ハンガリー【鍾乳洞アグテレック・カルスト】

2004/04/29 - 2004/05/01

ここの鍾乳洞を目指した人は日本にどれだけいるんだろう・・・

＜ポーランドはクラクフ〜ハンガリーへのアクセス＞

この旅２カ国目のポーランドから夜行列車での入国となったが、面白いことにAM１時と３時に２回も入国出国審査を受けなくてはならなかった；つまり夜行列車の道中はほぼ眠ることが出来ず、ポーランド出国審査とスロバキアの入国審査、そしてスロバキアの出国審査とハンガリーの入国審査となるのだ。
この時、停車した車両に審査官が３・４人乗り込み部屋のドアをﾄﾞﾝﾄﾞﾝと激しく叩き声を張り上げ、寝ているであろう乗客を強制的に起こすのだ。
まるで自分が囚人にでもなったかのような待遇を受けるが、ちょっと癖になりそうな緊張感がたまらなく刺激的で心に残る体験だった。

＜ヨーロッパ圏内からのハンガリーへのアクセス＞

EASYジェット（英国格安航空機でヨーロッパ圏内のみ運行）で行くことが出来る。首都ブタペストから電車とバスを乗り継ぎ、１時間くらいだっただろうか（？）この航空会社が使用している空港にしてはかなり大きい方だろう、免税店には種類豊富な香水がとり揃えられていた。

ヨーロッパ圏内の移動はEASYJETを利用するのが一番お得だろう。ちなみに空港使用税以外のチケット代は、３ヶ月前の予約で０．０２ユーロ。流動式に１ヶ月前で５０ユーロ、１週間前で５００ユーロと出発時期に近くなるにつれ、５００倍にもなることがあるので注意が必要だ。（但しネットのみでの予約となるので、EASYのサイトへアクセス後直接予約、支払いはクレジットカードのみとなります。）

この写真は鍾乳洞の入り口の写真。天気がとても良く、空の青も鮮やかで、これから地表に埋もれていくには惜しい天候だったｗ

エリア ハンガリー

＜ヨシュバホ・アグテレック鍾乳洞への道＞

日本からのツアーなどもあまり出ていなかったこの頃（今も無いのかな？）、個人旅行でアグテレックに行ったという情報は、MSNでもYAHOOでもGOOGLEでもたった１件しかなく、行くべきかどうか本当に迷った世界遺産だった。
しかしどうしても諦め切れず・・・

夜行列車でﾊﾝｶﾞﾘｰ入国後、AM４時頃ミスコルクという街で下車し、同じホームで乗り換え２時間半、ヨシュバホの駅で下車、そしてバスに乗り換え・・・

・・・と、簡単に書き込んでしまったがこの道中英語は全く通じないのだ。身振り手振り、地図を見せながら、何時間後のどの駅で降りて、その後の交通手段は一体どうなっているのか、ローカルバスで本当に鍾乳洞に到着できるのか・・・・・・未知だった・・・・・・

唯一の救いは乗務員さんの親切な心遣いのおかげで、英語を話せるお兄さん（乗客）を紹介してもらい、そのお兄さんのおかげでバスの運転手さんに目的地まで連れて行ってもらい、その帰りも現地の親切な方々に助けられ、どうにかミスコルクの街へと戻ることが出来たが、不安と戦い続けた約２４時間の過酷さは一生心に残る、人情味溢れる素晴らしい旅だった。

＜アグテレック鍾乳洞＞

ハンガリーの北東部にあるアグテレック国立公園は１９８５年に、主として無機質自然遺産、地表形成と洞窟保護を目的として設立されました。園内の７５％が落葉樹林で覆われています。ここには珍しい樹木、昆虫、そして２２０種類以上の鳥の住処となり、比較的狭い国立公園の敷地（約2万ヘクタール）内には、大小さまざまな洞窟があります。
アグテレク・カルストとスロバキア・カルストは、地質的、地理的に１つのまとまった地域を構成しており、中欧で最大の洞窟構造を形成しています。中でもカルスト内最長（同時にハンガリー国内最長）の洞窟はバラドラ洞窟で、その分孔も入れると最長２５KMもあります。この洞窟は２億３千万年前の中３畳紀の石灰岩でできています。洞窟形成が開始されたのは、約２００万年前。洞窟内の川の水は、割れ目から入り込んできたもので、石灰岩を徐々に溶かし、侵食することによって裂け目を広げ、現在のような通路を形成してきました。

滴り落ちる水滴は石灰分を含んでいるため、様々な大きさ、色、形の鍾乳石、石筍を形成し、洞窟内を美しく飾り付けていきます。これらの鍾乳石、石筍野中には、発見者、訪問者の想像力をかきたて、「竜の頭」「虎」「義母の舌」「石柱広間」「巨人の広間」など、特別な名称を与えられたものもあります。
古代の人はこの洞窟の存在を知っていたばかりではなく、バラドラを実際に住居として使用していたことがわかっています。一般公開されている見学コースの中には、水文学的に興味深いバス・イムレ洞窟、呼吸器不全治療効果のあるベーケ洞窟があります。バラドラ洞窟の「コンサートホール」は音響が非常に良いので、クラシックその他音楽コンサートが行われています。

いずれもガイド付きで、１，２，５、７時間の見学コースがあります。地質、植物、動物コースをたどることにより、訪問者はカルスト地表構造、生殖する植物、動物、伝統的な土地利用法、村の生活、産業・文化の歴史、民族･習慣･伝統・民芸品などについて知ることができます。

※ただし、日本語のガイドはありませんでした。

＜お礼の言葉＞

ここでもう一度お礼をいいたい・・・
ミスコルクからの列車の乗務員、エド・ハリス似のおじさん
乗務員さんの紹介で知り合った爽やかなお兄さん
バス停も無い道で停車して鍾乳洞の道を案内してくれた運転手さん
帰りのバス停を教えてくれた現地の住民の皆さん
バスの中で知り合った、ミスコルク行きの乗り換え方を教えてくれた日本人好きのおじさん
ミスコルクの街中で知り合ったメグライアン似の美人なお姉さん

本当にお世話になりました。皆さんから受けたこの親切は、私も他の誰かに受け継いでいきたいと思います。

なんて、ここに書いても意味なし★´艸`))プッ

この旅行記へのコメント （3）

• ちょめたんさん 2005/12/27 23:11:25

  れーなさん　今晩は

  鍾乳洞まで行っているんですね。凄い行動派れーなさんは！
  今年は旅行記楽しませていただき又ご訪問もしていただきありがとうございました。いろいろお世話になりました。来年も又宜しくお願い致します。
  どうぞ素敵な新年をお迎え下さいますように。

  kaoreyさん からの返信 2005/12/29 14:19:32

  RE: れーなさん　今晩は

  訪問+｡:.ﾟヽ(*´∀)ﾉﾟ.:｡+ﾟｧﾘｶﾞﾄｩ
  今年は日本に滞在した期間が長かったから
  海外旅行ができなかったけど
  来年はまた、たぁ〜〜〜くさん！旅に出ようと思いますｗ
  第１回目が　１２月３０日〜１月２日のバルセロナですｗ
  帰り次第報告しますねｗお楽しみにｗ
  そして、よいお年を〜♪
  

  ちょめたんさん からの返信 2005/12/29 23:27:24

  RE: RE: れーなさん　今晩は

  バルセロナイイナ o(^o^o)(o^o^)oイイナ
  気をつけて行ってきて下さいね。旅行記待ってます。