2004/05/01 - 2004/05/08
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LaoBeijingさん
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留学中の五一節(メーデー)の休みを利用して青海省のチベット地域へ。実は後輩がここに留学しているのだ。
この後輩は人類学を専攻していて、ここ青海省・アムドチベットについて研究している。彼が現在青海省の田舎に留学してチベット語のアムド方言を勉強しているということでお邪魔させてもらうことにした。
4月の末から旅行に来ていた四川省成都から列車に乗ること一晩。福建人のふりをしながら四川人の親子と雑談などしつつ過ごしていると、2日目の朝、周りから「雪だ!雪だ!」という声が聞こえる。まさか嘘だろ、もう5月だぞ、とか思いつつ外を見ると本当に雪。しかも結構積もっている。
この当時すでに北京では毎日半袖で過ごしており、帰国が近いと言うことでそもそも冬物の服の多くは日本に郵送してしまっていたし、その前にいたのも亜熱帯の四川省。持っている温かい服と言えばロングスリーブのTシャツか大して厚くないフリースだけ。どうしよー、と言いつつも蘭州に着いたので下車。うん、思ったほど寒くはない。名物の蘭州ラーメンを食べた後青海省西寧行きのバスに乗り込む。5〜6時間ほど乗っただろうか。やっぱり少し寒い。そして西寧は比較的低いとはいえ標高2000m越えるのだ。
到着した途端、寒くて体が震えて、まともに喋ることもできなくなってしまった。なんとか頑張りながら公衆電話から、西寧の友達の家にいるという後輩に電話をかける。歯がガチガチ言いながらで上手く喋れない中その友達の家までの行き方を聞く。分った。そして電話を切った後店先のおっちゃんに料金を払おうとする。100元札しかない。するとおっちゃん、釣が出せないという。一しきり喧嘩した後見るに見かねたのかたまたま来た他のお客さんが両替してくれた。それにしてもおっちゃんの言う言葉が完全に方言で余り分からない。これからのここでの生活はどうなるのだろうか。そう考えながらバスに乗った。西寧のバスは北京と比べてバス停の間隔が狭いので距離の割に時間がかかる。
そして後輩の友達T君の留学する大学、青海師範大学に到着。程なくして後輩が迎えに来てくれた。例によってチベット服である。久しぶりの再開を懐かしみながらT君の部屋へ。そこにはT君の他に、今回お世話になるチベット族のドルジェがいた。
そう、今回はこのドルジェの実家のチベット族農村へ行こうというのだ。
まずドルジェのことを紹介しておくと、彼は青海省のチャプチャという街で日本語を勉強している。頭が良いため、授業で習う言葉だけでなく、私たちの話す良くない日本語もどんどん覚えてしまう、そんな楽しい存在なのだ。彼は長く実家を離れて勉強しているのだが(もちろん時々帰宅はするのだが)、今回はそんな帰省にご一緒させていただくことになっていた。
その日は飯を、標高の高さのせいでやたら泡立つビールを飲みながら食事で終わった。
そして2日目!朝早くから集合し、バスで数時間かけて循化という街へ。ここは少数民族であるサラール族の街である。街中至るところに白いイスラムの帽子を被った人たちがいる。そんな街から車をチャーターして違う街へ。ちなみにここに行く途中にパンチェン・ラマ10世の生家にも立ち寄ることができた。パンチェン・ラマについては私の「チベタン日記2」というのを見てください。
そしてそこから改めてドルジェの実家を目指すことに。本来ならば車やトラクターで行かれないこともないのだが、雪が所によっては膝くらいまで積もってしまっていたため歩いて山越えをすることになった。距離的には全部で2時間ほどなのだが、何せ普段海抜ゼロメートル地帯と大して変わらないところに住む私は、高度順応が全くできていないため少し歩くだけで息があがってしまう。歩き慣れてくれば何とかなるのだがやはり歩き始めがつらい。私とT君はそんな感じでバテながら歩いているのだが、ドルジェと一緒に走り出してしまう後輩はやはりすごい。千葉生まれの彼は恐らく生まれてくる高度を間違ったのだろう。
九賽溝以外ほとんど来たことなかったチベット地域の山を雪が積もる中歩く。この景色は格別だ。恐らく一生忘れることは無いだろう。今までに見たことのない色々な景色を見ることができた。
1時間ほど歩いてドルジェの実家の隣村まで来た。とりあえずここで休憩だ。肉まんを食べたのだがドルジェのお勧めとあってなかなか美味い。そこから気を取り直して再度歩く。
しばらく歩いたところドルジェが「お父さんです!」と叫ぶ。なんと前からバイクに乗ったドルジェパパが現れた。そして1人づつだが家まで乗せて行ってくれるという。恥ずかしいことに一番ばててしまっていた私が最初に乗せて行ってもらうことになった。
しかしこの道、ちょっと進むと崖沿いの道になった。しかも急なカーブだらけ。道は雪でぬかるんでいる。しかも高低差もあり。いつ死んでもおかしくない条件の中で無事に家まで辿り着いた。これぞ一重にドルジェパパの運転技術のおかげだ。ぬかるんだ下り坂でエンジン切ってニュートラルで進み出した時はさすがに少し怖かったが。
そして村へ到着した。続きは次に日記につづく
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