2005/12/21 - 2005/12/21
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enyasuさん
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2005年12月21日(水)琿春口岸(写真)に行って来ました。
琿春口岸は琿春市街から南へ15キロ、中ロ国境長嶺子にあります。吉林省唯一の対ロシア税関です。(国家1類)
1989年に建設が始まり、1991年10月竣工、1993年には国務院より国際客貨物運輸業務を扱う口岸として認可されました。対岸はクラスキノ口岸です。琿春口岸から附近の港までの距離は以下の通りです。ウラジオストク(160キロ)、ザルビノ(63キロ)、ポシェット(42キロ)。
現在、琿春口岸で扱う貨物は年60万トン、年旅客数は15万人、主要業務はロシア辺境通商サービスです。1995年からは琿春口岸からウラジオストク港を経て韓国プサンまでの不定期コンテナ航路とザルビノ港を経て日本や韓国の各港へ貨物を輸送する航路があります。
歴史上では琿春は高句麗時代(紀元前37年―668年)、柵城府のあった地です。
高句麗滅亡後その遺民が建てた国、渤海(698年−926年)では、784年第三代の王、大欽茂の時に都を上京龍泉府(黒龍江省牡丹江市寧安県渤海鎮東京城)から東京龍源府(琿春市八連城)へ遷都させ、794年大欽茂が東京龍源府でなくなる9年余り、琿春は渤海の政治の中心でした。
この時代全国は5京15府62州の行政区分に分けられていたのですが、5京について説明すると、上京、東京の他に中京顕徳府(吉林省和龍) 、南京南海府(北朝鮮清津付近)、西京鴨緑府(吉林省臨江)から構成されていました。
渤海国は日本と友好関係をもち、代表団を日本に派遣し交流し、日本も同様に何度もその使者を東京龍源府に送っていました。
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8時40分友達と延吉市内で待ち合わせ。その後、高速道路経由で図們へ。
写真は琿春へと向う道路の分岐点にある塔です。 -
塔をよく見ると図琿公路と書いてありました。
図們で高速を下りてからは、しばらく川沿いを走るのですが、川を離れ左に曲がる時、不思議な建物が見えるはずです。そこは琿春へ向う時に通過する場所なのですが(この写真の場所は普通通りません。この地点から100メートル前方です)、お隣の国からこちらの国に来て、帰りたくないのに帰るようになってしまった方々が、たくさん集まっておられます。
うろうろするとお友達と間違えられて、どこか楽しい所に連れて行かれると困ります。旅行の計画もありますので興味のある方でも、車中観光だけにされることをお勧めいたします。 -
さて図們から図們江対岸の北朝鮮領域を右手に見ながら、涼水鎮、密江郷、東陽村を経て、密江料金所を通り過ぎた辺りに写真のような橋があります。図們からは40分ぐらいのところです。
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写真左奥に見える橋(橋桁)が戦時中の足跡で少し紹介したいと思います。
この橋は、1938年琿春市英安郷の図們江上にかけられたシュアイ弯子国境橋です。長白山天池から流れ出た図們江上には北朝鮮との間に毀損したものを含め、全部で9つの橋が架かっているのですが、この橋はそのうちの一つです。
完成当時は、朝鮮とを結ぶ国境国道であり、また鉄橋としても通じていました。長さ486.50メートル、広さ6.50メートル、32の穴鋼板で橋は結ばれていたようです。
1945年日本軍が撤退する時、橋の中段は爆破され、さらに1945年8月日本軍が投降し、ソ連赤軍が進入する中で、橋上の鉄梁がすべて取り除かれ、現在は、ただ1列の橋台が図們江に残っているだけになっています。それ以降現在に至るまで橋は修復されていません。
対岸は北朝鮮咸鏡北道訓戒です。 -
お土産屋さんで何か情報を収集したいと思いましたが、あいにく閉まっていました。
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車に乗る時、道路の反対側を見ると、われわれを監視するかのように2人の人物がこちらの様子を窺っていました。
次の目的地は琿春市内、ここから15分ほどです。 -
琿春ではまず旅行社の人から現地の情報を聞きました。日本人のロシア入国についてはやはりビザの問題があり簡単ではないようです。北朝鮮については来年1月以降だったら問題ないという話でした。
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店内には琿春からの観光目的地と思われるいくつかの写真がありました。
北朝鮮羅津海陽革命事跡 -
羅津英皇娯楽酒店(香港資本のカジノのあるエンペラーホテル)と瑟琶島風景区
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俄羅斯海参崴市一角(ロシアウラジオストック市内)
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海参崴海浜浴場(ウラジオストック海水浴場)
ロシアに行ってみたいなあ〜
ということでロシアとの国境地帯(税関視察)に向うことになりました。 -
向った先は市内から15キロ、15分ほどの琿春口岸(税関。写真)です。
琿春市内には口岸が3つ(中露1つ、中朝2つ)あります。
中露税関
琿春口岸(国家1類)
場所:琿春市長嶺子
対岸:クラスキノ口岸
中朝税関
沙坨子口岸(地方2類)
場所:琿春市三家子満族郷沙坨子
対岸:咸鏡北道セビョル。セビョル口岸
圏河口路口岸(国家1類)
場所:琿春市敬信鎮圏河
対岸:咸鏡北道羅先市元汀里。元汀口岸 -
琿春市について
琿春市は人口約25万人、都市人口は全体の58.4%を占めています。20余りの民族からなり、朝鮮族は42.8%、漢族が47.6%です。
年平均気温は5.7度、5月から9月の季節は26.7度前後の気温です。
1988年に琿春県から琿春市になり、1991年に開放都市、1992年に国境開放都市になりました。 -
入り口附近には、たくさんの荷物を持った人の群れ。
よく見るとロシア人でした。私はロシアに行った事がないのでこんなにも多くのロシア人を見たのは初めてでした。
その写真を撮ろうと思っている時、遠くから係りの人から『撮るな〜!』と注意されました。以後館内の写真は目立たないように撮ったものです。
それでは琿春口岸の中へ入ってみる事にします。 -
税関内は人でいっぱいでした。この場所は出国審査の場所です。
友人に聞くとロシア人、中国人の他に韓国人もここを多く利用するとのこと。
なぜかと言うと -
東春フェリーに乗船する時にはこの口岸を利用するからです。口岸内には東春フェリー事務所(写真)がありました。
東春フェリーは
中国琿春⇔ザルビノ⇔ウラジオストク⇔韓国束草の航路です。http://www.dongchunferry.co.kr/
このフェリーについては旅行記『2005年2月 雪の降る延吉 (1) ロシア・韓国を結ぶ客船東春航運について』でも一部紹介しています御覧になって下さい。 -
ロシアのおみやげ
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ロシア側ガイドさんと中国側ガイドさん
中国側ガイドさんのすすめで、このロシア女性と友人と3人で写真を撮りました。
この場所は本当に中国なのかと思いました。 -
このあと琿春口岸から琿春中俄互市貿易市場へ向いました。
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我々が車を降りたのは琿春口岸から10分ほどのこの場所。琿春中俄互市貿易市場はこのすぐそばです。
建物の前はロシア人で賑わっていました。
建物の看板には“サウナKTV餐庁韓式按摩客房”と書かれていました。 -
建物の前にバス
ここにいるロシア人はどこから来ているのかとバスの行き先を確認すると
“スラヴャンカ(ハサン地区中心の町)―琿春”
でした。建物の中に入ってみます。 -
ロシア語 なんて書いてあるのでしょうか?
わかりません。勉強不足です。 -
ロシア人向けおみやげ
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買ったものをこうした袋に詰めるようです。
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ガイドさんの話によると、ロシア国内では中国電化製品が、ここで販売されている価格の6倍で売られているそうです。
それゆえロシア人商人は電化製品もよく購入していくそうです。 -
それでは琿春中俄互市貿易市場へ
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先ほどの場所から歩いて2分
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広告
中に入ろうとするとガイドさんが
『その中は広くて寒いから、こちらへどうそ!』 -
向かい側の“寶利達互貿商厦”へ
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ここもロシア人向けのお土産屋さんでした。
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衣類が多かったです。
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百貨店内にはガイドさんが経営する電化製品販売店もありました。
もうすぐ13:00。そろそろおなかがすいてきました。この近くにあるレストランへ。 -
車で3分
天府酒店 -
レストランの服務員達
ここは宴会が終わったばかりのようでしたので、もう一つの市内で人気のあるレストランへ行くことにしました。 -
車で5分
“龍海海鮮美食城”へ -
清潔な店内
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かなり多くのお客さんが入れそうです。
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この並んであるお皿を見ながら料理を注文するそうです。
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水槽には
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毛蟹
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魚
そうそういえば思い出しました。
ロシア商人の多くはロシア国内から魚介類を持ち込み、帰りには衣料品や電化製品等を買って帰るそうです。
さて、食事は2階の個室ですることになりました。 -
友人とともに歓談
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食事
このあと -
友人とともに琿春市内にあるグループ企業を訪問
友人の会社と本当に近い場所にありました。 -
琿春在住のF総経理さんです。
Fさんとしばらく話した後、延吉に戻ることにしました。 -
写真は16時ごろの図們江です。
琿春方向、下流に向けて撮りました。
この場所は図們市内に入る入り口まであと5分といった場所にあります。 -
見晴らしのいい場所で、対岸に北朝鮮の集落がいくつか見える場所です。家の中に灯りがついているのが見えます。
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図們方向、上流に向けて撮りました。
見てお分かりになるかわかりませんが、川は完全に凍っています。図們江の凍った様子は旅行記『汪清・図們 延辺2泊3日小旅行 (2)』でも確認できますのでぜひ御覧になってください。
冬場には延辺朝鮮族自治州の国境線755.2kmのうち、北朝鮮との国境線は522.5kmなのですが、すべて川はこのような凍結状態です。監視するにも522.5キロをすべては監視し切れません。
冬にこそ延辺に来てこの川の状態を確認され、国境というものを体験体感してほしいと思います。
皆様延辺で会いましょう!今年は正月、日本で過ごせないので誰か相手をしてください。(涙)
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この旅行記へのコメント (2)
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- こまちゃんさん 2006/03/28 01:35:48
- 東北の香り
- 久しぶりに寄せて頂きました。
クチコミを評価頂いたこまちゃんです。
あの時の敦煌130日滞在から、現在は1月11日から広州番禺に来ています。暫くしたら、この辺りの写真もアップしたいと思います。
ロシアへの辺検、綴られた写真と文章から東北(トンベイ)の空気を感じていました。
1993年3月から1997年9月まで、駐在で上海を拠点として住んでいましたが、22ヶ所の省を回っていますので、東北方面の思い出も少なくはありません。
ここへは行った事はないのですが、景色を拝見させて頂いていると、その場所で冷たい空気を吸い込みながら、見ている気持ちになっていました。
もう幾つ拝見したかな?・・・
続きは又明日と言う事で、今日はこの辺で失礼します。
- enyasuさん からの返信 2006/03/28 17:21:47
- RE: 東北の香り
- こまちゃんさんへ
中国をあちこちと回られているのですね。
広州はもう暖かいのでしょうか?
東北暮らしもちょうど今日で3年になります。質素に元気にぼちぼちといきたいものです。
こまちゃんさん先生様の広州旅行記も楽しみにしております。 enyasuより
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