2006/08/28 - 2006/08/28
1610位(同エリア1987件中)
洋子さん
福祉国家の一断面
夏休みが終わり学校に生徒が戻り、ランチタイムにはレストランやハンバーガー店にビジネスマン達がトレイを持って並んでいます。
ストックホルムは落ち着いた大人の街です、成熟した社会環境によるのか、離婚も病気も破産も、人生の致命傷にはならないと云う恵まれた社会です。
年間6週間の有給休暇が有り、誰でも夏休みは最低でも1ヶ月は取るそうです。携帯電話のスイッチを切り、PCの電源も外して、自然の中で太陽の恵みを存分に満喫しています。「自然を愛し、仕事よりアウトドアを大切にする」これは多くのスウェーデン人たちのモットーで、生活の基本のようです。
反面、社会が豊かになると離婚が増えるようです。スウェーデン家族の内情は複雑で、結婚しない同棲カツプルが増え、結婚しても半分以上は離婚すると聞きます。その結果、家族形態は複雑で、多いのは母と子のみの家庭、次に再婚同士の夫婦とそれぞれの連れ子で構成される家庭、三番目は両親とその間に生まれた子どものいる家庭、四番目は父と子のみの家庭だそうです。
離婚、再婚が多くなれば複雑な家族構成にならざるを得ないだろうし、継父、継母、そして血のつながらない兄弟たちとの家族関係、人間関係は複雑化しています。スウェーデン人たちには「子は鎹・家族の絆」と言う概念は薄く、個人個人が経済的にも自立しているので、お互い新しい恋人を見つければ、すぐに別れてしまうようです。
一度しかない人生、どんな風に選択しようと個人の自由です。男女平等で女性の働きやすい職場と、子育てにも厚い保護が有り、児童手当も収入に関係なく一律に支給されるとなれば、結婚生活を泣く泣く続けたり、我慢することもなく、自己満足を求めるよに変わるのかも知れません。
生まれてから、死ぬまで住んでみないと、スウェーデンの本当の良さは分りません。この国で過ごしてみて、日本も子育てと、家の取得にお金がかからなければ、もっと生活にゆとりが出るだろうと、つくづく感じます。
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この旅行記へのコメント (1)
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- Rockyさん 2006/08/30 14:03:31
- >もっと生活にゆとりが
- 洋子さん
>もっと生活にゆとりが....
現地生活情報を興味津々で読んでいます。
M.Rockyこの夏はロンドンでした。
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