水の塔探訪記　06年9月23日

2006/09/22 - 2006/09/23

仕事で東京に出たついでに、中野区方面を撮りに行きました。
やはり目当てはこうの史代さんの漫画「夕凪の街　桜の国」の後半部に登場する水の塔。
「野方配水塔」が正式名称ですが、どっしりと存在感を主張していました。
七波や東子が育った中野区の街、土曜の朝でした。

エリア 中野(東京)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 徒歩

仕事で東京に出てきました。23日朝に東京駅に着き、高田馬場から西部新宿線に乗り換え、新井薬師前駅に降り立ちました。
「桜の国(二)」P88で、七波と東子が高速バスで東京駅八重洲口に帰り着き、新井薬師前駅に着いたのとほぼ同じ時間設定です。

新井薬師前駅から線路沿いに東に移動、中野通(都道420号線)を北に向け歩くと、桜並木とあの「橋」が見えてきました。

秋の交通安全週間で、自治会の人たちがテントを張って交通安全を呼びかけていました。
最初これが片山橋だと思っていなくて、「片山橋は、この先でしょうか？」と、ボケをかましてしまいましたが、自治会の人たちの話では片山橋は昔からＴＶや映画のロケで時々使われてきたということです。
第2話「桜の国」のP94･95の見開きのページの片山橋の印象が強烈だったんで、初めて見る片山橋は「桜の国(二)」での七波の「え―」「この街ってこんなに狭かったっけ？」と全く同じ印象でした。
マンション等も建ち、桜の木も大きくなって葉が茂っていて、水の塔も隠れて見えません。
桜の葉の落ちた冬にバスに乗って先頭の座席からだと橋の下に透かして水の塔が見えるかもしれません。

片山橋の上に上がって見ました。
土曜の朝なので人通りはほとんどありません。

橋の上から北側を見ています。
やっとお目当ての「水の塔」が見えました！
でも遠くて小さい。

とにかく目標は「水の塔」。
「桜の国(二)」P90のシーンがここでした。
土曜の朝の静かな住宅街に「水の塔」は屹立していました。

「水の塔公園」という公園になっていて緑の木陰がいい感じです。

「桜の国(二)」P88でも見られる擬木で支えられた洒落た看板です。

P88で七波と東子が乗ったブランコもちゃんとありました。

「桜の国」P52で転校目前の七波が東子と遊ぶシーンは、この画角です。木洩れ日がいい感じです。

水の塔の正面側は柵で囲まれ入れませんが、空襲で機銃掃射を受けた痕も見えます。

公園の外側には史跡巡りの標識も見えます。

西側から見た所です。
なんかモスクかロシヤ正教の教会の尖塔にも見えます。

塔の天辺は銅板で葺いているようです。

水の塔の周囲は住宅街でアパートや一戸建ての住宅が並びます。七波や東子達が育った好い町です。
ああ、お昼が近い。
野球場の近くの角の「哲ちゃん」でラーメン食って昼から仕事ぢゃ〜！！