2006/07/15 - 2006/07/15
21位(同エリア30件中)
kenpuさん
- kenpuさんTOP
- 旅行記32冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 73,177アクセス
- フォロワー3人
ペシャワールには銃密造工場があるらしい。密造なんていいのか?いや、許されてしまっているようだ??中国製やロシア製のコピー品をを堂々と作って売っているらしい。日本人には理解し難いがこれがトライバルエリアなのだ。
見に行くしかない。早速行動開始だ!
トライバルエリアでは幹線道路上以外は無法地帯。車を一歩降りれば何があっても身の安全は保障されない。さすがに一人で行くのは怖い。
安宿で知り合ったアイルランド人を誘い、ロンプラの情報だけを頼りに2人でバスを乗り継ぎ工場のあるダッラの街へ、、、
ミニバスの窓から見る街の様子は通常のパキスタンの町とそう大差はなかった。どこにでもありそうなパキスタンの田舎町。商店街、、、だが目を凝らして見るとメインストリートに並ぶ商店の半数近くはガンショップ、、、いくらでも手に入るという感じだ。2人とも、緊張が高まる。
バスを降り、様子を窺いながら通りを歩く。10歳くらいの少年が一輪車に銃の部品を満載して何処へやら運んでいる。お手伝いか。笑顔でハローと挨拶をしながら通り過ぎる。
突然、背後で銃声が!初めて間近で聞く銃声に思わず首をすくめる。見ると、店の軒先から空に向かってガンガンと発砲している。どうやら出来たての銃をテストしているようだ。これがこの町の日常の風景らしい。人々は至って普通で観光客の我々とも気さくに挨拶をかわしながら通り過ぎる。
、、、、マシンガンを肩に掛けた警官が近づいてきた。
「何をしてるんだ?」
「いやぁ実は、銃の工場を見学に、、、」
「そうか、まぁお茶でも飲んでいきなさい」
こうして、警官にチップを渡し、工場見学をさせてもらうことになった。
自分がイメージしていた工場とは違った。普通の民家の軒先で、職人が手作業で各パーツを丹念に仕上げていく。仕上げられたパーツが集められ、組み立てて一つの銃が完成していく。密造というイメージから連想する重苦しく怪しい雰囲気はなく、あっけらかんと、ほのぼのとしている。おばあちゃんの内職みたいだ。
写真を撮ったり、パーツを触らせてもらったり、リラックスして見学を楽しめた。
最後に、ロシア製のマシンガンと中国製のピストルを試し撃ちまでさせてもらい、スリリングな突撃レポートは終わった。感想としてはかなりクレージーである。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ペシャワル(パキスタン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
パキスタンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
パキスタン最安
504円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
4