北京真冬の散歩道

2006/01/07 - 2006/01/07

2006年、また新しい一年が始まりました。北京はだいぶ冷え込んでいますが、天気が良いので前海、後海界隈を妻と散歩しました。夏とはまたひと味違う楽しみ方が有るようです｡｡｡｡

エリア 北京(中国)

新年を迎え（とは言っても中国では年末ﾓｰﾄﾞですが）街中はどのうような感じかな？と思い前海・後海界隈に行きました。普通は前海から進入するのでしょうが、本日は地下鉄２号線で積水潭まで行き、西海の後方から進入開始！さて入り口は？と探していると、昔は胡同しかなかった場所に、何やら記念館もどきが建っていました。

何とか西海への進入口を見つけ、西海に突入すると･･･いきなり西海全体が凍ってました！あまり寒くは感じないけど。。。私自身の体が麻痺してしまっているのでしょう！

本日の散歩には、妻も同行したので記念に妻の写真を撮りました。妻はこの後、相撲の土俵入りのマネをして四股を踏みましたが、分厚い氷は何事も無い様子でした。

西海の湖畔をちょっと振り向くと、まだまだ胡同があり、今にも清朝の役人が出てきそうな不陰気です。

それからまた西海を見ると、ワカサギ釣り？？まさに山中湖のワカサギ釣り（私の出身は生まれは福島会津若松！育ちは川崎市なのだが、ﾜｶｻｷﾞ釣り＝山中湖のｲﾒｰｼﾞが強いのです！）を思い出しました。だけど何も成果が無いようでした｡｡｡｡

西海を西北角から時計回りで、東南角まで歩いてきました。西海の全貌をパチリ！氷が溶けたり、凍ったりしてせいか、氷の表面がかなり汚れて（ｺﾞﾐもいっぱい）います。

西海から後海への道です。左手は水路がつながっておりここは氷もだいぶ溶けていました。

後海西北角から東方向をパチリ！後海も完全に凍結しています。今度は時計回りとは逆に東南角へ向かって歩いていきましょう！

あれれ！氷が溶けている！と思ったら鴨さんが泳ぎ回っていました。どうやらここだけは、人工的に数時間毎に氷りを割って、鴨さんが泳げる様にしている場所の様です。

またまた、ちょっと横道にそれて見ましょう！ちょっと怪しげな胡同通りに少しだけ進入してみましょう！

この胡同の名前は「小翔風胡同」という名前の様です。この先に「大翔風胡同」という名前の胡同も有りました。

かなり古ぼかしい胡同の門！なかなか郷愁を感じさせますね！

ﾘﾆｭｰｱﾙされてしまった門。小綺麗な感じはしますが、歴史は感じなくなってしまいますね！

後海湖畔に戻り、湖畔にあるお洒落なバ〜をパチリ。このあたりは、夏場の夜には、外人さんを中心に若者たちが一晩中お酒を楽しむスポットです。この時期（真冬）はさすがにお客さんも少ないようです。

プラプラ歩いているうちに後海もそろそろ終わりに近づき、東南角から西北方面を撮影。なんかちょっと寂しい風景です。

後海と前海の水路端に羊肉の焼き肉で有名な「火考　肉季」が見えます。この店はかなりの老舗で1980年代には外国人にもかなり有名な店でした。

前海エリアに入ると、湖上にいきなりたくさんの人々を発見。スケート？そり遊び？自転車？とにかくたくさんの人が湖上で遊んでいます。

かなりお洒落なﾚﾄﾛ中国的なｽﾀｰﾊﾞｯｸｽ発見！でもお客さんは殆どいませんでしたが｡｡｡｡

あっという間に前海も時計の逆回りで正門である「何花市場」までやってきてしまった。本来はここから入場するのが、一般的なﾙｰﾄなのでしょう！まあ本日は最初から全て逆周りなので、ここで正門が登場するのも没関係！

せっかくだから！ということで私も前海の上に上陸！四股を踏んでも大丈夫そうです！かなりたくさんの市民がスケート、ソリ等を楽しんでいます。前方には鼓楼、鐘楼が見えています！よし！せっかくだから鼓楼を目指して見よう！

鼓楼大街を北上開始！車と自転車の通行量が多いです！

鼓楼の下までやってきました。ここは「国家重文」（いわゆる国宝というヤツ）に指定されているとの事です。ここで疑問！中国には国家レベルの重文はいったいいくつあるのだろうか？？？北京だけでも100カ所位は有りそうだが｡｡｡｡

ちなみに鼓楼の登城費用は20元/大人です！

鼓楼の登り口はこんな感じです！なんだかちょっと急な感じがしますが。

更に階段入り口には
「階段の段差が高い、滑る、危険、注意」
「手助けの必要な人は申し出てください」
との通達文！

必死の思いで階段をあがると、鼓楼の名にふさわしく太鼓が並べられていた。昔はこの太鼓を打って時を知らせていたらしい。ちなみに現在は観光様に30分毎にﾃﾞﾓﾝｽﾄﾚｰｼｮﾝが有るようです。

鼓楼より南側を撮影。正面に景山、右手にさっき散歩をした前海が見えます。

鼓楼から東南方向を見てます。北京の街は二環路（旧内城）内は高層ビルを建設することが現在でも許可されていない為に、見通しがいいです。遠くにに見える高層ビルは三環路沿いのビルです！

あまり人前に出るのは好きでは有りませんが、私自身も記念に妻にｼｬｯﾀｰを押してもらいました。

鼓楼から北側にある鐘楼を撮影しました。鼓楼は朱色に包まれていますが、鐘楼は色があせ昔からの風雪に耐えているような感じです！

これが鼓楼の階段です！上から下を撮影！！かなり急で段差が有ります！足腰に自信のない方は遠慮された方が良いと思います。

最終目的地、鐘楼は目と鼻の先です！何だか足下がフラフラしてます！

鐘楼も登城費がかかります。ここは15元／大人でした。

鐘楼の上に上がると、有りました！大きな鐘が｡｡｡この鐘で昔は時を告げていたそうです。あれ？鼓楼の太鼓と鐘楼の鐘両方とも鳴っていたのだろうか？？？

鐘楼から北方面を撮影。このあたりはまだたくさんの胡同が残っているのがわかります。北京五輪開催の為ｵｰﾙﾄﾞﾀｳﾝ北京がどんどん無くなってしまうのは実に寂しいことです。ここから見る景色が10年後も20年後も変わらないでほしいと思います。