2005/04/21 - 2005/04/28
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titanic6さん
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おもしろい国トルコ
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この旅行記へのコメント (1)
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- titanic6さん 2005/10/26 11:22:23
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- トルコ旅行記
テーマ:おもしろい国トルコ
目次
・ 時差と行程
・ ウズベキスタン航空
・ 遺跡・歴史・伝統
・ 各観光地の私の評価
・ やさしいトルコ語講座
・ イスラム教と酒
・ ガソリンの値段、車の値段
・ トイレチップ&枕銭
・ 時差と行程
トルコと日本の時差は6時間じゃ。ただし4月からサマータイムを採用しているからで、冬ならマイナス7時間の時差が正しい。そのうえ、我々のツアー(22人)はタシケント(ウズベキスタン)経由だったので2回も時計を合わせる必要があった。
2005年4月15日 関空HY528便12:45出発→タシケント(ウズベキスタン)→イスタンブール→ホテル(泊)→イスタンブール市内観光→夜行列車(泊)→アンカラ→カッパドキア→ネブシェヒル(泊)→キャラバンサライ→コンヤ→パムッカレ(泊)→エフェソス→イズミール(泊)→トロイ→イスタンブール(泊)→市内で自由時間→タシケント<機中(泊)>→成田→関空
JTB旅物語「大満喫!トルコ8日間」といいながら、実質は6日ぐらいです。ほぼ毎日5〜6百kmのバス移動が面白い! 朝も早起きだったので、バス移動中に寝るのです。
・ ウズベキスタン航空
こんな名前の航空会社があったんや。機体は青・白・緑が結構美しい、でも、かなり使っている古い感じ、個人用TVが付いていないのでやや不満。タシケントまで8時間15分もかかるので、大きいスクリーンで洋画3本がゆっくり見られる。タシケントで2時間待ち、そこから、また5時間かかる。
フライトアテンダントは主にロシア語で会話していた、難しい英語を使うと、返事はロシア語でかえってくる。機内アナウンスが3種類の言葉を使っていた。美人というより丈夫で元気そうなスッチーが目立つ。機内食はすべて美味であったゾ。<残念なのはやはり箸がなかったこと、当然てか?>
・ 遺跡・歴史・伝統
トルコはほんとうに遺跡の宝庫じゃ。シルクロードの西の端、紀元前や1世紀から8世紀のお話が多い、歴史的には日本は絶対勝てない!このあたりの三大文明ローマ・ビザンチン・オスマントルコと何度も支配者が変っている、ローマ・アレキサンダー・十字軍・ギリシャ軍・ロシアなどにも征服され、元々のトルコ民族はとても戦争に弱い。今も周辺各国で戦争が絶えない。だから22歳〜30歳の間に国民の義務として一度は軍隊の経験をしなければなりません。文化的にはヨーロッパでもあり、アジアでもある。 大陸としては、ヨーロッパが3%、アジアが97%である。
各時代によって宗教も何度も変えられ、やっとイスラム教で落ち着いた。しかし、ほんとうの(忠実な)イスラム信者は40%程度だし、なぜか「お酒もOK」となっています。若い人たちは無宗教が増えているとのことです。
・ 各観光地の私の評価
イスタンブール:2〜3日かけてゆっくり見る価値あり。 80点
地下宮殿:柱はすごいが、単なる貯水池やんけ 60点
アンカラ:なんでここが首都なのか?田舎臭い感じ 40点
カッパドキア:ここは絶対押さえておくべき最高の景勝地 98点
カイマクル地下都市:地下6階まで、よくも掘ったもんだスッゲー 95点
ギョレメ野外博物館:カッパドキアの中心、洞窟群は泣けてくる 90点
キャラバンサライ:あんまり感動がなかった。 35点
コンヤ:メブラーナ博物館は大したことはない。 50点
パムッカレ:いい所なんだが10年前ならもっと美しかった 75点
ヒエラポリス:遺跡がでかい、かなり感動した 90点
エフェソス:遺跡群は是非見て欲しい 88点
<近くに世界の7不思議のひとつ「アルテミス神殿」もある>
聖母マリアの家:特に見るほどのものでもない 52点
イズミール:小都市、立ち寄っただけであまり見るものはない 45点
トロイ:木馬はいらん、古い遺跡が面白い 80点
寝台列車:一度は乗るべき 77点
グランドバザール:人により評価が両極端かな、大きな市場 60点
・ やさしいトルコ語講座
トルコ語の文法は日本語に近いそうだ、2〜3カ月でマスターしている日本人がいるらしい。
同じ発音で同じ意味が結構ある、たとえば テレヤ=照れ屋(恥ずかしがり) イイ=いい(良い) などまったく同じ。主なものを紹介します。
ギュナイドン=おはようございます。 メルハバ=こんにちは ギュレギュレ=さようなら(残る人がいう) エヴェットゥ=はい タハル(ウ)=高い! ウ・ジュス=安い インディル=安くして! テシェッキュル・エデリム=ありがとうございます サオ(ル)=サンキュー(軽い感謝) ブギュン=今日 ブー=これ サン=あなた チョク=とても ギゼ=美しい
つまり あなたはとても美しい=サン チョク ギゼ といいます。
・ イスラム教と酒
イスラム教の国なのに比較的いいかげんである。 戒律はあまり厳しくないとのこと、お祈りの時間は、5時・12時・16:30・19:30・21:30の5回あるが、街中に聞こえるコーランが鳴り響いてもみんなブラブラしている。自宅などで忠実に守る人は1〜2割程度、ラマダンも4割しかやらないらしい。 油っぽいものが好きだし、酒は平気で飲む、週末は12時過ぎでもよく騒ぐ、他のイスラム教国に居る 目だけが見える例の黒装束の女性もあまり見かけない。時間にルーズなのもあたりまえだけど面白い。<イスラムと関係ないのか?>
・ ガソリンの値段、車の値段
たくさんの産油国に近いのにガソリンが高い、1リットル180円ぐらいだ。驚くことにレギュラーガソリンよりハイオクタンガソリンの方が安いところもある。 さて、車の値段を尋ねるとフィット、サニー、カローラクラスで150万円、クラウンで250万円、ベンツのバスが4000万円だから日本とだいたい同じ価格帯だが、年収を考慮すれば、普通の庶民では高値の花、おいそれとは買えない。 通常、定年退職時(リタイヤ直後)に退職金で買うそうだ。それにしても都会では車は多いし、運転も結構荒っぽいし、若者も運転している、オーナーはおじいさんかもしれない?おんぼろの車もたくさん走っている。 タイやマレーシアほどではないが日本車も多く、人気がある。ここではドイツ車が最も多いそうだ。なぜならドイツに出稼ぎに行く人が毎年何十万人もおり、ドイツとの貿易・交流が盛んなのである。高速道路は良く発達している、無料の高速道もたくさんある、田舎の道は遅れてはいるが、なにしろ土地が広いので狭い道は少ない。トラクラーがのんびり走っていたり、時々ひつじの群れで進めないというのどかな未舗装の田舎道もある。
・ トイレチップ&枕銭
最も悲しいことは、原則として「トイレチップ」が必要なこと、レストランやホテルは当然無料ですが、主だった観光地や辺ぴなドライブインでは50セント(約40円)のトイレチップがいります。
一緒に行動したオバサマたちは小銭がなくて困っていました。やさしいお国柄といえるのは、大きな額面でも必ずオツリを返してくれること
枕銭は、ひとり頭1リラ(80円)、<旧札で100万リラ?・・あとで解説します。>、リラがなければ1ドル(USドル、110円)でもOK! それもなければ1ユーロ(140円ぐらい)で十分だが、日本円は絶対ダメです。リラはトルコ国内で使い切らないともったいないので、たくさんの両替は誰もしない、だからトイレで困るのです。
つづく
トルコ旅行記2
テーマ:おもしろい国トルコ
目次
・ 飲み物の値段
・ 物価・月給・家賃
・ コーランの大音響
・ 結婚のはなし
・ トルコ人の寿命
・ 飲み物の値段
昼食やレストランでの夕食には必ず飲み物の注文をきいてきます。勇気をもって「要らない!」と言ってもいいのですが、どうやら旅行社やガイドとレストランが組んで、できるだけ日本人にお金を使わせる作戦をとっているようで、スーパーマーケットの値段の2〜5倍はする、ミネラルウォーターでも2.5リラ、ビール5〜10リラ、ファンタ・コーラ・ジュース・チャイ類5リラ(400円)、アイラン(4リラ程度、トルコ独特のヨーグルト+塩少々 を水で薄めた伝統的飲み物、乳白色)など。水道水は飲まない方がいいようです。ホテル内での歯磨きもミネラルウォーターを使うべきです、柔な日本人の悪い習慣?で、歯磨きぐらいは水道水でいいだろう・・・と過去に何人もおなかをこわしたようです
・ 物価・月給・家賃
農産物の物価はとても安いですヨ。 メロン、トマトは1キログラムで50セント(40円)、すいかはもっと安く40セント。タクシー(すべて黄色で統一)初乗り1Kmまで1.5リラ(120円)、日本への国際電話は5リラで3分しゃべれる。日本への郵便はがきの切手代金は60セント、絵葉書も14枚で500円ぐらい<がんばって値切れば半額になる。>。 全体としてそんなに散財することはないようです。
さて、トルコ人の平均的な月給はいくらでしょう? 若い人で3.5万円、中堅になると4.5万円程度で、新人のお医者さんで7.5万円、有名なお医者さんになると2〜30万円ぐらいが最高級。
お医者さんの退職金が500万円、金持ちは地中海地方に集中している。
家賃は、下町で2万円なので、夫婦なら共働きしないと生活が苦しい計算になります。現実に共稼ぎ家庭が増えているとのことです。 田舎では自給自足が普通ですが、田舎の女性は農業従事が多く、とても良く働き、家の中では暇をみつけては絨毯を織るなど、いつも動いていますが、男はトラクターの運転以外になにもしない、暇があれば、たまり場でチャイを飲んだり、ゲームで遊んだり、しゃべってばかりだそうです。向上心のある男・元気な人は、農閑期にドイツへ出稼ぎに行きます。
義務教育は8年で、東部、南部、山岳地帯では小学校も行けない子供がいる。大学進学率は、20%。
中小の都市をバスで走っていると、建築中の家が実に多い、それはこの国の建築事情のためだ。
何年もかけて自分で家を造る、まず1年目に農産物を出荷して儲けたお金で土地を手に入れ、基礎をつくり、2年目に骨組みと石材を積み上げて一階を建て、3年目に2階まで石を積む、その後、屋根や内装・・・という順にできあがる。数年かかるのは当たり前だそうだ。 土地は広いので安いようです、山は国有で、平地は1軒分が200万円程度。建物は7割が無届の違法建築で、政府も目をつぶっている。1999年にも大地震があったのに石を積み上げるだけの地震には無防備な家がほとんどだ。
都市部では専門家が建てるが、なぜか隣のビルとの間隔がなく、ぎちぎちに建てているし、土地が広いのに、安全面からか3階建て以上の集合住宅を好むようだ。
・ コーランの大音響
最初のホテルで寝ようとしたら、いきなりコーランの大音声で驚く。周囲2〜3Kmに聞こえるでかいスピーカーがとてもうるさい、10分ぐらい鳴り響く、毎日いたるところで耳に入ってくる。これは日本人には不気味な音だ、人間の声とは思えない。モスク(イスラム教会)はどんな小さな村でも一番目立つところに必ずひとつはある。それぞれのモスクから定期的に大音響を流している、しかも威張るような支配者階層が造った立派な建築だ。
・ 結婚のはなし
標準的な結婚年齢について、都会では男が30歳、女性は25歳ぐらいで、村では、男22、女17〜19と、やや早くなる。年収のわりに費用が高く、結婚式に50万〜100万円もかかるので晩婚の傾向が現れているそうです。 男の結婚の条件として、「軍隊経験」がものをいい、本人(特に女性)の意思より親の威厳があり、親の意見がかなり強い、ある意味封建的だ、見合い結婚がほとんどである。
お見合い後の断り方が面白い、トルコ人は、はっきり「嫌です!」とは言わない。<失礼とされる>気に入らない場合は、次に使者が家に訪れた時、コーヒーに塩を入れるとか、玄関のカーペットを裏返しておくことで、気持ちを表現する。
また、面白い習慣があり、パムッカレ地方では、結婚希望の女性が家にいたら、家の煙突に「空き瓶」を飾る。2人居たら2本飾る、ただし、年齢や美人度は不明?
アナトリアでは、女性が結婚する気になれば、共同井戸の周囲(近く)に「とうがらし」を植えて、プロポーズ待ちを表現する、村の人々みんなで利用する井戸なので、誰が育てているものか常に見ていて、良くわかっており、目の前で男がこれを食べると見合いが成立ということになっている。
男の子が生まれると、敷地内にポプラの木を植える、年齢も判るし、その子が結婚時など、いざお金が必要という時に売ると高く売れるらしい。石材に比べて、木材は貴重品のようです。
・ トルコ人の寿命と人口
どこか外国で生活したいと願う私としては、寿命の話は興味深い。
平均寿命は、女性が75歳、男性が70歳と普通である(男女逆かも?)、マレーシアの60歳よりは長生きしている。
人口は、トルコ全体で7,500万人、イスタンブールに1,500万人、アンカラに300万人が住んでいる。なんでアンカラが首都なのか考えてみてください。
20以上の民族がいて、最も多いのがトルコ人で70%弱、25%がクルド人だ、東洋人は意外に少ないそうだ。
大きく分けて、7つの地方があり、マルマラ地方・黒海地方・エーゲ地方・地中海地方・アナトリア地方・南地方・東地方となっている。 マルマラ地方は西部のマルマラ海峡に面し、工業地帯。黒海地方は北部でガイドの出身地。エーゲ地方は、ギリシャ側のエーゲ海に面した温暖なところ、地中海地方は、居住にもっとも適した地域で、ここに木造の大邸宅が多く、金持ちが多い。
また、最高の別荘地でもあり、ドイツ・ロシアからたくさん観光(避暑・静養・リフレッシュ・ショートステイ)に来る所だ。
後の3地域は未開発に近く、山岳地帯や大穀倉地帯だ、南部や東部では夏に50度になる酷暑地域で厳しいとのことだ。東地域には「ノアの方舟」が辿り着いたという「アララット山(5,150m)」がある。
トルコ旅行記3
テーマ:おもしろい国トルコ
目次
・ お土産や有名グッズ
・ 通貨がややこしい!
・ 周辺国とクルド人
・ トルコの課題
・ お土産や有名グッズ
トルコは農業と観光の国だ。だんだん第二次産業の割合が増加してきて、ベンツのバス・トラック工場、西部のマルマラ地方にはトヨタの工場もある。土は肥えていて農業生産物の主な物は、果物が多く、オレンジ・ミカン・バナナ・トマト・メロン・すいか。 他に、たばこ(輸出3割)・オリーブ・ひまわり(油をとる)・ごぼう・てんさい・とうもろこし・など。
チューリップはトルコが原産地だ!とガイドが力説していた、決してオランダではありません。
おみやげ物は、大小色々で、多種にわたる、まず「トルコ絨毯」、2度結びのためペルシャ絨毯より丈夫で、目の数が多いものは100万円以上する、女性が1年以上かける特注品(王室向け)はもっと高い、国直営工場での織り子さんは40歳で辞める、目がやられるからだそうだ。
絨毯工場見学で我々のツアーの一人が80万円の絨毯を買った。あとで夫婦喧嘩していたゾ。
革製品(コート、ジャケット類)、陶磁器、銀製品、トルコ石も有名。
どこにでも売っているのがトルコの魔よけ「ナザール・ボンジュー」、日本人は「目玉」と呼ぶ、平たいガラス玉の飾り(小物)、マロングラッセは異常に甘い、ビスタチオも有名らしい、オリーブ石鹸、
リンゴ茶、紅茶、ラグ(トルコのお酒、45度とかなり強い、ワインが原料、無色)、ロッグ(お菓子)、
トルココーヒー(どろどろでシツコイ味、マズイです)など、あと、お土産にはならないが「伸びーるアイスクリーム」をカッパドキアで食べた(団体割引で25→20セントへ)。 が、これがまたメチャ甘い、水あめとソフトクリームを混合しているようだ、ひとつを2人で分け合うぐらいがちょうどいい。
世界から年間に2000万人の観光客が訪れる、トップはドイツ人、順にロシア・フランス・イタリア・スペイン、6位が日本だそうだ、しかし、一番にお金を「落として(使って)くれる」のは日本人だってサ、日本人はサイフのヒモがゆるいと思われています。
・ 通貨がややこしい!
トルコに来て2日目にホテルの近くで駄菓子屋+日用品店+たばこ屋(つまり、何でも屋)へ買物に行く、860万を請求されたので1,000万を支払う??・・・オドロキましたか? ほんとうなんですヨ。
買ったものは、ガム・ソフトキャンディー・飴・チョコレート・タバコ(マルボロ)2個です。店のオジサンは、目の前で、親切に、ひとつひとつ電卓でたたいて金額を見せてくれますが、ほんとにゼロがたくさん付いているのです。 田舎ではデノミネーション前の表示が、まかり通っているのだ。
実は、トルコでは新旧の二つの通貨がある。 昨年4月からデノミが実行され、新旧どちらも使える。旧1000万リラの紙幣は、新通貨では10リラ(約800円)に換算される。今年いっぱいまでこの状態が続くとのことです。デノミで小額用コインが復活したところです。 トルコの人も未だに新通貨制度に完全には慣れていないとのことで、よく混乱している。さらにややこしいことに、USドルやユーロも通貨として使える。<関空で5000円分ぐらいのUSドルに両替しておくこと>
日本円はダメだ、3日目のホテルで両替を依頼しても日本円からの交換を断られた。日本円からの両替が可能なホテルは全体の3分の1も無いとのことだ。昼間に両替商に行くことだ。
・ 周辺国とクルド人
隣国として、ギリシャ・ブルガリア・シリア・イラン・イラク・アルメニア・グルジアと多くの国があるが、ほとんどの国と仲が悪い、ギリシャはビザンチン(ギリシャ人の意味)時代の元々の住人で、オスマントルコトルコとの戦いで追い出され怒っている。シリアはダムの件で揉めている。イラン&イラクは、小競り合いが多く、先の「湾岸戦争」でアメリカ軍に空港を使わせたため各国から大きな批判を浴びている。今後も徴兵制度は継続するしかない、大学生のうちは年をとっても、徴兵されることがないので、このツアーの現地ガイドである28歳の「ムスタファ」くんも、大学に席をおいている。
クルド人は国(土地)を持たない民族だ、トルコの南部と東部(主に未開発地域)に住んでいる、周辺国から大量に亡命してきたものだ。今でもトルコの東半分を「キルド」または「クルド」という国として独立したいと願っている。だから東部では小さな戦いが絶えない。
・ トルコの課題
判り易く、これからの課題を言わせてもらおう。通貨の徹底整備と法律の整備だろう。
政府の目標は「ユーロへの統一」らしいが、国民がいつまでも従わないため自国での経済も通貨統一もままならない、そのうえ、EU加盟のヨーロッパ各国が「未整備」「通貨混乱」「経済コントロールの不備」を理由に加盟を断られているのだ。
ガイドの話だとEU加入とユーロ統一には15年かかるといっている。
法律の未整備の前に、警察官の質の悪さが問題で、交通違反でもカネを握らせればもみ消してくれる、いまだに堂々と受け取るそうだ、ルール無視・犯罪にあまい国民性も問題。建築基準法もあるらしいがザル法になっている、7割が違法建築というのは救いようが無い。 いまさら締めるわけにいかない。 まず将来のための大人の教育、正しい公民作りだろう、多民族(特にクルド人)の問題も難しいようだ。
一方で都市部でのインターネットの発達は目覚しいものがある。イスタンブールにはNET-CAFEがたくさんあったし、都市部の高校生のほとんどが「eメール」を持っていて、観光地で我々にも親しく話しかけてきて、一緒に写真撮影を頼んで、メールアドレスを書いたメモを差し出し、「アイム トルキッシュ!」と交流を望まれる日本人ツアー客もいた。今後のトルコは、いったいどうなるのでしょうか?まるで、方向が見えない国だ。
結局、貧富の差や都市とへき地の格差がますます広がっていくということです。
・ 個人的感想(まとめ)
けっして怖い国ではない、好きな国だ、トルコ好きの日本人がたくさんいる理由もよくわかる。
トルコ人の大部分は親日家である。昔ロシアが攻めて来た時に間接的に日本が助けた(ロシアをやっつけてくれた)という歴史的背景、そして1999年のトルコ大地震で、神戸から仮設住宅をたくさん贈ったなど日本が救援物資を送ったこと、電化製品の80%が日本製であること。
とにかく子供たちは明るい、列車やバスに乗っていても外国人に対してだけなのかも知れないが、必ずニッコリ笑って手を振ってくれる。
そして、街で、見知らぬすごい美人が、すれ違う時に、色っぽい目をして「笑顔」で挨拶してくる。
ひとりやふたりではなく、何十人もの「歓迎の笑顔」が忘れられない。混血民族だから美人が多い。
いつぞやのミスユニバースかミスワールドで チャンピオンになったのもトルコであった。
しかし、行く前より、「住んでみたい度」のポイントは下がった。その理由を列挙します。
1 トイレが有料であること
2 地震が多いこと
3 水道水が飲めないこと
4 意外にも貧乏人が多い、国自体も貧乏な部分が見えたこと
5 空港で他人の荷物をチェックなしで、誰でも持ち出し可能なシステムであるこ と
6 周辺国との小競り合いが絶えないこと、いつでも戦争の影響がありそう、徴兵 制も嫌だ
でも、もう一度2週間ぐらい、ゆっくり旅してみたい国である。
次回から日付順に詳細紀行を書きますので、お楽しみに!・・・
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