1999/09/18 - 1999/09/25
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kodeyanさん
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シリアのダマスカスから陸路、バスでヨルダンのアンマンに向かうのだが・・
レバノン、クネイトラの戦争の傷痕にショックをうけ、ダンナちゃんが原因不明の腹痛になった。
病院に行くにはどうしたらよいか・・ そうだ!ダマスカスの中央郵便局前で声をかけたら英語を話す人がいるかもしれない。
この発想がビンゴで、親切なシリア人男性が自分の行きつけの病院までタクシーで連れて行ってくれた。
タクシー代は受け取らないし、おまけに自宅の住所と電話番号のメモをくれて、困ったことがあれば連絡してって、泣けてくる。
結局、病院の検査で精神的なもので異常がないということで一安心。
ただ、医師と看護士が歩き方の白黒コピーを見て悲しそうに言った。
「どうしてカラーのものを持ってこなかったの?自分の国が日本でどう紹介されているのかカラーで見てみたかった」
本当に、この国の人はピュアだ。
そして沢山の親切を心の土産に、アンマンに向かった。
タイトル画像は、ペトラのアル・カズネ内部から向かいの岩山の裂目(シク)をのぞんだものだ。
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ヨルダンは観光立国、マイン温泉、死海、ペトラの位置関係はこんな感じである。
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ヨルダンで楽しみにしていたのが、湯の滝マイン温泉!
このザルカ・マイン(別称ハンマート・マイン=マイン温泉)は、アンマンから南に60km、標高はマイナス300メートルだ。
川も温泉なのだが、湯の温度が高く(体感で45〜6度くらい)、残念ながら浸かれない。
おじさんたちは、滝の湯でもっぱら打たせ湯を楽しむ。
地元の坊主に連れて行かれたのが、青○の天然露天岩風呂である。
岸壁を見上げ、谷を見下ろす絶好の展望風呂は気分爽快!
ただし、岩をよじ登るのが大変で、コケでツルツルすべるので転ぶと怪我をするから要注意。
ここは無料ゾーンだよ。 -
中央にある滝湯の下は有料温泉になる。
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わずかに硫黄臭がする温泉の湯加減は、最高だよ。
滝の奥は、天然サウナになっていて、これまたおもしろい。
巌谷國士著『オリエント夢幻紀行』によると
温泉場の歴史は古く、1世紀のヘロデ大王のころに湯の効能が知られていた。
60箇所にのぼる源泉があり、炭酸ナトリウムや塩化カリウム、硫黄などを含む。
効能は呼吸器病、リューマチなど。 -
温泉につかって遊んで、アンマンへ帰る途中の車窓。
1999年当時は、アンマン→ザルカマイン直通JETTバスは午前7時、ザルカマイン→アンマン直通が午後5時の1日1本のみだった。 -
温泉の次は、死海にプカプカしにいった。
ホテルでアルモハジェリーン(ALMOHAJEREEN)をアラビア語で書いてもらいバス停に行く。
バス亭で「Dead Sea」を連呼。
バスを乗り継いで、アンマン市内〜アルモハジェリーン〜シューナ〜死海まで約90分かかった。 -
この泥まみれのカップルに、どこで泥を採ってきたのか聞いたら、余ったのあげるから使ってよ、だって。
彼らの話によると、全身に泥を塗って15分ほど日光浴して死海に飛び込み、泥を洗うといいそうなので、その通りにした。
確かにお肌スベスベ、効果ありだわ。 -
死海は海面下395m、地球上で最も低い場所だそうだ。
長さ85km、幅17km、海の6倍の塩分があり体が浮く。
プ〜カプカ〜おもしろすぎ。
海水は粘りけがあって、薄い油が肌に貼りついている感じだった。
すぐ真水シャワーを浴びないと気持ち悪い。 -
ちょっと観光から離れて、アンマン市内のようすを少しばかり。
アラブのパン屋さん。
暑い国で、パンを焼く仕事はきついと思う。
ご苦労さまです。 -
アンマンのイラク料理店「Tanoor Al-Habaieb」は安くて美味しいから毎日通ったのだ。
でも歩き方2004〜2005を見ると、Azamというお店に変わったように思う。
経営者が変わったのだろうか?! -
「Tanoor Al-Habaieb」店頭で毎日陽気に紅茶を入れているお兄さんと記念撮影。
アンマンを去る前日、もう会えなくなるね〜と握手して別れたんだけど、指先がお湯で膨れパンパンになっていた。
こうして一生懸命働いてイラクに仕送りしているんだ・・ 指紋の溝が深くえぐれ、ふやけた痛々しい指先に胸が熱くなる。 -
アンマンからミニバスでワディームーサへ行き、一泊後いよいよ、363年に大地震に襲われ、6世紀にはもう住む人がほとんどいなくなたったというペトラの観光である。
高さ100mほどの垂直に近い岩壁に、幅5mほどの裂目のような隘路が1kmちょっと続く。
朝8時に隘路をぶらぶら歩きはじめ、1時間もたった頃、岩肌に次第に紅がさしてくる。
隘路の終点の先に、薔薇色の光りにつつまれた「アル・カズネ」が見えてくる。
話しには聞いていたものの、その規模と美しさに圧倒され、息をのむしかなかった。 -
早朝ホテルを出た人の話しだと、徐々に「アル・カズネ」に日が射し、艶かしくバラ色に染まっていく姿は感動モノだったとか。我われは一足遅かったか。
アル・カズネ内部は、プレーンな岩肌の壁があるだけ、外観と違いシンプルそのもの。
タイトル画像は内部から外を撮影したものだ。 -
これは王家の墓である。
岩山を深くえぐりファサードをレリーフや列柱で装飾している。 -
ペトラに行ったら、エド・ディルまで足をのばしたほうが良いというので、岩山を1時間ばかりトレッキング。
暑いので、日陰でちょっと休憩なのだ。 -
山頂の修道院エド・ディル
ともかく、でかい!手前でたむろしている8人ほどの人間と比べるとすごいでしょ。
ここは、やっぱり見ておくべきだわ。 -
エド・ディル前で商売、商売〜
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さて、ヨルダンの後はグルジア、アルメニアのコーカサス地方に行く予定だったが、ホテルは難民の宿泊施設になり、博物館や美術館も閉鎖中との情報であきらめた。
そこで行く予定のなかったイエメンへ行くことにした。
今が旬!とか、ぜったい行くべし!とか情報ノートを見ると、とても評判がいい国なのである。
アンマンのフィラスサークル近くMinistry of healthで血液検査(エイズ検査)をし、診断書をもらいイエメン大使館でビザをとった。
ドンドコ★13はイエメン編の予定だよ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- yuk-inaさん 2009/02/09 12:38:53
- 天然サウナ
- こんにちは!kodeyanさん。
天然のサウナ、気になります〜
砂漠の国で温泉って、イメージになかったです。
エジプトのバハレイヤ・オアシスというところに行った時、エジプト人には珍しいからでしょうね、温泉があるからぜひとも連れて行きたい!と言われ付いていったのですが、ただの(失礼)足湯でした。
旦那さま、ご無事で何よりでした。旅先での親切は身に沁みますね。
- kodeyanさん からの返信 2009/02/10 07:26:56
- RE: 天然サウナ
- yuk-inaちゃん こんにちは
ヨルダン旅行記を見ていただきシュクランです。
マイン温泉はおもしろかった。
川が温泉で滝も温泉、あれこそ野湯ですわ。
天然サウナもおもしろかったですよ。
そうそう、温泉じゃなく普通の滝だけどマイン温泉の湯滝みたいに
裏側から見られる滝が九州にもあるんです。
大分の慈恩の滝、別名を裏見の滝というんですが、
ここも面白いですよ。
> エジプトのバハレイヤ・オアシスというところに行った時、エジプト人には珍しいからでしょうね、温泉があるからぜひとも連れて行きたい!と言われ付いていったのですが、ただの(失礼)足湯でした。
あらま、足湯(笑)
せっかくだから大浴場でも作ればいいのにねぇ。
> 旦那さま、ご無事で何よりでした。旅先での親切は身に沁みますね。
ありがとうございます。
特にイスラム圏の親切は格別ですね。
あんなにいい人たちがイメージ先行でキケンだと思われていたら
悲しくなります。
ではでは☆彡
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