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デイトナといえば、自動車レースで有名だが、車が走れるビーチがあることでも知られている。折角来たのだし、走ってみるか。5ドルの通行料を払って、早速ビーチドライブを始めてみた。 <br /> ビーチに行って驚いた。ちょうど、満ち潮だったせいか、あまりにも海に近いのだ。場所によっては2車線通ることはできない。気をつけないと波に当たる距離。いや、波にさらわれる可能性だってあるんではなかろうか。その狭い範囲のなかに車が往来し、観光客が寝転んだり、通り抜けたり、露店は出ているわで大賑わい。<br /><br /> 15分ほどビーチドライブを楽しんだところで、そろそろ出ようと思った。目の前の細い道はオバサンが寝ている。仕方がないので、奥の砂地を突っ切ろうとしたところで、前に進まなくなった。思った以上に砂が柔らかく、ハマッてしまったのだ。マズイと思い、バックしても進まない。外に出て、確かめると前輪が完全に砂に埋もれている。必死で砂をほじくって、何度もリトライするがタイヤはまったく動く気配がない。<br /><br /> こうなったら、自分では無理だ。助けを呼ぶしかない!「ヘルプ・ミ〜!!」波を監視している監視台に駆け込み、ジャスチャーで状況を伝える。通じたのか、しばらくするとビーチパトロールと書かれた4WDカーが現れ、車からシュワレッツネッガー張りのゴツイ兄貴が出てきた。<br /><br /> 兄貴は車からフック付きのロープを取り出し、僕の車に取り付けろみたいなことを言う。え〜、兄貴、やってくれへんの。面倒クサがりながらも、僕はフックを取り付けた。そして合図と共に、アクセルを全開にしろと指示された。こんな場面、どこかで見たような気がする。そうだ、オロナミンCのCMだ。<br /><br /> ファイト〜、いっぱっーーーつ!!<br /><br /> 合図に合わせ、アクセルを踏み込む。しかし、後輪がむなしく空回りするばかり。相当深く砂地に入り込んでしまったようだ。周りの人はもっとアクセルを踏むんだみたいなジャスチャーで僕に指図する。こちとら一所懸命やっとんねん。見てるだけでなく、車を押して手伝ってくれよなぁと思い始めたその時、少しずつだが車が動きだした。キュル、キュルルル。砂を噛むような音を出しながら、車は横滑りし、なんとか脱出できた。<br /><br /> 「兄貴、ありがとう。アメリカで一番あんたに親切にしてもらったよ。」という意味を込めて、「さんきゅ〜、べりまっち」と僕は短く伝えた。兄貴は笑いもせず、もうその道は通るなよと脅しかと思うぐらい怖い形相で返事をしてくれた。さすがデイトナ。車のレースやビーチドライブを楽しめるだけなく、車のレスキューもあった。ぜひ、車を思う存分に楽しみたい方はデイトナへ。但し、波にさらわれた場合は助けてくれないと思いますのでご注意を。<br /><br />

夏の日の2006@デイトナビーチ

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2006/09/28 - 2006/09/28

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フーテンの若さん

フーテンの若さんさん

デイトナといえば、自動車レースで有名だが、車が走れるビーチがあることでも知られている。折角来たのだし、走ってみるか。5ドルの通行料を払って、早速ビーチドライブを始めてみた。
 ビーチに行って驚いた。ちょうど、満ち潮だったせいか、あまりにも海に近いのだ。場所によっては2車線通ることはできない。気をつけないと波に当たる距離。いや、波にさらわれる可能性だってあるんではなかろうか。その狭い範囲のなかに車が往来し、観光客が寝転んだり、通り抜けたり、露店は出ているわで大賑わい。

 15分ほどビーチドライブを楽しんだところで、そろそろ出ようと思った。目の前の細い道はオバサンが寝ている。仕方がないので、奥の砂地を突っ切ろうとしたところで、前に進まなくなった。思った以上に砂が柔らかく、ハマッてしまったのだ。マズイと思い、バックしても進まない。外に出て、確かめると前輪が完全に砂に埋もれている。必死で砂をほじくって、何度もリトライするがタイヤはまったく動く気配がない。

 こうなったら、自分では無理だ。助けを呼ぶしかない!「ヘルプ・ミ〜!!」波を監視している監視台に駆け込み、ジャスチャーで状況を伝える。通じたのか、しばらくするとビーチパトロールと書かれた4WDカーが現れ、車からシュワレッツネッガー張りのゴツイ兄貴が出てきた。

 兄貴は車からフック付きのロープを取り出し、僕の車に取り付けろみたいなことを言う。え〜、兄貴、やってくれへんの。面倒クサがりながらも、僕はフックを取り付けた。そして合図と共に、アクセルを全開にしろと指示された。こんな場面、どこかで見たような気がする。そうだ、オロナミンCのCMだ。

 ファイト〜、いっぱっーーーつ!!

 合図に合わせ、アクセルを踏み込む。しかし、後輪がむなしく空回りするばかり。相当深く砂地に入り込んでしまったようだ。周りの人はもっとアクセルを踏むんだみたいなジャスチャーで僕に指図する。こちとら一所懸命やっとんねん。見てるだけでなく、車を押して手伝ってくれよなぁと思い始めたその時、少しずつだが車が動きだした。キュル、キュルルル。砂を噛むような音を出しながら、車は横滑りし、なんとか脱出できた。

 「兄貴、ありがとう。アメリカで一番あんたに親切にしてもらったよ。」という意味を込めて、「さんきゅ〜、べりまっち」と僕は短く伝えた。兄貴は笑いもせず、もうその道は通るなよと脅しかと思うぐらい怖い形相で返事をしてくれた。さすがデイトナ。車のレースやビーチドライブを楽しめるだけなく、車のレスキューもあった。ぜひ、車を思う存分に楽しみたい方はデイトナへ。但し、波にさらわれた場合は助けてくれないと思いますのでご注意を。

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