ジェラシュ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
GW。今年も休みを取りやすい日並び。ああ、これはまたチャンス到来。今回はまだ見ぬところ、そう、中東。いろいろ調べていくとイラン、ヨルダン辺りがいいらしい、ってことでさらに調べる。10日間で周るには・・・シリア、ヨルダンだ!!<br /><br />はい、決まり。<br /><br />さて、これを決めたのが2月下旬。<br />あとはエアーを。。。<br /><br /><br /><br />●プロローグ●<br />一般的にはエミレーツ航空(EK)とカタール航空(QR)が関空からドバイ、ドーハへそれぞれ直行便を飛ばしているのでそれに乗っちまう。しかも羽田⇔関空はJAL、ANAとの共同運航で関空発と同料金ときたもんだ。これしかない、はずだった。<br /><br />しかし・・・・時、既に遅し。取れません。<br />2ヶ月前ですよ。どちらも予約待ちすら入らず。<br />EKのほうはそれから1週間前まで待ちましたが、結局とれずじまい。<br /><br />実は私は別ルートも考えていて、「押さえ」でとっていたのがソウル経由。羽田発が取れればキャンセルしようと思っていたのです。ということで、EKの日本支社に直接電話してとったチケットはソウル⇒ダマスカス、アンマン⇒ソウル、経由地はいずれもドバイ、ということになります。これがTAXサーチャージなど込み込みで¥160000弱。ソウルまではJALのマイルで15000マイル。<br /><br />※GWに旅行される方へ<br />今回旅で出会ったリーマンパッカーのほとんどは日本発中東行きのチケットが取れず、バンコクや香港など私のように他の空港を経由するか、日付をずらしてようやくブッキングできた、といっていました。QRで来たという方は1月に押さえたそうです。逆に他の国を経由すれば時間は若干かかりますが日本ほどは混んでないものと思われます。<br /><br /><br />●旅程●<br />結局ルートは下記の通り。<br />4/28 成田1810⇒2040ソウル2355⇒<br />4/29 ⇒0510ドバイ(街へ)1400⇒1615ダマスカス <br />4/30 ダマスカス800⇒パルミラ⇒2000ダマスカス(バスで片道3H)<br />5/1 amダマスカス 1200⇒1600アンマン(セルビスで3.5H)<br />5/2 アンマン0730⇒1230エルサレム(バスなど。入国審査3H)<br />5/3 エルサレム0345⇒マサダ登頂⇒死海⇒オリーブ山1330<br />5/4 amベツレヘム エルサレム1100⇒1500アンマン<br />5/5 アンマン630⇒930ペトラ1700⇒2000アンマン<br />5/6 アンマン900⇒940ジェラシュ1140⇒1230アンマン 1730⇒2115ドバイ<br />5/7 ドバイ0225⇒1610ソウル1810⇒2035成田 <br /><br /><br />うーん、今見てもかなりすごい旅程ですよね。<br />でも、僕自身あんまり無理したとか疲れたという感じじゃないんです。<br />というのも、パルミラもペトラも日帰りで、ダマスカス・アンマンを拠点(ホテル)にして動けたのが大きかったです。荷物を持って宿を探してというのは時間がないと精神的にも肉体的にも辛いですから。荷物をおいたまま、そして帰るところがあるというのはちょっとした安心感です。 イスラエルでさえ、僕が持って行ったのは、ドンキのビニール袋に入れたタオル・下着・Tシャツ・シャンプーだけですから。あ、水着も。 <br />私自身、ホントはゆっくりぶらぶらの旅が好きなんですが、そこは時間に限りあるリーマンパッカー。普段のビジネス以上に効率的且つ優先順位をかっちりつけて考えてしまうわけです。上記の日程でも、それぞれを十分満足に見ることができました(もちろんその時々の交通状況にもよりますが)。<br /><br /><br />●レート●<br />UAE  1Dh(ディルハム)=¥33.3<br />シリア  1SP(シリアポンド)=¥2.2<br />ヨルダン 1JD(ヨルダンディナール)=¥160<br />イスラエル1NIS(シュケル)=¥26<br /><br /><br />●マイル●<br />EKはUAでためられます(100%)。

リーマンパッカーの中近東10日間ひとり旅【8】ジェラシュ編

1いいね!

2006/04/28 - 2006/05/07

62位(同エリア82件中)

ポゾ

ポゾさん

GW。今年も休みを取りやすい日並び。ああ、これはまたチャンス到来。今回はまだ見ぬところ、そう、中東。いろいろ調べていくとイラン、ヨルダン辺りがいいらしい、ってことでさらに調べる。10日間で周るには・・・シリア、ヨルダンだ!!

はい、決まり。

さて、これを決めたのが2月下旬。
あとはエアーを。。。



●プロローグ●
一般的にはエミレーツ航空(EK)とカタール航空(QR)が関空からドバイ、ドーハへそれぞれ直行便を飛ばしているのでそれに乗っちまう。しかも羽田⇔関空はJAL、ANAとの共同運航で関空発と同料金ときたもんだ。これしかない、はずだった。

しかし・・・・時、既に遅し。取れません。
2ヶ月前ですよ。どちらも予約待ちすら入らず。
EKのほうはそれから1週間前まで待ちましたが、結局とれずじまい。

実は私は別ルートも考えていて、「押さえ」でとっていたのがソウル経由。羽田発が取れればキャンセルしようと思っていたのです。ということで、EKの日本支社に直接電話してとったチケットはソウル⇒ダマスカス、アンマン⇒ソウル、経由地はいずれもドバイ、ということになります。これがTAXサーチャージなど込み込みで¥160000弱。ソウルまではJALのマイルで15000マイル。

※GWに旅行される方へ
今回旅で出会ったリーマンパッカーのほとんどは日本発中東行きのチケットが取れず、バンコクや香港など私のように他の空港を経由するか、日付をずらしてようやくブッキングできた、といっていました。QRで来たという方は1月に押さえたそうです。逆に他の国を経由すれば時間は若干かかりますが日本ほどは混んでないものと思われます。


●旅程●
結局ルートは下記の通り。
4/28 成田1810⇒2040ソウル2355⇒
4/29 ⇒0510ドバイ(街へ)1400⇒1615ダマスカス
4/30 ダマスカス800⇒パルミラ⇒2000ダマスカス(バスで片道3H)
5/1 amダマスカス 1200⇒1600アンマン(セルビスで3.5H)
5/2 アンマン0730⇒1230エルサレム(バスなど。入国審査3H)
5/3 エルサレム0345⇒マサダ登頂⇒死海⇒オリーブ山1330
5/4 amベツレヘム エルサレム1100⇒1500アンマン
5/5 アンマン630⇒930ペトラ1700⇒2000アンマン
5/6 アンマン900⇒940ジェラシュ1140⇒1230アンマン 1730⇒2115ドバイ
5/7 ドバイ0225⇒1610ソウル1810⇒2035成田 


うーん、今見てもかなりすごい旅程ですよね。
でも、僕自身あんまり無理したとか疲れたという感じじゃないんです。
というのも、パルミラもペトラも日帰りで、ダマスカス・アンマンを拠点(ホテル)にして動けたのが大きかったです。荷物を持って宿を探してというのは時間がないと精神的にも肉体的にも辛いですから。荷物をおいたまま、そして帰るところがあるというのはちょっとした安心感です。 イスラエルでさえ、僕が持って行ったのは、ドンキのビニール袋に入れたタオル・下着・Tシャツ・シャンプーだけですから。あ、水着も。
私自身、ホントはゆっくりぶらぶらの旅が好きなんですが、そこは時間に限りあるリーマンパッカー。普段のビジネス以上に効率的且つ優先順位をかっちりつけて考えてしまうわけです。上記の日程でも、それぞれを十分満足に見ることができました(もちろんその時々の交通状況にもよりますが)。


●レート●
UAE  1Dh(ディルハム)=¥33.3
シリア  1SP(シリアポンド)=¥2.2
ヨルダン 1JD(ヨルダンディナール)=¥160
イスラエル1NIS(シュケル)=¥26


●マイル●
EKはUAでためられます(100%)。

同行者
一人旅
航空会社
エミレーツ航空

PR

  • 5/6<br /><br />いよいよこの旅の実質最終日。<br /><br />今日はクリフの同じ部屋のKさんたち一緒に、サーメルに頼んでジェラシュまでタクシーチャーターしました。

    5/6

    いよいよこの旅の実質最終日。

    今日はクリフの同じ部屋のKさんたち一緒に、サーメルに頼んでジェラシュまでタクシーチャーターしました。

  • 2000年前からここに文明が栄え、街ができていたんですねー。<br /><br />パルミラやペトラほど広いわけではないので2時間もあれば十分ですが、石柱の残り具合は良好で迫力あります。

    2000年前からここに文明が栄え、街ができていたんですねー。

    パルミラやペトラほど広いわけではないので2時間もあれば十分ですが、石柱の残り具合は良好で迫力あります。

  • アルテミス神殿。

    アルテミス神殿。

  • 北劇場。<br /><br /><br />かなり広いし迫力のある円形劇場です。<br /><br />あちこちにある円形劇場のなかでも客席の入り口や導線などかなり考えられた立派な劇場です。

    北劇場。


    かなり広いし迫力のある円形劇場です。

    あちこちにある円形劇場のなかでも客席の入り口や導線などかなり考えられた立派な劇場です。

  • 戦車競技場では戦車レース(戦闘用馬車のレース)をショーとして見せていました(有料)。<br /><br />入らず遠くから撮りました。<br /><br />まぁ見るほどのものではなさそう。。<br /><br /><br />じっくりゆっくり2時間くらい見て、アンマンへ戻ります。

    戦車競技場では戦車レース(戦闘用馬車のレース)をショーとして見せていました(有料)。

    入らず遠くから撮りました。

    まぁ見るほどのものではなさそう。。


    じっくりゆっくり2時間くらい見て、アンマンへ戻ります。

  • アンマンのダウンタウンにあるCAIROレストラン。<br />名前の通りエジプトレストラン。<br /><br />最後の昼食はここで取りました。<br /><br />下で料理を見ながら注文し、上の階で待ってたら料理がきます。肉の乗ったメシものとスープ類で2.5JD程度なんで気軽に入れます。<br /><br />味もサーメルのおすすめらしく、確かに美味しかった。モロヘイヤスープ(右奥の緑色スープ)、にんにくのちょっと効いたモロヘイヤのネバネバがうめー。エジプト名物だそうで。

    アンマンのダウンタウンにあるCAIROレストラン。
    名前の通りエジプトレストラン。

    最後の昼食はここで取りました。

    下で料理を見ながら注文し、上の階で待ってたら料理がきます。肉の乗ったメシものとスープ類で2.5JD程度なんで気軽に入れます。

    味もサーメルのおすすめらしく、確かに美味しかった。モロヘイヤスープ(右奥の緑色スープ)、にんにくのちょっと効いたモロヘイヤのネバネバがうめー。エジプト名物だそうで。

  • Kさんはカタール航空16:30発ドーハ行き、僕はエミレーツ航空17:30発ドバイ行きに乗るので、一緒にタクりました。<br />クリフの前から乗るとき、サーメルにお別れをいい、アンマンのクイーンアリア空港へ。<br /><br />運ちゃんは今朝ジェラシュに連れて行ってくれたおじいちゃん。サーメルのお友達。<br />サーメルはバックマージンももらってないんだろうなー。<br /><br />しかしこの爺は優しい風貌とは打って変わってハンドルを握ると人格が変わり暴走運転を始めてしまいます。これが乱暴で、クラクション鳴らしまくり。でもその割には車線変更をあんまりしないので意外と非効率だったりします。<br /><br />ちょっとクリフ出発が遅れ、しかも道が案外混んでいて、あと20キロくらいなのに気づけば15時前。<br />ヤバい、これは。と思ったそのときでした。<br /><br />スピード違反でネズミ捕りに捕まり、爺は現行犯で違反切符を切られ罰金刑に処せられてしまったわけです。<br />・・・それより、です。時間がないのです!!<br />無理やり警察官を急かし、ようやく無駄な10分が過ぎました。<br />写真は左奥に止まるパトカーと手前が爺のタクシー。<br /><br />こうしてようやく空港到着、時刻は15時半。<br />僕はちょうど良かったですが、Kさんは冷や汗モノでした。

    Kさんはカタール航空16:30発ドーハ行き、僕はエミレーツ航空17:30発ドバイ行きに乗るので、一緒にタクりました。
    クリフの前から乗るとき、サーメルにお別れをいい、アンマンのクイーンアリア空港へ。

    運ちゃんは今朝ジェラシュに連れて行ってくれたおじいちゃん。サーメルのお友達。
    サーメルはバックマージンももらってないんだろうなー。

    しかしこの爺は優しい風貌とは打って変わってハンドルを握ると人格が変わり暴走運転を始めてしまいます。これが乱暴で、クラクション鳴らしまくり。でもその割には車線変更をあんまりしないので意外と非効率だったりします。

    ちょっとクリフ出発が遅れ、しかも道が案外混んでいて、あと20キロくらいなのに気づけば15時前。
    ヤバい、これは。と思ったそのときでした。

    スピード違反でネズミ捕りに捕まり、爺は現行犯で違反切符を切られ罰金刑に処せられてしまったわけです。
    ・・・それより、です。時間がないのです!!
    無理やり警察官を急かし、ようやく無駄な10分が過ぎました。
    写真は左奥に止まるパトカーと手前が爺のタクシー。

    こうしてようやく空港到着、時刻は15時半。
    僕はちょうど良かったですが、Kさんは冷や汗モノでした。

  • 17:30、アンマンからドバイへ向けて出発。<br /><br />ああ、今回の旅が終わってしまうんだなー。<br /><br />パーソナルテレビをボーっと見つめていると、改めて中近東がヨーロッパ・アジア・アフリカの不思議なトライアングルの地理的条件に囲まれた場所だということが分かる。<br /><br />大昔から人が行き交い、交易・貿易が始まりたくさんの人々が往来した。それゆえ多種多様な文化や宗教も持ち込まれたもののその一方でそれらの衝突も数多く起こった。紀元前のアレキサンダー大王に始まりローマ帝国、ビザンチン帝国、そしてアラブ人のペルシャ、やっと9世紀の十字軍、モンゴル軍、オスマン・トルコ、そして2度の世界大戦、そして4度の中東戦争、イラン・イラク戦争、湾岸戦争、そして記憶に新しいイラク戦争、と上げればキリがないほど摩擦が繰り返されてきた地域なのである。しかもここヨルダンは戦争している国がすぐ隣りにあるのだ。アンマンから空港へ向かう道にも[→IRAQ BORDER]の標識があるし、空港のモニターにはバグダットへの定期便の案内がある。<br />こんなアラビアという場所にいままでいたのだ。<br /><br />温かく親切でやさしい人々に支えられながら無事旅が終了しようとしている自分の体験と、戦争と侵略の歴史。この二つの相容れない事実はいったいなんなんだ?<br /><br />モニターを何気なく見ながら、思った。

    17:30、アンマンからドバイへ向けて出発。

    ああ、今回の旅が終わってしまうんだなー。

    パーソナルテレビをボーっと見つめていると、改めて中近東がヨーロッパ・アジア・アフリカの不思議なトライアングルの地理的条件に囲まれた場所だということが分かる。

    大昔から人が行き交い、交易・貿易が始まりたくさんの人々が往来した。それゆえ多種多様な文化や宗教も持ち込まれたもののその一方でそれらの衝突も数多く起こった。紀元前のアレキサンダー大王に始まりローマ帝国、ビザンチン帝国、そしてアラブ人のペルシャ、やっと9世紀の十字軍、モンゴル軍、オスマン・トルコ、そして2度の世界大戦、そして4度の中東戦争、イラン・イラク戦争、湾岸戦争、そして記憶に新しいイラク戦争、と上げればキリがないほど摩擦が繰り返されてきた地域なのである。しかもここヨルダンは戦争している国がすぐ隣りにあるのだ。アンマンから空港へ向かう道にも[→IRAQ BORDER]の標識があるし、空港のモニターにはバグダットへの定期便の案内がある。
    こんなアラビアという場所にいままでいたのだ。

    温かく親切でやさしい人々に支えられながら無事旅が終了しようとしている自分の体験と、戦争と侵略の歴史。この二つの相容れない事実はいったいなんなんだ?

    モニターを何気なく見ながら、思った。

  • ●エピローグ●<br /><br />21時過ぎにドバイ到着。<br />ソウル行きは2時過ぎなのでトランジットのカウンターでチェックイン手続きをした後、ちょっと空気を吸いに街にでた。暑い。蒸し暑い。今までいたシリアやヨルダンは25度前後でしかも空気が乾いていたのでとても過ごしやすかった。リゾートと呼ばれる街に着いたはずなのに息苦しい。そのギャップになんとなく、ひとり笑った。<br /><br /> 今回はUAE(ドバイ)、シリア(ダマスカス・パルミラ)、イスラエル(エルサレム・ベツレヘム)、ヨルダン(アンマン・ペトラ)を10日間で旅するというちょっとあわただしく駆け足な旅だった。<br /> 本当はもっとゆっくりと小さな町にも行ってそこの空気を楽しみたかったのだが、ああ、忙しい、悲しいかな、時間とにらめっこのリーマンパッカー。それでも歴史と文化に触れ、それにかかわる宗教を意識するという普段の生活では感じられない空気をいっぱい吸った旅であった。<br /> パルミラ・ペトラの遺跡は、自分の想像をはるかに超える広大、壮大で力強く迫力あるものだった。<br />人々は日本で思われている誤ったイメージとは違い、優しく親切で、困ったときに何かと助けてくれた。<br /> 死海は本当に浮いた。<br /> そして、なにより計画段階では微妙だったイスラエルに入国したことは私にとっては大きかった。エルサレム・ベツレヘム、そしてそこを分断する大きな壁。平和で穏やかな聖なる町が持つ空気とは対照的に、時として起こる悲しい事件が、実際にここでは身近なものとして勃発するのだ。壁を見ながら、極東の遠い異国に住む私にとっていままでほぼ無関心であったはずなのに、なんだかにわかに近い存在として不思議な思いが込み上げてくるのを感じた。<br /><br /> この旅で感じた多くの体感と体験は、私の心に焼き付いて離れないものとなるだろう。<br /><br />最後になりましたが、旅のなかでお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。では、よい旅を!!<br /><br />アッサラーム。<br /><br /><br />

    ●エピローグ●

    21時過ぎにドバイ到着。
    ソウル行きは2時過ぎなのでトランジットのカウンターでチェックイン手続きをした後、ちょっと空気を吸いに街にでた。暑い。蒸し暑い。今までいたシリアやヨルダンは25度前後でしかも空気が乾いていたのでとても過ごしやすかった。リゾートと呼ばれる街に着いたはずなのに息苦しい。そのギャップになんとなく、ひとり笑った。

     今回はUAE(ドバイ)、シリア(ダマスカス・パルミラ)、イスラエル(エルサレム・ベツレヘム)、ヨルダン(アンマン・ペトラ)を10日間で旅するというちょっとあわただしく駆け足な旅だった。
     本当はもっとゆっくりと小さな町にも行ってそこの空気を楽しみたかったのだが、ああ、忙しい、悲しいかな、時間とにらめっこのリーマンパッカー。それでも歴史と文化に触れ、それにかかわる宗教を意識するという普段の生活では感じられない空気をいっぱい吸った旅であった。
     パルミラ・ペトラの遺跡は、自分の想像をはるかに超える広大、壮大で力強く迫力あるものだった。
    人々は日本で思われている誤ったイメージとは違い、優しく親切で、困ったときに何かと助けてくれた。
     死海は本当に浮いた。
     そして、なにより計画段階では微妙だったイスラエルに入国したことは私にとっては大きかった。エルサレム・ベツレヘム、そしてそこを分断する大きな壁。平和で穏やかな聖なる町が持つ空気とは対照的に、時として起こる悲しい事件が、実際にここでは身近なものとして勃発するのだ。壁を見ながら、極東の遠い異国に住む私にとっていままでほぼ無関心であったはずなのに、なんだかにわかに近い存在として不思議な思いが込み上げてくるのを感じた。

     この旅で感じた多くの体感と体験は、私の心に焼き付いて離れないものとなるだろう。

    最後になりましたが、旅のなかでお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。では、よい旅を!!

    アッサラーム。


この旅行記のタグ

1いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

ヨルダンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ヨルダン最安 600円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

ヨルダンの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP