『初一人旅は東欧へ』　チェコ旅行記◎１日目◎プラハを歩く

2005/10/08 - 2005/10/08

今までヨーロッパで訪れた国で最も美しく愛している国は私の中でイタリアでした。
しかし今回、それはそれは美しいチェコを旅してみて、
「こ・・・これはイタリア首位危うし・・！」
と勝手な自己順位を脅かした国でした。
ポーランドクラクフももちろん惹けず劣らず素敵で大好きな国
になりましたが、単純に街並みや、芸術的なバランスとしては
プラハは今まで見たヨーロッパ諸国でも群を抜いているように
感じた。（もちろん各国それなりの良さがあるが）
チェコの町の美しさにかなりスパイスを効かしているのが
なんといってもヴルタバ川の存在が大きいと感じた。
特にプラハなんかは、「カレル橋、プラハ城、赤屋根の家々」
そして「ヴルタバ川」の織り成すこのシチュエーションは
もう最強！！
こんな素晴らしく絵のような町は滅多とお目にかかる事は
ないだろうと本当に感動しました！
そしてなんといってもプラハ近郊の町にも素晴らしい所が
たくさんありました。
行きたい所だらけで、毎日のスケジュールはすぐに埋まって
しまい、5日間でもまだまだ見足りなかった位です。
ただ、さすが世界でも人気の観光地という事もあり、
プラハ、チェスキークルムロフでの日本人の多さにも
びっくりしました。
クラクフでは殆ど見かけなかった為、あっけにとられる程。
胸にバッチをつけた高中年層の団体観光客の多さが目につき、
カレル橋、プラハ城のあちらこちらから・・
「ええとこ見せてもろたなぁ、えらい綺麗なとこやなぁ」という
関西弁の感激の声が飛び交っていて思わず笑えてしまいました。
久々の関西弁に少しほっとしつつも、一瞬どこの国に来たのか
忘れてしまうほどでした・・（笑）

ここの旅行記でもすでに色んな方のチェコの美しい写真が
たくさん載っているようでしたので、私も似たような写真が
多く恐縮ですが、ちょっとした空の色、建物の角度、
写りこむ人や物などでも同じ風景が違う印象になったり
するので微妙な比較をして見て頂けると嬉しいです。

エリア プラハ(チェコ)

【Cafe　KAVARNA】
ここはクラクフからの長距離バスで早朝に到着し
よれよれの私が最初に立ち寄り、そして生き返った
場所でもある、素晴らしいカフェです。
このカフェはプラハ駅の3階部分にあるのですが
１階,２階のプラハ駅のざわめいた雰囲気が
一転し、階段を上がると、そこは中世だった！！
高さ２、３０メートルはあるかと思われる
アールヌーヴォー様式の装飾彫刻に飾り立てられた
巨大丸天井！！
寝ぼけまなこに思わず口ポッカーンといった感じ。
下階の喧騒とはうってかわり、静かな雰囲気で
クラシックでも聞こえてきそうなそんな雰囲気。
そして、建物自体がかなりの年季を感じさせ
中世の雰囲気歴史を感じます。
こんな空間で、飲むカプチーノは格別です。
論より証拠！！
ぜひともプラハを訪れた際は、町へ繰り出す前に
どうぞこちらで一息ついて、そして素晴らしさを
その目でお確かめください！！

【Cafe　KAVARNA】
丸天井、頂上までお見せできなくて残念。
この天井の高さはなんか天国まで連想させます。
しかし出口を出て外から見るこの建物の外観も
素晴らしいので、是非チェックを！
見ての通りかなり建物自体老朽化が進んでいる
ようで、外から見ると一見廃墟のようです・・
この建物の現状も長くないかもしれません。
是非お見逃し無く！！

【火薬塔】（火薬門）
初めてプラハの地下鉄に乗り、NAMESTI REPUBLKY駅で
下車してまず向かったのが王の道の起点と呼ばれる
火薬塔。隣には豪華な装飾が施された立派な建物が
「市民会館」という事だが、日本でイメージする
市民会館とはたいそう違い、驚きだ。
（勝手に地元岡山市民会館を連想し地味なイメージを抱いてる私）。
入り口ではお姫様やモーツアルトみたいな貴族コスチュームに身を包んだ男女が、高貴な衣装とはうらはらに必死にチケットを売りさばいている。
その光景はまるで、ダフ屋とそう変わらないような。

【火薬塔から下界眺めてみる】
初めて見渡したプラハの街並みに思わず感嘆。
気分はすっかり外人気分で
「ワァーオ　ワァーオ」を一人繰り返す私。

【マトリョーショカ屋さん】
旧市街広場に向かう途中の通りで愛くるしい
マトリョーショカ発見！！
しかしマトリョーショカってロシア生まれな様な
気がするが、なぜかここチェコで多く見かけた
マトリョーショカ。
店内にひしめきあうマトリョーショカはなんとも
言えない愛らしさ★
しかしサッカー選手やエセディズニーキャラクターが描かれた変わりマトリョーショカも多数あり、
違法性は大丈夫なのか？と心配にもなる。

【旧市庁舎】
視界が広がり旧市街広場に到着！
土曜ということもあり人がウジャウジャしている。
おや？旧市庁舎の名物でもあるはずの
「天文時計」が・・・・・・・・
改修中のようで、素っ気無いビニールシートで
覆われていました。感動半減・・
今回こんなの多いなあ。。

まあでも空の青が美しいのでよしとしよう。

【壁画が素敵な建物】
こういう、ヨーロッパ独自の壁のディティールに
気をとめていると、キリがないのですが、やはり
素敵なので、足を止める。
黒く塗られた壁になにやら騎馬戦ちっくな壁画。
屋根の小窓もかわいいですねえ。
何の建物かチェックするのはぬかりました。

【カレル橋】
いよいよあのカレル橋を渡る事に★
有名すぎるくらい有名な橋ですねえ。
橋の上には写真のような様々な聖人像がたっている
そこまでするか？というほどの凝り様です。
橋では、私の大好きな興味をそそるストリート
パフォーマーも多くいますが、12時のプラハ城の
衛兵交代を見たかった私は少々足早に通り過ぎていく。

【カレル橋のストリートパフォーマー】
ああ、、急いでるのに、、つい足を止めてしまう。
私の心をわしづかみにする滑稽で素敵な
おじさんパフォーマー！！
もうプラハの街並みにハマリすぎてる！ずるい位。
ずっと眺めて居たい気持ちをぐっと抑えプラハ城へと足を進める。衛兵交代まで残り約10分！

【プラハ城門正門】
なんとかギリギリプラハ城に到着！

【衛兵交代式】
遅かったか・・すでに人だかりで見えるのは人の後頭部ばかり。。身長149センチのチビな私をどうか最前列で見せてくれ！と懇願したいとこだったが大人なので我慢する。
窓からファンファーレのようなラッパが響き渡り
なにやら、衛兵の掛け声や行進の足音が聞こえてきました。しかし私にはその光景が全く見えず、この写真も思い切り背伸びをして真上に手をのばした状態で
撮影しました。。
行われてる光景をカメラモニターで確認するといった
状態でした。。
無念。。

【聖ヴィート大聖堂】（左：立ちすくむ私）
これまた度肝を抜かれた建物のひとつ。
一言でいうとバカでかい。
どんなに後ずさりしても全体が収まらない。
私の大好きなゴシック建築なのも最高！
聖堂正面の入り口はまたもや改修中で一部カバーが
かけられており、鳶職人らしき人達がコンカンやっていた・・・。
まあー、このデカさとすごさは写真では到底伝えることは不可能だと思います。

【彫像】
なんの彫像かは忘れましたが、彫像のグレーに
金色の星の輪っかが、かなり見栄えをよくしており
プラハではよく見た組み合わせでした。

【聖ヴィート大聖堂内部】
厳粛ムードただようなか、雰囲気の素晴らしさに思わず奇声をあげそうになりました。
目の焦点がおかしくなりそうなほど、天井が高く
すごい奥行きを感じさせられました。
この1階の部分は入館無料です。

【聖ヴィート大聖堂内部】
数あるステンドグラスの中でもこのグラスの色合いが
一番気に入りました。

【聖ヴィート大聖堂内部】

【聖ヴィート大聖堂】（塔の上より）
塔を登ります。
バカは高い所がお好きとよく申しますが、まさに連日高い所ばかり登っています。
しかし、この塔は火薬塔とは比にならず、階段のしんどさは相当なものだった！
延々と登る螺旋階段に目が回ってくるわ、息切れすごいわで、ゼエゼエ言いながら登りました。
しかし、苦しみの後の風景の素晴らしさがすべてを癒してくれました。
この達成感と感動を求めて人は頂上を目指すのかもしれません。

【聖ヴィート大聖堂】（塔の上より）
塔のうえより下界を眺める。
真下を見下ろした時の人間の小ささ、吸い込まれそうな感覚がたまらなく好きです。
普段卑屈な私もちょっとした優越感にも浸れるます。
このまま、落ちると間違いなくアレに刺さるな〜とか
色々妄想しながら。

【聖ヴィート大聖堂】（塔の上より）
なんてプラハらしい風景なのだろうと、感心。
ＢＧＭはもちろん
「思えば遠くへきたもんだ」かぐや姫
で決まりでしょう。

【聖ヴィート大聖堂】（塔の上より）
このトゲトゲしいゴシックさがいいですねえ。
美しさの中の秘めた凶暴性みたいなのがたまりません

【黄金小道】
今は小さなお土産やが軒を連ねるこの小道。
このドアに描かれたかわいい猫にノックアウトです。

【ヴァーツラフ広場の夕暮れ】
この日は美しい夕暮れに染まっていました。
あまりの美しさに、一日の疲れが洗い流されるような
気分でした。

【夕焼けに染まる国立博物館】

【プラハの夕食】
カレル橋塔近くの地元の人に評判のお店へと入る。
（地球の歩き方にも載っていたが店名忘れた）
ちょうどこの日、チェコ対ポーランド戦のサッカー中継が行われており、店内は地元客、店員含め大熱狂、大興奮のさなかであった。
店員は愛想よく注文を取りにきたものの、私が期待していた牛肉のグラーシュやクネドリーキなどはすでに
全部売り切れてしまったとの事。。
仕方なく、チェコビールとチーズフライとやらを注文。ビールは元々苦手なのだが、せっかくチェコに来てチェコビールを飲まない訳にもいくまいと注文。
でてきた料理は、チェコの一般的な付けあわせ、ザウアークラフト（酢漬けのキャベツ）と、メインはとろけるチーズが詰まったチーズフライ。
なにより呆然としたのは、これでもかといわんばかりにゴロゴロ入ってるポテトボールみたいなやつ。
なんか揚げパンみたいな触感でおいしかったが、ちょっと数が多すぎ・・・・。
チェコ人の胃袋おそるべしっ

【夜のプラハ城】
ライトアップされたプラハ城と水面に写る城がシンメトリーになり、さらに美しさを引き立てている。
生で見るあの美しさは私のデジカメではとても表現しきれませんが、しっかり目に焼き付けてきました。
でもこの風景はやはり一人じゃなく誰かと見たいところ・・・。

この旅行記へのコメント （2）

• fkczさん 2005/10/18 23:06:08

  感動のプラハ

  おむさん，
  
  おむさんの写真は上手いな〜と思います。
  それと観光で感動するなんて本当に，いいなと思いながら読みました。
  川がいいのですね，スパイスとなって。
  
  本駅のドームはとても由緒ある建物でオリジナル，大鉄道時代の幕開け初期
  の絢爛豪華な飾りつけですね。
  
  黒くすすけた火薬等も素晴らしいしその横のスメタナホールのある市民会館も豪華ですね。会館内のカフェも装飾がなんとなくいい感じ。
  
  私も感動したいです。
  

  おむさん からの返信 2005/10/18 23:41:03

  RE: 感動のプラハ

  fkczさんこんばんは！
  作成したばかりの写真早速見てもらえて嬉しい限りです。
  本駅のドームの事にもお詳しいんですね、勉強になります（＾▽＾）
  fkczさんは観光で感動はあまりしないほうですか？
  私は単純なのですごく感動屋です（笑）