2006/01/28 - 2006/01/28
256位(同エリア382件中)
ネコ村さん
ブルゴーニュ最大のワイン祭り『Saint-Vincent Tournante(La Fête de Saint-Vincent) 』が、今年も1/28~29の土日にかけて開催されました。このお祭りは、ワインの神様である聖人ヴァンサンを讃えるもので、毎年ブルゴーニュの各村の持ち回りで行われます。会場となる村では、ご神体の行進・奉納・ミサといった儀式が行われると同時に、村のドメーヌ(ワインの造り手)が、グラスを持ってやってくる観光客に振る舞い酒(ワイン?)をすることになっています。
極寒の1月ではあるものの、毎年5万人ほどを動員するというこのお祭りに、我々も5年振りに行ってきました。
今回はその小レポートです!
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パリからだと車で3時間は優にかかるこのお祭りにも、ディジョンからだとものの数十分で行くことが出来ます。田舎暮らしにもたまにはメリットがあるものです。
今回のお祭りは、29年振りに『Hautes-Côtes de Nuits』がホスト役となりましたが、このAOCに属する村は皆小さいため、16の村々での共同開催となっています。近年の飲酒事故取り締まりへの強化から、今回はNuits-St.Georgesの村からシャトルバスに乗って各村へと向います。
写真は、DijonからN74を南下してNuits-St.Georgeへ向う途中、Veugeot村あたりの畑です。数日前に降った雪が全く溶けておらず、一面雪景色でした。この日も最高気温は2度くらいです。 -
ディジョンからニュイ・サン・ジョルジュへは、TERという電車でも17分。この日は特別列車が仕立てられていて、我々も電車で行くか迷いましたが、結局帰りの時間に融通が利く車で向うこととしました。
そのため運転手はあまりガバガバとは飲めなくなってしまいましたが・・
シャトルバスはこのニュイ・サン・ジョルジュ駅の裏手すぐからの出発です。 -
シャトルバスの発着所兼参加料支払い所です。
一人10ユーロを払って、試飲用のタートヴァン(利き酒用カップ)と10枚綴りの試飲チケットのついたパンフレットを受け取ります。
今回参加している16の村は、丘の上もしくは丘を越した谷合いに点在しているため、シャトルバスは5路線に分かれています。
ただ、我々が以前ChablisやMeursaultといった、比較的有名な村で開催されたお祭りに行ったからかもしれませんが、今回は、それほど人手が多いという感じは受けませんでした。 -
どの村も、あまり馴染みの無い名前の村だったので、とりあえずなシャトルバスが最初に止まった村で下りることにしました。
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CONCOUERとCORBOINという二つの村が一緒になったところで、住民の数はどう多く見ても200人は越えないと思われる小さな集落です。我々と同様にシャトルバスから降りた10人ちょっとの人達と一緒にカーヴを向いました。
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集落の入口にあった飾りつけです。
今回のお祭りでは、16の集落が4つのグループに分かれ、ワイン畑の四季をそれぞれ表現したプレゼンテーションをする、という趣向になっており、この集落は”秋”がテーマでした。 -
ようやくカーヴを見つけましたが、本当に家族経営の小さなドメーヌでした。
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カーヴの中には先客が30人ほど。チケットを渡して赤と白それぞれ、2〜3種類ずつ試飲させてもらいました。有名AOCのグラン・ヴァンとは較べるべきもありませんが、造り手の素朴な熱意が伝わってきます。
特に猛暑だった03年はブドウの成熟度が高く、もう数年寝かせるとかなり厚みがある良いワインに仕上がるだろう、との事でした。 -
古いブドウの木から取れた出来の良い房で作ったワインは、こちらの新樽で12〜18ヶ月ほど寝かされます。
皆、熱心に担当者の説明に耳を傾けていました。 -
試飲させてもらったワイン。
ちなみにここのドメーヌは『Domaine Olivier-Gard』といいます。今年は直売もやっていて、一本5〜8ユーロくらいでした。 -
カーヴを出てしばらく歩いていくと、各家に何かしらのデコレーションがなされていました。この家では、人形がカフェ(?)でワインを楽しんでいました。
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集落の一本道の脇にある畑(おそらくカシス)でも、案山子がデコレーションされていました。村の人たちが自分達で行ったのか、本当に素朴な飾り付けです。
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一本道を更に歩いていくと、『サンヴァンサン祭のオフィシャル(?)ホットワイン』と書かれた看板を見つけました。
小さな男の子の『とっても美味しいから飲んでいきなよ!』という威勢のいい掛け声に誘われて、一杯もらう事に。 -
通常ホットワイン(Vin chaud)と言うと赤ワインの事が多いのですが、ここのは白ワインベース。
お兄ちゃんに聞いてみると、地のワインにナツメグ(Muscat)と砂糖を入れただけ、との事でしたが、客引きの男の子の『赤ワインのVin Chaudより美味しいぜ!』という言葉どおり、ホッと温まるイイ味でした。(なんと1杯1ユーロ!ストラスブールでは3ユーロしたのに・・・) -
ホットワインをすすりながらもう少し歩くといい匂いがしてきました。どうやら仮設テントの中で簡単な食事を提供しているようです。
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エスカルゴ、クレープ、チーズと選択肢はいろいろありましたが、我々はフォアグラと鴨のローストのプレートを一つ買って分けることにしました。
(ネコ村♀はフォアグラ好き) -
フランスでフォアグラの有名な産地と言えば南西地方とアルザスですが、この農家のおじさんに話を聞いたところ、ブルゴーニュにもかなりの数の生産農家があるとの事でした。今度、見学させてもらうことにして、8ユーロのプレートを一つ。これを2人で分けても十分な量です。
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食べ終わり、テントを出て少し歩くと教会が見えてきました。ここは今回のお祭りで行われた4つの行進のうちの一つの目的地で、聖人ヴァンサンを祀るミサが行われたところです。
本当は行進も見たかったのですが、まだ日の出前の7時にスタートし、11時に行われるミサも村の関係者を中心に招待客しか入れないという事だったので、断念しました。
(寒さに負けただけ、という話もありますが・・・) -
教会内部。14時過ぎでしたが、もう誰もいなくなっていました。
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次の村へと向おうと、集落出口のバス乗り場に行きましたが、人がいっぱい待っています。結局満員でバスを幾つかやり過ごさざるを得ず、時間がかかってしまったので、もう後一ヶ所くらいしか廻れそうにありません。
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風が吹き寒い中、30分近く待ってようやくバスに乗り、16村の中では大きい方のMeuilley村にやってきました。
4つあるというカーブのうちの一つでまずは試飲。 -
次に二つ目のカーヴで今度は発泡性ワイン(Clément de Bourgogne)を試飲させてもらいました。
結構いけます。 -
会場の各村が散らばっていたせいか、お祭りの高揚感は少し欠けてしまったような気がしましたが、素朴な手造り感がその分あったように思います。
来年がどこの村なのかまだ調べていませんが、また行ってみて、今年と比較してみようと思っています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- パパスさん 2006/01/30 22:15:08
- ワインが一番好きです。
- ネコ村さん、(日本では)こんばんわ!
ブルゴーニュ最大のワイン祭り、最高に良いですね!
この寒い時期に毎年5万人もの人を動員するとは凄いですね!
それとパパスには試飲用のタートヴァン10枚綴りの10ユーロは安いです。
ネコ村さんは何て素晴らしい所にお住まいなんですか!!?
羨ましい!!
いつかきっとワイン祭りに行きます!
今日もネコ村さんの旅行記を拝見しましたので、先ほどからワインを飲んで書き込みをしています。
なので誤字脱字は有るかも分りませんがお許しください。
本当に羨ましいでーーす。
パパス。
- ネコ村さん からの返信 2006/02/18 08:03:28
- RE: ワインが一番好きです。
- パパスさま
随分とご無沙汰してしまい失礼いたしました!
来年このお祭りがどの村で開催されるのかは、
まだ確認できておりませんが、
分りましたらまたこのサイトで
ご紹介したいと思います。
今回のHautes Côte de Nuits地区に散らばる各村のワインは、
ブルゴーニュAOCの中では格下に位置付けられているのですが、
祭りの前週にブルゴーニュ大学醸造学部主催のテイスティング会で
15種類ほど同地区のワインを事前チェックをしていった成果か、
各造り手のキャラクターの違いが微妙に(?)分かり、
面白かったです。
来年も、どの村でやるにせよ開催時期は同じですので、
もしパパスさんもご都合があえばいらしてくださいね。
お待ちしています。
ネコ村
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