1992/01/26 - 1994/02/06
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たぬきつねこさん
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初めてモンサンミッシェルを訪れたのは1992年の1月だった。
周囲は、干潮時は砂浜で満潮時には海に浮かぶ孤島になると聞いていたのでそれを見に来たのだ。
しかし、中で売っていた案内書の写真は緑の草原の中にそびえ立つモンサンミッシェルで、砂地は周囲のごく僅かの範囲だけだった。
後で調べてみると、一日の潮の満ち引きだけでなく、約1年〜3年周期の大きな干満差がある事がわかった。そうなると草原の方もどうしても見たくなる。
干満周期を調査して再度訪れたのは翌年7月。案内書の写真通り、周囲は花と緑の大地に囲まれ、羊の放牧もされていた。
上の写真の地面の標高差を比べてほしい。夏に溜まった砂の上が草原になり、約半年後の大潮で流され砂がむき出しになるのだそうだ。
翌年の2月、再び冬のモンサンミッシェルに行き、干満差を確認するチャンスが訪れた。
私が、3回の訪問で感じた事・・・それは、楽しい観光旅行を希望するなら夏に、歴史を肌で感じたいなら冬に行くことをお勧めしたい。
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【冬のモンサンミッシェル】
写真は干潮時で干潟を歩くことが出来るが、満潮時にはこの場所は一本の道路を残して海底に沈む。
ここは世界一干満差の大きい場所で、大潮時には水深15メートルにもなる。 -
【夏のモンサンミッシェル】
冬に撮ったのと同じ場所で撮影したもの。
潮の干満に関係なく緑の大地が広がる。 -
観光用の正面入口への道路でなく、このような細い裏道を発見!
大潮の日にはここも海底に沈むのか? -
さらに遠くまでお花畑が続き、羊の放牧も。
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再び季節は冬。内部を少し登って海を眺める。
潮が満ちるのはとても速い。
まるで津波が押し寄せるみたいだ。 -
城壁の外側から撮影。
大潮の日、満潮時には、ここまで海底に沈む。
(黒い海草のついている部分) -
【夏】 −−−この付近がモンサンミッシェルで一番の繁華街。通りは観光客で溢れ、活気に満ちている。
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【冬】−−−同じ場所に人の姿は見えない。どの店も閉まったままで、郵便局だけが開いていたがお客さんはナシ。職員はヒマをもてあましている様子だった。
私個人の好みとしては、絶対に冬の方をお勧めしたい。修道士が行き交う最盛期のモンサンミッシェルの姿が想像できますよ。 -
上の二枚を見てわかる通り、ここがモンサンミッシェル内で一番の繁華街。土産物店はこの付近に集中する。
夏、あんなに賑やかだったこの場所も冬には人の気配すら感じられない。
オフシーズンの観光地を寂しく夕日が染める。 -
これ以降、ほとんどの写真が冬に撮影したものです。
冬は観光客が激減するせいか、夏は立入禁止であった場所もどこでも入れます。
コワ〜イ目をした警備員もいなくなるので、立入禁止の看板が無い場所はすべて入ってみました。 -
冬になると、島全体の色まで違ってくるようです。
海から吹き込む風が砂を運んで来るのか、島内の建物だけでなく、島全体を覆う空気までもがみんな薄いベージュ色に包まれます。 -
夏に来た時、大勢の人たちが行き交い、人の肩とぶつかりながら歩いた道。
でも、今はそれを独り占め!!! -
夏には観光客で混雑していたレストラン前の通路。
冬は閉店したままで、中に人の気配は無い。 -
やっと見つけた営業中の店と観光客3人。
今現在、モンサンミッシェル内にいるのは、この三人と自分だけ・・・?
と、錯覚してしまうほど静かで人が少ない。
後方の空高くそびえ立つのがモンサンミッシェル中最大の修道院。いたるところの坂道や階段から、この建物が見える。 -
名前は忘れましたが、ただ一軒だけ営業しているレストランがありました。何かの名残でしょうか、半分閉まった入口の扉は鉄格子の役目もしているみたいです。
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お客さんは1人もいませんでした。
今日のお客さんは私1人だけ?
食べたものはもちろん名物のオムレツ!!
モンサンミッシェルに行ってレストランに入ったら、メニューもろくに見ずに「この店で一番おいしいオムレツ!」と、注文してみましょう。どの店もオムレツの味を競っているので気合いを入れて作ってくれますよ。 -
冬は、閉まっている扉に鍵がかかってないので自由に中に入ってどこでも見られる。
監視員もいない。
立入禁止の場所もほとんどない。
日本の観光地では考えられないことだ。
しかし、落書きなどのイタズラ跡は全くないし、写真の撮影もして良い場所としない方が良さそうな場所は雰囲気で判断できる。
見る側のマナーの問題のようだ。 -
この建物の一階と地下室に囚人の拷問部屋があったそうです。
現在は一階の出入り口がコンクリートで埋められ、開かずの扉になっていた。 -
まるで迷路のような通路が続く。
人がいればただの観光地。
人がいなければ楽しい巨大迷路。
このように全く人がいなければ、タイムスリップしてどこか別の世界に迷い込んだ気分になれる。
だから冬の方が楽しい。 -
隣の建物との僅かな隙間に狭い階段がある。
一人分の幅しかない。
まるで「ネコ道」のようだ。
何の目的で造られたのか、こんな階段がいたるところにあり、中には行き止まりの路地へと続く階段もある。
戦争のときの攻撃と退避の目的で作られたという説が有力だそうです。 -
空中トイレ・・・ではありませんョ。
敵に侵入された時、ここから熱湯や石などを落としてここで阻止する目的で作られたそうですが、実戦で一度も使われたことは無いそうです。
これに似たものがロンドン郊外のウィンザー城と石川県金沢の妙立寺にある。どれが一番最初だったのか・・・。 -
モンサンミッシェルを一日貸切りにして1000人位で鬼ごっこなんかやってみたら楽しそう。
そのうち、どこかのテレビ局でやりそう・・・。 -
「天空の城ラピュタ」のモデルになっていると言われているので、これを見るとピンとくる人も多いのでは?
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これも熱湯と石落とし。
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ここでチケットを買って入ったのに、中を迷っているうちにここに戻って来てしまった。またここから入って探検再開!
拝観順路など関係なしに内部を自由に歩けるので、こんな事ができる。
これも冬の閑期ならでは! -
手前の建物がホテルです。
南側の窓からは海が見え、津波のような潮の干満が楽しめます。
北側の窓からはモンサンミッシェルの中心部(写真後方)が見渡せます。 -
モンサンミッシェル内で唯一の「空き地」を発見!!
この土地を買って物産店でもやりましょうか?
元祖モンサンミッシェル饅頭・家元モンサンミッシェル煎餅・名代モンサンミッシェル羊羹・・・・・いかが? -
【冬】
冬のモンサンミッシェルはとても寒い。
明日は雪になりそう・・・。 -
【夏】
夏の陽射しと澄んだ青空。
こんな写真を見ると、やはり夏の方が良いかナ?なんて思ったり・・・。 -
24
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街中のいたるところにこのような狭い路地や階段がある。そのほとんどが個人の私道ではなく公道だ。
街全体が迷路のようだ。 -
最上階にある大礼拝堂の入口。
それでは、ここからモンサンミッシェル最大の礼拝堂に入ってみましょう。 -
昔、修行僧たちの食堂として使われていた場所。
ここで修道士や巡礼者にオムレツが振舞われていたのだろう。
このテーブルも実際に使用されていた物で、表面の鑓カンナ仕上げの削り跡が独特だ。 -
修行僧の瞑想の窓。
180°海が見渡せる。
他に誰もいなくて静かだったので、私も少し瞑想してみました。
(私の場合は迷想かナ?) -
礼拝堂の中でも一番天井の高い部分。
すべて石造りだ。
この石造りの天井部分をどのようにして造ったか、解説書により諸説あり。正確なところは解らない。 -
何処からともなく聞こえてきた祈りの声に誘われて内部を迷いながら歩くと小さな礼拝堂があった。何故か、この部屋だけは「空気」が澄んでいて居心地が良い。ステンドグラスも決して派手ではないが、窓から射し込む光がとても柔らかくて癒される。
国籍や宗派を問わず、ここにいると身心共に浄化される気分になる。 -
観光客なら誰もが必ず訪れる空中庭園と回廊。
「空中」と言われるだけあって、かなり高い位置にあるが、外部からは全く見えない。 -
潮が引いた砂浜にモンサンミッシェルの影が落ちる。
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いちばん下の通路。
満潮時には、この近くまで海水が砂を運んで来る。 -
【夏】
モンサンミッシェルの上から見おろす。
対岸の陸地から、この道路を通ってモンサンミッシェルへと渡る。
夏の駐車場は早朝から満車状態だ。
しかし冬は・・・(次の写真) -
【冬】
駐車場に停めてあるのは業務用車両の2台だけ。
料金所も閉まっているので無料だ。
やはり冬の方が良い。
13年前の私です。
若かったなア・・・。
(注)
写真を拡大して見ないでください。 -
モンサンミッシェルから眺める落日。
かつては、対岸まで4Kmもあったと言われているが、今では砂の堆積により、満潮時でも僅か数十メートルしかない。
近々、砂の撤去と道路の高架により潮流を変える工事が予定されており、渡し舟で行くようになる計画もあるとか・・・。 -
最終列車が去ったあとの駅はとても寂しい。
・・・そうです・・・!私は最終に乗り遅れてタクシーでレンヌまで戻ったのでした。 -
夕暮れのポントルソン駅。
金曜日は最終列車が18時頃なので要注意。 -
最後になりましたがパリからモンサンミッシェルまでの交通機関を説明します。
この写真がモンサンミッシェル方面への乗換え駅となるレンヌ駅です。
私が1992年に行った時は、古い石造りの立派な駅舎が取り壊され近代的なビルへの建替えが始まったところでした。
パリからレンヌまではTGVで2時間弱で行けます。レンヌはフランスの歴史ある古都、日本の金沢に相当する雰囲気の街です。パリのように観光化される事なく歴史が現在に残っている貴重な場所です。私がレンヌへ行ったのは10年以上前で、その頃は街全体が近代化に向けて動いていました。レンヌ駅舎をはじめ、市内の主要な石造りの建物が次々と壊され、斬新なビルへの建替えが急ピッチで進んでいる最中でした。現在のレンヌがどのような街になっているのか知りませんが、今でも訪れる価値はあると思います。パリへ行ったらぜひレンヌまで足をのばしてみることをお勧めいたします。 -
新築工事中のレンヌ駅と、解体中の旧駅舎(左後方)
1992年1月撮影 -
パリからのTGVと、一日に数本のローカル線の接続は良くない。
待ち時間に駅の近くで朝食をとることにした。 -
早朝のレンヌ駅前広場。
中央の建物1階にあるレストランのパンとハム・ソーセージは絶品!! -
駅の周辺は閑散としている。
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このカラフルな列車に乗っていよいよモンサンミッシェルへ向けて出発!
レンヌからポントルソン(モンサンミッシェル最寄駅)までは約40分。
の〜んびりとローカル線の旅が楽しめる。
遠くにモンサンミッシェルが見えはじめたらもうすぐ到着だ。 -
これがポントルソン駅前のバスターミナル。
このバスに乗って約30分でモンサンミッシェルの入口に到着する。 -
ここまで見えてくると実感がわいてくる。
これがモンサンミッシェルと陸地を結ぶ唯一の道路で、満ち潮になると道路の両側にある低い駐車場は海底に沈む。バスはこの道をゆっくり走って入口に到着する。パリから四時間半かかった。
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この旅行記へのコメント (3)
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- sunnyさん 2006/07/04 20:48:56
- 私も真冬に行きました
- たぬきつねこさん
はじめまして。モンサンミッシェル、じっくり拝見させていただきました。夏と冬、二度行かれたんですね!うらやましいっ!
私は冬に一度いったのですが、人がいなくて修道院内部は怖かったのを覚えています。やはり観光地は数人くらい客がいたほうがいいですね。(人とぶつかるのは論外ですが)
レンヌからローカル線が出てるんですね。私が訪ねた1997年には、レンヌからバスが出ていました。日に数本しかなく、苦労したのを覚えています。レンヌ市内を観光する余裕がなかったのですが、見所ありそうですね。
また遊びに来ます〜
sunny321
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- naniwa ladyさん 2006/03/21 07:50:21
- はじめまして〜
- モンサンミッシェル、見せていただきました。夏と冬、二つの季節に行けたなんて、幸せですねぇ・・そして対照的にupされて、心憎い演出です。私はちょうど去年の今ごろ行きました。もう結構混雑していました。今度はぜひ冬のモンサンミッシェルへ行って、そこで1,2泊してみたいなぁ・・これからもよろしくです。
- たぬきつねこさん からの返信 2006/03/24 01:21:02
- RE: はじめまして〜
- ご訪問ありがとうございます。
私がモンサンミッシェルへ行ったのは13年前ですので、今はどうなっているのかよくわかりませんが、他の観光地のパターンで想像すると、「立入禁止場所が拡大された」のでは?
naniwa ladyさんも再訪問するなら、ぜひ冬をお勧めいたします。にぎやかな時を知る者だけが味わえる冬の寂しさは良いものですよ。
ただし、私が一月に行った時は、中にある宿泊施設はすべてクローズでしたので要注意です。
あと、【kyoncy1225】さんが、モンサンミッシェルの雪景色の写真を出してます。とても美しいですよ。
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