中南米・バックパッカーの旅【５０】　世界第２の大サンゴ礁　ベリ−ズ・バリア・リ−フ

2006/05/13 - 2006/05/15

５月１３日、ハバナからメキシコのカンクンに１時間のフライトで到着し、バスセンタ−まで３５ペソ・４２０円で移動した。カンクンには泊らず夜行バスで０時から５時まで走り国境の街チェトマルまで２０６ペソ・２５００円。６時発のベリ−ズ・シティ行きバス、１００ペソ・１２００円に乗り換え１０時ベリーズ・シティ着。チェトマル国境ではメキシコのイミグレ−ションで出国税１０ドル・１２００円を払う。ベリ−ズの国境コロザルではビザを５０ドル・６０００円で取得、ビザ手続きは簡単だった。だが１５日にグアテマラに出国の際には出国税１８．５ドル・２２００円を要求され、２日足らずの滞在で入出国に８２００円かかり、中米では日本人が訪問しにくい国というイメ−ジを持った。チェトマルからのバスにスイスのベルン近郊に住むセドリック・２２歳と乗り合わせた。セドリックは１５歳から時計工をしていたが仕事の限界を感じ退職、１年間旅に出てこれまでの人生を振り返って、改めて新しい仕事を見つけたいと言う。確かに旅はじっくりと人生を振りかえらせてくれる。彼はベリ−ズに滞在せずグアテマラのフロ−レスに直接向かった。偶然ティカル行きのバスで再会し、ティカルからフロ−レスのホテルまで行動をともにした。彼の話ではＥＵ加盟国はビザ不要だが、スイスは未加盟のためトランジットでもビザ５０ドルを要求されていた。出国税はとられなかったそうだ。トランジットでもビザを必要とするのは厳しすぎると思った。
ベリ−ズは物価も高い。バスタ−ミナルの売店のアイスクリ−ムが６ベリ−ズドル・３６０円には驚いた。ホテルもバスタ−ミナルから徒歩２分で便利なのだが、２８米ドル・３２００円だった。米国に近い物価だ。ベリ−ズ・シティは中米の中では安全との情報だが、街を歩いていると公園などにたむろしているホ−ムレスらしい人たちが声をかけ、付きまとってくる。あまり安全な街とは言えないが、英語が母国語であるのは助かる。
ベリ−ズではオ−ストラリアのグレイ−ト・バリア・リ−フに次いで世界第２の規模のベリ−ズ・バリア・リ−フを見たかった。シ−・リゾ−トでアメリカ人らに人気がある島キ−・カ−カ−までボ−トで４５分、往復１５米ドル・１８００円。サンゴ礁の深さや大きさで海の色が変わり、見事な光景だった。欲を言えば、上空からと海中を見れればもっと美しいのだろう。ベリ−ズ・シティでは英国領ホンジュラス時代の１７世紀建造の総督官邸やセント・ジョ−ンズ・カテドラル、２つの街を結ぶスイング橋、裁判所などが見所。グアテマラに向かうバスの便は非常に良く、セドリックも時間短縮のために、ビザ代を払っても効率が良いことを評価していた。
（ベリ−ズでの経費）
移動費−ハバナからカンクンへの航空チケット−６回フライトの平均４００００円、カンクン空港からバスセンタ−までのバス３５ペソ・４２０円、チェトマルまでのバス２０６ペソ・２５００円、ベリ−ズ・シティまでのバス１００ペソ・１２００円、メキシコ出国税１０米ドル・１２００円、ベリ−ズビザ５０米ドル・６０００円、出国税１８．５米ドル・２２００円　計５３５２０円
宿泊費−２８米ドル・３２００円
観光−１５米ドル・１８００円
食費−１４００円
その他−１１８０円　合計６１１００円
（写真はベリ−ズ・バリア・リ−フの光景）

エリア ベリーズ

ベリ−ズ・シティのスイング橋。

ベリ−ズ・シティのクリ−ク。

キ−・カ−カ−に向かうボ−ト。

ベリ−ズ・バリア・リ−フの光景。

ベリ−ズ・バリア・リ−フの光景。

ベリ−ズ・バリア・リ−フの光景。

キ−・カ−カ−の街並み。

ベリ−ズ・シティに向かうボ−ト。

ベリ−ズ・シティで出会った人たち。似ていないが親子。彼女１６歳の祖先は中国系とのこと。

ベリ−ズ・シティの街並み。

ベリ−ズ・シティの街並み。

街の功労者像。銅像でなくカラフルな人形なのが珍しい。

バスケットボ−ルを楽しむ人たち。

セント・ジョ−ンズ・カテドラル。

総督官邸跡。