2005/03 - 2005/03
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Mariaさん
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2003年、人生で初めてスペインという地に足を赴いた際に、マドリッドからリスボンにバスで移動することを決めた。その旅程の間に突如寄りたくなってぶらりと寄った小さな町「トルヒージョTrujillo」。バルセロナもトレドもアルカラも大好きだが、この町は非常にスペインらしい雰囲気が残っている町No1だと思う。1日滞在で十分かもしれないが、スペインが好きな人全員に行ってみて、とお勧めしたい。
この町で必要のないこと。
?英語を話すこと。
?時計を持つこと。
?地図を見ること。
である。小さい町なので誰も英語を話せる人が居ないように思える。いつも行ったら宿泊するホステルも★★だが、フロントのお兄さんがパスポート(Pasaporte)という英語がわからずに、スペイン語を全く話せなかった私たちに伝わらず、単にパスポートを提示する為だけに15分の時間を要した。しかし、時計が必要のないように見えるこの町ではNo hay problema! (問題なし)朝日が差し込んで来たら朝で、夕日が沈みかけたら夜になる。この原理がまかり通っている町だと思う。且つ小さな町なので、マドリッドからの約3時間のバス旅行(AutoRes社)の後に着くトルヒージョのバス停から中心地まで少し歩くが、人に聞けば英語が話せなくとも親切に答えてくれるだろう。
しかし、着いた当初は少しストレスがたまった。
町中住民全員が私たちを見てくるのだ!しかも別に微笑みかけてくれるという感じではなかった。むしろ「どこから来たの・・・この旅行者は・・・。」「アジア人だよ。なんて鼻が低いんだろうね・・・」というような珍獣を見る目。何度か見てくる住民の目を日本の指でぶっ指してやろうかと思った程だ。しかし慣れてくると意外と平気。
私のお気に入りのスポットは、お城。丘を登っていくとたどり着く。そこから見る夕焼けは最高だ。町の反対側には干からびた地平線が続く広大な大地が見える。西側だ。そこから見る夕焼けは、徐々に大きな太陽が地平線に沈んで行き、雑音は全くせず、聞こえるのはどこからか聞こえる犬の鳴き声と、鶏や鳥の鳴き声。
城を降りて近くの崖?のような場所に座って、足をブラブラとさせながら夕日を見るのが大好きだった!真っ暗になるまで居ると、帰り道が怖いので薄暗い位で退散。帰り道も中世の街中を歩いているようで、石で出来た小さな小道の迷路をひたすら下りる。人が住んでいるのかもよく判らない民家?が続く。教会もちらほら。
センターに着いた頃には多分日も暮れてしまい、オレンジ色のライトに照らされた広場が映えるだろう。そしてその広場の一角で夕食。シーズンオフに行くと本当に人がいない。少し寂しいが・・。
そんな小さな、スペインらしい町がこのトルヒージョ。
なんだか忙しい生活や慌しい生活が続く日々に、時々ふと御伽噺から出てきてしまったようなこの町に想いを馳せてしまうのだ。
あぁまた行きたい!
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