ガラパゴス旅行記(ブログ) 一覧に戻る
キトからガラパゴスのサンクリストバル島へはエアロガルという航空会社の飛行機で行った。エクアドル沖1000キロのところにあるガラパゴス諸島。空港に着くとすぐにカルモラント号と言う小さな船に乗り込んだ。チェコ、フランス、アメリカ、ドイツ、ベルギーなど外国の人9人と同じ船だ。彼らと揺れる船の上で昼食を取り、4日間のガラパゴス船上生活が始まった。しょっぱなから泳ぐらしい。シュノーケルと水中眼鏡で。海水パンツなんてあるはずもなく、トランクスで泳ぐ。ガラパゴスをパンツで泳ぐ外人も珍しいと思う。空にはペリカンが、海にはカメ、アシカ、熱帯魚のようなきれいな魚、あとよく名前の分からないいろいろなカラフルな魚がたくさんいた。海底に進もうとするとかなりの水圧の強さを実感した。合計で3回ガラパゴスで泳いだわけだが、実にいろいろな魚がいた。群れて泳ぐ小さな魚たちや、クマノミのような魚、アジのような魚、ありとあらゆる魚と一緒に泳いだ。カメと泳ぐのはなんか優雅な感じだった。が、岩からアザラシが海に飛び込んできた時は本気でビビッタ。<br /><br />島も5つぐらい行っただろうか。島は何といっても生態系の違いに驚いた。島によって陸の形、自生している植物、動物の種類、すべてが違う。中でもすぁごいと思ったのは、ドラえもん日本誕生で出てきたような原始地球を思わせるような土地と植物、さらにイグアナ。これから何万年かたったら恐竜が生まれ、人間が生まれてもおかしくないのではないかと思った。さらに、念願のアオアシカツオドリも見た。(参照:以前のエントリー)本当に足は水色。何でだ。何でだ。想像を超えた生物がごろごろいる。死骸もフンもそのまま。何もかもがそのまま。なんだこの地は。本当に地球なのか?行き着くところまで来てしまった感じがした。あと、夕日もきれいだった。が、忘れられないものがひとつある。夜、一人船の上で寝転がって見た星空。周り1000キロには灯りなんてほとんどない。さらに、船のすべての電気が偶然にも突然、ストップした。もう、これ以上の状況はない。俺一人のために、星空があるような。プカプカ浮かぶ小さな船の上に寝ながら見たガラパゴスの夜空。本気でしょんべんちびりそうになった。星が多すぎる。ありえない。星空に包まれて、このまま空へ上っていってしまいそうな感じさえした。寝転がりながら、無数の星の隙間を縫うようにして流れていった流れ星。これも忘れられない。<br /><br />ああ、俺の乗った船の一番下っ端の兄ちゃんと仲良くなった。この頃はまだスペイン語が全く分からなかったが、外国へ行ったときの俺の得意コミュニケーション。笑う。日本の現地の言葉を連呼する。そうすれば、すごく仲良くなれる。その兄ちゃんも、他の外人には大して話しかけないのに、俺にだけハポン、ハポンといって絡んできた。<br /><br />

赤道とガラパゴス

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2005/08 - 2005/08

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teratown

teratownさん

キトからガラパゴスのサンクリストバル島へはエアロガルという航空会社の飛行機で行った。エクアドル沖1000キロのところにあるガラパゴス諸島。空港に着くとすぐにカルモラント号と言う小さな船に乗り込んだ。チェコ、フランス、アメリカ、ドイツ、ベルギーなど外国の人9人と同じ船だ。彼らと揺れる船の上で昼食を取り、4日間のガラパゴス船上生活が始まった。しょっぱなから泳ぐらしい。シュノーケルと水中眼鏡で。海水パンツなんてあるはずもなく、トランクスで泳ぐ。ガラパゴスをパンツで泳ぐ外人も珍しいと思う。空にはペリカンが、海にはカメ、アシカ、熱帯魚のようなきれいな魚、あとよく名前の分からないいろいろなカラフルな魚がたくさんいた。海底に進もうとするとかなりの水圧の強さを実感した。合計で3回ガラパゴスで泳いだわけだが、実にいろいろな魚がいた。群れて泳ぐ小さな魚たちや、クマノミのような魚、アジのような魚、ありとあらゆる魚と一緒に泳いだ。カメと泳ぐのはなんか優雅な感じだった。が、岩からアザラシが海に飛び込んできた時は本気でビビッタ。

島も5つぐらい行っただろうか。島は何といっても生態系の違いに驚いた。島によって陸の形、自生している植物、動物の種類、すべてが違う。中でもすぁごいと思ったのは、ドラえもん日本誕生で出てきたような原始地球を思わせるような土地と植物、さらにイグアナ。これから何万年かたったら恐竜が生まれ、人間が生まれてもおかしくないのではないかと思った。さらに、念願のアオアシカツオドリも見た。(参照:以前のエントリー)本当に足は水色。何でだ。何でだ。想像を超えた生物がごろごろいる。死骸もフンもそのまま。何もかもがそのまま。なんだこの地は。本当に地球なのか?行き着くところまで来てしまった感じがした。あと、夕日もきれいだった。が、忘れられないものがひとつある。夜、一人船の上で寝転がって見た星空。周り1000キロには灯りなんてほとんどない。さらに、船のすべての電気が偶然にも突然、ストップした。もう、これ以上の状況はない。俺一人のために、星空があるような。プカプカ浮かぶ小さな船の上に寝ながら見たガラパゴスの夜空。本気でしょんべんちびりそうになった。星が多すぎる。ありえない。星空に包まれて、このまま空へ上っていってしまいそうな感じさえした。寝転がりながら、無数の星の隙間を縫うようにして流れていった流れ星。これも忘れられない。

ああ、俺の乗った船の一番下っ端の兄ちゃんと仲良くなった。この頃はまだスペイン語が全く分からなかったが、外国へ行ったときの俺の得意コミュニケーション。笑う。日本の現地の言葉を連呼する。そうすれば、すごく仲良くなれる。その兄ちゃんも、他の外人には大して話しかけないのに、俺にだけハポン、ハポンといって絡んできた。

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