スペイン

2005/04/29 - 2005/05/09

サグラダ・ファミリアとパエリヤだけを目的にいざスペインへ・・・
でも南部のアンダルシア地方の方が、断然ステキ！
バルセロナではガウディ建築と、壮大な景色のモンセラット。
マドリッドでは闘牛見物と、最終電車に乗り遅れたセゴヴィア。
コスタ・デル・ソルでは花が咲き乱れるマルベーリャと山がそびえ立つプエルト・ブナス（？）。
最後はグラナダのアルハンブラ宮殿。
アンダルシアの風が心地いい旅でした・・・

エリア スペイン

タイ航空で「行ってきま〜す！」
初めの滞在地はバルセロナ。広州→バンコク→マドリッド→バルセロナの予定が、実はローマ経由便だったのです…。聞いてないよ〜！ローマ到着５分前まで、マドリッドに到着すると信じていた私たち。無駄な遠回りでした…。

さて、やっと到着したバルセロナ。ホテルはＡＲＴＳ（リッツカールトン）で、全てがシックな色合いでまとまっていて素敵でした。ホテルを一歩出たら右も左も分からず、近くの人に道を尋ねたらその人たちにも逆に道を聞かれました…。とりあえずゴシック地区へたどり着きました。見るからに歴史を感じさせる建物です。

ゴシック地区から小さな店がぎっしり並んだ細い道を抜けるとランブラス通りに出ます。ペットショップ、本屋、花屋、レストランがたくさんあってとても賑やかな通りです。

大きな噴水のあるカタルーニャ広場。たくさんの人が集まっています。ハトもいっぱいいます。

カサ・バトリョ発見！偶然の出現だったので驚きました。カラフルで何とも言えない色合いが美しい建物です。近くで見ると本当に感動します。

反対側の角にカサ・ミラ発見。この通りはガウディ建築やその他変わった建物、オープンエアのタパス屋、ブランドショップがいっぱいあって楽しい！

お腹が空いたのでＱＵＩＱＵＩというタパス屋に。タパス屋はあちこちにあります。お昼時は屋外の席は満席です。生ハムがおいしかった〜。

さあ、次はグエル公園へ。バス停で優しい地元の人がジェスチャーで一生懸命教えてくれました。スペインでは思ったよりも英語を話す人が少ないのにびっくり。これはバス停から遠くに見えたお城。

無事グエル公園に到着。結構広いんですね〜。どこを見ても凝ってて感動。

上からの眺め。ピンクの建物は現在博物館になっているガウディ邸。

波型のベンチ。景色の見える側は観光客、反対側はまったりとくつろぐ地元のカップルでいっぱいでした。

こんな窓がある家っていいな〜。

バルセロナ２日め。日曜のため朝一番にサグラダファミリアへ。建物の新しい側から入り、中へ入ると建設中というだけあってほとんど見るところがなく、そこらじゅうにタイルの山。なぁんだと思い、外に出て振り返って見た建物の緻密さに言葉を失いました。同じ建物なのに入り口で見たのとは全く違い、反対側はとても古く、建物全体がひとつの彫刻のようです。救いを求めてやってくる人々がこの建物を見ただけで癒されるようにと設計され、実際私も時間を忘れてずっと見ていました。昼近くなると大型バスのツアー客が多くなり混み合うので、静かな午前中がおすすめ。

サグラダファミリアは自然をテーマに設計されています。これは巻貝のイメージの階段。それぞれの尖塔は麦などのイメージです。

地下鉄でサン・パウ病院。これはガウディではなく他の有名な建築家のデザイン。とってもカラフルでこんな病院だったら病気も早く治るかも！？と思ったけれど観光客でうるさいのはやっぱり嫌かな。ここの正面からサグラダファミリアが見えます。

ＴＡＰＡＴＡＰＡでランチ。そのあとはカサ・ミラの内部見学、そして電車でモンセラットへ。モンセラットはその名の通り山に囲まれ、修道院の鐘が鳴り響くとっても居心地の良い小さな街です。その山がとても変わっていて、風化のため角の無い丸い岩山。電車からの眺めも絶景！！（カメラの充電切れで写真が無くて残念…）そのあとバルセロナへ戻り、サグラダファミリアのライトアップを見てからディナーへ。今日は頑張った！日が長いので思ったよりハードスケジュールでもこなせちゃいます。

スペイン国内線はとても小さな飛行機。地上から乗り降りするため、確かに背が高い人は危ないかも。ちょっととぼけた感じでカワイイ。

マドリッドに到着。コスタデルソルまでの飛行機を手配していなかったのでここで手配しているうちに時間が…次からはちゃんと済ませておこうと思ったのでした。

初めての闘牛場。この日はとても人気らしく満員。７人のマタドールがいて、初めはちんぷんかんぷんだっだけれど、見ていくうちに上手い人と下手な人が分かってきて面白いです。観客が一体となって野次を飛ばしたりエールを送ったり、スペインの民族衣装を着ている人もいてまるでお祭り。

夕食はガイドブックに載っていた「マドリッドいちおいしいパエリヤが食べられる」という小さなレストランへ。雰囲気も店員もいい感じで、パエリヤが本当に絶品！何がどう違うかは分からないけれど、本当に最高でした。ここで飲んだスペインの白ワインもパッションフルーツの香りがして今まで飲んだ事のない味。どこかで見つけたら買おうと思ってたのに、酒屋でも空港でも見つけられず…。結局帰国後人に頼んで見つけてもらい、２ダース買い込みました。気に入ったワインを見つけると、大量に買っちゃうのが私たちの癖＆楽しみです。
食後は散歩がてら歩いてホテルへ。マドリッドはバルセロナとは雰囲気が違い、古い建物がたくさん残っていてとても良い雰囲気です。写真は中央郵便局。

マドリッド２日め。午前中は王宮へ。白亜の建物が美しい。

午後は電車でセゴヴィアへ。休日のため電車の本数が少なく、夕食を済ませてから最終の電車で帰ることに。これが後で思わぬ事態を巻き起こすのですが…。
街の中はバスが走っていますが時刻表はありません。写真は白雪姫のモデルになったお城。

ローマ時代からの水道橋。とっても大きくて圧倒されます。

お店がたくさん集まっているエリアに、雰囲気の良いレストランを発見。おいしいのでもう一品追加したのが運の尽き、電車の時間ぎりぎりになってしまい急いでタクシーを捕まえようとしても捕まらない！ちょうどバスが来たので乗りこみ、駅まで１０分かかるというところを運転手さんに５分しかないと頼んで急いでもらったものの…「終電はさっき出たよ」ガーン！！明日はコスタデルソルに飛ばなきゃならないのに…。途方に暮れる私たちに、「最終バスが２０分後に出るよ」と。急いでタクシーに乗ってバス停に行き、無事マドリッドに帰れたのでした。しかも電車より早く着いちゃいました。時間には余裕をもって行動しましょう。（教訓）

やって来ましたコスタデルソル。泊まったのはマルベーリャ・マリオット。数部屋ずつ建物が分かれていてキッチンもあるアパートメント式。太陽の日差し、咲き乱れる花々、のんびりとした雰囲気と目の前の海が気に入り、次は一ヶ月くらい滞在したいなと思いました。ホテル内にはプール、スパもあります。

夕食はタクシーで ＰＵＥＲＴＯ ＢＵＮＡＳ へ。山がそびえ立ち絶景です。小さなお店がたくさんあり、中でもセルジオロッシ・プラダ等のブランド靴のアウトレットショップが気に入りました。道行く人々も着飾って高級リゾート地といった雰囲気です。

ＲＥＤ ＰＥＰＰＥＲというギリシャレストランへ。場所が分からず人に聞いても誰も知らない。でもいざ着いてみると超満員。料理は隣のテーブルの人が食べている魚が気になったので聞いてみると「最高！」と言われたので同じものを頼みました。本当に絶品でした！

マルベーリャ２日め。マルベーリャの街に行きました。バスは時刻表が無くいつ来るか分からないと言うので、タクシーで行きました。小さい街ですが道の両側にびっしりと小さなお店が並んでいて、しかも高級なお店が多くお土産向きではありませんが見ていると楽しいです。ヘビ・ワニ革製品が充実しています。
そして街並みがこれぞスペインという感じの白壁に咲き乱れるブーゲンビリアやその他の花々。どっちを向いても写真を撮りたくなちゃいます。そしてオープンエアのレストランに集まってビールを飲む人々、流れる音楽、どれをとっても今回の旅で一番気に入った街でした。

グラナダのアルハンブラ宮殿。広い庭園いっぱいに咲き乱れるバラの花と深い緑がとってもきれいでした。将来家を建てたら庭にこんなバラのアーチを作りたいな。

世界遺産のアルバイシン地区の街並み

アルバイシン地区にある小さなレストランで夕食。アルハンブラ宮殿を一望でき最高に贅沢な気分。最後の夜にぴったりでした。それにしてもスペイン人は食事の時間が遅い！ちょっと遅めに８時頃にしようとしたら、それでも早いと言われ８時半に。結局お店が混み合ってきたのは１０時過ぎでした。