2005/05/06 - 2005/05/06
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ソフィさん
本日と来月にかけ、鉄道が生まれた経緯から、今後将来に向けて鉄道の背負うべき使命まで、話をしようと思います。
まず尼崎事故について触れます。
尼崎事故に対する私の見解はhttp://www.alcblog.jp/d/2001114/に書きましたから、ぜひお読み下さい。
事故原因を一口で言えば「たるみ」と考えます。
最近わが国で目立つ「たるみ」が、人命を預かる鉄道に及ばないことを願っておりましたが、まことに残念でした。
その一方事故は投資により、ある程度防ぐことが出来たはずです。
なぜその投資が出来なかったのか、経営者として説明すべき責任があります。
事故は無くしたいのですが、それは不可能でしょう。
いつも心配するのは新幹線。中でも一番恐ろしいのは、地震。
神戸地震が早朝でなかったら、前日の新潟地震で列車がトンネルに入る直前だったら、などと考えると、背筋が寒くなります。
私は新幹線の計画段階で、システム設計に携わりました。
優れた専門家の方たちの融合役です。
その折、事故をいかに避けるか、万一事故に出会ってもいかに小規模にとどめるかに、心労を重ねました。
事故のたまごは日常無数と言ってよく、それを少なくすることが大切です。
またわれわれが移動中に事故に出会う確率は、過去の実績から、鉄道は飛行機の数分の一、自動車の数十分の一と考えられています。
鉄道の出で立ちは、事故から始まりました。
1830年、リヴァプール−マンチェスター鉄道。
蒸気機関車の使用を前提とする、人類初めての鉄道。
開通式に立ち会ったヴィップが機関車にはねられ、病院への輸送時に期せずしてスピード記録が出ました。
人間と機械が相互に不慣れだったことが、原因だったのでしょう。
設計、施工の責任者は、G.スチーブンソン。
この鉄道を建設するに当り、工事費が不足し、国会の問題となります。
コストオーバーランは彼の責に帰せられ、彼の善意は認められず、その後イギリス土木学会への加入を拒否されます。
その前、鉄道にはじめて蒸気機関車が登場したのは、1825年。
もともと馬車鉄道だったものを、スチーブンソンは蒸気機関車の試用を提案し、その優れた性能が認められた結果、上記鉄道の建設へと発展しました。
スチーブンソン以前に、トレビシックが蒸気機関車を造っているのですが、レールの材質が悪くて、実用化されなかったのです。
そのさらに前、フランスで蒸気で動く車が開発されていました。
これが蒸気機関車の先祖でしょう。
この車は効率の悪さと、時速3キロという性能の不足から、実用化されておりません。
蒸気機関車の実用化までに、レールの改良や、戦争による馬の価格上昇などの背景がありました。
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