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記念すべき初旅行記なのに、初めて旅の途中で日本に帰りたい~と思った体験記。景色はスゴイです。九寨溝・黄龍・四姑娘山双橋溝、絶景です。パンダも可愛いです。でも、全行程を乗り心地の良くないバスで過ごし、予想だにしない悪路につぐ悪路、高山病、今いちの食事、ニーハオ・トイレで、ヘロヘロになってしまいました。<br />九寨溝・黄龍旅行を希望される方は多いと思うので、僻地に慣れていない人や体力にあまり自身のない方には、次のことをアドバイスします。<br />・僻地は九寨溝・黄龍くらいにしておいて、短めのツアーにする<br />・連泊があるものにする<br />・高山病や車酔いの可能性はあるので、頭痛薬や酔止薬持参<br />・ご飯の友(お茶漬けや梅干)、お菓子(チョコ・アメなど)持参

とても辛かった 中国四川省 成都・九寨溝・黄龍・臥龍・四姑娘山ツア~

10いいね!

2006/09/09 - 2006/09/17

66位(同エリア195件中)

10

31

けちゃたびたび(NaokoSaimi)

けちゃたびたび(NaokoSaimi)さん

記念すべき初旅行記なのに、初めて旅の途中で日本に帰りたい~と思った体験記。景色はスゴイです。九寨溝・黄龍・四姑娘山双橋溝、絶景です。パンダも可愛いです。でも、全行程を乗り心地の良くないバスで過ごし、予想だにしない悪路につぐ悪路、高山病、今いちの食事、ニーハオ・トイレで、ヘロヘロになってしまいました。
九寨溝・黄龍旅行を希望される方は多いと思うので、僻地に慣れていない人や体力にあまり自身のない方には、次のことをアドバイスします。
・僻地は九寨溝・黄龍くらいにしておいて、短めのツアーにする
・連泊があるものにする
・高山病や車酔いの可能性はあるので、頭痛薬や酔止薬持参
・ご飯の友(お茶漬けや梅干)、お菓子(チョコ・アメなど)持参

同行者
友人
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
観光バス
航空会社
ANA
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • 9/9(土)夜に成都入り。成都は四川省の首都で人口900万人の巨大都市、かつて三国志の蜀の都。諸葛孔明・劉備玄徳を祭った武候祠、杜甫生家跡に立てられた杜甫草堂などあり。どちらも時代は2千年を遡るため、当時の物があるわけでなく、その後の唐や明の時代(それでも古いけど)更には現代の建造物や像・石碑が集められている。お好きな人にはたまらないのかもしれないけど、やや興ざめ。旅はここから始まり、徐々に高度を上げていった。(写真は武候祠)

    9/9(土)夜に成都入り。成都は四川省の首都で人口900万人の巨大都市、かつて三国志の蜀の都。諸葛孔明・劉備玄徳を祭った武候祠、杜甫生家跡に立てられた杜甫草堂などあり。どちらも時代は2千年を遡るため、当時の物があるわけでなく、その後の唐や明の時代(それでも古いけど)更には現代の建造物や像・石碑が集められている。お好きな人にはたまらないのかもしれないけど、やや興ざめ。旅はここから始まり、徐々に高度を上げていった。(写真は武候祠)

  • 途中9/10(日)には綿陽へ移動途中に、今から3千〜45百年前の、いわば中国最古の遺跡・三星堆博物館や、李白記念館に寄り、3泊目、9/11(月)夜にようやく九寨溝に到着。九寨溝への山道はデコボコで何度も座席から飛び上がるようだったが、これはまだ序の口であることを後日知るのだった。(写真は三星堆の青銅仮面)

    途中9/10(日)には綿陽へ移動途中に、今から3千〜45百年前の、いわば中国最古の遺跡・三星堆博物館や、李白記念館に寄り、3泊目、9/11(月)夜にようやく九寨溝に到着。九寨溝への山道はデコボコで何度も座席から飛び上がるようだったが、これはまだ序の口であることを後日知るのだった。(写真は三星堆の青銅仮面)

  • 9/12(火)。九寨溝は海抜2000〜3100mにあり、Yの字になった3つの渓谷に9つのチベット民族の部落があることから名づけらた。「海」と呼ばれる多数の湖と、そこから流れ出す渓流が時には滝となり、とにかく水が様々な色・姿に形を変えて、目を楽しませてくれます。<br />九寨溝は一般車両は進入できません。溝口と呼ばれる入り口から、頻繁に出ている乗り合いバス(パスを買って何回でも乗れる)を利用して行きたい場所に行きます。私たちは23人のツアーだったので、小型バスチャーターでした。「海」が離れているところはバスで乗り付けて観光、隣り合って続いているところは徒歩で散策、途中お昼も食べて、一日を過ごしました。気温は12℃くらいでしょうか?ウール素材のカットソーにパンツ、温かい下着、それに防水のウィンドブレーカーを着て、ちょうどよいくらい。<br />写真はYの字の右枝の中央くらいに位置する「五花海」。美しい透明の水色の湖面。前景を見ると孔雀のようで、別名「孔雀海」と呼ばれています。

    9/12(火)。九寨溝は海抜2000〜3100mにあり、Yの字になった3つの渓谷に9つのチベット民族の部落があることから名づけらた。「海」と呼ばれる多数の湖と、そこから流れ出す渓流が時には滝となり、とにかく水が様々な色・姿に形を変えて、目を楽しませてくれます。
    九寨溝は一般車両は進入できません。溝口と呼ばれる入り口から、頻繁に出ている乗り合いバス(パスを買って何回でも乗れる)を利用して行きたい場所に行きます。私たちは23人のツアーだったので、小型バスチャーターでした。「海」が離れているところはバスで乗り付けて観光、隣り合って続いているところは徒歩で散策、途中お昼も食べて、一日を過ごしました。気温は12℃くらいでしょうか?ウール素材のカットソーにパンツ、温かい下着、それに防水のウィンドブレーカーを着て、ちょうどよいくらい。
    写真はYの字の右枝の中央くらいに位置する「五花海」。美しい透明の水色の湖面。前景を見ると孔雀のようで、別名「孔雀海」と呼ばれています。

  • 「五花海」の上に位置する「熊猫海」。熊猫とはパンダのことです。<br />あの、ランマ1/2の父がパンダ体質になったのは、ここに落ちたからです。「昔、水を飲みにきたパンダがここで溺れたあるよ。ここに落ちた者はパンダに変わるあるね。」・・・ああ、ここが呪泉郷!<br />このギャグがやりたくて、はるばる来たんだな。(わかる人だけ、わかってくれればいい〜)

    「五花海」の上に位置する「熊猫海」。熊猫とはパンダのことです。
    あの、ランマ1/2の父がパンダ体質になったのは、ここに落ちたからです。「昔、水を飲みにきたパンダがここで溺れたあるよ。ここに落ちた者はパンダに変わるあるね。」・・・ああ、ここが呪泉郷!
    このギャグがやりたくて、はるばる来たんだな。(わかる人だけ、わかってくれればいい〜)

  • 「熊猫海」の上に位置する「箭竹海」。ここでチャン・イーモウの映画「HERO」が撮影された。世界遺産にあずまやのセット組むことを許されたのだから、チャン・イーモウの偉大さがわかります。おちついた青色。湖面に映る木々のシメントリーが美しい。<br />今回の苦難に満ちた?旅路のあちらこちらで、チャン・イーモウの映画の世界を垣間見た気はします。彼にあんなにきれいに撮ってもらって、幸せだよ、中国。感謝しな。

    「熊猫海」の上に位置する「箭竹海」。ここでチャン・イーモウの映画「HERO」が撮影された。世界遺産にあずまやのセット組むことを許されたのだから、チャン・イーモウの偉大さがわかります。おちついた青色。湖面に映る木々のシメントリーが美しい。
    今回の苦難に満ちた?旅路のあちらこちらで、チャン・イーモウの映画の世界を垣間見た気はします。彼にあんなにきれいに撮ってもらって、幸せだよ、中国。感謝しな。

  • ここは「五花海」下の「珍珠灘瀑布」。滝の上に位置する「珍珠灘」から滝の下までの散策路はステキです。珍珠は、真珠のことで、飛び散る水の泡が真珠のようだから。滝になる前の渓流で沸き立つ泡はキラキラ輝いてとてもきれい。<br />

    ここは「五花海」下の「珍珠灘瀑布」。滝の上に位置する「珍珠灘」から滝の下までの散策路はステキです。珍珠は、真珠のことで、飛び散る水の泡が真珠のようだから。滝になる前の渓流で沸き立つ泡はキラキラ輝いてとてもきれい。

  • 私たちのバスはY字の右枝から攻め、Yの交わるところでお昼。バイキング形式の田舎料理です。ここの売店の「九寨溝・黄龍」の写真集・日本語つきが一番安かったと記憶します。<br />午後から、左枝に行き一番海抜の高い「長海」で息切れしが後、最も色の美しい「五彩池」に行きました。この青色のグラデーションなんとも言えません。そういえば九寨溝の「海」には一種類だけ、うろこの無い鯉、大きさ10センチほどが多数生息しています。<br />

    私たちのバスはY字の右枝から攻め、Yの交わるところでお昼。バイキング形式の田舎料理です。ここの売店の「九寨溝・黄龍」の写真集・日本語つきが一番安かったと記憶します。
    午後から、左枝に行き一番海抜の高い「長海」で息切れしが後、最も色の美しい「五彩池」に行きました。この青色のグラデーションなんとも言えません。そういえば九寨溝の「海」には一種類だけ、うろこの無い鯉、大きさ10センチほどが多数生息しています。

  • それからYの軸に戻りました。「老虎海」(うーむ、ここに落ちると年老いた虎かあ・・・)〜「樹正瀑布」〜「樹正郡海」の散策路も気持ちいいです。ここには他に「諸日朗瀑布」や、龍が横たわるように見える「臥龍海」、太陽があたると火花が飛び散るように見える「火花海」など見所があります。<br />写真は入り口から一番近い「盆景池」。ネーミングは木々が盆栽みたいだから。<br />どの「海」も渓流も、それは美しかったのですが、この日は一日曇り。これが晴れているとさらに艶やかなのだろうな、と思いました。九寨溝・黄龍の見ごろは、5〜6月と10月だそうです。10月は紅葉の時季。ただし中国の大型連休と重なるので、中国人でごったがえすこと間違いないでしょう。今回、週末は外れた日程でしたが、それでも中国人観光客は怒涛のようにいましたから。

    それからYの軸に戻りました。「老虎海」(うーむ、ここに落ちると年老いた虎かあ・・・)〜「樹正瀑布」〜「樹正郡海」の散策路も気持ちいいです。ここには他に「諸日朗瀑布」や、龍が横たわるように見える「臥龍海」、太陽があたると火花が飛び散るように見える「火花海」など見所があります。
    写真は入り口から一番近い「盆景池」。ネーミングは木々が盆栽みたいだから。
    どの「海」も渓流も、それは美しかったのですが、この日は一日曇り。これが晴れているとさらに艶やかなのだろうな、と思いました。九寨溝・黄龍の見ごろは、5〜6月と10月だそうです。10月は紅葉の時季。ただし中国の大型連休と重なるので、中国人でごったがえすこと間違いないでしょう。今回、週末は外れた日程でしたが、それでも中国人観光客は怒涛のようにいましたから。

  • その晩、麓で一番高級といわれるシェラトンの劇場でチベット民族ショーを見ました。・・・これは、チベット歌謡ショーと言ってほしかったです。男性も女性もすごい美形ぞろいです。ショーの前に白いマフラーが全員に配られますが、気に入った歌手には、ステージにあがって行って、それを首にかけてあげます。色々と観客参加型です。でもショーとしては二流?三流?おまけに音響が悪くて、終わった時、ただでさえ高山病かかりはじめなのに、耳鳴り、頭痛・・・うっ。

    その晩、麓で一番高級といわれるシェラトンの劇場でチベット民族ショーを見ました。・・・これは、チベット歌謡ショーと言ってほしかったです。男性も女性もすごい美形ぞろいです。ショーの前に白いマフラーが全員に配られますが、気に入った歌手には、ステージにあがって行って、それを首にかけてあげます。色々と観客参加型です。でもショーとしては二流?三流?おまけに音響が悪くて、終わった時、ただでさえ高山病かかりはじめなのに、耳鳴り、頭痛・・・うっ。

  • さて翌日は、早朝九寨溝を発ち、一山(3500m)越えて黄龍へ。ちなみに九寨溝・黄龍空港はその間に位置します。空港自体の海抜が3000mと高いため、着くといきなり高山病の危険性がありますが、山道を越えて来るのも一苦労。どっちをとるか。また、この空港は天候不順で離発着が定刻通りだったらラッキーらしいです。<br />黄龍は、麓にして3000m。私は既にやや頭痛。昼食は1口にし、頭痛薬を飲み、酸素の缶詰(なんとか1缶で無事登山できました)を抱えてレッツゴー。<br />黄龍は頂上に位置する一番美しいといわれる「五彩池」まで3km、往復6kmの山。現在、上山道、下山道、ロープーウェイがあります。ロープーウェイは中間地点よりっちょっと上まで通っているのですが、ロープーウェイを降りてから1k以上(記憶によれば)単なる林の中を進み、上下山道に合流。途中の美しい景色を見ることない上、そこから頂上めざし、下山は歩くとなると、結局限りなく6km近くを歩くことになり、あまりお徳じゃないそうです。<br />写真は「迎賓彩池」。入り口から一番近い池です。

    さて翌日は、早朝九寨溝を発ち、一山(3500m)越えて黄龍へ。ちなみに九寨溝・黄龍空港はその間に位置します。空港自体の海抜が3000mと高いため、着くといきなり高山病の危険性がありますが、山道を越えて来るのも一苦労。どっちをとるか。また、この空港は天候不順で離発着が定刻通りだったらラッキーらしいです。
    黄龍は、麓にして3000m。私は既にやや頭痛。昼食は1口にし、頭痛薬を飲み、酸素の缶詰(なんとか1缶で無事登山できました)を抱えてレッツゴー。
    黄龍は頂上に位置する一番美しいといわれる「五彩池」まで3km、往復6kmの山。現在、上山道、下山道、ロープーウェイがあります。ロープーウェイは中間地点よりっちょっと上まで通っているのですが、ロープーウェイを降りてから1k以上(記憶によれば)単なる林の中を進み、上下山道に合流。途中の美しい景色を見ることない上、そこから頂上めざし、下山は歩くとなると、結局限りなく6km近くを歩くことになり、あまりお徳じゃないそうです。
    写真は「迎賓彩池」。入り口から一番近い池です。

  • 上山道と下山道は9月初旬に入れ替わったそうです。二つの道は、半ばよりちょっと上、大きな見所の「争艶彩池」付近で交わり一つになります。上山道は、林の中の道で、より直線的(階段が多い)、途中2〜3箇所展望台が設置されていて、そこから風景を見ます。一方下山堂は、黄龍の池や滝や流れに沿って作られたうねうねした木の歩道で、ゆるやかですが距離はやや長い。<br />で、体力に自身の無い方へのお勧めは、下山道から登る。とにかくすぐ息切れしますから、数多く設置されているベンチに腰掛けて酸素吸入、写真など撮りつつ、大丈夫そうだったら「争艶彩池」目指して行ってみましょう。今回、私に課せられたタイムリミットは4時間。私は「争艶彩池」までで2時間半を費やしてしまいましたが、そうですね、ここまでを2時間15分くらいで来れれば、大丈夫!「五彩池」まで行けますよ!<br />写真は「洗水洞瀑布」。穴に入れば子宝に恵まれるってことだそうです。こんな所まで来て。ご利益なかったらムカツク〜

    上山道と下山道は9月初旬に入れ替わったそうです。二つの道は、半ばよりちょっと上、大きな見所の「争艶彩池」付近で交わり一つになります。上山道は、林の中の道で、より直線的(階段が多い)、途中2〜3箇所展望台が設置されていて、そこから風景を見ます。一方下山堂は、黄龍の池や滝や流れに沿って作られたうねうねした木の歩道で、ゆるやかですが距離はやや長い。
    で、体力に自身の無い方へのお勧めは、下山道から登る。とにかくすぐ息切れしますから、数多く設置されているベンチに腰掛けて酸素吸入、写真など撮りつつ、大丈夫そうだったら「争艶彩池」目指して行ってみましょう。今回、私に課せられたタイムリミットは4時間。私は「争艶彩池」までで2時間半を費やしてしまいましたが、そうですね、ここまでを2時間15分くらいで来れれば、大丈夫!「五彩池」まで行けますよ!
    写真は「洗水洞瀑布」。穴に入れば子宝に恵まれるってことだそうです。こんな所まで来て。ご利益なかったらムカツク〜

  • 上山道と下山道が合流してからは、道は行く人帰る人でごったがえしてきます。青い顔でヨロヨロ進む私たちを、中国の人が大声でしゃべりながら元気に追い抜いていきます。ううう、なんであんなに元気なんだ。<br />黄龍中寺を通り過ぎるとあと600m。頂上に立つ黄龍古寺の裏手に、目的の「五彩池」があります。はい、多分5色くらいの、段々池が・・・。でも私は朦朧としていて、写真もぶれがち。この周りはラッシュアワーのような混雑です。中国の人はとにかくポーズをつけて、自分や家族の写真を撮るのが大好き。撮影を気づかずさえぎってしまうので怒りの声が飛び交っています。<br />「五彩池」は3600mに達します。黄龍は、九寨溝よりさらに寒いので、セーターにしました。途中登りは汗をかくこともあるので、脱ぎ着できる服装がよいです。<br />この日も曇り時々小雨。晴れたらもっとすごいんだろうな〜と思いつつも、「五彩池」にたどり着けてとにかく安堵。

    上山道と下山道が合流してからは、道は行く人帰る人でごったがえしてきます。青い顔でヨロヨロ進む私たちを、中国の人が大声でしゃべりながら元気に追い抜いていきます。ううう、なんであんなに元気なんだ。
    黄龍中寺を通り過ぎるとあと600m。頂上に立つ黄龍古寺の裏手に、目的の「五彩池」があります。はい、多分5色くらいの、段々池が・・・。でも私は朦朧としていて、写真もぶれがち。この周りはラッシュアワーのような混雑です。中国の人はとにかくポーズをつけて、自分や家族の写真を撮るのが大好き。撮影を気づかずさえぎってしまうので怒りの声が飛び交っています。
    「五彩池」は3600mに達します。黄龍は、九寨溝よりさらに寒いので、セーターにしました。途中登りは汗をかくこともあるので、脱ぎ着できる服装がよいです。
    この日も曇り時々小雨。晴れたらもっとすごいんだろうな〜と思いつつも、「五彩池」にたどり着けてとにかく安堵。

  • 池の中では、倒木や枝、葉っぱの回りにカルシウムがついて石化しています。ANAのCFの「水がきれいすぎて生き物が住めない!」を思い出します。<br />ゆっくりしたいけど、人も多いし、集合時間もありますから、さあ下山。下りはずっと楽です。合流地点からは上山道で下りましょう。ずっと距離がかせげて早いです。この頃、時刻にして3時過ぎ。もう登ってくる人はぐっと減っています。混み合った下山道よりとにかく楽。<br />尚、黄龍と九寨溝は、世界遺産だけあって、トイレがとてもきれいです。全部男女別個室で、数も多いし、ドアもあるし鍵もかかる。水洗ではありませんが、便座のビニールが移動していく方式で、ペーパーもある(一応、いつでもティッシュは携帯していた方がよいです)。近くに手洗いの水もある所が多かったですよ。

    池の中では、倒木や枝、葉っぱの回りにカルシウムがついて石化しています。ANAのCFの「水がきれいすぎて生き物が住めない!」を思い出します。
    ゆっくりしたいけど、人も多いし、集合時間もありますから、さあ下山。下りはずっと楽です。合流地点からは上山道で下りましょう。ずっと距離がかせげて早いです。この頃、時刻にして3時過ぎ。もう登ってくる人はぐっと減っています。混み合った下山道よりとにかく楽。
    尚、黄龍と九寨溝は、世界遺産だけあって、トイレがとてもきれいです。全部男女別個室で、数も多いし、ドアもあるし鍵もかかる。水洗ではありませんが、便座のビニールが移動していく方式で、ペーパーもある(一応、いつでもティッシュは携帯していた方がよいです)。近くに手洗いの水もある所が多かったですよ。

  • 下山は、途中展望台に寄っても、上山道をトントンと降りれば1時間程で到着します。写真は「争艶彩池」を上山道側の展望台から撮影したもの。<br />こうして酸素不足にあえぎ、頭痛に耐えながらの苦しい黄龍観光は終了したのでした。麓のホテルで飲んだ薄いコーヒーがおいしかったのなんの。泣きそうでした。<br />私のツアーは20代〜70代の男女がいましたが、大半が上山道に挑戦、2時間強で頂上に到着したようです。女性陣は若い人も含め、下山道からゆるゆる登るを選択。これも皆到達。一部足腰の弱い方は、途中まで登って麓に戻ったようですが、それでも黄龍の、自然の生んだなんとも奇妙で美しい景色は堪能できたと思います。<br />ところで、高山病は誰もがかかる可能性があるそうですが、70歳以上になると殆どかからない。若い人は辛い症状になることもあるそうで、体力の問題ではありません。徐々に高度に順応する、3000m近い場所ではバスタブに入らない、酒を飲まない、食事も控えめに、走らない、かっとしない。寝つきも悪くなるので、その場合酸素吸入すると効果あり。頭痛は頭痛薬がそれなりに効きます。低地に降りると24時間以内に治ります。

    下山は、途中展望台に寄っても、上山道をトントンと降りれば1時間程で到着します。写真は「争艶彩池」を上山道側の展望台から撮影したもの。
    こうして酸素不足にあえぎ、頭痛に耐えながらの苦しい黄龍観光は終了したのでした。麓のホテルで飲んだ薄いコーヒーがおいしかったのなんの。泣きそうでした。
    私のツアーは20代〜70代の男女がいましたが、大半が上山道に挑戦、2時間強で頂上に到着したようです。女性陣は若い人も含め、下山道からゆるゆる登るを選択。これも皆到達。一部足腰の弱い方は、途中まで登って麓に戻ったようですが、それでも黄龍の、自然の生んだなんとも奇妙で美しい景色は堪能できたと思います。
    ところで、高山病は誰もがかかる可能性があるそうですが、70歳以上になると殆どかからない。若い人は辛い症状になることもあるそうで、体力の問題ではありません。徐々に高度に順応する、3000m近い場所ではバスタブに入らない、酒を飲まない、食事も控えめに、走らない、かっとしない。寝つきも悪くなるので、その場合酸素吸入すると効果あり。頭痛は頭痛薬がそれなりに効きます。低地に降りると24時間以内に治ります。

  • 黄龍観光をした9/13(水)はホントにハードスケジュール。黄龍を5時前に出発し、チベット民族や漢民族の素朴な村や畑を見ながら茂県までバスは走る。だんだん渓谷がけわしくなる。<br />翌日9/14(木)茂県から、臥龍までの道のりは最悪。中国の道路は都市部以外は、コンクリートで固めたような悪路なのだが、ここにいたると工事の嵐。これから続く北京五輪、上海万博、広州アジア大会に備え、高速道路建設や道路拡張に余念がないのだが、とにかく道の片側には瓦礫の山か、工事に使う砂利の山か、片側の崖を崩して工事しているので道が危なくて通れないかで、一方通行だらけ。目の前でショベルカーが作業始めれば何分待つかわからない渋滞となり、通れるようになると、双方向から車が押し寄せて真ん中で睨み合う。<br />何時間かかるか予想がつかないので、仕方なくニーハオ・トイレと言われる溝をまたぐようなドアのないトイレに行かざるを得ず、女性陣は愚痴をこらえ、笑ってごまかすしかない。<br />事故の多さも際立っていて、旅行中10件以上は目撃。九寨溝の麓では川にバンが落ちてるし、岷江(大河です)沿いの断崖の山道では崖に突っ込んでる車も。怖かったです、まじで。

    黄龍観光をした9/13(水)はホントにハードスケジュール。黄龍を5時前に出発し、チベット民族や漢民族の素朴な村や畑を見ながら茂県までバスは走る。だんだん渓谷がけわしくなる。
    翌日9/14(木)茂県から、臥龍までの道のりは最悪。中国の道路は都市部以外は、コンクリートで固めたような悪路なのだが、ここにいたると工事の嵐。これから続く北京五輪、上海万博、広州アジア大会に備え、高速道路建設や道路拡張に余念がないのだが、とにかく道の片側には瓦礫の山か、工事に使う砂利の山か、片側の崖を崩して工事しているので道が危なくて通れないかで、一方通行だらけ。目の前でショベルカーが作業始めれば何分待つかわからない渋滞となり、通れるようになると、双方向から車が押し寄せて真ん中で睨み合う。
    何時間かかるか予想がつかないので、仕方なくニーハオ・トイレと言われる溝をまたぐようなドアのないトイレに行かざるを得ず、女性陣は愚痴をこらえ、笑ってごまかすしかない。
    事故の多さも際立っていて、旅行中10件以上は目撃。九寨溝の麓では川にバンが落ちてるし、岷江(大河です)沿いの断崖の山道では崖に突っ込んでる車も。怖かったです、まじで。

  • 9/14(木)悪路を乗り越え臥龍パンダ繁殖研究所へ。旅をしてきた地区がまさにパンダの故郷だが、今や自然界に生息しているパンダはいるのか?いないのか?この研究所は世界に1000頭しかいないパンダの168頭を持つ、一番パンダの多い研究所。500元(7500円)で子パンダを抱きしめて写真を撮らせてくれます。ちょっと前までは抱っこできたそうですが、子パンダが育って重くなった。パンダちゃんはリンゴをもらっておとなしく座っています。皆、自分のカメラでバチバチ撮影。混んでいると1枚撮ると交代をせかされるそうですが、今回はすいていたので何枚も撮影できました。パンダの毛並みはフワフワと言うより、チクチク?<br />成都の動物園でもパンダと写真を撮れるそうですが、もっと値段が高いと聞いています。

    9/14(木)悪路を乗り越え臥龍パンダ繁殖研究所へ。旅をしてきた地区がまさにパンダの故郷だが、今や自然界に生息しているパンダはいるのか?いないのか?この研究所は世界に1000頭しかいないパンダの168頭を持つ、一番パンダの多い研究所。500元(7500円)で子パンダを抱きしめて写真を撮らせてくれます。ちょっと前までは抱っこできたそうですが、子パンダが育って重くなった。パンダちゃんはリンゴをもらっておとなしく座っています。皆、自分のカメラでバチバチ撮影。混んでいると1枚撮ると交代をせかされるそうですが、今回はすいていたので何枚も撮影できました。パンダの毛並みはフワフワと言うより、チクチク?
    成都の動物園でもパンダと写真を撮れるそうですが、もっと値段が高いと聞いています。

  • 大人(でも若いね)のパンダは1つの囲い(けっこう広い)1頭〜3頭くらいずつ暮らしています。パンダは本来こういう3000m級の場所で生息しているので、ここではけっこう活発に動いています。彼は水遊び中。

    大人(でも若いね)のパンダは1つの囲い(けっこう広い)1頭〜3頭くらいずつ暮らしています。パンダは本来こういう3000m級の場所で生息しているので、ここではけっこう活発に動いています。彼は水遊び中。

  • 噛みあって、格闘しているパンダも。でも<br />ゴロゴロころがってしまうので、なんだかおかしい。

    噛みあって、格闘しているパンダも。でも
    ゴロゴロころがってしまうので、なんだかおかしい。

  • パンダはもともと肉食だったのが、食料不足で笹を食べる草食になりました。内臓が肉食用にできているので大変消化効率が悪く、一日の2/3は寝て、1/3は食べていないとダメなんだそうです。というわけで、殆どのパンダは寝ている。みんな木の上で。中には5mくらい木を登って寝ているやつも。どうやって降りてくるんでしょう。翌日朝方、研究所の横を通ったら、壁よりも高い木や遊び場の上で眠りこける沢山のパンダが丸見えで、かわいかった。

    パンダはもともと肉食だったのが、食料不足で笹を食べる草食になりました。内臓が肉食用にできているので大変消化効率が悪く、一日の2/3は寝て、1/3は食べていないとダメなんだそうです。というわけで、殆どのパンダは寝ている。みんな木の上で。中には5mくらい木を登って寝ているやつも。どうやって降りてくるんでしょう。翌日朝方、研究所の横を通ったら、壁よりも高い木や遊び場の上で眠りこける沢山のパンダが丸見えで、かわいかった。

  • 滑り台の上ではまって寝ている。ここで過ごすこと1時間弱。え〜ん、もっといたかった。ただ見ているだけで癒される、パンダの動き。白くて黒くて丸くて毛皮。大好きだ。

    滑り台の上ではまって寝ている。ここで過ごすこと1時間弱。え〜ん、もっといたかった。ただ見ているだけで癒される、パンダの動き。白くて黒くて丸くて毛皮。大好きだ。

  • 今回一番辛かったのは、臥龍と四姑娘山双橋峡のルートで巴朗山という4500mの峠を往復2回越える時でした。高山病防止のためには、登っている時眠らない方が良いそうです。3500mを越えてくると酸素が薄くなるせいか、気圧のせいか、頭がぼーっとしてきて眠くなりますが我慢のしどころ。私はこの山越えで激しい頭痛に見舞われました。9/13の宿は海抜3000mの所にあったので、宿についても頭痛が緩和されず、ずっと酸素缶と頭痛薬のお世話に。<br />翌朝、少し楽になり観光に臨みましたが、帰路再びの山越えで頭痛再発。高山病は平地に戻って24時間で治るそうですが、その後頭痛は治まらず、帰国念のため病院で検査しました。やばいことにはなってなかったので一安心。以来徐々に痛みは治まり、帰国10日後の今日はちょっと頭が重いくらい。けっこうひきずりました。と言うわけで、旅後半は体調がおもわしくなく、もう帰りたい気分で一杯になっていました。<br />写真は巴朗山から見た四姑娘山(スークーニャンサン)。美しい四人娘が悪い神様との結婚から逃げ出す途中で亡くなってしまい、その墓が山になったという言い伝え。右から長女、次女、三女、四女で、四女が一番高いのですが、残念ながら雲の中。手前の山がこのあたりの山並みで、2000〜3000m級ですがご覧の通り緯度が低いので緑に覆われています。開墾できるところは全て開墾しつくされ、とうもろこし畑やヤクの牧場に。人が踏み入れられる範囲内での大きな木は伐採されてしまっていて、中国のパワーを感じつつも、環境のことちょっと考えてしまいました。

    今回一番辛かったのは、臥龍と四姑娘山双橋峡のルートで巴朗山という4500mの峠を往復2回越える時でした。高山病防止のためには、登っている時眠らない方が良いそうです。3500mを越えてくると酸素が薄くなるせいか、気圧のせいか、頭がぼーっとしてきて眠くなりますが我慢のしどころ。私はこの山越えで激しい頭痛に見舞われました。9/13の宿は海抜3000mの所にあったので、宿についても頭痛が緩和されず、ずっと酸素缶と頭痛薬のお世話に。
    翌朝、少し楽になり観光に臨みましたが、帰路再びの山越えで頭痛再発。高山病は平地に戻って24時間で治るそうですが、その後頭痛は治まらず、帰国念のため病院で検査しました。やばいことにはなってなかったので一安心。以来徐々に痛みは治まり、帰国10日後の今日はちょっと頭が重いくらい。けっこうひきずりました。と言うわけで、旅後半は体調がおもわしくなく、もう帰りたい気分で一杯になっていました。
    写真は巴朗山から見た四姑娘山(スークーニャンサン)。美しい四人娘が悪い神様との結婚から逃げ出す途中で亡くなってしまい、その墓が山になったという言い伝え。右から長女、次女、三女、四女で、四女が一番高いのですが、残念ながら雲の中。手前の山がこのあたりの山並みで、2000〜3000m級ですがご覧の通り緯度が低いので緑に覆われています。開墾できるところは全て開墾しつくされ、とうもろこし畑やヤクの牧場に。人が踏み入れられる範囲内での大きな木は伐採されてしまっていて、中国のパワーを感じつつも、環境のことちょっと考えてしまいました。

  • 9/15(金)四姑娘山双橋溝。四姑娘山周囲にはいくつか観光コース・登山コースがありその一つ。専用マイクロバスで巡る楽なコースです。旅行案内には「高山植物フラワーウォッチング」とあったので、楽しみにしていたら、「花は5〜6月で終わりました」・・・。なんじゃそりゃ!!!幻のブルーポピーはやはり幻だった。<br />そのがっかり感がなければ、今回初めて晴天に恵まれ、雪を抱く5000m級の険しい山々と、緑の大地、すばらしい紅杉林、清流、場所は違えど”アルプスの少女ハイジ”気分を満喫できたと思うのですが。<br />ここは「盆景灘」。九寨溝とはまた違う美しさです。

    9/15(金)四姑娘山双橋溝。四姑娘山周囲にはいくつか観光コース・登山コースがありその一つ。専用マイクロバスで巡る楽なコースです。旅行案内には「高山植物フラワーウォッチング」とあったので、楽しみにしていたら、「花は5〜6月で終わりました」・・・。なんじゃそりゃ!!!幻のブルーポピーはやはり幻だった。
    そのがっかり感がなければ、今回初めて晴天に恵まれ、雪を抱く5000m級の険しい山々と、緑の大地、すばらしい紅杉林、清流、場所は違えど”アルプスの少女ハイジ”気分を満喫できたと思うのですが。
    ここは「盆景灘」。九寨溝とはまた違う美しさです。

  • 少数民族の方々は民族衣装であちこちに出没しますが、シャッターをきったら、大半の場合お金を要求されるそうです。1枚10元とか。連写したら大変ですよ。可愛い子供達にはもれなく、あざといお父さんがついています。この場合子供1人に10元ずつはとっているでしょう。だから、横から隠し撮りさ(私もあざとくなってきた)。<br />あと、民族衣装を着せてくれて写真を撮るというものあります。私は衣装や帽子を売っているのかと思って逃げていましたが、あとで聞いたら、15元〜20元くらいの貸衣装ビジネスだった。これは旅の思い出によいかも。<br />現在少数民族は、たとえば一人っ子政策からも除外されるように、優遇政策がとられています。九寨溝みたいな世界遺産の中に住んでいる人たちなんて、結構なお金も貰っているそうです。そして、皆様かなりの頑固者。店の商品もめったやたらに触ると、それでもう買ったとみなされて、お金払うまで許してくれないこともあるそうです。<br />とは言え、道中で見かける村落や家並みは素朴で質素なものが多く、昔ながらの生活をしていることがよくわかります。トイレの5かく(1元の半分)はけちらず払ってあげましょう。

    少数民族の方々は民族衣装であちこちに出没しますが、シャッターをきったら、大半の場合お金を要求されるそうです。1枚10元とか。連写したら大変ですよ。可愛い子供達にはもれなく、あざといお父さんがついています。この場合子供1人に10元ずつはとっているでしょう。だから、横から隠し撮りさ(私もあざとくなってきた)。
    あと、民族衣装を着せてくれて写真を撮るというものあります。私は衣装や帽子を売っているのかと思って逃げていましたが、あとで聞いたら、15元〜20元くらいの貸衣装ビジネスだった。これは旅の思い出によいかも。
    現在少数民族は、たとえば一人っ子政策からも除外されるように、優遇政策がとられています。九寨溝みたいな世界遺産の中に住んでいる人たちなんて、結構なお金も貰っているそうです。そして、皆様かなりの頑固者。店の商品もめったやたらに触ると、それでもう買ったとみなされて、お金払うまで許してくれないこともあるそうです。
    とは言え、道中で見かける村落や家並みは素朴で質素なものが多く、昔ながらの生活をしていることがよくわかります。トイレの5かく(1元の半分)はけちらず払ってあげましょう。

  • 「牛棚子」のあたり。右の黒い山はポタラ峰という名前で、ラサにあるチベット密教の総本山に形が似ているから同じ名前がついているそうです。<br />四姑娘山双橋溝は入り口から奥まで34.8km、一番奥には氷河に覆われた山肌が迫り標高4000mに迫るので、かなり体が動かなくなってきます。ですが周囲には紅杉という幹が赤茶で葉はうす緑の杉林が茂っていて、岩肌との対比がおもしろい。<br />中国には、こういう壮大で目をみはる景観の峡谷がいくつあるんでしょうか。

    「牛棚子」のあたり。右の黒い山はポタラ峰という名前で、ラサにあるチベット密教の総本山に形が似ているから同じ名前がついているそうです。
    四姑娘山双橋溝は入り口から奥まで34.8km、一番奥には氷河に覆われた山肌が迫り標高4000mに迫るので、かなり体が動かなくなってきます。ですが周囲には紅杉という幹が赤茶で葉はうす緑の杉林が茂っていて、岩肌との対比がおもしろい。
    中国には、こういう壮大で目をみはる景観の峡谷がいくつあるんでしょうか。

  • 9/16(土)。四川省には5つの世界遺産があります。自然遺産が九寨溝、黄龍、峨眉山、文化遺産が、楽山と今回訪れた「都江堰(とこうせき)」の水利施設です。<br />三国志時代の蜀の国は、秦に滅ぼされました。秦始皇帝が中国統一する(紀元前259年)ちょっと前の紀元前272年、秦王の命を受けた李氷(りひょう)が、大河・岷江(みんこう)の氾濫防止、盆地で水不足に悩まされていた成都への灌漑、並びに軍事目的もあって、この地にて岷江を堰き止め、川に中州の島を作り分水(写真、島の奥が岷江本流、手前が分水)、山を切り開いて成都の平野まで運河をひきました。<br />堰、島を作る、山を開くなどの工事、川の水量に合わせての調整方法など、現代の技術に匹敵する高さであり、2000年を経た現在でもこの堰は利用されています。

    9/16(土)。四川省には5つの世界遺産があります。自然遺産が九寨溝、黄龍、峨眉山、文化遺産が、楽山と今回訪れた「都江堰(とこうせき)」の水利施設です。
    三国志時代の蜀の国は、秦に滅ぼされました。秦始皇帝が中国統一する(紀元前259年)ちょっと前の紀元前272年、秦王の命を受けた李氷(りひょう)が、大河・岷江(みんこう)の氾濫防止、盆地で水不足に悩まされていた成都への灌漑、並びに軍事目的もあって、この地にて岷江を堰き止め、川に中州の島を作り分水(写真、島の奥が岷江本流、手前が分水)、山を切り開いて成都の平野まで運河をひきました。
    堰、島を作る、山を開くなどの工事、川の水量に合わせての調整方法など、現代の技術に匹敵する高さであり、2000年を経た現在でもこの堰は利用されています。

  • 写真を拡大してみると見えるかと思いますが、右上にあるのが都江堰、そして無数の運河が成都平野に広がっている様子を表す絵です。<br />都江堰は長い間、李氷とその息子が設計・建設したということで、2人を神様として祭ってきました。街中には2人の像もあります。実は李氷には子供がありませんでした。中国な子供がいて子孫繁栄していくことが偉人の条件だったので、歴史改竄されていたのだそうです。ほんの十数年前に歴史は正され、李氷の記念祠「二王廟」には現在彼と奥さんが祭られています。

    写真を拡大してみると見えるかと思いますが、右上にあるのが都江堰、そして無数の運河が成都平野に広がっている様子を表す絵です。
    都江堰は長い間、李氷とその息子が設計・建設したということで、2人を神様として祭ってきました。街中には2人の像もあります。実は李氷には子供がありませんでした。中国な子供がいて子孫繁栄していくことが偉人の条件だったので、歴史改竄されていたのだそうです。ほんの十数年前に歴史は正され、李氷の記念祠「二王廟」には現在彼と奥さんが祭られています。

  • 堰き止めのために使った蛇籠(竹で編んだ籠。石を入れる)。現代でこそ金属で作られていますが、三角錐の形に作るのは、世界中のいずれの堰でも同じなんだそうです。腰掛けて休憩しているのは中国の観光客。<br />授業では学ばない中国歴史のお勉強をしました。

    堰き止めのために使った蛇籠(竹で編んだ籠。石を入れる)。現代でこそ金属で作られていますが、三角錐の形に作るのは、世界中のいずれの堰でも同じなんだそうです。腰掛けて休憩しているのは中国の観光客。
    授業では学ばない中国歴史のお勉強をしました。

  • 9/17(日)最終日。都会の広州に戻ってきてホッとしました。気候も夏に逆戻り。久しぶりの半袖です。帰国日なので半日の市内観光。<br />ここ「六榕寺」は梁の時代537年に作られ、宋の時代、詩人の蘇東坡(そとうば)が、寺院の6本の榕樹(ガジュマル)の木の見事さを「六榕」と讃えたことから、現代の名前になったそうです。中央にたつ花塔は高さ57.6mあり広州最古の建築物です。

    9/17(日)最終日。都会の広州に戻ってきてホッとしました。気候も夏に逆戻り。久しぶりの半袖です。帰国日なので半日の市内観光。
    ここ「六榕寺」は梁の時代537年に作られ、宋の時代、詩人の蘇東坡(そとうば)が、寺院の6本の榕樹(ガジュマル)の木の見事さを「六榕」と讃えたことから、現代の名前になったそうです。中央にたつ花塔は高さ57.6mあり広州最古の建築物です。

  • 「陳氏書院」。清の時代1894年に、陳一族の若者の科挙試験(官吏試験)勉強の施設。全国試験で2番だか3番を排出した名家だそうで、屋根の上のカラフルな彫刻や、柱の細かい石細工が見事な中国南方を代表する建物。陳一族はそれはそれは金持ちの権力者だったそうですが、祖先一同の位牌を祭っていた祭壇も、今や創始者の2人のものだけが残されており、広々とした個室は工芸品の展示場になっています。<br />今回いくつかの歴史的建造物や寺院にいって不可思議だったのは、このように建物に直接由来しない工芸品(中にはレプリカ・・)を展示していること。なんかねー。<br /><br />こうして見所満載の辛いバス旅行はめでたく the endとなりました。お疲れ様でした〜。

    「陳氏書院」。清の時代1894年に、陳一族の若者の科挙試験(官吏試験)勉強の施設。全国試験で2番だか3番を排出した名家だそうで、屋根の上のカラフルな彫刻や、柱の細かい石細工が見事な中国南方を代表する建物。陳一族はそれはそれは金持ちの権力者だったそうですが、祖先一同の位牌を祭っていた祭壇も、今や創始者の2人のものだけが残されており、広々とした個室は工芸品の展示場になっています。
    今回いくつかの歴史的建造物や寺院にいって不可思議だったのは、このように建物に直接由来しない工芸品(中にはレプリカ・・)を展示していること。なんかねー。

    こうして見所満載の辛いバス旅行はめでたく the endとなりました。お疲れ様でした〜。

  • ところで食事の話は殆ど書きませんでした。と言うか書くべき食事はなかった。ツアーの宿命だから仕方がないとしても・・・「食は広州、味は四川」と言うのだそうです・・・(ちょっとうつろになる)<br />写真は日本でも有名な「陳麻婆豆腐」本店にて、ディスプレイされている麻婆豆腐とその香辛料。その辛さは唐辛子というより、山椒のピリリ。四川省の茂県あたりが世界第一の山椒生産地だそうですが、確かに九寨溝や黄龍の森林にも野生の山椒がいっぱいありました。<br />四川省には海がないから海の幸はお目にかかれないとして、強いて言えば、おいしかったのは木耳(きくらげ)ときのこくらいかな〜。野菜料理は豊富だし、必ず火が通っているからね、食べれないことはないですよ。ご飯にお茶漬けのもとかけてジャスミン茶で食べたこともあったな・・・(再びうつろになる)<br />とにかく何時に着くかわからないバス旅行に、恐怖のニーハオ・トイレだから、下痢にだけはなりたくなかった。そういう意味でも食事は気をつけて控えめにしました。

    ところで食事の話は殆ど書きませんでした。と言うか書くべき食事はなかった。ツアーの宿命だから仕方がないとしても・・・「食は広州、味は四川」と言うのだそうです・・・(ちょっとうつろになる)
    写真は日本でも有名な「陳麻婆豆腐」本店にて、ディスプレイされている麻婆豆腐とその香辛料。その辛さは唐辛子というより、山椒のピリリ。四川省の茂県あたりが世界第一の山椒生産地だそうですが、確かに九寨溝や黄龍の森林にも野生の山椒がいっぱいありました。
    四川省には海がないから海の幸はお目にかかれないとして、強いて言えば、おいしかったのは木耳(きくらげ)ときのこくらいかな〜。野菜料理は豊富だし、必ず火が通っているからね、食べれないことはないですよ。ご飯にお茶漬けのもとかけてジャスミン茶で食べたこともあったな・・・(再びうつろになる)
    とにかく何時に着くかわからないバス旅行に、恐怖のニーハオ・トイレだから、下痢にだけはなりたくなかった。そういう意味でも食事は気をつけて控えめにしました。

  • ラストを飾るのは広州名物「子豚の丸焼き」。あわれ、子豚ちゃん。こんがりグリルにされて、目にはサクランボが。パリパリの皮を少し甘みのある2センチ角くらいの春巻きの皮みたいのにのせ、てんめん醤(甘みそ)・ネギ・唐辛子と一緒に食します。<br />中国最後の食事は広州で「飲茶食べ放題」。少しだけ期待してたんですけどね、あれは「食べ放題」じゃなくて、決まったメニューの「おかわりし放題」って言うんです。あ〜あ、ふかひれのスープとか、茹でた海老とか、白身魚の蒸し物とか、おいしい点心とか、マンゴとか、お目にかからなかったなあ。<br />こうして食い物の恨みも残しつつ、中国僻地旅行記は終わりといたします。ここまで読んだ人も、お疲れ様でした。

    ラストを飾るのは広州名物「子豚の丸焼き」。あわれ、子豚ちゃん。こんがりグリルにされて、目にはサクランボが。パリパリの皮を少し甘みのある2センチ角くらいの春巻きの皮みたいのにのせ、てんめん醤(甘みそ)・ネギ・唐辛子と一緒に食します。
    中国最後の食事は広州で「飲茶食べ放題」。少しだけ期待してたんですけどね、あれは「食べ放題」じゃなくて、決まったメニューの「おかわりし放題」って言うんです。あ〜あ、ふかひれのスープとか、茹でた海老とか、白身魚の蒸し物とか、おいしい点心とか、マンゴとか、お目にかからなかったなあ。
    こうして食い物の恨みも残しつつ、中国僻地旅行記は終わりといたします。ここまで読んだ人も、お疲れ様でした。

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この旅行記へのコメント (10)

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  • エルロンさん 2006/10/04 22:43:02
    失はれた地平線
    いつか行こうと思っていた地の旅行記、興味深く見ました。
    けちゃたびたびさんの苦労が良く伝わってきました、高度障害での頭痛は
    じっとしていても辛いですからねえ。
    コメントでは観光化によって大変な事になっているみたい、上高地や尾瀬を想像します。でも、今のうちに行っておかないともっと荒れてしまうんでしょうね。

    映画にもなった「失はれた地平線」の舞台は、このあたりという人もいます
    四姑娘山あたりの写真を見ると、うなずけます。・・・行きたい!

    雲南省では何年か前にシャングリラ県なるものを作り観光に力を入れているとか、中国バブルの凄まじさを感じます。

    けちゃたびたび(NaokoSaimi)

    けちゃたびたび(NaokoSaimi)さん からの返信 2006/10/05 18:03:46
    RE: 失はれた地平線
    中国バブル。今回驚いたのは、携帯電話の普及がすさまじいこと。世界遺産・黄龍の3500mの登山道にも携帯アンテナ立ちまくりで、みんな携帯でしゃべりながら歩いています。携帯着信音が響いて妙な感じ。また、山間部の少数民族の素朴な家々に、CSの巨大パラボラアンテナがいっぱい設置されていて、とても目立ちます。有線ではありえなかったことが、実現しているんでしょう。「電話も通じない僻地に行く」と言って旅立った私は嘘つきでした。

    あと、これは中国に行った人と話してみたいのだけど、あんな自然豊かに見えるのに、鳥や小動物や虫があまりいないように思えました。猛禽類(とんびとか)は一度も見なかった。爬虫類もしかり。みんな食べられちゃった?のならまだしも、農薬とかの影響だったらイヤだなと思ったのですが。
  • いつも呑みたいさん 2006/10/03 16:53:45
    中国僻地旅行ご苦労様でした
    映画試写会の翌日からの中国四川省の旅日記拝見しました。
    海(湖)、山、パンダの写真はとても良く撮れてましたね。
    中国で一番大変なのがトイレで、あまり衛生的とは言えな
    いし、しかも今の日本ではあり得ないニーハオトイレです
    から、いつも張り切っているあなたが、ゲンナリした顔が
    想像できます。
    何はともあれ、高山病も克服し、いっぱい写真を撮って、
    無事に帰国したことにお喜び申します。
    また一緒に呑もうね。

    けちゃたびたび(NaokoSaimi)

    けちゃたびたび(NaokoSaimi)さん からの返信 2006/10/04 12:11:08
    RE: 中国僻地旅行ご苦労様でした
    コメントどうもありがとうございます。はい、旅行でこれだけテンションさがったのは久しぶりでした。中国にはやられました・・・
  • 竹浪明さん 2006/10/03 15:11:30
    美と冒険
    美しい景色ですね!
    しかしそこに至るには様々な苦労が…。
    楽には行けないだけに、目の当たりにした時には感慨深い溜息も。

    今回、食はいまひとつだったようですが、お酒の方は?
    またゆっくり話を聞かせてくださいね。

    けちゃたびたび(NaokoSaimi)

    けちゃたびたび(NaokoSaimi)さん からの返信 2006/10/04 12:22:10
    RE: 美と冒険
    黄龍ではあまりにヘトヘトになり、美観を楽しむ余裕もなかったかも。次回僻地に行く場合は、時間に余裕のある旅にしたいです。

    写真集新刊出たのですね。「黄金の蜥蜴」。遺跡はボルブドール?遺跡あり動物あり人々の表情ありで、いいね、いつも。竹浪さんの写真は自由で楽しくて。
  • りょーこ♪(りょん/LYON)さん 2006/09/29 11:07:51
    パンダとの写真
    けちゃたびたびさん、おはようございます。
    早速遊びにきました♪
    パンダちゃん達のお昼寝シーン、すごくかわいいですっ!
    あと、パンダを抱いて(?)の記念撮影、羨ましいです。
    実は、私もちょっとパンダ見たかったですよね。
    でも、結構高いんですね。びっくりしました。
    そうそう、パンだの毛って、柔らかいのかと思ってました。
    パンダさんには悪いけど触るとちょっとイメージダウンだなぁ。

    九寨溝、私達もマイクロバスでした。
    乗り心地悪いし、28人+現地ガイドさん+添乗員で30名。
    補助席も使って、ギツギツにうめこまれました。
    チベット人のガイドさんが乗れなくって、車内の案内なしだったです(ーー;)
    HEROの案内とかあったんですか?
    もしかして、ランマの案内も?
    熊猫海はトレビア(んっ、なんか違うかな?)の泉でした。
    ランマのお父さん、そうだったのかぁ(笑)
    続き、楽しみにしています。

    shimさん からの返信 2006/10/02 23:20:58
    RE: パンダとの写真
    パンダの赤ちゃんもかわいいのですう。
    肌色の皮膚が透けているのですが、うっすら耳や手足が黒いのです。
    まるでトカゲのようにじたばたしたりして。

    けちゃたびたびさん、東京から帰って次の日、四川で反日デモがありました。
    恐るべし中国。 

    それから、日本食、梅干ぐらいじゃ表記が可愛すぎます!
    私のような胃に自信がある人はなにも持っていかないでしょう。
    持つべきものは、お茶漬け!ふりかけや佃煮をたくさん!
    (米がおいしくない・・)カップラーメン!しょうゆ!そして珈琲!
    なるべくなるべくたくさん持っていくことをおすすめしますわん。


    けちゃたびたび(NaokoSaimi)

    けちゃたびたび(NaokoSaimi)さん からの返信 2006/10/04 12:26:15
    RE: パンダとの写真
    Babyバンダの写真ちょーだい。と、ねだる。

    そうでしたか。四川省で半日もとい反日デモがあったとは。四川省まで行ってお金払って苦しい登山しているのは日本人くらいなのに。むむむ

    けちゃたびたび(NaokoSaimi)

    けちゃたびたび(NaokoSaimi)さん からの返信 2006/10/04 13:29:51
    RE: パンダとの写真
    りょんさんの中国旅行記、膨大になってきましたね!要所要所に「そうそう」と共感しております。

    ところで、らんま1/2は冗談だから・・ってわかってますよね。でもあの図柄から言っても、呪泉郷のモデルは九寨溝+黄龍と思いませんか?

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