母子3人タスマニアvol.5（西海岸ツアー2日目）

2005/11/24 - 2005/11/27

昨夜の嵐がウソのように晴れ渡った2日目。

エリア オーストラリア

まずはじめに向かったのはZeehan.
といっても、ここではトイレとお店に寄って飲み物などを買っただけでした。

表紙の写真の荒々しい曲がりくねった草原の道を通って着いたところは、これまた荒々しい海岸。Trial Harbourです。

ここの波は本当に高く、荒く、激しかったです。この海の遥か彼方は南アフリカなんだ・・・と思うと、波の激しさも、吹き飛ばされそうな風の強さも納得できる気がしました。

何やらお気に入りの物を見つけた様子の息子。

なんと、巨大なコンブでした。厚さは優に１ＣＭ程あって、丸太のような太い幹、黒光りするその物体はコンブだと認識するまで時間がかかったほどです。どう見ても巨大なゴムのチューブでした。しきりにしゃぶっていた息子ですが、「味しない・・・」とのことでした。フランス人のおばちゃんも、このコンブを伸ばして並べて、しまいには体に巻きつけて写真を撮っていて、かなり気に入っていたようでした。

このTrial Harbourは、1881年に命名され、鉱山から取った鉄鉱を運ぶための港として栄えたそうです。1891年頃が一番栄えていたそうですが、それでも人口は214人だったそうです。Zeehanからここまでは道が荒く、荷馬が唯一の交通手段だったのですが、1892年にZeehanとStrahan間に鉄道が引かれると、またたく間に寂れていって、今では46件の家があるだけで、それもほとんどがホリデイホームだそうです。ウォーキングやサーフィンを楽しむ人のためのアコモデーションもあるようですが・・・ここを訪れる人はいるのかしら・・・という印象でした。写真は資料館で、数少ない永住者の自宅の一部を使って様々なものが集められていました。

資料館のお宅にあった樽とジャー。このジャーが素敵で思わず写真を撮りました。家に帰って、この写真をみせると、アンティーク食器コレクターでドイツ留学経験のある家の奥さん曰く、これはビア樽で、ジャーは100年以上前ののドイツ製のビアジョッキだそうですが・・・。

西海岸と言えばここStrahanの事を指しているので、ゆっくりクルージングでもする時間があるのかしらと思っていたら、近くの公園でお昼を食べるだけでした。ちょっとがっかり・・。

私はStrahanの北にあるHenty Dunesという砂丘に行きたかったのですが、このツアーに参加した人たちはどうやらBush Walkingをお目当てにしているようで、多数決の結果、今日のメインイベントはタスマニアで一番高いMontezuma Fallsへの3時間コースのWalking
となりました。

3時間か・・・。息子たちと違って、体育会系ではない私はちょっと不安・・・。

子ども達にも置いていかれ、後から来る人たちにも抜かされ、責任上ガイドのMichaelだけが取り残された私を励まし、急かしてくれながらやっとたどり着いた最後の関門、ゆらゆら揺れる橋を渡るとそこには絶景が！！

Montezma Falls
高さは104ｍ。これだけの高さから落ちてくる滝は迫力満点で、頑張ってここまで来た甲斐があった！！

やっぱり子ども達は見ているだけではつまらない！あっという間に二人でどんどん滝の近くまで行ってしまいました。滑りやすいごつごつした岩、滝の勢いは凄いし、調子に乗りすぎたら大怪我するかも・・・と慌てて追いかける私の足元が一番危なそうだったと後ろから見ていた人が後で言ってました・・。

水しぶきでレンズが曇ってます。