チェコ　世界文化遺産のある街ブルノの恒例 エアショー

2005/05/22 - 2005/05/22

ブルノ空港　２００５年５月２１日

エアショーの見物：

マイクからながれる物語にそってドラマがすすんだ。

一次世界大戦のこと，
西部戦線（フランス側）の基地に英国空軍の基地があった。
その基地に、英国から恋人を訪問していた女性は近くドイツ軍の
攻撃があるというユースが流れてきたので、安全なパリに
空輸されることになった。

エリア ブルノ(チェコ)

彼女を乗せた飛行機は戦闘機ではなく郵便物を運ぶプロペラ機。　

このプロペラ機をドイツの三葉戦闘機（赤色）が追いかけドイツの
基地に誘導し着陸させた。そして英国人二人を逮捕した。


この事を知った英国軍のパイロットは自分の恋人を助け出すべく
ドイツの基地に向かって飛行、空中戦が始まる。
彼はドイツ軍パイロットに傷をおわせたたが、自分の機関銃の弾も
なくなり英国駐屯部隊に戻らざるを得なかった。

ドイツ基地では戦闘が激しくなったので捕虜になっていた二人は
基地から逃亡することができた。


そのドイツ軍基地には爆弾投下の指名を受けて再びおなじ
パイロットが舞い戻って来た。
そして空中戦が繰り返される。時々爆弾を投下、基地内で破裂する。
（観戦者のなか、大勢の子供達が恐ろしさのあまり泣き出す）

合計７機が空中戦...　
ドイツ軍機が火を噴いて炎上爆発。
（この時観戦者の拍手がわいた、憎きドイツにひとあわふかせたぞ！！、
と言う感じ）


残念無念、恋人の乗る英軍機は交戦中 被弾、愛機は火を噴いて
イギリス部隊に引き返すが、近くの草原に不時着したのだった。

追いかけてきたドイツ戦闘機は、不時着を見届けただけで、トドメを
刺すことはしなかった。
ウイングを揺らせて「バイバイ」の信号を送っただけ。

このドイツ人パイロットは、捕虜にしていた女性と不時着した英軍
戦闘機のパイロットが恋人どおしなのを知っていたのだ。

そして、ドイツ軍から逃げてきた二人とこのパイロットは
無事に英軍基地に帰ることができたのでした。

めでたし、めでたし！！

その後は遊んだり食べたり飲んだりして
楽しく過ごしました。


戦争にまつわる事一考：
http://blogs.yahoo.co.jp/fujimotoksa/3331002.html

この旅行記へのコメント （2）

• さすらいおじさんさん 2005/05/24 12:21:21

  fkczさん　物語を演じる航空ショーがあるのですね。初めて拝見しました。

  fkczさん　物語を演じる航空ショーがあるのですね。初めて拝見しました。
  fkczさんのホームページも拝見しましたがチェコもポーランドと同様にナチスドイツに侵略され、ロシアはそれを見殺しにするという悲哀の歴史を抱えているのですね。チェコはプラハに１日滞在しただけでしたので、チェコ人の他国への国民感情もわかりませんでした。貴重な情報に１票です。

  fkczさん からの返信 2005/05/24 15:21:18

  RE: fkczさん　物語を演じる航空ショーがあるのですね。初めて拝見しました。

  さすらいおじさんへ，
  有難うございます。
  私は歴史に強くないのですが，世界を歩いて見聞すると，
  どうしてもこの地球の歴史は随分と悲惨な歩みだったと思えるのです。
  
  この事実を人間は他山の石として次の世代に歴史を
  正しく引き継げるのかどうか。