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仏領Wallis<br /><br />Eに会ったのはフィジーのナンディ空港、エアカラン航空のチェックインカウンターだった。エアカランは仏領ニューカレドニアのフラッグキャリアで、太平洋の仏領(W&amp;amp;F、仏ポリネシア)や豪、NZ、日などに定期便を就航させている。ニューカレドニア発のエアカランはフィジーを経由してウォリスまで週二回飛んでいる。私の前に並んでいたのは、フィジー人にしては色の白いビア樽体型の男。ウォリス人であろう。ニューカレドニアでも首都のヌーメアにはたくさんのウォリス人が住んでいたのを思い出す。フィジー人やナカク人(ニューカレドニア人)はメラネシア系で色黒なのに対し、ウォリス・フトゥナ人や仏ポリネシア人はポリネシア系で褐色なので、私たち外国人でも結構違いがわかるものだ。ビア樽男は、素人目にも超過料金が必要になるのがはっきり分かるほど大量の荷物をカートに載せていた。(km)「あのー僕、機内預け荷物持ってないから、一緒にチェックインしてあげましょうか?」 2人でチェックインすれば無料で預けられる荷物限度が2倍になる。もちろんこんな申し出は南太平洋以外では決してしない。見知らぬ人の荷物に万一違法薬物や火器が入っていたら一大事だから。けれど、ここは平和な南太平洋、犯罪の香りとは無縁だし、相互扶助の精神がなければやっていけない。実際、この地域で荷物を持ってチェックインしてくれないかと頼まれたことは何度もある。2004年にトンガからオークランドまで飛んだときなど、チェックインカウンターの職員(スターアライアンスのNZ航空!)に、「このおばちゃんの荷物と一緒にチェックインしてあげてもらえないかしら」と頼まれたことすらあるのだ。普通エアラインの職員は「この荷物はあなたのものか」「自分自身で荷造りをしたか」など確認するのが規則なのだが・・・。<br />話が飛んでしまったが、つづけると、ビア樽男は英語を理解しなかったが、私がブロークン仏語でパスポートを重ねるしぐさをすると私の申し出を理解した。二人で無事チェックインを済ませるとEは私に礼を言いながら聞く。(E)「ウォリスに来るのか?」(km)「そう。でも飛行機に乗れたらウォリスからさらにフトゥナに行きたいんだ。」フトゥナ行きの飛行機は満席のためウォリスの空港で席が取れないかどうか交渉してみることになっていた。仏領WFを構成する主な二つの島島は互いに100kmも離れている。ウォリスがトンガ文化圏であるのに対しフトゥナはサモア文化圏。ウォリスは週二回だけ外国とフライトでつながっているが、フトゥナはつながっていない。ウォリス人でも行ったことのない人のほうが多い離島だ。どちらか選ぶならフトゥナ。そう決めていたのは、豪領ココス等で出会った「300国」訪問のジョージ影響かもしれない。彼の口癖は、「BadRoad、GoodPeople」(辺鄙な土地、あたたかい人々)だった。そんな私の方針をEは一言で否定した。「Futuna、よくない。Walis よい。うちに来い。」ウォリスとフトゥナでは敵国同士のようなライバル意識でもあるのだろうか。Futunaの何がよくないのか私の仏語力ではわからなかったが、押しの弱い私は結局Eの忠告に従い、おとなしくウォリスにとどまり、さらにはなぜかEの家にホームステイすることになるのだった。

Wallis Futuna

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2006/07 - 2006/07

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km777

km777さん

仏領Wallis

Eに会ったのはフィジーのナンディ空港、エアカラン航空のチェックインカウンターだった。エアカランは仏領ニューカレドニアのフラッグキャリアで、太平洋の仏領(W&amp;F、仏ポリネシア)や豪、NZ、日などに定期便を就航させている。ニューカレドニア発のエアカランはフィジーを経由してウォリスまで週二回飛んでいる。私の前に並んでいたのは、フィジー人にしては色の白いビア樽体型の男。ウォリス人であろう。ニューカレドニアでも首都のヌーメアにはたくさんのウォリス人が住んでいたのを思い出す。フィジー人やナカク人(ニューカレドニア人)はメラネシア系で色黒なのに対し、ウォリス・フトゥナ人や仏ポリネシア人はポリネシア系で褐色なので、私たち外国人でも結構違いがわかるものだ。ビア樽男は、素人目にも超過料金が必要になるのがはっきり分かるほど大量の荷物をカートに載せていた。(km)「あのー僕、機内預け荷物持ってないから、一緒にチェックインしてあげましょうか?」 2人でチェックインすれば無料で預けられる荷物限度が2倍になる。もちろんこんな申し出は南太平洋以外では決してしない。見知らぬ人の荷物に万一違法薬物や火器が入っていたら一大事だから。けれど、ここは平和な南太平洋、犯罪の香りとは無縁だし、相互扶助の精神がなければやっていけない。実際、この地域で荷物を持ってチェックインしてくれないかと頼まれたことは何度もある。2004年にトンガからオークランドまで飛んだときなど、チェックインカウンターの職員(スターアライアンスのNZ航空!)に、「このおばちゃんの荷物と一緒にチェックインしてあげてもらえないかしら」と頼まれたことすらあるのだ。普通エアラインの職員は「この荷物はあなたのものか」「自分自身で荷造りをしたか」など確認するのが規則なのだが・・・。
話が飛んでしまったが、つづけると、ビア樽男は英語を理解しなかったが、私がブロークン仏語でパスポートを重ねるしぐさをすると私の申し出を理解した。二人で無事チェックインを済ませるとEは私に礼を言いながら聞く。(E)「ウォリスに来るのか?」(km)「そう。でも飛行機に乗れたらウォリスからさらにフトゥナに行きたいんだ。」フトゥナ行きの飛行機は満席のためウォリスの空港で席が取れないかどうか交渉してみることになっていた。仏領WFを構成する主な二つの島島は互いに100kmも離れている。ウォリスがトンガ文化圏であるのに対しフトゥナはサモア文化圏。ウォリスは週二回だけ外国とフライトでつながっているが、フトゥナはつながっていない。ウォリス人でも行ったことのない人のほうが多い離島だ。どちらか選ぶならフトゥナ。そう決めていたのは、豪領ココス等で出会った「300国」訪問のジョージ影響かもしれない。彼の口癖は、「BadRoad、GoodPeople」(辺鄙な土地、あたたかい人々)だった。そんな私の方針をEは一言で否定した。「Futuna、よくない。Walis よい。うちに来い。」ウォリスとフトゥナでは敵国同士のようなライバル意識でもあるのだろうか。Futunaの何がよくないのか私の仏語力ではわからなかったが、押しの弱い私は結局Eの忠告に従い、おとなしくウォリスにとどまり、さらにはなぜかEの家にホームステイすることになるのだった。

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