やっぱり面白いチチカステナンゴ！

2004/08 - 2005/06

チチカステナンゴは、民芸品市場がたつ場所として有名で、グアテマラの観光スポットとして大切な場所。と同時に、グアテマラの歴史の中でも大切な場所。このあたりは、スペインの統治以前グアテマラ最大の勢力を持ったキチェ族の治めていた場所だったのです。スペインがキチェ族を破った１５２４年をもって、グアテマラを征服（統治）としています。その戦いの英雄テクン・ウマンの伝説。マヤの聖典「ポポル・ウブ」。今なお残るマヤの神父とその儀式。その上りんごの産地、安くておいしい？やっぱりチチカステナンゴはおもしろい。

エリア チチカステナンゴ(グアテマラ)

サントトマス教会。チチカステナンゴの守護神サントトマスが祭られています。キリスト教とマヤの宗教がミックスされた教会でマヤ・カトリズモ、エセ・カトリズモなどと呼ばれています。中ではろうそくを供え、そこに花びらと水をふりかけ、熱心に祈るキチェ族の人々の姿が見られます。

サントトマス教会の前にある１８段の階段。ここにはケマドールを呼ばれるお香などをたく場所があります。その前ではマヤの神父が、儀式をおこなっています。この階段はマヤにとり神がいる神聖な場所。教会に入るときはここを登らず、この脇にある坂を上って入ってください。

色々な布も売られています。チチカステナンゴのものもありますが、アティトラン湖周辺のものも多く持ち込まれています。マヤカレンダーが刺繍されたものは、やはりいい値がします。絹糸（セダ）か木綿糸（アルゴドン）かにより値もかなり変わります。茶色がかったシックなものも多くみれれますが、色鮮やかなものを観光客用にわざと茶に染めています。

お面売り場。このあたりで作っているため、アンティグア、首都で買うより安く買えます。色々とありますのでじっくりと見て、好きなお面を探してください。

手編みのバック。色とりどり、模様も様々、大きさも色々あって迷ってしまうこと間違いなし。値段は交渉の腕次第！

室内の市場。体育館としても使われるのでバスケットゴールもあります。２階通路から下が見られるので、安心して村の人々の売り買いを見ることができます。たくさんの野菜、果物、そして人々の民族衣装といろんなものをいっぺんに楽しむことができます。

カルバリオ。サントトマス教会の向かいにあります。青空市を博物館を左手に見ながら進むと出てきます。やはり１８段の階段を持っており、ここでも儀式がおこなわれます。

グアテマラ人はとうもろこしから作られたというのが、ポポル・ウブにも出てきます。それほどグアテマラにとってとうもろこしは大切なもの。マヤでは４という数字も大切にされていますが、やはりとうもろこしにも白・黄・黒・赤と４色あります。残念ながらトルティーヤは今は３色で、赤とうもろこしは薬としてのみ利用されています。教会を後ろにし左の坂を下っていくと見られます。

モレリアと呼ばれる、伝統舞踊用の衣装・仮面を作ったり、売ったり、そして貸し出したりする場所が、チチカステナンゴにはいくつもあります。
様々な色のスパンコール、鏡、羽、鈴などをつけた衣装は、それはあでやかです。今ここのオーナーにスペイン人の衣装と仮面をつけてもらっています。

今回の私のお気に入り。
チチカステナンゴには民芸品を作る工場（程大きくないのですが・・・。）がたくさんあるため、ここから出るモードもたくさんあります。

この旅行記へのコメント （2）

• kaz-ykさん 2005/09/07 00:24:05

  始めまして

  aosolaさん　今晩は
  小生のｈｍｌにお越し願い、有難う御座いました。
  貴方様のガテマラの旅行記（鮮鋭な画像、懇切な説明）を、UPして頂き
  有難うございます。楽しく拝見しました。

  aosolaさん からの返信 2005/09/13 12:44:43

  RE: 始めまして

  こちらこそありがとうございます。お二人でいろいろな場所を旅される、憧れの形ですね。時々見せていただくのを楽しみにしています。
  私はこちらにいる都合上、なかなかうまく進みませんが、ゆっくりと書いていきたいと思います。お時間があるときにどうぞ見てください。