し、6年前の旅行で列車の窓から落ち着いたチャーミングな街に見えたダンカンに立ち寄ります。ここで一泊した後ヴァンクーヴァーに移動し、翌26帰国の途につくことになります。
バンクーバー島は、島といっても、広大なブリティッシュ・コロンビア州の州都ヴィクトリアがあり、九州より僅か小さいだけの大きな島です。カナダの自然の美しさと先住民族の歴史が凝縮したような島で、中・南部は特に気候が良いことで知られていて、明るい雰囲気に満ちています。
ダンカンは10余りの自治体と地域で構成するカウイチャンバレー地区に属しています。 ヴァンクーヴァー島の東岸の殆どは山が海に迫って落ち込んでいますが、カウイチャン地区は山と海の間に湖や川、広い低地を有し、変化に富んだ地形となっています。ここは先住民の言葉で“同じ言葉を話す暖かい土地”を意味し、彼等の独自の文化と歴史が今に生きているところです。この辺り一帯は「カウイチャン・バレー」と呼ばれ、ワインの生産も盛んで、地区一帯となって観光にも取り組んでいます。
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今日はヴァンクーヴァー島の北端にあるポートハーディーから、南端に近いダンカンにバスで向かいます。
写真は、グレイハウンド・カナダのキャンベルリバー行のバスです。
行き先表示はポートハーディーになったままですが、他でもこのようなことはありました。
途中で車輌故障で急行バスに乗換えさせられたために、何と2時間早くダンカンに着いてしまいました。 -
町は丁度ダンカン・フェスティヴァルの日で市民で賑わっていました。
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出店で賑わう駅横
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駅裏
駅とはいっても、州都ヴィクトリアから北のコートニー間にE&N鉄道の路線を利用してVIAが毎日1往復の旅客列車を運転しているだけですが、カナダではトロント以西で毎日旅客列車が走るのはこの路線だけです。
なお、市の北部には州立の「Forest Discovery Centre(旧称:Forest Museum)」があり、森林に関する博物館であると同時に、センター内には2.5kmのカウイチャンバレー鉄道があり、保存鉄道としての役割も担っています。(10〜18時、シニア$8) -
トーテムポールの町を名乗るダンカンの駅横
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ダンカンのシンボルのように駅横に置いてあるカブース(車掌車)
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この地方に3,500人住んでいる先住民カウイチャン族の文化を紹介する“カウイチャン文化センター”
中には充実した売店やカフェもあります。 -
一歩中に入ると
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中で見せてくれるカウイチャン族の歌と踊り
観光地によくあるお義理だけの出し物と違って、誇りと熱意を持って演じていることが伝わってきます。 -
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踊りと出演者の紹介
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文化センター内の“リバーサイド・カフェ”で昼食
先住民の食べ物も別皿で付きます。 -
ダンカンの宿“B&B Sunflower Inn”
少し長くなりますが、この宿のことについて触れておきます。
B&B Sunflower Inn のこと
ダンカンでは、後に述べるMr.Smithの親切、日本人受難史との遭遇と、思いがけないことに出会って、私にとってこの街は思い出深いものとなりました。この思い出の記録にもう一つ付け加えてもいいと思うことがあります。それは、ただ一日の宿B&Bの“サンフラワー・イン”のことです。
予約のときから感触が良かった。幾つかのB&Bの中から、値段も安くて気安く、感じの良さそうなここを選んだ。調べたバスの時刻は昨年夏のものより新しいものはなかったので、その旨を断った上で到着時刻を知らせて迎えを依頼した。返事は新しい時刻を調べてその時間に迎えに行きますというものであった。当然と言えば当然なのだが、他のことも含めてメールのやり取りは好感の持てるものであった。宿は割と当たり外れのあるものだが、日本でも海外でも、予約の際のやり取りで好感の持てたものは、概して外れることが少ないと言ってもいい。予想は的中した。これがB&Bの良さなのだろうが、ビジネスライクなところが微塵もなく、個人の自宅に泊まる心安さで、一歩退いて細かな心配りをしてくれる。そのような宿と言うより、 オーナーのRensing 氏はそのような人であった。
農家を改造したという僅か3室の宿、靴を脱いで(カナダに多いらしい)小さな入口から2階に上がると、そこが共通のリビングルームになっているが泊り客は私だけだった。夕食はどうするかと言うので、昼が遅かったので余り腹が減っていないが余り高くない所で何か食べたいと答えた。近くのワイナリーがいいと言って電話してくれたが、あいにく満席とのことで、車で10分ほどのパイオニア・ハウスに連れて行ってくれ、ここも結構混んでいたが、席を確保してくれ、済んだら迎えに来るから電話してくれと言って帰っていった。
明日は自分にどうして欲しいかと尋ねるので、3時のバスに乗るので、バスステーションに荷物を預けて、その間ダンカンの観光をしたいというと、まずバス・ステーションの開いている時間(発着本数が少ないのでそれに合せて開ける)を電話で聞いてメモをくれ(私も調べてあったのだが)10時に連れて行ってくれるという。そして、観光に必要な資料をプリントしてくれた。それに、翌朝依頼した14ページの“日本人受難史”を快くスキャナーでコピーしてくれた。オランダ系で、元石油会社に勤め、東京にも3回行ったことがあると言う73歳のRensing 氏は物静かな紳士であった。
帰国してからのメールには、お世辞ではあろうが“また何時の日か再会できると信じています”とあったが、彼と自分の歳を考えると難しそうだ。 -
“B&B Sunflower Inn”の室内
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Rensing氏が夕食に案内してくれたPioneer House、クラムチャウダーが日本人の口に合います。
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南イタリアの風情を醸すナナイモの海岸
帰りは、ナナイモからフェリーでヴァンクーヴァーに渡りました。 -
近づいてきた本土の海岸
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