ネパールの聖地へ。2（ポカラ～ジョムソン～カクベニ）

2005/12/30 - 2005/12/30

ポカラからジョムソンへ。山がぐんぐん迫ってきた。
ジョムソンへ着くと、早速ガイドが馬の調達に行った。いよいよホーストッレッキングの始まりだ。一日目はカリガンダキ川沿いをムスタン王国の入り口であるカグベニを目指す。

エリア ネパール

朝、まだ暗いうちに朝食を済ませて空港へ向かった。
ポカラからジョムソンまでの空路は、午後になると強い風が吹くため午前中しか飛ばないらしい。
天候によってはかなり待つこともあるそうだが、30分ほど遅れただけで出発した。

左右一列ずつの小さい飛行機。
一番前の席に座れた。操縦席がよく見える。
離陸直前、回転数を上げてさあ行くぞっ、と進まない。メイン操縦士のおっちゃんの「あれ？」という横顔が見えた。サイドブレーキのような物を下ろし忘れていたらしい。。。頼みますよ、おっちゃん。

わくわくしながら外を眺めていたら、キャビンアテンダントさんが操縦席のところまで行ってみる？と勧めてくれた。遠慮無く、操縦席のすぐ横まで行ってみた。おぉ！

山々の間を抜けていく。

ジョムソンの町が見えてきた。

乗ってきた飛行機。
休む間もなくポカラヘ戻っていった。
ジョムソンは標高約2700m。気温がぐっと下がったのを感じた。

飛行機から手で運ばれてきた荷物をピックアップ。

空港の建物。

空港ゲート。

ジョムソンの町並み。ポカラとは全く雰囲気が違った。なんだか急に、空が近い。
まずはロッジへ向かった。まだここでは、それほど酸素の薄さは感じなかったが、それでも荷物を持って歩いていると心臓がいつもより働いていた。風も冷たくなった。

周辺をキョロキョロ見ている間に、ガイドさんがポーターと馬を調達してくれていた。
ロッジの前で荷物をまとめるポーターさん。

これから私の相棒となる馬、システィに鞍を乗せる馬子のお兄さん。

もう一頭はティカ。お食事中。

準備が出来た。
ガイドさんと共にチェックポストへ。
結構時間がかかる。道の様子なども聞いていたようだ。
ポーターさんはすたすたと先に行ってしまった。

待つ間、犬とひなたぼっこ。

歩き出すと、向こうからヤギの大群が。

道の端に立つ私たちを避けてか、大きく迂回しようとするヤギさん達。

ジョムソンの町を出て、いよいよカリガンダキ川沿いを行く。

ゆっくり歩く私たちを、地元の少年が颯爽と抜かしていった。

親子連れだった。なかなか言うことを聞かない馬に鞭を入れる少年を、父親が見守っていた。

ひたすら川沿いを行く。高低差は殆ど無い。

ごくたまに、荷を運ぶ地元の人やトレッキングする旅行者とすれ違った。

ひたすら空が青かった。
周りを見渡せば、よく見ないと気付かないほど小さくなったすれ違った人たちの人影があった。それも少し時間が経てば見えなくなり、視界には自分たち以外いなくなった。

昼食＆休憩のために立ち寄ったロッジ。

昼食は、注文が入ってから作り始められる。お米を研ぐところから。
最初は何を待っているのかわからなくて、ガイドさんに「今作っています。」と言われてまず頭で理解した。そのうち、このペースにも慣れるんだろうなぁ。
とりあえずチャを頂く。

チャを飲んで暖まったところで、馬に乗り続けて固まった体をほぐすために周辺を散策。
見渡す限り、山と空。

私たちが立ち寄ったロッジの他にも何軒があった。

隣のロッジのちびっ子とお兄さんが遊んでいた。

おしゃべりに来たご近所さん。

昼食を作ってくれた女の子。
キッチンを所狭しと走り回っていた。
たまに隣のロッジまでダッシュしていたのは、何か材料が足りなかったのかな？

出来た！！
たっぷりのご飯に豆のスープ、カレー風味の野菜炒めとピリ辛酸っぱい漬け物が付いてきた。腹ペコも手伝って、豆スープをかけたご飯がさらさらと入っていった。野菜炒めも美味しい。作ってくれた女の子が、おかわりを勧めてくれた。

システィ

午前中の乗馬ですっかりおしりが痛くなってしまった。
おなかも一杯になったことだし腹ごなしにと、馬を下りて歩いた。カグベニを目指す。