グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2006(その4)

2006/07 - 2006/07

グッドウッドの会場内で、カルティエ主催のコンクールデレガンスが行われていました。審査員はなんと、あのジョージ・ルーカス！もちろん会ってサインいただきましたが、そのサインというのが筆記体の｢L｣だけって、ちょっと手抜きじゃないかぁ？

ともあれコンクールは、やはりそのデザイン美を競うものだけにコンセプトモデルやプロトタイプなど、見てて楽しいクルマが沢山集まりました。中でもフランスの初代D.B(ドゥーチェとボネのイニシャルね)やGN(ゴドフレイとナッシュのイニシャルだヨ)など、日本では全然知名度のないクルマが見れて大感激。もう１日ずっとここに居ても飽きないほどです。

エリア ポーツマス(イギリス)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: 大韓航空

D.B-1。初期のD.Bはパナールではなくシトロエン・トラクシオンアヴァンのコンポネンツを使ってレーシングカーを作ってました。近年はイタリアのミッレミリアにも参加しているらしいこのクルマ、出会えて感激です。

ローバーのガスタービンエンジン搭載車。顔の形はノーマルよりも低くてかっこいい。ローバーはかつてガスタービンのレーシングカーをルマンに出場させるほど研究に力を入れていましたが実用化はならず。タコメーターの数字が｢○十万回転｣刻みなのはさすがガスタービン車ならでは。

このプリミティブな設計がたまらなく｢萌え｣なGN。残念ながら日本で｢GN、良いよね｣なんて人は数えるほどしかいませんが、良いものは良いのです。フレイザーナッシュ、HRG、GNなど、この時代の英国車を間近で見られるのはさすが地元ならではです。

この手のクラシックカーイベントに通えばブガッティですらいいかげん見飽きる、という麻痺状態になってしまいますがこのブレシアは別格。色もなかなかシブくて趣味が良いです。

鏡餅のようなサーブ93。さすがはヒコーキ屋が作ったクルマです。空力重視です。当時のスウェーデンの人たちはこの大衆車を何の違和感もなく受け入れていたのだから凄いです。

アルファロメオ8C2900B。こんな大物までやってきます。

フェラーリ250カリフォルニア・スパイダー。