2006/06/21 - 2006/06/21
63位(同エリア74件中)
fkさん
オロモウツ大司教博物館
100メートル以上もある尖塔を戴く聖ヴァーツラフ大教会
のあるヴァーツラフ広場に入ると珍しく大勢の人が出入りし
ていた。目当てはまっさらな博物館で、オロモウツ大司教と
いうのが冠されている。このオロモウツ大司教博物館は、
ローマカトリック教会とチェコ政府が協力してプロジェクト
を立ち上げ、長いあいだ放りっぱなしにされてきたがチェコ
史上名誉ある宮殿を改修してオロモウツにふさわしい博物館
としてお目見えした。
写真は聖ヴァーツラフ大教会
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聖ヴァーツラフ大教会のファサード上部(一部)
-
1305年
スラヴ民族のチェコを統一した人物が宮殿で殺害された。
その後長い間ドイツ民族に支配され,独立したのは
第一次大戦終了まで待つことになる。 -
オロモウツ大司教博物館の入口
歴代司教と大司教が所有していた博物とおもに
オロモウツ県の博物館から移設した宗教に直接
関係する絵画や彫像などを展示する建物。
この類の博物館はおそらく今までどこにも無く
注目に値するが、2003年当時の教皇パウロ二世
がこの地を表敬訪問したとき、歴史的につねに
カトリックを守り通したオロモウツの司教と
大司教の偉業をたたえ博物館建設の考えを促したという。 -
オロモウツ大司教の紋章
1063年に司祭座がおかれた。
以降歴代の司祭はチェコ東部モラヴィア地方での
布教に大きな貢献を続けて、時の経過とともに領土
をふやし権力を強くした。
チェコ王カレル4世の時代には王直々の司祭となり,
コインの製造も許されるという特権を与えられ、
モラヴィアの法律を司り軍隊も組織した。
1777年大司教座に昇格
大司教の権限でもってますます豪華に改造され
庭の手入れがよくなっていまでは世界文化遺産
に登録されているのが夏の離宮クロムニェリーシュ
の宮殿。 -
中央にあるのが
聖バルバラ礼拝堂。
バルバラは鉱山夫を守る聖人。
オロモウツ大司教は,その後もたいへんながく
権力を持ち続けて芸術,文化,音楽といった文化
を愛し、教会建築・改築をリードした。 -
聖バルバラ礼拝堂のトップ。
この博物館内部でも写真は禁止。 -
真新しい博物館の展示内容はまた後日追加します。
まだ地下は修繕中ですが,ロマネスクの建築基礎
がたいへん興味深い。
ウイーンのそれに比べても巨大でオリジナルが
そのまま修復されている。
博物館の前庭に喫茶店ができていました。
オロモウツにも今年初めてアイスコーヒー
がお目見えしました。 -
モーツアルトが幼い頃家族とともにオロモウツ
宮殿に滞在。ウイーンで黒死病が蔓延していた
ときでした。
モーツアルトはオロモウツで一曲作りました。
再びオロモウツの大司教:
オロモウツ大司教は,その後もたいへんながく権力を持ち続け芸術,文化,音楽といった文化を愛し、教会建築・改築に従事した。
http://d.hatena.ne.jp/fksa/20060829
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