ガラパゴスの陸と海

2006/05/01 - 2006/05/13

ダイビングと上陸観察両方楽しもうとクルーズ＆日帰りダイビングを組み合わせ１３日間のガラパゴス旅行。

悩んだ末にクルーズ船は、「エンカンターダ」というツーリストスーペリアの船に。この船の特徴は、ダイビングを選択しても上陸観察に影響がない点。ほかの船だと、ダイビング組と上陸組に分かれる船もあるらしいので、ダイビングをしっかりやりたい人にはとてもいい船。

４泊５日で私が行ったのは南のフロレアナ島やエスパニョーラ島に行くコースです。もうひとつのヘノベサ島に行く北のコースは揺れがとてもひどいそうです。

行程は次のとおり

?成田→ヒューストン→キト
?キト市内観光
?キト→グアヤキル→ガラパゴス島。
　ハイランドでゾウガメ観察、ダーウィン研究所見学
　夕方６時にクルーズ船に乗船。

?クルーズ２日目
　フロレアナ島（２箇所上陸観察＆２ダイブ/エンダービーとチャ　　　　　　　　ンピオン）

?クルーズ３日目
　エスパニョーラ島（２箇所上陸観察＆１ダイブ/ガードナーベ　　　　　　　　　　　イ）

?クルーズ４日目
　サンタフェ島　イスラロボス（２箇所上陸観察＆１ダイブ／キッ　　　　　　　　　　　　　　　カーロック）

?クルーズ５日目
　ノースセイモア（１箇所上陸観察または１ダイビング）
　＊この日だけは両方は出来ません。片方だけでした。
　　
?プエルトアヨラ滞在
　ゴードンロック日帰り２ダイブ（ハンマーゲット！）

?プエルトアヨラ
　ノースセイモア付近のモスケラで２ダイブ

?プエルトアヨラ
　１時間半ほど歩いてトルトガ湾へ。

?ガラパゴス→グアヤキル深夜
?
?帰国

エリア ガラパゴス(エクアドル)

二日目（５/２）

コンチネンタル航空でキトに到着。ＧＷ中でも１日出発は安く１３万円ちょうど。遠い南米はＧＷなどの影響を受けにくい。

ヒューストン経由の長い空の旅。ipodで退屈を紛らしていたが、充電が心配に。
　でも大丈夫でした。ヒューストン空港にはあちこちにコンセントがあり、日本と同じ形式。そのままそこで充電可能。みんなノートパソコンを繋いでいたし、空港の職員からも何らチェックされないので問題ないのでは。

それはそれとして、
キトの旧市街は、一見の価値あります。私はダイビング器材のロストバゲージを心配して、一日余分に取りましたが、余裕も出来て正解でした。眠らないままガラパゴスクルーズに乗るのは辛いし、まして小型船ならなおさら。

キト滞在中２泊したホテルは、フエンテ・デル・ピエドラ?。

評価　★★☆☆☆

旅行会社に手配してもらったホテルですが、今ひとつ。料金３７ドルの価値はなし。お湯は出ないし、窓が薄く深夜の騒ぎ声がうるさい。立地場所はアマゾネス通りに近く便利ですが、それ以外は？？という感じ。部屋の清潔度もさほどでもありません。

インディヘナのみやげ物屋。キト市内にもまとまってあります。

３日目（５/３）

キトを出発し、グアヤキル経由でガラパゴスのバルトラ空港へ。荷物の重量制限が厳しいと聞いていたが、ダイビング器材含め３２キロの荷物は無事通過。カメラやビデオ、水中カメラのハウジングは手荷物に。（これが１０キロ程度）よくもまあこんな荷物持ってという感じ。ダイビング器材を持ってきているのはあまり空港では見かけない。ＧＷ中だが、日本人には一組の老夫婦に会っただけ。さすがに遠いのか。

３日目（５/３）

エンカンターダ号の最初の観察は、乗船前のハイランドでのゾウガメ観察。保護区に入ると、いました。野生のゾウガメ。人がきても特に逃げようとはせず、にらみ返すような目でわれわれツーリストをじっと見ていました。

バルトラ空港からサンタクルス島へ渡る間の海。ガラパゴスというと寒流の冷たい水温のイメージしかなかったのですが、赤道直下。南国の色をした海でした。

　
クルーズ２日目（５/４）

深夜プエルトアヨラ→早朝フロレアナ島（ポストオフィスとコルモラン岬）

フロレアナでは二箇所の上陸観察。これはコルモラン岬でのフラミンゴ。ケニアのナウル湖のように数が多いわけではなく、ぽつぽつと。ただ、ナウル湖よりずっと近くに寄れます。これはデジカメの１８０ミリの望遠。３００ミリから４００ミリの望遠があればいい写真が撮れそうです。

午前、午後の二箇所の上陸観察の合間に、昼休み時に２ダイブ。結構ハードですが時間は有効に使えます。ダイビングの写真は後ほど掲載。

クルーズ３日目

フロレアナ→エスパニョーラ（スアレス岬とガードナーベイ）

おなじみガラパゴスでのアシカ観察。近くによってもまったく逃げないのでいい写真が取れるハズです。

エスパニョーラ島

この島の名物？アホウドリ。４月から１１月にかけては繁殖のためあちこちで見られます。よたよた走りながら飛び立つ姿は性能の悪い飛行機のよう。羽を広げると大きくてびっくり。

エスパニョーラ島?

こちらはマスクカツオドリ。このクルーズコースだとエスパでしか見られませんでした。けどやっぱり次のアオアシカツオドリのほうが人気ですよね。

エスパニョーラ島?

人気ナンバー?？アオアシカツオドリ。卵を抱いている個体もいました。求愛のダンスも見ることができました。ちなみに空港行きの船着場では、アオアシカツオドリの大群が、えさを求めて水中にダイブする姿が見られます。迫力満点！

エスパニョーラ

このまぶしいほどの白いビーチ。ガラパゴスのイメージを絶対にこの島は変えてくれます。あちこちビーチリゾートに行きましたが、砂の細かさ、白さはモルディブ、カンクンに匹敵します。楽園気分満喫！

エンカンターダ号。船室は船底のような位置で、めちゃめちゃ狭いです。スクーバガラパゴス（SCUBA GALAPAGOS）で検索するとＨＰが出てきますが、予想以上に狭いし、オンボロです。

価格は5日間で日本で手配して７００ドル。ガラパゴスのほかの船と比べるとかなり安いですが、揺れに弱い人にはお勧めしません。雨季から乾季への変わり目でまだそんなに波は強くないはずなのですが、木の葉のように揺れました。立っていられないほど…　

私もそんなに強くないのですが、酔い止めの力で何とかしのぎました。

一人分の幅の二段ベッドがあるだけです。部屋のスペースは畳４分の１ほどか？コンセントは部屋にあるので充電はOKです。差込口は２つありました。荷物は足のほうに整理して置くしかありません。

シャワー室。たいてい１人で行くと相部屋になります。吐きたい時が重ならないことを祈ってました（笑）１２人たいてい満席だとのことで、２人部屋を１人占めする確率はほとんどなさそうです…

４日目　サンタフェ島

アシカがまたもやいっぱいです。最初は騒いでいたのがだんだんメンバーも飽きてきました？

クルーズ５日目　ノースセイモア

ここでの見所はグンカンドリ。営巣地がすぐ近くにある。ほかのイスラロボスでもいたのだが遠い。この日は、ダイビングと選択だったのだが迷わず上陸観察に。
ガラパゴスは島によって見られる生物が違うので入念に調べないと見落としてしまう。

ちなみにこのコースだと、アカアシカツオドリやコバネウは見られません。
ペンギンはフロレアナで遠めに見ることが出来ました！ペンギンはなかなか間近では見られないようです。

プエルトアヨラ

町の中心部の広場近くのネットカフェ。日本語がすべてのパソコンにインストールされています。打つのも読むのもOKです。１時間やっても１ドルか２ドル程度だったと思います。メールのやり取りやなぜかプロ野球の勝敗、ニュースまでチェックしてました。

ダーウィンの進化論の原点　ガラパゴスフィンチ。いっぱいいるそうですが、５，６種類しか写真に収められませんでした。

日帰りダイビングでのモスケラにて

アシカが寄ってきて楽しいダイビングでした。
水温は２３度。
ラニーニャといわれてビビリながらいきましたが
意外に暖かく
５ミリツーピース＋インナー１ミリ長袖で大丈夫でした。最初はフードつけてましたが面倒くさくなって。

カメラはＣ４０４０＋ワイコン＋イノンＤ２０００

ガラパゴスの固有種　バットフィッシュ

ガードナーベイにて。
このポイント大物はほとんどいなかったが、バットフィッシュ目当てでガイドが必死に探してくれました。水深２５メートルで発見。

ただ、ピンボケになってしまいました（涙）

サンタフェ島にて（水温２３度）　流れゆるい

イーグルレイの編隊飛行。透明度も悪いといわれていましたが、何とか１５メートルくらいはあったかな。優雅な光景でした。

日帰りダイブ（ゴードンロックにて）

スクーバイグアナの日帰りダイブ。ここはハンマー狙いで行きました。１ダイブ目に見事ゲット。しかも至近距離まで近づいてきた！にもかかわらず、カメラがスリープ状態から回復するのに手間取り、シャッターチャンスを逃してしまう…あああ　柳○のゴールシーンのように。
代わりにイーグルレイの接近版の写真です。

フロレアナ島　流れゆるい　透明度１５〜２０Ｍくらい

ここが一番潜ったポイントの中で、透明度がよかった。
大物を期待するもここは群れで見せてくれた。black striped salemaという小魚（一応固有種らしい）が何万と視界を埋め尽くす。トルネードで大興奮。
ワイドレンズでよかったあああ。

同じくフロレアナ島にて

フロレアナ島にて。ストロボが多少あたっています。
まだまだ下手だなあ。

まるまると太ったガラパゴスシャーク

日帰りダイビングでお世話になった
スクーバイグアナ。

ガイドは丁寧。ただ、船は狭いので遠出はこたえる。
行くポイントは
?ゴードンロック（北の波止場から５０分）
?ノースセイモア（北の波止場から３０分）
?フロレアナ（２時間　遠いのとクルーズでもぐったの　　　　　　　で止めました）

がだいたい交互。ゴードンロックは週に２回程度です。
その週の予定は、
ショップの前の看板に書いてあります。
?と?の場合、車でバルトラ空港への渡しの場所まで行き、そこから乗船です。

ネットで予約しようとすると代金を振り込むように言われるので、現地に行って予約しました。
メールでは、予約がいっぱいなので保証できないとの
ことでしたが、ぜんぜん大丈夫でした。
　各国からのツーリストも現地で予約してましたから。
あと、
ほかにもアルバトロスツアーとかsub aqua nauti divingとかがメジャーなようです。
どのショップも同様の場所にいくようです。

レンタル器材は、メインテナンスはしっかりしてありそうです。ウェットは７ミリでごわごわした独特のもののようでした。

値段はゴードン１２５ドル。ノースセイモア１３０ドル
私は器材持込で行ったので、１０％引きでした。

ちなみにエンカンターダのクルーズでのダイビングは
６５ドル（器材持込で５５ドル）でした。