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真田幸隆は真田家中興の祖。<br />小県の豪族・海野氏の支流で真田氏を名乗る。北信濃の村上義清と甲州の武田信虎の侵攻に遭って領地を追われ上州に逃れる。<br />のちに武田信玄の旗下に入り、武将として頭角を現して旧領を回復。武功により上州沼田をも領土とする。<br />と、戦国時代は力の時代。そんな真田幸隆の故郷が真田の庄ですが今は長閑な山村でした。<br />戦いに明け暮れた時代を偲びながらの史跡巡りの旅。とは言え歴史に忠実かどうかは定かではありません。歴史を楽しむという私流の解釈ですのであしからず。<br /><br />真田三代記というと昌幸・幸村・大助を描いたスーパー戦記物ですが、実際に幸村・大助親子が活躍するのは大坂冬・夏の陣です。今回は信州の旅なので幸隆・昌幸・信幸(信之)の三代を言うことにします。

真田三代記・真田幸隆

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2006/08/22 - 2006/08/22

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もろずみ

もろずみさん

真田幸隆は真田家中興の祖。
小県の豪族・海野氏の支流で真田氏を名乗る。北信濃の村上義清と甲州の武田信虎の侵攻に遭って領地を追われ上州に逃れる。
のちに武田信玄の旗下に入り、武将として頭角を現して旧領を回復。武功により上州沼田をも領土とする。
と、戦国時代は力の時代。そんな真田幸隆の故郷が真田の庄ですが今は長閑な山村でした。
戦いに明け暮れた時代を偲びながらの史跡巡りの旅。とは言え歴史に忠実かどうかは定かではありません。歴史を楽しむという私流の解釈ですのであしからず。

真田三代記というと昌幸・幸村・大助を描いたスーパー戦記物ですが、実際に幸村・大助親子が活躍するのは大坂冬・夏の陣です。今回は信州の旅なので幸隆・昌幸・信幸(信之)の三代を言うことにします。

交通手段
自家用車

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  • 上田市内から菅平方面へと山道を登っていくと真田庄に入ります。この間まで小県郡真田町だったのが上田市に編入されました。<br />県道沿いから脇道に入ってさらに登っていくと「真田氏歴史館」があります。

    上田市内から菅平方面へと山道を登っていくと真田庄に入ります。この間まで小県郡真田町だったのが上田市に編入されました。
    県道沿いから脇道に入ってさらに登っていくと「真田氏歴史館」があります。

  • いかにも武家屋敷風の瓦葺きの瀟洒な建物で期待が持てます。

    いかにも武家屋敷風の瓦葺きの瀟洒な建物で期待が持てます。

  • 内部は撮影禁止ですがロビーはOK。ということで真田幸村の騎馬像を撮ってみます。<br />これは上田駅前の騎馬像のミニチュア版ですね。

    内部は撮影禁止ですがロビーはOK。ということで真田幸村の騎馬像を撮ってみます。
    これは上田駅前の騎馬像のミニチュア版ですね。

  • 展示室入り口の六文銭の照明。ここから先はカメラの電源を切ります。<br />中にはNHK「真田太平記」で使用された昌幸・信幸・幸村の甲冑がありました。本物でなくても精巧に作られていて、古びているところなど感動もの。

    展示室入り口の六文銭の照明。ここから先はカメラの電源を切ります。
    中にはNHK「真田太平記」で使用された昌幸・信幸・幸村の甲冑がありました。本物でなくても精巧に作られていて、古びているところなど感動もの。

  • 歴史館のある辺りは御屋敷公園になっています。土塁や堀の遺構が残っています。

    歴史館のある辺りは御屋敷公園になっています。土塁や堀の遺構が残っています。

  • ここは上田城を築城する前の真田家の居館があった場所です。<br />今は昌幸が勧請した皇大神宮が建っていました。

    ここは上田城を築城する前の真田家の居館があった場所です。
    今は昌幸が勧請した皇大神宮が建っていました。

  • 古びた社で、歴史を知らなければ普通の村の鎮守社という風情。<br />でも400年前の空気と同じものが流れているような空間です。

    古びた社で、歴史を知らなければ普通の村の鎮守社という風情。
    でも400年前の空気と同じものが流れているような空間です。

  • 地図を見ても良くわかりませんが、尾根伝いに行けばと見当をつけて車を出します。<br />再び山の脇道を登っていくと真田家の菩提寺である長谷寺に着きます。山間の普通の寺です。

    地図を見ても良くわかりませんが、尾根伝いに行けばと見当をつけて車を出します。
    再び山の脇道を登っていくと真田家の菩提寺である長谷寺に着きます。山間の普通の寺です。

  • 石段の上にはアーチ型の石門があります。<br />これは珍しいです。

    石段の上にはアーチ型の石門があります。
    これは珍しいです。

  • 本堂は割合新しいようです。特に六文銭の紋所も発見できず。

    本堂は割合新しいようです。特に六文銭の紋所も発見できず。

  • 裏手が墓地になっていて、杉木立の中に道がありました。<br />一番奥が真田家の墓所です。

    裏手が墓地になっていて、杉木立の中に道がありました。
    一番奥が真田家の墓所です。

  • 真ん中が幸隆の墓。左が幸隆の奥方、右が昌幸です。<br />親子でここに眠って居るんですね。

    真ん中が幸隆の墓。左が幸隆の奥方、右が昌幸です。
    親子でここに眠って居るんですね。

  • 尾根伝いに歩く道があると思うが迷ったら大変。車でないと真田の史跡巡りは一日掛かりでしょうね。<br />再び県道に下りてしばらく走り脇道を登ります。<br />一段と高い所に真田本城跡の標識がありました。

    尾根伝いに歩く道があると思うが迷ったら大変。車でないと真田の史跡巡りは一日掛かりでしょうね。
    再び県道に下りてしばらく走り脇道を登ります。
    一段と高い所に真田本城跡の標識がありました。

  • 車を置いてさらに登って行けます。<br />いかにも史跡というように小さな祠がありました。ここが本城の中心でしょうか。

    車を置いてさらに登って行けます。
    いかにも史跡というように小さな祠がありました。ここが本城の中心でしょうか。

  • 眼下に広がる真田庄。これは絶景ですね。<br />領民が暮らしている様子をこうして眺めたのでしょう。<br />戦国期の豪族になった気分。

    眼下に広がる真田庄。これは絶景ですね。
    領民が暮らしている様子をこうして眺めたのでしょう。
    戦国期の豪族になった気分。

  • 車に戻ると脇に道祖神があるのに気づきました。<br />信州は道祖神の宝庫でしたね。<br />汗をかいて少し歩いたので風が心地よいです。

    車に戻ると脇に道祖神があるのに気づきました。
    信州は道祖神の宝庫でしたね。
    汗をかいて少し歩いたので風が心地よいです。

  • 一旦里に下って次の史跡を目指します。長閑な風景。<br />ふと見るとあの稜線は「戸石くずれ」で有名な戸石城跡のようです。<br />左手は上田城下になります。

    一旦里に下って次の史跡を目指します。長閑な風景。
    ふと見るとあの稜線は「戸石くずれ」で有名な戸石城跡のようです。
    左手は上田城下になります。

  • 町の中心部から奥に登ったところが信綱寺です。<br />幸隆の長男・信綱は長篠の戦いで戦死。家督は三男・昌幸が継ぎます。その昌幸が兄の菩提を弔うために立てたのが信綱寺です。<br />なんとも立派な山門がありました。

    町の中心部から奥に登ったところが信綱寺です。
    幸隆の長男・信綱は長篠の戦いで戦死。家督は三男・昌幸が継ぎます。その昌幸が兄の菩提を弔うために立てたのが信綱寺です。
    なんとも立派な山門がありました。

  • 信綱寺は禅寺です。他に観光客はいないので静寂そのもの。<br />もっとも今日はどこでも観光客には会いません。

    信綱寺は禅寺です。他に観光客はいないので静寂そのもの。
    もっとも今日はどこでも観光客には会いません。

  • 本堂にはしっかりと六文銭の紋所を発見しました。<br />きれいなお寺ですね。

    本堂にはしっかりと六文銭の紋所を発見しました。
    きれいなお寺ですね。

  • 墓地は境内を出て裏山を登ります。<br />何だか雲行きがあやしいなと思ったところで、真田信綱の墓に辿り着きました。<br />真田一族は武将として有名な人が多いですが、勇将というのはこの人でしょう。

    墓地は境内を出て裏山を登ります。
    何だか雲行きがあやしいなと思ったところで、真田信綱の墓に辿り着きました。
    真田一族は武将として有名な人が多いですが、勇将というのはこの人でしょう。

  • ポツリポツリと雨が落ちてきました。<br />信綱寺の前が公園になっていて、歴史の丘とあります。<br />シンボリックなモニュメントで真田一族の活躍した戦国時代を現しているようです。

    ポツリポツリと雨が落ちてきました。
    信綱寺の前が公園になっていて、歴史の丘とあります。
    シンボリックなモニュメントで真田一族の活躍した戦国時代を現しているようです。

  • モニュメントはこんな感じ。<br />一つ一つじっくり見たいと思いましたが、雨どんどん降って来たので断念して車に逃げ込みました。<br /><br />真田幸隆がテーマの真田庄史跡巡りでしたが、幸隆の活躍の場は上州と信濃の全域でした。その本拠地の雰囲気を味わうだけで終わってしまいました。<br />でも見所は一通り網羅したかな。

    モニュメントはこんな感じ。
    一つ一つじっくり見たいと思いましたが、雨どんどん降って来たので断念して車に逃げ込みました。

    真田幸隆がテーマの真田庄史跡巡りでしたが、幸隆の活躍の場は上州と信濃の全域でした。その本拠地の雰囲気を味わうだけで終わってしまいました。
    でも見所は一通り網羅したかな。

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