留学生活もいよいよ終盤

1995/06/02 - 1995/06/10

友との別れの時がやってきた。入学が９月、早いもので１０ヶ月も経とうとしている振り返って見ればあわただしい１年間だった。入学してしばらくは数十年ぶりに一生懸命に勉強した、普段余り使わない脳も少しは柔らかくなった。しかし、この年になって、そんなに勉強ばかり続かなかった。外国人留学生の友達、中国人との付き合いも増え、遊ぶのが面白くなった。２月から始まる後期の授業をさぼる日が多くなり、旅行する日が増えた。しかしこれも私にとって日常会話の勉強のひとつ、駅での切符の買い方、何時間もじっと待つ中国の習慣も身についた。さて、中国語が次第に分るにつれ中国人も心を開いて話してくれる。若者の考え方、男女関係、習慣、性格など、いろんな人たちと付き合っていると本当の中国が分るような気がする、私自身も段々中国人になってきたようだ。以前は日本人的に物の考え方をしていた、今は中国人の立場で考えることもしばしばある。しかしどうしても
許せないこともいっぱいあり、よく口論をすることもある。

エリア 武漢(中国)

これは留学生宿舎の私の部屋、シングル１日５ドル・ツインなら一人あたり、２．５ドルだった

他の写真は明日大公開