ベイ・オブ・アイランズ

1999/02/14 - 1999/02/14

オーペア生活を終えた私は、まだ訪れていないニュージーランド北島を旅行して帰国することにしました。オークランド→ベイ・オブ・アイランズ→ホキアンガ→コロマンデル半島→ロトルア→ウェリントン→オークランドと、北島縦断コースです。ウェリントンはお里帰りみたいなものでした。

まず最初に訪れた地は、ベイ・オブ・アイランズの玄関となるパイヒアです。海上アクティビティの拠点で、多くの観光客が訪れる小さな町です。といっても、ここに特別な何かがあるというわけではありません。私はここを拠点にベイ・オブ・アイランズのツアーへ参加しました。

ツアー参加者はウェールズ人カップル、ドイツ人カップル、スェーデン人女性二人組、ルクセンブルク人女性一人、そして日本人の私の計8人でした。ドライバー兼ツアーガイドは、普段は農業をしている若いニュージーランド人青年でした。

最初に訪れたのはカウリの木の森、ワイパパです。かつて、ニュージーランドにはカウリの木が群生していました。しかし、ヨーロッパ人入植による伐採と、彼らの持ち込んだポッサムが葉を食い荒らし、多くの木は枯れてしまいました。現在、カウリの木を切り倒すことはできません。カウリを使った工芸品や家具は倒木を使っているのだそうです。帰りにカウリの加工所を見学しました。

そしてニュージーランド最北端のケープ・レインガへ。残念ながらケープ・レインガのランドマークともいえる灯台は補修工事中で、その姿を見ることができませんでした。天気は曇り、しかし海はとてもきれいでした。太平洋とタスマン海がぶつかり合う様子は壮観！これは見る価値ありです。この近くの海で泳いだのですが、もう夏も終わりに近かったので海水が冷たかったです。でも、透明度が高くてきれいでした。

次に行ったのはテパキ・サンド・ヒルという砂丘です。ここではサンド・ボードに挑戦しました。はっきり言ってやりたくなかったのですが、ドライバーのお兄さんに促され、仕方なく砂丘に登りました。それがきついのなんの。ボードはお兄さんが持っていて手ぶらだったのだけど。はっきり言って怖かったです。もう大絶叫。スウェーデン人の女の子にカメラを預けたら、しっかり写真を撮られていました。口の中、服の中は砂まみれ、最悪でした。

それからワゴンは90(ナインティ)マイル・ビーチへ。タスマン海に面した長い長い砂浜です。砂が固く締まっているので、そこをワゴンで走るのですが、100キロ以上スピードが出ていたので、ちょっぴり顔が引きつってしまいました。海岸には食べられる貝が砂に埋まってあり、ドライバーのお兄さんがそれをナイフで切って勧めてくれました。私は貝が苦手なので断りましたが、ウェールズ人の男性がおいしいと言っていました。

帰りにはニュージーランドでいちばんおいしいというフィッシュ＆チップスの店へ連れて行ってくれました。評判の店のようでたくさんの人だかり。おいしかったのですが、個人的にはカイコウラで食べたのほうがおいしかった気がします。ニュージーランドは新鮮な魚が食べられるので、フィッシュ＆チップスはどこへ行ってもおいしいです。

とても楽しいベイ・オブ・アイランズへのワゴンツアーでした。

エリア その他の観光地(ニュージーランド)

ワイパパのカウリの木。

カウリの木の加工所。

ニュージーランド最北端、ケープレインガ。
灯台は補修工事中でした。

ぶつかり合う太平洋とタスマン海。
壮観でした。

日本はどっちかなぁ？

テパキ・サンド・ヒル。

サンド・ボードに挑戦！
滑っているのが私です。

90マイル・ビーチ。

この貝は食べられます。