2005/11/03 - 2005/11/03
7641位(同エリア9927件中)
BTHFさん
はじめての金沢。
女ひとり旅。
思いついたその日に、東京発の夜行バスに乗り、日帰りで巡る強行スケジュール。
そして予想外の秋雨。
ああ、このキーワードを並べただけで、不穏な雰囲気が・・・。
-
というわけで、ついに来てしまった。
「明日は祝日か...」
またいつものようにグダグダ過ごそうと思っていたのだが、水曜日にネットを見ていたら「夜行バス23:45東京発」というのが目に飛び込んで来た。
「む、こ、これはいいかも!」
仕事を終えて一旦家に帰ったが、急げばまだ間に合いそうだ。行き先は、仙台や名古屋・大阪などの都市が既に満席になっていたので、空席のあった「北陸方面」を選択。前々から金沢は行きたいと思っていたし、丁度いい。
いんた〜ねっとのある生活ってスバラシイな〜!と、感慨に浸っている間もなく、簡単な身支度を済ませていざ東京駅へ。
指定の場所に行ってみると、そこに待っていたのは、普通のバスより車体が小さく、足を伸ばして眠るなんてことはとてもできない、窮屈な座席。2時間おきにサービスエリアで小休憩をとりつつ、富山を経由して木曜の朝8時、金沢に到着した。
う、ぅぅぅ、、、腰と首がめちゃくちゃ痛い。。。だが、私のようなビンボー旅行者は文句なぞ言っていられない。片道4500円という激安価格で来たのだから、ここは我慢。
そういえば私、金沢で思いつくものといえば兼六園くらいしかない。
「さてはて、どこに行こうかな」
知識は貧弱、土地勘もまるで無いので、駅に着いてから町の地図をもらい、北陸鉄道浅野川線(2両編成の私鉄)に乗って終点へ向かうことにした。
その「内灘」という駅から徒歩15分くらい先に海があるようなので、とりあえず見ておこうかと思って・・・。 -
曇天の下に広がる枯草の平原。
しょっぱなから、私好みな渋い風景が眼下に迫ってきた。
これぞ哀愁旅行。
雨が降りそうな気配が漂う。 -
手前にいるのは、白い海鳥ではなくカラス......。
遠くにいるのは老人と老犬......。
空も海も濁った灰色......。
道路から波打ち際までが、すごく離れている。
砂質は鳥取砂丘のものに似ていなくもない。
目をとじればここはカサブランカ......。あ、それは飛躍しすぎか。
せめて旅の間は、妄想癖を抑えなければ。 -
雨がパラパラ降ってきたので、急いで駅に戻る。
傘を持ってくるのを忘れてしまったのだ。
夏の盛りはもうとっくに過ぎている。 -
深まる秋。
-
内灘駅からタクシーで中国へ。
もとい、中国庭園へ。
運転手に行き先を告げると、
「そんなところあったっけなぁ?」と、冴えない返事。
「いや、だってほら、駅の案内板のイラストに書いてありますよ」
「あ、ほんとだ。行ってみましょう。」
地元のタクシーの運転手さえ知らないような、
しょぼい公園だけど、私の心は満たされたのであった。 -
中国庭園の中庭にて。
遠くに見えるクリーム色と緑色の壁は、ジュラシックパーク(恐竜公園)だそうだ。
なぜこのような施設が此処にあるのだろうか。 -
誰一人として居ないけど、よく手入れされた庭だ。
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内灘から再び電車に乗って金沢駅へ。所要役20分。
東口にある「もてなしドーム」という名のコンコースがやたらデカイ。
撮影していたら、韓国人の少年達に「ボクらの写真も撮ってくれー」と頼まれた。
他にも欧米系の外国人観光客を何組か見かける。
そっか、観光地なんだな、金沢って。(忘れてた) -
観光地、といえば、金沢は移動手段がすごく充実している。
本当は雨が降っていなければ駅のレンタル屋で自転車を借り、町を周ろうと思っていたのだけれど、バスも各方面行きのが15分間隔で出ていて、どれに乗ればよいか一目瞭然なので、助かった。
観光スポットといわれる場所は周遊バスで殆ど網羅されているんじゃなかろうか。
で、まずは古い街並が残る「ひがし茶屋」へ。 -
この界隈は狭い路地に、二階建ての木造家屋が連なっている。
道路があまりにもきれいに整備されていたのと、車が多数往来していたのが興ざめだったが、和服の女性を見ると建物にすっと馴染んでくれるので、小京都を見ているような気分になれる。 -
竹を器にした生け花。
そのセンスが素敵だ。 -
「コールドパーマ」
って、何ですか。 -
建物の中を観覧できるよう、何軒かの茶屋が開放されていた。
私は「ひがし茶屋休憩館」(無料)という所を見て、その後こちらの「志摩」(400円)という茶屋を見学。
柱などは古いけれど、内部はよく手入れされており、木と紙の美しさを再確認したのだった。 -
「志摩」にある明かりはひとつひとつが個性的だ。
でも全体を通して見ると、一定の質が保たれ、調和しているから不思議。 -
赤じゅうたんと青じゅうたんのコントラスト。
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昔の台所。
すべて木製。 -
館内のあちこちに、花が飾られている。
毎朝生けているそうだ。
国の重要文化財とはいえ、隅々まで行き届いた手入れに感服。
すぼらな私にゃ無理だ......。 -
ひがし茶屋街にある「兎夢」で昼ごはん。
こちらも立派な造り。 -
やはりこういう時は加賀料理を食べるべき?
・・・情緒を味わず、カレー膳ですいません。
だって、好きなんだものカレー。うん、しょうがない。 -
開いているんだか閉まっているんだかよく分からない店が点在している。
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名も無き空き地のコスモス。
このあと浅野川大橋を渡り、兼六園へ。 -
雨がどんどん強くなってきたので、途中のみやげ屋で紫のビニール傘を買う。
透かして撮れば、レンズフィルター代わり? -
かの景勝地、兼六園でござる。
まだ紅葉は始まったばかり。
大松が素晴らしいというより、スッと突き出た雪よけの円錐が美しいと思われ・・・(笑) -
藁葺きの吾妻屋。
人影なし。 -
池の石柵。
ラクダが行進しているみたいだ。 -
兼六園の向かいにある、21世紀美術館に来てみたら・・・。
全館展示総入れ替えで、ワークショップしかやっていなかった。
でも、建物自体が面白いので、通路をウロウロしてみる。 -
白いベンチ群。
「珪藻土アートプロジェクト」という企画にものすごく興味があるのだが、この日に限って準備中。(泣) -
この美術館を設計したSANAA(妹島和世・西沢立衛)によるデザインのラビットチェア。
よく見ると耳が左右非対称でかわいい。 -
雨が降ったり止んだり。
外のオブジェも気になる。 -
クラフト広坂をてくてく歩き、犀川(さいかわ)大橋を渡って千日町へ。
室生犀星記念館に立ち寄り、昔の児童文学書の素朴な装丁を眺めてニンマリ。
その後、「にし茶屋街」を散策。
ひがし茶屋街に比べると小規模で、準備中の店が多かった。夜間営業の料亭がずらり。
写真の消化器はもちろん現役。
こういう木箱が被せてあると、景観を損ねなくていい。 -
香林坊地区へ戻り、繁華街のあたりで少々道に迷いつつ、武家屋敷の集落を散策。雨模様も味わい深くて尚好し。
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帰る頃になって、ようやく雨があがる。
復路は特急+新幹線+在来線で帰宅。正味4時間半である。
ずっと歩き通しだったので相当お疲れモード。
車内では終始熟睡していた。
やっぱり電車は体がラクだな〜。(しみじみ)
で、23時半頃帰宅し、日帰り金沢旅行はこれにて終了。
今度は雪の季節に来てみたい。
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