ソウル旅行記(ブログ) 一覧に戻る
●キムチの国を垣間見る 1<br /> <br />夕刻も近い日曜日の午後、セントレアからソウルへ旅たつ。<br />この時刻の出国便は少なく、出国手続きは10分ほどで済んでしまった。<br />一人旅ゆえ出発までの時間をもてあましてしまう<br />どうしよう!<br />散歩のつもりであちらこちらを見て廻る。19番ゲートの近くにインターネットが出来るパソコンが<br />置いてある。10分間100円だ、あれ!ハングル対応の機種もある。<br />一人の若者が盛んにマウスを動かしている。近寄ってみるとゲームのようだ、彼も時間つぶしかな?<br /> <br />アシアナ航空&ANN共同運航のソウル行きは超満員の満席だ。<br />へえ〜 こんな時間に?・・・・・・・と思ったが、インチョンについて分ったことだが日本の旅行社<br />のパック旅行客が多いようだ。JTB・HIS・阪急・キンツリなどなどである<br />インチョン空港には、ほぼ定刻に到着した。<br />背の高い女性ガイドにで迎えられてバスでホテルへ向かう。<br /> <br />アンニョンハセヨ!<br />私は 兪 金柱(ユー  クム ジュ)といいます。<br />ソウルには日本人ガイドが500名ほどいますが、私が一番きれいで美しいといってくれます。<br />みんなが チェ ジユ(冬ソナの女主人公)と言ってくれます、私の名前は呼びにくいですから<br />チェジュと呼んでください。姫みたいに美しいから 「ヒメ」と呼んでくださってもよろしいですよ」<br />といって一気に車内を明るくしてしまった。<br /> <br />僕がカメラを向けたら説明を止めてこのポーズを取ってくれた。<br /><br />●キムチの国を垣間見る 2<br />             早朝のホテル近辺を!<br /> <br />ホテルはハンガンの南、江南地域にあるリバーサイドホテルである<br />4年前に来たことがある普通のランクであろう。<br /><br /> <br />当時ホテル前で工事中だったところにはビルが建ち、ファミリーマートがその一画<br />に店を開いていた。<br /> <br /><br /> <br />空港で両替した、計算書を見ながらレートを確認してみると1万円が791ウオンだ。<br />え〜と・・・<br />買い物する時 ウオンの金額に0.126を掛けるんだね。<br />1000ウオンだと・・・・126円だね。<br />計算がやりにくい概算0.13でいこう・・・・<br /> <br />早朝のホテル近辺を散策してみる。<br />地下鉄3号線 新沙駅まで歩いていく、ホテルからは数分の距離で、便利な<br />所だ。裏道へ入り込むとノレバン(カラオケ)が何軒も何軒もある。<br /> <br /><br /> <br />PCバンや小さな食堂が雑然と並んでいる。<br />昨晩の賑わいの痕跡が彼方此方に残っているようだ。<br />個人営業?の廃品回収リヤカーのハラボジ(おじいさん)がめぼしいものを<br />拾い集めているようだ。<br />ペットポトルも拾っているようだが金になるのかな?<br /> <br />ファーミリーマートでキンパップ(ノリマキ)を買う2000ウオン(260円)だった。<br />ホテルの朝食はアメリカンだったからこれも一緒に食べた。<br />日本ののり巻きと良く似た食べ物だった。<br />ガイドのチェジュさんがレストランへやって来た。<br />アンニョンハセヨ!<br /><br />●キムチの国を垣間見る 3<br />      朝鮮王朝時代の宗廟を見る<br /> <br />世界文化遺産宗廟(チョンミョ)を見学する<br />ここは朝鮮王朝歴代の王と王妃等を祀った廟で、<br />正殿には19室が横長に立てられている<br />その長さは110mもあり韓国の一つの建物としては一番長い建築物であるそうだ。<br />最初からではなく時代を経て、横へ横へと継ぎ足していったようである。<br /> <br /><br /> <br />チェジュと呼んで下さいといっていたガイドが真剣に歴史を説明してくれる。<br />その中で朝鮮李王朝最後の皇太子妃、日本人の梨本宮方子(マサコ)さんの<br />功績などを韓国人の反応などを交えながら彼女なりの解説してくれた。<br /> <br />僕もあやふやな知識しかなかったが調べてみてこんなことがあったのかと認識を<br />新たにした。特に方子様が韓国で8ヶ月の王子を急に亡くしたことなどこの時代の<br />ミステリーに戦慄が走った。<br />http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/rimasako.htm<br />ガイドのチェジュさんは方子さんもここに祀られていると言っていたが、<br />彼女の知識からして本当かな?と疑ってしまう。<br />まあ〜モット調べてみよう。<br />老人がガイドの説明を聞くように一人付いてくる。<br />退屈している老人が日本語が恋しくて聞いているのかな?と思って<br />声をかけてあげた。<br /> <br />鬱蒼と茂るみどりの塊、宗廟の森の間から高層ビルが2棟とソウルタワーが見え隠れするが<br />周囲建物の高さ制限はあるのだろうか?<br />ビルの谷間になってしまっては王様一族はどのように仰るだろうか?<br /> <br />見学を終え外に出る。<br />老人達が木陰でくつろいでいる。<br />結構若い老人のようにも見えるが、何もすることが無い人が自然に集まり<br />時間を過すコミュニティーになっているようだ。<br />この人たちに貧しさは感じないが、ボランティア団体がお弁当などを配っているようだ。<br /><br />●キムチの国を垣間見る 4<br />           骨董品街インサドンをぶらり<br /> <br />ミニ博物館を思わせるような通りであるインサドン(仁寺洞)をインブラする。<br />アンティークの店と古書店、画廊などがずらっと並んでいる。<br />伝統茶を飲ませてくれるお店や、お菓子屋さん小物雑貨店などに興味を引かれた。<br />ハングルの勉強のため、イゴオルマエヨ? カッカズセヨ?の連発だ!<br />結局数点買わされてしまったが・・・面白くて勉強になった。<br /> <br /><br /> <br />インサドンの入り口に、「2002年 仁寺洞文化地域」という石碑が立っていた。<br /> <br />ソウルの公機関には警備の兵士?が見られるが、アメリカ大使館は特に多くの警備員<br />が立っている。兵士の表情をよく見るとあまり緊張感は無いようだね。<br />日本大使館への警備は薄いようだ。<br />その前を歩いていたら前方から保母さんに連れられた幼児が来た。<br />ゆっくりした語調で、アンニョン! サジン チッコド ケンチャナヨ?と声をかけたら<br />保母さんが止まってポーズを指示してくれた。<br /> <br /><br /> <br />コマオ!といって分かれたが、あどけなくて可愛いいね。<br />コピー商品を買う店に行く予定だが・・・・朝から承諾が取れず少し早い昼食取ることにする。<br />石焼ビビンバップだ!<br /> <br />●キムチの国を垣間見る 5<br />           ビビンバップとコピー商品<br /> <br />仁寺洞を出てどの辺に来たのか分らなくなってしまったが、1軒のレストランへ着いた<br />前庭に鯉が泳いでいる店だ。南だ4年前にも来たことがある店だ。<br />石焼ビビンバを食べてみる。<br />おかずにあたるパンチャがキムチが3種類にイカの塩辛、コチュジャンにスープが付いている。<br />ご飯の上には卵も載っているが混ぜていくうちに卵焼きになってしまうぐらい石の器は熱い。<br />美味しかった! <br /><br /> <br />*ビビンバ(ピビンパッ)とは&quot;ピビダ(混ぜる)+パッ(ご飯)=混ぜご飯&quot;で、<br />本来は残りご飯にナムルやコチュジャン、ごま油などをよくかき混ぜて食べるものである<br /> <br />食べ終えた時、姫(ガイド)が「コピー屋から連絡がありました、ラッキーですね、直ぐ向かいましょう」<br />といって車を走らせた。<br /><br /> <br />表通りに面した不動産屋と彫刻品店に挟まれた小さなビルに車を止める<br />「すばやく入ってくださいね」とガイドが言う。<br /> <br />ケイタイを持った男性が2人警戒をしている。少しスリリングを楽しむ!<br />1.2階は普通のお土産やさん<br />だが、カーテンを潜り抜けて3階へ、そこも衣料や時計・貴金属類を並べた普通の店だ。<br />客が来てグッチのカバンとかエルメスとか、希望のブランドを言うと置くからもってくる。<br />2〜3点しか持ってこなくて後はカタログで確認してから持ち出してくる。<br />価格は正規品の8〜10パーセントのようだ。<br /> <br />コピー商品の中でもここの物は、裏社会でスーパーAと呼ばれている もので、専門家でも鑑定が難しいほど本物そっくり否、本物を越えるとさえいわれている物らしい。<br />おかしなことに1年間保証つきだそうだ。時計やカバンでもその間は新品と交換してくれるそうだ。パクリ屋韓国の面目躍如たるところですね。<br />韓国人が特に好むブランドは、<br />グッチに続きバーバリ、プラダ、フェガラモ、ルイヴィトン、ラルフ・ローレン、シャネル、フェンディ、エトロ、クリスチャン・ディオールなどがトップ10だという。<br /> <br />でも最近はヨンサンという日本の秋葉腹に相当する電気街では 中国製のコピー商品にサムソン<br />LGなどの韓国メーカーが苦しめられているようだ。<br />店を後にしてから僕も、1つぐらい買ってくればよかったかなと思った。<br /> <br />●キムチの国を垣間見る 6<br />           イ ヨンへにサランヘヨ!<br /> <br />ドラマ「大長今(テ チャングム)チャングムの誓い」が撮影された<br />MBCスタジオ・大長今テーマパークへ向かう。<br />ソウルから1.5時間ほどの揚州市まで車を飛ばす。<br />ソウル市内はパルパル道路から産業道路をフルスピードで快適に走る。<br />入場料5000ウオン(650円)を支払って入場する。チャングム(イヨンエ)の手形を見つけて、手を合わせてみる。<br />サランヘヨ!とささやきながら・・・・<br /> <br />王様が食べたという中世のお菓子を食べて見る。今風に作っているのだろうが<br />美味しいお菓子だ!<br />オープンセットだが、建物小道具装置など結構立派に出来ている。ドラマはすべて見たから画面を思い出しながら見て廻る。<br />苔生す かわら屋根も良くできているが、触ってみるとプラスチックで<br />加工されている物だ。<br />牢獄に入ったり、玉座に座ってみたり、最後は王様の衣装を着て王妃と共に写真を取ったが・・・・・<br />なんとしみたれた格好の王様だこと!<br /> <br />まあ〜これも旅の思い出の一齣としてお許ししてもらおう!<br /> <br /> <br />*チャングムは<br />賎民の出であるのに王様の侍医まで登りつめた実在の人物で、<br />その一代記を<br />宮廷の食べ物、衣装、しきたりや遊びなどを織り交ぜながら構成したドラマで<br />日本でもNHKが数回に亘って放映した。<br /><br />●キムチの国を垣間見る 7<br />           犬の肉売ります!!<br /> <br />韓国の国宝第一号「南大門(崇礼門) は林立するビルの足元で<br />周囲を車が四方から駆け抜けている騒々しい居場所に立っている。<br />朝鮮王朝時代の最古の建物でもある。<br /> <br /><br /> <br />その脇路にソウル市民の台所南大門市場はある。<br />入り口には貴金属宝飾品の問屋さんが入っているビルが建っており、<br />メガネや衣料品・食料品などの店がごちゃごちゃと固まっている。<br />道路の真ん中にもおでんなどの食べ物の屋台やお土産品など売っている。<br /> <br /><br /> <br />生鮮食料品が集まっている場所まで来ると「犬の肉売ります」という<br />ハングルの看板がある。<br />チョンマル ケゴキ イッソヨ?<br />オディエヨ?<br />と尋ねると冷蔵庫に入れあるという!<br /> <br />帰ってから姫(ガイド)に話したら・・・・<br />「犬の肉は夏ばてに良いし、男の人には勢力が付くし高価ですよ。<br />家のお母さんなんか父親によく食べさせていたから兄弟が4人もいるし<br />背も兄は187センチもある。私も170cmですよ」と快活に話してくれた。<br /> <br />姫のおごりでトッポッキを奢ってくれた。<br />コマオヨ ありがとう!<br /> <br />●キムチの国を垣間見る 8<br />           夕食はカルビタンを!!<br /> <br />南大門市場の雑踏を離れて、ハンガンの近く韓食専門店  金剛山(クン グアン サン)にて<br />夕食を食べる。日本の観光客が多く入っているようだ。隣の席に声をかけてみると佐賀県の<br />親娘と茨城の女友達同士だった。<br />僕はカルビタンをいただく、パンチャは相変わらず4品ほど付いている。お代わり自由です<br />と言ってくれるが僕は殆ど食べれない。<br /> <br /><br /> <br />ドライバーに韓国語で話しかけてみた。<br />ミョッサリエヨ? <br />イエスン タソッツ!<br />イエスン??<br />驚いたことに65歳だった。日中車を、ビュンビュン飛ばしていたからモット若いと思っていたが・・<br />僕 イエスンヨドル と言って握手をした。<br />律儀そうな頭の低い、好感のもてる方だ。<br /> <br />ホテルへ帰ってシャワーを浴びて、地下鉄でチョンゲチョンへ行こうと<br />準備していたら、ペガ アパヨ!ファジャンシルへ カゴシポヨ!<br />出てきたら出かける勇気が失せてしまった。<br />時間も遅いしもう寝るとしよう。<br />明日は閉ざされた国、キム ジョンイルの国を覗き見る予定だ。<br /> <br /> <br /> <br /> <br />*カルビタンとは、牛カルビ肉と牛カルビの骨でとる香ばしい濃厚なスープです。<br />韓国料理ならではの唐辛子などは使われていない刺激の少ないこのスープは、<br />冬に食べれば体を温かくし、夏に食べると夏バテ予防のスタミナ料理です<br /><br />牛のダシが出た、ふんわりやわらかなスープの味がマイルドで刺激が少なく、<br />コラーゲンたっぷり! また、たんぱく質が豊富に含まれているので、<br />骨粗鬆症の予防に最適で、カルシウムと鉄分が多く保養食としてもよいとのことです。<br /><br /> <br />●キムチの国を垣間見る 9<br />           アンニョン キム ジョンイル シ!!<br /> <br /><br />ソウルから西へ47km、1時間ほど走った休戦ライン近くにある烏頭山統一展望台へ行く、<br />ここは北朝鮮地域を直接見ることが出来る海抜118mの高台にある展望台である。<br />眼下を流れるイムジン川がハンガンに交わるところで、川を見晴るかせば北朝鮮の<br />山々やその麓に散在する小奇麗な建物が見える。<br />あれが小学校で、あれが党の集会場だと説明してくれる。<br /><br />展望台の直ぐ真下には、テレビ報道で見た韓国側の宣伝用スピーカーを取り外した要塞<br />が見える。板門店の国旗がかすかに見える。緊張感など微塵も無いようなのどかな風景が<br />展開されている。<br /> <br />展望台内部には北朝鮮の生活を直接体験できるようなさまざまな資料が展示されている。<br />小学校の教室の模型が作られており、教科書なども読むことが出来る。<br /><br />姫(ガイド)も真剣に説明してくれた。<br />姫もガイドの仕事をするまでは実情を殆ど知らなかったが、勉強して、知って南北分断の悲劇<br />痛ましいと言っていたが反面、統一できても今すぐの統一には二度足を踏むと感想を述べていた。<br /> <br />仲秋には韓国内の北朝鮮が故郷の人たちがここへ集まって、イムジン川の彼方の祖国へ<br />アイゴー アイゴーと涙を流す場所でもある。<br />「在以北父祖神位」と書かれた石碑とお参りする場所が胸を痛める。<br /> <br />ガイドの説明で知ったが、休戦ラインは38度線と思っていたが、軍事休戦ラインは<br />南側では韓国側に38度線より食い込んでおり、北側では北朝鮮側に入り込んでいる斜めの線が<br />休戦ラインだと言うことを知った。<br /> <br />韓国軍の西部前線の最北端として、南北のイムジン川を境に対峙している現実が実感としては<br />あまり無い。チェソンハムニダ!  申し訳ありません。<br /> <br />●キムチの国を垣間見る 10<br />           西部最前線でキムチチゲを!!<br /> <br /><br />統一展望台のふもとの町で早めの昼食を取る。<br />朝早く出発したからお腹がすいてきた。姫の説明ではソウルの街中の料理に比べると<br />今から頂くキムチチゲは少し辛いかもしれませんが、韓国人が普通に食べる食事です<br />出された水は飲まないようにしてくださいと言われてから食べ始めたが・・・・<br />5穀米のようなご飯にチゲをかけて食べると「美味しい  美味しい!」<br />でもしばらくすると口の中がカッ---と熱くなってきた。体からいっぺんに汗が噴出してきた。<br />近くで食べていたドライバーさんはお代わりをしていたが・・・・・<br />持ち込んだウーロン茶が無くなってしまった。<br /> <br />ソウルへの帰途は同乗の人 夫婦1組(蟹江)、女友人同士(知多市)、親娘(岡崎)達は<br />夢の中のようだ。姫も舟を漕いでいるようだ。<br />ドライバーさんと僕は外の景色を真剣に追っていた。<br />韓国らしい山々、ハンガンの変わり行く景色をカメラに収めながら・・・・<br /> <br /> <br />●キムチの国を垣間見る 11<br />           アンニョンヒ ケシプシオ ト マンナヨ<br /> <br />さようなら! また会いましょう!<br />北朝鮮をホンの一寸だけ垣間見てソウルに戻った。<br />もう帰りの飛行機の時間が近付いてきた。お土産屋に立ち寄って<br />インチョン空港へ向かう。インチョン空港島への海が珊瑚色に染まっている部分が<br />見える。ガイドに聞けば珪藻らしいが今韓国で研究中でもう直ぐ何らかの商品になって<br />発売されるかもしれませんよとのことだった。<br /> <br />姫ガイドのお別れの挨拶が始まった。<br />いよいよお別れだ! <br />兪 金柱 嬢は、<br />「チェジュより美しいと言われています。<br />チェジュより劣っているのは身長だけです」<br />チェジュは173cm姫は170cmだそうだ<br />確かに似ているし、何よりも良く喋り、朗らかなそして押しのあるところが素晴らしい。<br />握手をして出国ゲートを越えた。また会いましょうね。<br /> <br />今回の短い旅も、同行者にも恵まれ、現地の方たちとのふれあいも多くあったし、<br />旅行者の台湾人・日本人ともお話できた。そして美しい風景や閉ざされた国を覗いたり<br />ギュッと凝縮された旅が出来た。<br />一人旅、僕の性格ではチョット寂しさも無くはなかったような感じはあるが・・・・<br />アシアナ航空 OZ122便はセントレアの上空へ定時に到達した。<br />スムーズに滑走路にランディングをして「大満足ソウルのたび」を終えた。<br /> <br />                                         終<br /> <br />

キムチの国を旅して

3いいね!

2006/09/03 - 2006/09/05

21917位(同エリア27672件中)

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15

新美勝利

新美勝利さん

●キムチの国を垣間見る 1

夕刻も近い日曜日の午後、セントレアからソウルへ旅たつ。
この時刻の出国便は少なく、出国手続きは10分ほどで済んでしまった。
一人旅ゆえ出発までの時間をもてあましてしまう
どうしよう!
散歩のつもりであちらこちらを見て廻る。19番ゲートの近くにインターネットが出来るパソコンが
置いてある。10分間100円だ、あれ!ハングル対応の機種もある。
一人の若者が盛んにマウスを動かしている。近寄ってみるとゲームのようだ、彼も時間つぶしかな?

アシアナ航空&ANN共同運航のソウル行きは超満員の満席だ。
へえ〜 こんな時間に?・・・・・・・と思ったが、インチョンについて分ったことだが日本の旅行社
のパック旅行客が多いようだ。JTB・HIS・阪急・キンツリなどなどである
インチョン空港には、ほぼ定刻に到着した。
背の高い女性ガイドにで迎えられてバスでホテルへ向かう。

アンニョンハセヨ!
私は 兪 金柱(ユー クム ジュ)といいます。
ソウルには日本人ガイドが500名ほどいますが、私が一番きれいで美しいといってくれます。
みんなが チェ ジユ(冬ソナの女主人公)と言ってくれます、私の名前は呼びにくいですから
チェジュと呼んでください。姫みたいに美しいから 「ヒメ」と呼んでくださってもよろしいですよ」
といって一気に車内を明るくしてしまった。

僕がカメラを向けたら説明を止めてこのポーズを取ってくれた。

●キムチの国を垣間見る 2
早朝のホテル近辺を!

ホテルはハンガンの南、江南地域にあるリバーサイドホテルである
4年前に来たことがある普通のランクであろう。


当時ホテル前で工事中だったところにはビルが建ち、ファミリーマートがその一画
に店を開いていた。



空港で両替した、計算書を見ながらレートを確認してみると1万円が791ウオンだ。
え〜と・・・
買い物する時 ウオンの金額に0.126を掛けるんだね。
1000ウオンだと・・・・126円だね。
計算がやりにくい概算0.13でいこう・・・・

早朝のホテル近辺を散策してみる。
地下鉄3号線 新沙駅まで歩いていく、ホテルからは数分の距離で、便利な
所だ。裏道へ入り込むとノレバン(カラオケ)が何軒も何軒もある。



PCバンや小さな食堂が雑然と並んでいる。
昨晩の賑わいの痕跡が彼方此方に残っているようだ。
個人営業?の廃品回収リヤカーのハラボジ(おじいさん)がめぼしいものを
拾い集めているようだ。
ペットポトルも拾っているようだが金になるのかな?

ファーミリーマートでキンパップ(ノリマキ)を買う2000ウオン(260円)だった。
ホテルの朝食はアメリカンだったからこれも一緒に食べた。
日本ののり巻きと良く似た食べ物だった。
ガイドのチェジュさんがレストランへやって来た。
アンニョンハセヨ!

●キムチの国を垣間見る 3
朝鮮王朝時代の宗廟を見る

世界文化遺産宗廟(チョンミョ)を見学する
ここは朝鮮王朝歴代の王と王妃等を祀った廟で、
正殿には19室が横長に立てられている
その長さは110mもあり韓国の一つの建物としては一番長い建築物であるそうだ。
最初からではなく時代を経て、横へ横へと継ぎ足していったようである。



チェジュと呼んで下さいといっていたガイドが真剣に歴史を説明してくれる。
その中で朝鮮李王朝最後の皇太子妃、日本人の梨本宮方子(マサコ)さんの
功績などを韓国人の反応などを交えながら彼女なりの解説してくれた。

僕もあやふやな知識しかなかったが調べてみてこんなことがあったのかと認識を
新たにした。特に方子様が韓国で8ヶ月の王子を急に亡くしたことなどこの時代の
ミステリーに戦慄が走った。
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/rimasako.htm
ガイドのチェジュさんは方子さんもここに祀られていると言っていたが、
彼女の知識からして本当かな?と疑ってしまう。
まあ〜モット調べてみよう。
老人がガイドの説明を聞くように一人付いてくる。
退屈している老人が日本語が恋しくて聞いているのかな?と思って
声をかけてあげた。

鬱蒼と茂るみどりの塊、宗廟の森の間から高層ビルが2棟とソウルタワーが見え隠れするが
周囲建物の高さ制限はあるのだろうか?
ビルの谷間になってしまっては王様一族はどのように仰るだろうか?

見学を終え外に出る。
老人達が木陰でくつろいでいる。
結構若い老人のようにも見えるが、何もすることが無い人が自然に集まり
時間を過すコミュニティーになっているようだ。
この人たちに貧しさは感じないが、ボランティア団体がお弁当などを配っているようだ。

●キムチの国を垣間見る 4
骨董品街インサドンをぶらり

ミニ博物館を思わせるような通りであるインサドン(仁寺洞)をインブラする。
アンティークの店と古書店、画廊などがずらっと並んでいる。
伝統茶を飲ませてくれるお店や、お菓子屋さん小物雑貨店などに興味を引かれた。
ハングルの勉強のため、イゴオルマエヨ? カッカズセヨ?の連発だ!
結局数点買わされてしまったが・・・面白くて勉強になった。



インサドンの入り口に、「2002年 仁寺洞文化地域」という石碑が立っていた。

ソウルの公機関には警備の兵士?が見られるが、アメリカ大使館は特に多くの警備員
が立っている。兵士の表情をよく見るとあまり緊張感は無いようだね。
日本大使館への警備は薄いようだ。
その前を歩いていたら前方から保母さんに連れられた幼児が来た。
ゆっくりした語調で、アンニョン! サジン チッコド ケンチャナヨ?と声をかけたら
保母さんが止まってポーズを指示してくれた。



コマオ!といって分かれたが、あどけなくて可愛いいね。
コピー商品を買う店に行く予定だが・・・・朝から承諾が取れず少し早い昼食取ることにする。
石焼ビビンバップだ!

●キムチの国を垣間見る 5
ビビンバップとコピー商品

仁寺洞を出てどの辺に来たのか分らなくなってしまったが、1軒のレストランへ着いた
前庭に鯉が泳いでいる店だ。南だ4年前にも来たことがある店だ。
石焼ビビンバを食べてみる。
おかずにあたるパンチャがキムチが3種類にイカの塩辛、コチュジャンにスープが付いている。
ご飯の上には卵も載っているが混ぜていくうちに卵焼きになってしまうぐらい石の器は熱い。
美味しかった!


*ビビンバ(ピビンパッ)とは"ピビダ(混ぜる)+パッ(ご飯)=混ぜご飯"で、
本来は残りご飯にナムルやコチュジャン、ごま油などをよくかき混ぜて食べるものである

食べ終えた時、姫(ガイド)が「コピー屋から連絡がありました、ラッキーですね、直ぐ向かいましょう」
といって車を走らせた。


表通りに面した不動産屋と彫刻品店に挟まれた小さなビルに車を止める
「すばやく入ってくださいね」とガイドが言う。

ケイタイを持った男性が2人警戒をしている。少しスリリングを楽しむ!
1.2階は普通のお土産やさん
だが、カーテンを潜り抜けて3階へ、そこも衣料や時計・貴金属類を並べた普通の店だ。
客が来てグッチのカバンとかエルメスとか、希望のブランドを言うと置くからもってくる。
2〜3点しか持ってこなくて後はカタログで確認してから持ち出してくる。
価格は正規品の8〜10パーセントのようだ。

コピー商品の中でもここの物は、裏社会でスーパーAと呼ばれている もので、専門家でも鑑定が難しいほど本物そっくり否、本物を越えるとさえいわれている物らしい。
おかしなことに1年間保証つきだそうだ。時計やカバンでもその間は新品と交換してくれるそうだ。パクリ屋韓国の面目躍如たるところですね。
韓国人が特に好むブランドは、
グッチに続きバーバリ、プラダ、フェガラモ、ルイヴィトン、ラルフ・ローレン、シャネル、フェンディ、エトロ、クリスチャン・ディオールなどがトップ10だという。

でも最近はヨンサンという日本の秋葉腹に相当する電気街では 中国製のコピー商品にサムソン
LGなどの韓国メーカーが苦しめられているようだ。
店を後にしてから僕も、1つぐらい買ってくればよかったかなと思った。

●キムチの国を垣間見る 6
イ ヨンへにサランヘヨ!

ドラマ「大長今(テ チャングム)チャングムの誓い」が撮影された
MBCスタジオ・大長今テーマパークへ向かう。
ソウルから1.5時間ほどの揚州市まで車を飛ばす。
ソウル市内はパルパル道路から産業道路をフルスピードで快適に走る。
入場料5000ウオン(650円)を支払って入場する。チャングム(イヨンエ)の手形を見つけて、手を合わせてみる。
サランヘヨ!とささやきながら・・・・

王様が食べたという中世のお菓子を食べて見る。今風に作っているのだろうが
美味しいお菓子だ!
オープンセットだが、建物小道具装置など結構立派に出来ている。ドラマはすべて見たから画面を思い出しながら見て廻る。
苔生す かわら屋根も良くできているが、触ってみるとプラスチックで
加工されている物だ。
牢獄に入ったり、玉座に座ってみたり、最後は王様の衣装を着て王妃と共に写真を取ったが・・・・・
なんとしみたれた格好の王様だこと!

まあ〜これも旅の思い出の一齣としてお許ししてもらおう!


*チャングムは
賎民の出であるのに王様の侍医まで登りつめた実在の人物で、
その一代記を
宮廷の食べ物、衣装、しきたりや遊びなどを織り交ぜながら構成したドラマで
日本でもNHKが数回に亘って放映した。

●キムチの国を垣間見る 7
犬の肉売ります!!

韓国の国宝第一号「南大門(崇礼門) は林立するビルの足元で
周囲を車が四方から駆け抜けている騒々しい居場所に立っている。
朝鮮王朝時代の最古の建物でもある。



その脇路にソウル市民の台所南大門市場はある。
入り口には貴金属宝飾品の問屋さんが入っているビルが建っており、
メガネや衣料品・食料品などの店がごちゃごちゃと固まっている。
道路の真ん中にもおでんなどの食べ物の屋台やお土産品など売っている。



生鮮食料品が集まっている場所まで来ると「犬の肉売ります」という
ハングルの看板がある。
チョンマル ケゴキ イッソヨ?
オディエヨ?
と尋ねると冷蔵庫に入れあるという!

帰ってから姫(ガイド)に話したら・・・・
「犬の肉は夏ばてに良いし、男の人には勢力が付くし高価ですよ。
家のお母さんなんか父親によく食べさせていたから兄弟が4人もいるし
背も兄は187センチもある。私も170cmですよ」と快活に話してくれた。

姫のおごりでトッポッキを奢ってくれた。
コマオヨ ありがとう!

●キムチの国を垣間見る 8
夕食はカルビタンを!!

南大門市場の雑踏を離れて、ハンガンの近く韓食専門店 金剛山(クン グアン サン)にて
夕食を食べる。日本の観光客が多く入っているようだ。隣の席に声をかけてみると佐賀県の
親娘と茨城の女友達同士だった。
僕はカルビタンをいただく、パンチャは相変わらず4品ほど付いている。お代わり自由です
と言ってくれるが僕は殆ど食べれない。



ドライバーに韓国語で話しかけてみた。
ミョッサリエヨ?
イエスン タソッツ!
イエスン??
驚いたことに65歳だった。日中車を、ビュンビュン飛ばしていたからモット若いと思っていたが・・
僕 イエスンヨドル と言って握手をした。
律儀そうな頭の低い、好感のもてる方だ。

ホテルへ帰ってシャワーを浴びて、地下鉄でチョンゲチョンへ行こうと
準備していたら、ペガ アパヨ!ファジャンシルへ カゴシポヨ!
出てきたら出かける勇気が失せてしまった。
時間も遅いしもう寝るとしよう。
明日は閉ざされた国、キム ジョンイルの国を覗き見る予定だ。




*カルビタンとは、牛カルビ肉と牛カルビの骨でとる香ばしい濃厚なスープです。
韓国料理ならではの唐辛子などは使われていない刺激の少ないこのスープは、
冬に食べれば体を温かくし、夏に食べると夏バテ予防のスタミナ料理です

牛のダシが出た、ふんわりやわらかなスープの味がマイルドで刺激が少なく、
コラーゲンたっぷり! また、たんぱく質が豊富に含まれているので、
骨粗鬆症の予防に最適で、カルシウムと鉄分が多く保養食としてもよいとのことです。


●キムチの国を垣間見る 9
アンニョン キム ジョンイル シ!!


ソウルから西へ47km、1時間ほど走った休戦ライン近くにある烏頭山統一展望台へ行く、
ここは北朝鮮地域を直接見ることが出来る海抜118mの高台にある展望台である。
眼下を流れるイムジン川がハンガンに交わるところで、川を見晴るかせば北朝鮮の
山々やその麓に散在する小奇麗な建物が見える。
あれが小学校で、あれが党の集会場だと説明してくれる。

展望台の直ぐ真下には、テレビ報道で見た韓国側の宣伝用スピーカーを取り外した要塞
が見える。板門店の国旗がかすかに見える。緊張感など微塵も無いようなのどかな風景が
展開されている。

展望台内部には北朝鮮の生活を直接体験できるようなさまざまな資料が展示されている。
小学校の教室の模型が作られており、教科書なども読むことが出来る。

姫(ガイド)も真剣に説明してくれた。
姫もガイドの仕事をするまでは実情を殆ど知らなかったが、勉強して、知って南北分断の悲劇
痛ましいと言っていたが反面、統一できても今すぐの統一には二度足を踏むと感想を述べていた。

仲秋には韓国内の北朝鮮が故郷の人たちがここへ集まって、イムジン川の彼方の祖国へ
アイゴー アイゴーと涙を流す場所でもある。
「在以北父祖神位」と書かれた石碑とお参りする場所が胸を痛める。

ガイドの説明で知ったが、休戦ラインは38度線と思っていたが、軍事休戦ラインは
南側では韓国側に38度線より食い込んでおり、北側では北朝鮮側に入り込んでいる斜めの線が
休戦ラインだと言うことを知った。

韓国軍の西部前線の最北端として、南北のイムジン川を境に対峙している現実が実感としては
あまり無い。チェソンハムニダ! 申し訳ありません。

●キムチの国を垣間見る 10
西部最前線でキムチチゲを!!


統一展望台のふもとの町で早めの昼食を取る。
朝早く出発したからお腹がすいてきた。姫の説明ではソウルの街中の料理に比べると
今から頂くキムチチゲは少し辛いかもしれませんが、韓国人が普通に食べる食事です
出された水は飲まないようにしてくださいと言われてから食べ始めたが・・・・
5穀米のようなご飯にチゲをかけて食べると「美味しい 美味しい!」
でもしばらくすると口の中がカッ---と熱くなってきた。体からいっぺんに汗が噴出してきた。
近くで食べていたドライバーさんはお代わりをしていたが・・・・・
持ち込んだウーロン茶が無くなってしまった。

ソウルへの帰途は同乗の人 夫婦1組(蟹江)、女友人同士(知多市)、親娘(岡崎)達は
夢の中のようだ。姫も舟を漕いでいるようだ。
ドライバーさんと僕は外の景色を真剣に追っていた。
韓国らしい山々、ハンガンの変わり行く景色をカメラに収めながら・・・・


●キムチの国を垣間見る 11
アンニョンヒ ケシプシオ ト マンナヨ

さようなら! また会いましょう!
北朝鮮をホンの一寸だけ垣間見てソウルに戻った。
もう帰りの飛行機の時間が近付いてきた。お土産屋に立ち寄って
インチョン空港へ向かう。インチョン空港島への海が珊瑚色に染まっている部分が
見える。ガイドに聞けば珪藻らしいが今韓国で研究中でもう直ぐ何らかの商品になって
発売されるかもしれませんよとのことだった。

姫ガイドのお別れの挨拶が始まった。
いよいよお別れだ!
兪 金柱 嬢は、
「チェジュより美しいと言われています。
チェジュより劣っているのは身長だけです」
チェジュは173cm姫は170cmだそうだ
確かに似ているし、何よりも良く喋り、朗らかなそして押しのあるところが素晴らしい。
握手をして出国ゲートを越えた。また会いましょうね。

今回の短い旅も、同行者にも恵まれ、現地の方たちとのふれあいも多くあったし、
旅行者の台湾人・日本人ともお話できた。そして美しい風景や閉ざされた国を覗いたり
ギュッと凝縮された旅が出来た。
一人旅、僕の性格ではチョット寂しさも無くはなかったような感じはあるが・・・・
アシアナ航空 OZ122便はセントレアの上空へ定時に到達した。
スムーズに滑走路にランディングをして「大満足ソウルのたび」を終えた。



同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
観光バス
航空会社
アシアナ航空
  • 自称 チェ ジュ

    自称 チェ ジュ

  • 空港のパソコン

    空港のパソコン

  • キンパップ

    キンパップ

  • ホテル前に出来たファミリーマート

    ホテル前に出来たファミリーマート

  • チョンミョ  宗廟

    チョンミョ 宗廟

  • 仁寺洞

    仁寺洞

  • 幼稚園児

    幼稚園児

  • カルビタン

    カルビタン

  • 仁寺洞たべものや

    仁寺洞たべものや

  • テーマパークでチェ ジュと?

    テーマパークでチェ ジュと?

  • 南大門市場

    南大門市場

  • 南大門市場にて

    南大門市場にて

  • 犬の肉売ります

    犬の肉売ります

  • キムジョンイルの国を覗く

    キムジョンイルの国を覗く

  • 北朝鮮の国を見晴るかす見る

    北朝鮮の国を見晴るかす見る

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