2004/03/28 - 2004/03/28
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くろちゃんさん
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今回、2年ぶりのお遍路となりました。歩き始めるまでは、日頃の運動不足を恨んで、自分の足がどの程度耐えられるのか不安になりました。しかも、峠の連続。これまでの経験から、中村市街までたどり着ければいいと思っていましたが、思いの外、足の調子が良く、予定以上に進むことができました。5日歩いて、札所は2カ所のみ。また、道中で出会うお遍路さんの少ないこと。札所が恋しい、人が恋しい、修行の道場。
<本日のデータ>
行程:司旅館→角谷峠→焼坂峠→そえみみず→まるか旅館
天気:晴れ
距離:33.0?
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JR特急
-
今日は、37番岩本寺の門前の宿まで約33?という歩き遍路2日目にしては長い距離を歩くので、気合いを入れて、6時50分に宿を出ました。JR多ノ郷駅前の通りを西にしばらく歩くと、国道56号に出ました。朝早いので、人の通りは少なかったです。
スタートから40分、国道から離れて、番外5番札所の大善寺にやってきました。先を急ぐので、山の上の本堂まで行かず、遍路道に面した大師堂だけ手を合わせました。 -
国道を離れ、山道に進路を取り、今日も独り山道を歩きます。道の下の不法投棄にいやな思いをしながら登り続けたら、突然視界が開け、眼下に太平洋の大海原が広がっていました。南に面した急斜面には、びわの木が植えられていて、実には丁寧に袋がかけられていました。びわ畑の中には、縦横無尽に農業用モノレールのレールが走っているのですが、急斜面での農作業の苦労が察せられました。しばらくびわ畑の山道を歩いて、再び国道と合流しました。
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角谷峠を下りきったと思ったら、今度は、焼坂峠越えが待っています。またまた国道を離れ、焼坂峠への道を進みます。JRの築堤の下をくぐると、山道になりました。JRはこの後、トンネルに入っていくのですが、わたしは標高228mまで登ります。次第に角度がきつくなり、くさりが用意されるほどの急な登りになりました。何度も水分補給をしながら高度を稼ぎます。峠はまだか、峠はまだか、呪文のように唱えながら、登り切りました。峠は風がよく通るので、体中の汗が一気に引きました。峠でちょっと長めの休憩を取りました。
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そえみみずへんろ道の登り口にやってきました。この道は、明治の初期まで往還として人馬の往来があったそうで、所々に石畳が見られます。往還とはいえ、道幅が狭く、荷車などは通れたのでしょうか。焼坂峠の登りのように急な登りではないのですが、だらだらした登りもつらい。山道のへんろ道になると、決まって多数の励ましの言葉が木にぶら下がっています。励まされることもありますが、うっとうしくもあります。他の人はどう思っているのでしょうか。そえみみずを歩くこと1時間、おそろしいほど励ましの言葉がぶら下がっている峠らしきところに着きました。
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七子峠で一服して、下り道。眼下に国道56号の車の音を聞きながら、歩きます。道の斜面側の木々が所々で切られ、展望台が作られていました。遠くに久礼湾の海が見えました。
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