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サーファーズパラダイス中心部南にそびえるQ1リゾートスパは、居住用ビルとしては世界一の高さを誇る最新のコンドミニアム。展望デッキに登るだけで16.5ドルもする高級施設。汚い格好をしたバックパッカーの僕には縁ほど遠いところ。<br /><br /> だが、ここの17階に日本人向けの食堂がある。その名も「キッチン・アンナ」。なんと7ドル(700円弱)で豪華な日本食の晩飯が食えるとあって、金のない僕はここへ毎日のように通った。<br /><br /> 食堂といってもモダンで広々した居住部屋の一部で食事ができ、窓からはゴールドコーストの夜景が一望できるので何とも豪華な気持ちになれる。メニューは日替わりで健康を考えて材料も激選しているらしい。値段の割にすごいボリューム。外で食べれば2倍以上はするだろう。味もGOOD!それもそのはず。何故ならアンナさんは日本で料理の先生をしていたからだ。<br /><br /> アンナさんは小学生と中学生のお子さん二人を連れて、大阪の枚方から昨年の11月に越してきた。ホームステイの経験のあるアンナさんは、オーストラリアの食事にすごく困ったらしい。食事の味が合わない、値段が高く、高カロリー。その経験をもとに、ここに住む日本人の助けになればと自分で食堂を立ち上げたのだ。だが、こんなに素晴らしい場所なのに一日に訪れるお客さんは数える程度と多くない。告知は旅行代理店の掲示板ぐらいで、それ以外大きなPRをしていないからだ。<br /><br /> 「本格的に店としてやったほうがいいのでは?この辺にある日本料理屋に味、値段共に絶対負けませんよ。間違いなく儲かります!」と僕は促してみた。「そうすると利益を考えたり、人を雇ったり色々と大変でしょ?私は儲けよりも日本人の皆に少しでも喜んでもらえればそれでいいの。」とアンナさんに返された。<br /><br /> サラリーマンとして営利目的でしか物事を考えたことのなかった僕は軽くショックを受けた。「得」ではなく「徳」を求める生活。果たして自分にできるだろうか?将来、豪華なマンションを海外で購入したら、他の旅行者に何か提供できるだろうか?そんな心の余裕、今の僕にはまったくないなぁ。(ってか、まずマンション欲しい)<br /><br /> こういう考え持った方、僕かなり好きです。よっしゃ!!なんか僕に協力できることないかな?よし、お客さんを呼ぶためのマーケティング協力しよう。<br /><br />「といってもお客さんは少ない訳だし。まず告知方法を改善しましょう。チラシをもっとわかりやすく変えたほうがお客さん、全然来ますよ!」<br /><br />そう、キッチンアンナのチラシはとてもわかりづらい。<br />『WH食堂 メニューが字面でヅラヅラ サーファーズの自宅でやっています。電話番号とメルアド。』こんなチラシだ。<br /><br />「WHってワーホリの略ですよね。わからないですよ。『おかんの味恋しい人、注目!!』とかにしましょう。あとメニュー、写真のせましょう。それからアンナさん家族の写真とかこの綺麗なロケーション。これも写真撮りましょう。最後の場所の案内、超高級コンドミニアムQ1で御飯が食べれる!!って書けば、日本人みんな来ますよ」<br /><br />アンナさん、「あのねぇ、Q1って書いて観光目当てでたくさんお客さん来ても嬉しくないの。本当に純粋に日本食を食べたい人を助けたいから、敢えて載せないの」<br /><br />お客さんにも拘りがあるのだ。ますます、好きになった。<br /><br />「ほな、僕チラシ配りに明日からまわりますので!」サーフィン以外、暇な僕は口コミやチラシ掲示を手伝いをすることにした。<br /><br /><br /><br />とりあえず自転車をレンタルし、日豪プレスやニッテルなどワーホリしている日本人が閲覧しそうな場所に僕はWH食堂「キッチンアンナ」のチラシを貼った。<br /><br /> さらに泊まっているバッパーの日本人に声を掛け、皆で食べに行くことにした。その数、総勢8名!<br /><br /> 何故かその日は僕ら以外にもお客さんが多く、アンナさんは料理をつくるので手一杯。一緒に行った日本人は「すごく美味しい、また来たい」って喜んでくれたんだけど、慌しいアンナさんの姿を見ると僕の心は複雑だ。食事しながらアンナ親子とゆったり話す、世間話タイムがなくなってしまったからだ。<br /><br /> アンナさんが言っていた悩み「お客さんを増やしたいけど、増えすぎるのも考えもの」とはまさにこのことかぁ。今日僕が連れて行った日本人からの口コミでどんどんお客は増えるだろう。だけど本当にそれでよかったのかな?<br /><br /> 僕は日曜日にゴールドコーストを離れてしまうけど、その後の安否が気になってしまう。Q1食堂「キッチンアンナ」に行かれた方、誰か教えてください。<br /><br />

Q1食堂「キッチンアンナ」@ゴールドコースト

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2006/08/23 - 2006/08/23

1196位(同エリア1253件中)

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フーテンの若さん

フーテンの若さんさん

サーファーズパラダイス中心部南にそびえるQ1リゾートスパは、居住用ビルとしては世界一の高さを誇る最新のコンドミニアム。展望デッキに登るだけで16.5ドルもする高級施設。汚い格好をしたバックパッカーの僕には縁ほど遠いところ。

 だが、ここの17階に日本人向けの食堂がある。その名も「キッチン・アンナ」。なんと7ドル(700円弱)で豪華な日本食の晩飯が食えるとあって、金のない僕はここへ毎日のように通った。

 食堂といってもモダンで広々した居住部屋の一部で食事ができ、窓からはゴールドコーストの夜景が一望できるので何とも豪華な気持ちになれる。メニューは日替わりで健康を考えて材料も激選しているらしい。値段の割にすごいボリューム。外で食べれば2倍以上はするだろう。味もGOOD!それもそのはず。何故ならアンナさんは日本で料理の先生をしていたからだ。

 アンナさんは小学生と中学生のお子さん二人を連れて、大阪の枚方から昨年の11月に越してきた。ホームステイの経験のあるアンナさんは、オーストラリアの食事にすごく困ったらしい。食事の味が合わない、値段が高く、高カロリー。その経験をもとに、ここに住む日本人の助けになればと自分で食堂を立ち上げたのだ。だが、こんなに素晴らしい場所なのに一日に訪れるお客さんは数える程度と多くない。告知は旅行代理店の掲示板ぐらいで、それ以外大きなPRをしていないからだ。

 「本格的に店としてやったほうがいいのでは?この辺にある日本料理屋に味、値段共に絶対負けませんよ。間違いなく儲かります!」と僕は促してみた。「そうすると利益を考えたり、人を雇ったり色々と大変でしょ?私は儲けよりも日本人の皆に少しでも喜んでもらえればそれでいいの。」とアンナさんに返された。

 サラリーマンとして営利目的でしか物事を考えたことのなかった僕は軽くショックを受けた。「得」ではなく「徳」を求める生活。果たして自分にできるだろうか?将来、豪華なマンションを海外で購入したら、他の旅行者に何か提供できるだろうか?そんな心の余裕、今の僕にはまったくないなぁ。(ってか、まずマンション欲しい)

 こういう考え持った方、僕かなり好きです。よっしゃ!!なんか僕に協力できることないかな?よし、お客さんを呼ぶためのマーケティング協力しよう。

「といってもお客さんは少ない訳だし。まず告知方法を改善しましょう。チラシをもっとわかりやすく変えたほうがお客さん、全然来ますよ!」

そう、キッチンアンナのチラシはとてもわかりづらい。
『WH食堂 メニューが字面でヅラヅラ サーファーズの自宅でやっています。電話番号とメルアド。』こんなチラシだ。

「WHってワーホリの略ですよね。わからないですよ。『おかんの味恋しい人、注目!!』とかにしましょう。あとメニュー、写真のせましょう。それからアンナさん家族の写真とかこの綺麗なロケーション。これも写真撮りましょう。最後の場所の案内、超高級コンドミニアムQ1で御飯が食べれる!!って書けば、日本人みんな来ますよ」

アンナさん、「あのねぇ、Q1って書いて観光目当てでたくさんお客さん来ても嬉しくないの。本当に純粋に日本食を食べたい人を助けたいから、敢えて載せないの」

お客さんにも拘りがあるのだ。ますます、好きになった。

「ほな、僕チラシ配りに明日からまわりますので!」サーフィン以外、暇な僕は口コミやチラシ掲示を手伝いをすることにした。



とりあえず自転車をレンタルし、日豪プレスやニッテルなどワーホリしている日本人が閲覧しそうな場所に僕はWH食堂「キッチンアンナ」のチラシを貼った。

 さらに泊まっているバッパーの日本人に声を掛け、皆で食べに行くことにした。その数、総勢8名!

 何故かその日は僕ら以外にもお客さんが多く、アンナさんは料理をつくるので手一杯。一緒に行った日本人は「すごく美味しい、また来たい」って喜んでくれたんだけど、慌しいアンナさんの姿を見ると僕の心は複雑だ。食事しながらアンナ親子とゆったり話す、世間話タイムがなくなってしまったからだ。

 アンナさんが言っていた悩み「お客さんを増やしたいけど、増えすぎるのも考えもの」とはまさにこのことかぁ。今日僕が連れて行った日本人からの口コミでどんどんお客は増えるだろう。だけど本当にそれでよかったのかな?

 僕は日曜日にゴールドコーストを離れてしまうけど、その後の安否が気になってしまう。Q1食堂「キッチンアンナ」に行かれた方、誰か教えてください。

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