2005/11/24 - 2005/11/27
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kindyukoさん
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三日目はいよいよ念願のCradle Mt.昨日のBush Walkingの疲れは以外にも残っていなくて、逆になんだか体が軽い。もしかしたらWalkingの気持ちよさに目覚めてしまったかも・・。今日一日、いっぱい歩くぞー!!
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それぞれの体力と目的によって今日のウォーキングのコースを決めました。私たち3人は、Dove湖周辺コース。それだけだとつまらないという息子たちのリクエストで途中からWilks湖へのコースに入って、またDove湖に帰ってくることにしました。約3時間のコースです。Cradle Mt.はとても不思議な山で、こんなに有名なのにそばまで来ないとその姿が全く見えません。そしてDove湖の入り口に来たとたん、その姿を現します。そこに一歩足を踏み入れると空気が違うような、不思議な感覚になりました。山全体から何とも言えないオーラが出ているようにさえ感じました。
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水があれば必ず近づいていく息子たち。ここでも早速裸足になってDove湖に膝まで浸かってはしゃぎ出していましたが、やはり湖の水は氷のように冷たくて、早々に靴下を履いていました。
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雲間が広がって、きれいな青空が見えてきました。草木を傷つけないように周遊路は全て木や石で作られていました。
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朝のうちかかっていた雲も晴れて、念願のCradle Mt.がくっきりと姿を現しました。山が近くに見えてくるとますます圧倒され、そのオーラの力で元気が出てくる気がしました。
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特徴あるゴツゴツとした山肌の山頂とは違って、中腹から下は様々な草木や花でいっぱいでした。そのコントラストがまた不思議な印象でした。
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氷河の隆起活動によって突き上げるように盛り上がった山頂。地層のような層が上に向かって伸びている姿は本当に不思議でした。
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突き出た山頂と草木が生えている部分のコントラスト。
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Wilks湖に向かう途中の山道は急に険しくなっていて、ところどころに「Caution!Rough and Steap」の赤い文字の看板が・・。道なき道をよじ登るといった感じで、これはWalkingなんてものじゃなく、まさしく登山です。どんどん不安になってくる・・。
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こんな軽装でこんなところを登っていいの・・?上に行くにつれ、足元は岩盤になっていって、足を滑らせたら3人もろとも命がないかも・・。回りには人っ子一人いなくて、助けを呼んでも誰も来てくれそうにない。「引き返そうよ・・」と言う私。「せっかく来たんだから上の湖まで絶対に行きたい!」と言う息子・・。この写真のところはまだまだ余裕のところです。
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Dove湖がこんなに下に見えるところまでやってきました。
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なんとかお目当てのWilks湖に着きました。回りには誰もいなくて、し〜んと静まり返っていました。こんな高いところにある湖はあまりにも神聖で、私たち人間が足を踏み入れて良いのかしら・・・という雰囲気を持っていました。息子たちもその雰囲気を察知してかか、さすがにこの湖に足をつけるということはしませんでした。もう少しちゃんと写真が撮れていれば良かったのですが、湖の周りはぎりぎりまで草木が生い茂っていて足場もなく、うまく撮れていないのが残念です。とにかく、ここに居るだけで心が洗われるような場所で、息子たちは「精霊の住んでる湖」と呼んでいました。
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そんな湖を後にして、「もっと上まで行きたい!」と言う息子を説得しての下山です。
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下りは慎重に慎重に・・。この直後、足を滑らせてしりもちを着いていた息子です。
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Dove湖がずいぶん近くなってきて、これで遭難の心配もなくなり一安心。
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駐車場に戻ってきたらまたたく間に雲行きが怪しくなってきました。カーゴが付いている白いバンが私たちの乗ったツアーバスです。
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バスの中。お疲れの模様ですね・・。
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これがタスマニアの典型的なお天気です。晴れたと思ったら厚い雲に覆われてザーッと雨が降ったかと思うと、スカーッと晴れ渡り虹が出て・・。こんなに何度も虹を見たのは人生初めてでした。
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ツアーの解散地Devonportに着きました。このツアーで知り合った日本人女性はこのSpirit of Tasmaniaに乗ってメルボルンに向かいます。一人旅に慣れた方で、別れを惜しむ間なく船に乗って行っちゃいました。
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Devonportの町並み
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この町で私たち日本人親子はとても目立ってしまったらしく、散歩しているとあちこちで車のクラクションを鳴らされ、私たちを見て窓を開けて何か叫んでくる始末。この車にもからかわれました。
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タスマニアにいると、ここは本当にオーストラリアなのかな・・・という気がしてくることもありますが、こんな絵を見ると、オーストラリアを実感します。
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私たちが泊まったHotel Alexander.港の目の前で、対岸にはSpirit of Tasmaniaが。
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1904年のHotel Alexander. 今のホテルの写真を同じ角度で撮れば良かったのですが・・。
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1階はバーとレストランになっていて、こちらはレストランのバーカウンター兼、食事の注文をしてお金を払うところ。レストランはものすごくうるさいし、となりのバーでは刺青したお兄さんお姉さんたちがタバコふかしてビール瓶片手にスロットマシーンに夢中になっていて、港町の喧騒・・という感じがしました。私たち日本人の親子がどれだけこの雰囲気に浮いていたことか・・・。
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夜9時。Spirit of Tasmaniaの出港のときです。生まれて初めて聞く汽笛に子ども達は感動していました。とてもロマンティックな船出で、毎日繰り返される光景だろうと思うのですが、地元の人たちが何人も集まってそれぞれ思い思いに船を見送っていました。
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「H子さん、僕たちがここにいるの気づいてるかな・・」メルボルンに向かって、その後日本に帰るH子さんの旅の無事を祈って船が見えなくなるまで手を振り続けて見送りました。
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翌朝。共同スペースのキッチン&リビングの窓から、同じ時刻にメルボルンを出港して朝Devonportに着いたSpirit of Tasmaniaが・・・。
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こちらも共同のトイレとシャワールーム。天井が高くてとても清潔でした。
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この階段の手すりが、ステイ先のお家と同じデザインで、同じ時代に建てられたものだというのが良くわかります。
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Visiter Centerの前でTassi Linkのバスを待っているところ。Spirit of Tasmaniaでメルボルンからやってきたバッグパッカーの人たちがここからバスに乗ってLauncestonやHobartに向かいます。
そして私たちの3泊4日の冒険の旅も終わりです。ツアーに入っていたとは言え、嵐があったり山登りをしたり、そのほかどんな小さなことでも私たちにとってはまさしく冒険でした。自分の年齢を考えても、子ども達と一緒のこんな冒険はもう二度とないだろうな・・・。
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