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公共バスでの九賽溝、黄龍、松藩、都江堤の詳細旅行記

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2003/06/23 - 2003/07/01

1004位(同エリア1042件中)

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チャウ

チャウさん

九塞溝、黄龍、松藩、成都、都江堰、黄龍渓 朱家角

2003年
6月21日(土)関空12:50発CA922便14:10上海浦東 朱家角観光 上海泊 
   22日(日)上海紅橋11:30CA4502便14:05成都着 武侯祠 
   23日(月)成都南門汽車坦発 綿陽 平武経由 九塞溝泊 
   24日(火)九塞溝 日則溝
   25日(水)九塞溝 樹正溝 則査窪溝 タクシーにて平武泊
   26日(木)平武 黄龍泊
   27日(金)黄龍 松藩泊
   28日(土)馬1日ツアー 松藩泊
   29日(日)松藩 都江堰観光 成都泊
   30日(月)黄龍渓観光 成都15:40発CA4501便18:00上海紅橋着 泊
7月  1日(火)上海浦東8:55発CA921便11:50関空着


前書き
サーズ(新型肺炎、非典)のために、良くも悪くも、非常に影響の多かった旅になりました。
けちのつき始めは、9月に行く予定だったのを、急遽6月16日になってNWのマイレージを使って、21日の出発にしたことから始まりました。9月はシーズンのせいかなかなか予約が取れず、行きはやむえずビジネスクラスにしました。普通なら2万マイルの所、片道ビジネスクラスで2万5千マイルでした。ところがサーズのせいで成田ー成都便がなくなり、関空ー上海経由成都となり、しかも上海ー成都間のOKがなかなか出ませんでした。ファストクラスなら直ぐに採れますとのことで、片道だけ関空ー上海ー成都はファストクラスになりました。1万マイルプラスの3万マイル必要です。

1日目6月21日(土)
関空ー上海ー朱家角ー上海
けち臭く「はるか」にも乗らず快速で関空に着く。始めてのファストクラスラウンジで待っていると、塔乗手続が始まりましたと教えてくれる。他には誰もいない。機内の座席は少し広いだけであまり良くない。ランチも満漢全席がでるはずもなく、エコノミーとおなじ、うなぎ丼でナプキンが付いただけでした。機内に入るとスチューワデス達は全員マスクを着用している。

浦東空港に着き、直ぐに機内で偶然出会った問屋の社長と紅橋空港へと向かう。両替が気になるが、紅橋でも大丈夫だろうと思っていたが、紅橋空港内にはない。勝手に付いてきたガイドに両替をしたいと言うと、空港ホテルで1万円(691元)だけ両替してくれた。2階にある一時預かり所(行李寄存)に預ける。(パスポートと航空チケットが必要) 

周庄も朱家角も上海からは紅橋の方角にある。ガイドブックやHPに良く出てくる(足球場)行きのバスが浦東空港からもあった。とりあえず朱家角にタクシーで向かう。去年使った雲都温泉の前を通り、炉朱線のバスを追い越し、5:10朱家角に着く。(34.2KM)ここの名物は豚のもも肉の煮た物、豚足の煮た物です。粽を1つ買う。物凄く美味い。運河に浮かぶ船の店のおばちゃんが熱心に食べて言ってと誘う。

大きな運河に放生橋がかかっており、その周りに白壁、切妻、黒い瓦が特徴的な江南の家が密集している。
放生橋を渡った対岸には“町三里・店舗千個”といわれた細い繁華街が続く。草団子を売っている店が多い。3個で1元。中にはあんこが入っておりおいしい。竹の皮で包んだブタのばら肉の煮込みも名物だ。東坡肉によく似ている。脂身がとろとろになっていてこれもおいしい。小さいのは2個1元、大きいのは1個5元。5元のものは食べがいがあった。雰囲気のある町をぶらぶらと歩く。

輪投げ屋に我が家の愛犬と同じパグが看板犬をしている。この犬に遭うために朱家角に来たような気がした。裏町はもっと良かった。キリスト教の教会も好い味を出していた。さて今日のホテルを探すが、高いホテルはあるが安そうな招待所では外国人と判ると断られた。では紹介してくれと頼むと親切にも連れて行ってくれたが、満員でだめ。タクシーに乗って次のホテルに行くが640元、1人でも320元だと言われるので、タクシーを呼んでもらい上海まで帰る事にする。(60元)

昨年使った事があるサウナ「雲都温泉」に泊まる事にする。垢すりとマッサージと入浴料で150元。しかも朝8時まで泊まれるはずだったが、夜中の2時で終業してしまい追い出される。これもサーズのせいで当分の処置らしい。またタクシーに乗り、やすいホテルに連れて行ってもらう。上海合家観暇賓館 上海中興路1555 このホテルは200元。ここなら妻を連れてきても文句は言わないだろう。エレベーターのなかに1日6回の消毒をしていますと点検表が貼ってある。火車坦北出口50M朝食付き。ここのパンフレットによると上海1日観光50元、周庄1日180元、黄山4日588元とある

以下の青文字は他の方のHPより勝手に引用したものです。
朱家角行政区分的には上海市。虹橋飛行場から30km、人民広場からのバスがあり7元。318国道沿いにあります。蘇州からは直通のバスはなく、青浦までバス(14.5元)で行き、朱家角へのバスに乗り換えます。青浦から朱家角までのタクシー利用だと20元。淀山湖畔にあり、対岸には周庄(ここは江蘇省)。典型的な江南地方の魚業と農業の水郷古鎮。1991年、上海市は朱家角を上海市政府四大歴史文化名鎮に命名しました。朱家角は悠久な歴史があり、5000年前にはすでに人が住んでいたという。1700年前から村落が集中し始め、水郷文化が形成されました。明朝以後、軍人16人、学人40人以上が輩出されたそうです。朱家角は他の観光水郷のような立派な門構えがなくて残念なのですが、この放生橋が朱家角の顔のいえば顔。この橋は、明代の1571年に建設され、明代にはこの他にも36の橋が建設されましたこの珍しく屋根つきで、古風で優雅な木造の橋は、清代建築の恵民橋(廊橋)。円形のアーチがとても美しい泰安橋。1584年建築。川がT字路になっている弥陀湾。ここまで来ると、観光客も少なくひっそりとしています。遠くに見えるは戚家橋。朱家角も他の水郷と同じく、いろいろな見所に入らず、水郷古鎮の風情を楽しむだけなら無料。見所とは、民族博物館、歴史陳列館、橋文化館など。連票(スルーチケット)で20元。良心的な料金だと思います。ただし、特別な興味がなければ、パスしても問題なし。

バス停から3分ほど歩くと、満々と水をたたえた水路に老人の操る手漕ぎ舟が、川面を滑るようにして進むのが見えてくる。道の舗装もアスファルトから石畳へと変化し、ふと時間を遡っていくような錯覚に襲われる。
 細い水路に沿うようにして、これまた細い石畳の小道が無数に走っている。迷宮のような石畳の小道を歩くうちに、「北大街」と書かれたアーチが見えてきた。北大街、またの名を「一線街」ともいい、ここは清・明時代のメインストリート。とはいえ、北大街もまた朱家角の他の通りと同様に細くて狭い、まるで路地裏のような通りだ。粽子屋、床屋、肉屋、駄菓子屋、食堂・・・。道沿いには軒を争い、びっしりと二階建ての商店が並ぶ。二階から吊るされた赤や黄色の商旗が風にたなびき、蒸しあがったばかりの粽子の湯気が、まるで霧のように狭い通りを覆う。通りの裏側を流れる河の水音が静かに響き、子供達の笑い声がどこからともなく聞こえてくる。上海の慢性的な渋滞とクラクションの洪水に慣らされた私には、そんな些細な音がとても貴重で大切なものに思えるのだった。

一番雰囲気のある北大街
この狭い道、両側の2階建ての古い建物、1階には商店街が続き、裏には水郷が流れる。お決まりの水郷の街のパターンだけど、歩く時にタイムスリップしたみたいな感じが好き。数百年前にここを歩いていた中国人が突然出てきそう・・・。
れんこん餅&豚の角煮店先で、れんこん餅やちまきを売っている店が続く。この湯気が何ともいえない。行くなら少し寒くなってからの方が街とこの湯気がマッチする。豚肉&栗入りちまきやっぱり出来たてはウマイッ!6個で10元、6個も要らない場合は1個2元。もう少し栗がいっぱい入ってたら、もっと美味しいのになぁ・・・。

水郷の街らしく、朱家角には合計36もの古橋が掛かっている。特に全長70.8m、横幅5.8m、高さ7.4mの放生橋は上海地区では最長、最高の石橋だ。1571年に慈門寺の僧、性潮によって造られたものだという。
アクセス上海体育館よりバス旅遊3号線利用。上海体育館−朱家角7:30〜15:00 15分間隔 料金:12元
所要:1時間30分 手漕ぎ遊覧舟 30分 10元、1時間20元 営業時間 10:00〜14:00

アジア最大の上海海洋水族館がオープン
オープンが待たれていた上海海洋水族館が2月6日、ついに正式オープンしました。投資総額4億400万元、建築面積2万500?の5階建ての館内は、8つのエリアに分かれ、28の大型テーマ生物展示エリアが設けられています。世界の海洋生物が300種類以上(14000尾)展示されているうえ、アクセスも東方明珠テレビ塔のすぐ側と、観光コースにもピッタリです営業時間:9:00〜21:00(入場は20:30まで) 入場料:大人110元、子供70元
2日目6月22日(日)
上海ー成都 武侯祠 杜甫草堂
ホテルは上海火車坦の北口側、空港へ行くには反対側へ行かなくてはいけません。うろうろしていると、連れて行ってやるとおっさんが言うのでついていく。どうせ「勝手にガイド」の口だろうと思っていたが、やはりそうだった。100m以上も大回りをしてバス停へ案内してくれた。手元に4元あったので渡すと行ってしまった。空港に着き1万円分の元だけでは心元ないのでもう一度空港ホテルに行くが断られる。航空券を見せて帰りの日の宿泊予約をするからと、うそを言って1万円両替した。昨日より1元多かった。ちなみにホテル代は幾らかと聞くと、330元と言われたが300元に値切っておいた。

上海のFラウンジは結構良さそふうだったが、時間がなくてスプライトを2本(せこい奴)冷蔵庫より取り出し、急いで乗りこむ。飛行機はCAと提携しているのか、西南航空の機体でB737−300は小さい。8席しかないFクラスに私1人と乗員2人が座っていて、他の席はがらがら。何が「なかなか席が取れませんねー」だ。何かダマされたような気がするので、手拭ナプキンをかっぱらってきた。キイウィジュースを2ハイもらう。成都はキウイフルーツの産地なのだそうです

2:20成都空港に着く。銀行を探すが2階にあるようだが、上がれる階段が見つからないので、出発直前のバスに乗りこむ。終点眠江飯店の前で下車。わき目も振らず交通飯店を目指す。2年前に着た時よりもきれいになっている。入り口にあった旅行会社はなくなり、タイ料理店に変わっている。ファーストフードタイが中国語では「非常泰」、非常事態には一刻も速くでてこなくてはなぁ。ドミトリが40元。部屋も共同トイレ、シャワー室もきれいになっている。3,4階は今も改装中。全自動の洗濯機もあった。フロントで6万円交換、これで8万円交換した事になる。中国国内での予算は5万円だから少しは余るだろう。

隣の南門汽車坦へ行き、九塞溝への切符を購入(100.5元)ここもきれいにガラス張りの建物に改築されている。地図(5元)を買い時間がないので、タクシーで前回行けなかった武侯祠へ向かう。沢山の塑像があるがあまり感動はしない。像よりも背景のコンクリートに書きこんだ墨絵のほうに目が行く。金沢には「黄忠」というラーメン屋があるので、黄忠さんだけ写真に収める。

おみやげ屋を覗くが大した物もないが、盆栽と銘石に素晴らしい物があった。欲しいと思ったものは、黄山園石1.6万元(24万円)菊花石8.8万元、ファーストクラスで、かついで帰るか。裏には「桃園の誓い」の自然石に彫りこんだ、関羽、劉備、張飛の3体が遊んでいた。結構楽しめた。杜甫草堂の入場券(30元)を3枚捨う。これで入れるのか心配だったが、入り口で入場券をチラッと見せただけで入れてくれた。ここはどのHPでも簡単にしか紹介されていない。案内も無しで勝手に廻ったせいか、ただの草木の生い茂っている所ぐらいの印象しか持てなかった。ただ歴代の中国首相たちは必ず訪問している様だ。

川劇を見に行こうと思い、HPで紹介されていた人民公園内にある「蜀風旅游演芸広場」へ行く。人民公園の前で4,5人のリキシャに聞くが誰も知らないと言う。おかしいなと思いながら公園に入ると、入り口の直ぐ脇にあった。でも営業している様子はない。どうも改築の準備をしている所と言った所。
「川劇(せんげき)」を鑑賞できる「順興老茶館というお店でした。2年前に出来たばかりという超豪華な国際会議場に併設する総合ビルの3Fにあります。地図で見ますと中心部から北の方角にあります。

地図を見ていると「成都雑技団」とあるので、先ほどのリキシャに乗り案内してもらうが、地図上のところは、崩れたレンガがあるばかりで変な所、何か引越ししたようで住民に聞くとあっちにあるよと指さす。行ってみるともっと変な所で、普通の民家で看板には成都市雑技団と書いてはある。

HPで誰も推める「巴国布衣風味楼」  タクシー(7元)に言うと運転手さんもうれしそうに親指を前に突き出す。豚の腸の煮込んだ物が美味いと書いてあったのでどれかと尋ねたが通じない。そこへ日本語が少し判る明鏡さんが登場し、6品ほど注文する。どれも間違いなく美味しかった。1人だけで来ているのにゆうに5人前はあった。それでも72元(1000円ぐらい)だった。帰るときになって気がついたのだが、出口近くには土鍋に入った料理が並んでいたし、階段の所には料理の写真が並んでいた。

明鏡さんがタクシーを呼びましょうかと言うのを断り、少し歩くがすぐに薄暗い所になったのでリキシャに乗る。5元でどうだと手を広げて出すが、相手は両手の人差し指を交差して+をつくり、10元だとつれない。一言何かを言って乗りこむ。交通飯店は、空港から眠江飯店の通りにある。降りる時5元突き出すが運転手は10元だとわめくが、あと2元だしてさっさとホテルに逃げ込む。5元でも充分のはずだ。タクシーなら6元くらいだと思うから。

日本語でいらない、いらない、いらないといったところ、それが中国語の来てという意味のらい・らい・らいと聞こえるらしく、私が、「いらないいらない」といって逃げ回ると、みんなが「え?らいらい、らいらい?」とカゴを持って追いかけてきて、私もおばさんたちも笑いながらそこらを歩き回った。

武侯祠もともと劉備の陵(恵陵)があったが、後に二人の廟が建てられた。地元では、昔から人気の高い孔明をとって「武侯祠」と呼ばれていたため、整備された後も同名で呼ばれている。正門には“漢昭烈帝廟”とあり、劉備が主体であることが分かる。敷地内には孔明と劉備の塑像が並び、前後出師表が刻まれた石が置かれている。また、孔明が用いたとされる銅鼓の他、鐘、鼎、石碑などが陳列されている。

中国は、全国どっからでも?電話番号163、IDが163、パスワードも163でダイヤルアップができる。覚えておくと便利だ
鐘水餃という水餃子の店で食べた(なおこの店は「地球の歩き方」掲載(1999版)よりやや東にあるので注意)
日曜雑貨品を中心に売っていた染房街
成都小吃城(しょうきつじょう)
火鍋店。「皇城老媽」と言い、東城根上街(55号)
<白油麻婆豆腐>
成都バザーとりわけ名称があるわけではないので、こう呼んでいる。午後17時過ぎ人民南路、錦江賓館前でボサっとしてれば沸き出てくる露店群。チベット、雲南、成都工芸品など、相手によっては高価、二束三文で売り出されるド級のバッタもん市場。成都は物流基地だということを改めて実感させられる。

3日目6月23日(月)
移動日  成都ー綿陽ー平武ー九塞溝      位置関係のわかる四川省の地図
6:00起床 坦の廻りを散歩する。裏の所でワンタンを食べる。うまい。きゅうりを4本つまんで1元出すともう1本足してくれる。塩を塗りこんで漬物にする。皮蛋9個入り6.8元。交通飯店でチェックアウト、100元の押金を受け取り、7:30汽車坦へ、改札口が決まっており8:00に出発。あれ都江堰へ向かわず10:00綿陽へ。この町は中国で最初の核爆弾を造った町。11:00いよいよ山道に入り、1:10平武で食事休憩、どうも1品だけはバス代に入っており、2品目は6元か7元出さなければいけないようだ。2人組みは2品、3人グループは3品取っている。香港からきた美人2人組と一緒に食べたかったが、遠慮して2品食べた。

九塞溝までまだ166KMある。1:50発 彼女達は九塞溝観光後、峨美山へ行き黄龍へは行かないらしい。この時には黄龍に行かないとはもったいない事だと思っていた。ピンポン玉より少し大きい桃を12個ぐらい2元で買う。みんなきそって買っていた。作り物のきりんや、ゴリラのある所を過ぎ、3:55峠を越えて、6:30やっと九塞溝に到着。

汽車坦の中には、タクシーは入れないので外にたむろしている。顔つきは悪いが一番熱心な奴に、100元ほどのホテルはないかと聞いて、連れられていったのが旺介酒店。トイレ、シャワー付きの気持ちの良い小さなホテル。奴さん、蔵族風情晩餐会を見ませんかと聞く。OKし120元渡す。毎晩7時半に開始だと聞いたのに45分になっても彼は来ない。さてはダマされたのかと思ったがまもなく迎えにきた。定価は160元と入場券に書いてある。

当然もう始まっており、歌あり、踊りあり、クイズやゲームもあって結構楽しませてくれた。半分ほどの入り。外人は2人だけ。最後はみんなで盆踊り大会ののりになる。ホテルの隣の散髪屋で髭剃りと散髪20元。ホテルに帰ると衝撃的な事実が判った。なんと九塞溝と川主寺(黄龍)の間が7月15日まで通れないという。崖崩れで不通なのだと思っていたので、なんとか不通部分だけ歩いてでも行けないかと聞くが、何箇所もあるのでだめだという。それで香港の彼女達は黄龍へは行かないのだ。後日サーズ騒ぎで人が来ないのなら、この際道路工事をしてしまえとなり、全面通行止めになったそうです。日本に帰ってから、バイクなら通れたかもしれないと思った。

4日目6月24日(火)
九塞溝観光(諾日朗)  
ホテル街と汽車坦との中間当たりにある公園入り口に歩いて向かう。入り口には本来なら押すな、押すなの人出で入るのに40分も掛かったと言う話しも聞いていたのに、ほとんど人はいない。入場券(145元+車代90元)を買い、しおりと一緒にバッグに入れたのに、入り口まで行くとチケットだけがない。あわてて探すがない。票売り場でなかったかと聞くがないという。香港2人組が何とかならんのかと言ってくれたが無理な話。杜甫草堂でただ入りした罰が、トンでもなく大きくはねかえってきました。

バスは直ぐに出発する。朝1番の見所の火花海、臥龍海、老虎海、等はすっ飛ばして日則溝の奥、原始森林まで行ってしまう。(9:40)何かおかしい。HPでは勝手に降りて、勝手に乗れるはずなのに全員一緒に観光しなければいけない。天鵬海まで来て、全部歩くつもりの私は車より離れる旨をガイドに言うと、しぶしぶ書類に名前を書きこまされて下ろしてくれた。天鵬海(10:12)より原始森林(10:55)まで逆戻りする。せせらぎ、鳥のさえずり、等うるさいほど。ボタンの花の種類も咲いている。

森林でバスに無理やり乗りこみ、::竹海(11:26)、熊猫海(12:00)、五花海(1:50)孔雀河(2:00)珍珠灘(2:15)ここはゆっくり時間を取るべき場所で、珍珠瀑布とで1周できる。ちょうど、丸く平たい石を割ったような形に上から水を流したようで、珍珠灘は流れる様に、珍珠瀑布は落ちている。珍珠瀑布で降り、時計回りに廻って、珍珠灘を登った方が楽だと思う。反対廻りだと急な滝を登らなくてはいけない。きゅうりとピータンはうまくて途中、途中でかじりながら歩く。

鏡海(3:00)注意して見るとここで生活していた後がある。石垣や土塀があるのだ。九つの村のうちの一つだったのかもしれない。諾日朗瀑布(3:45)ここの休憩所だけは滝が良く見えるので上がるべし。バスに乗り(4:00)諾日朗に行こうとしたが、どうも下りすぎている様で変なので降りる(4:10)。瀑布は諾日朗より下にあるのだ。遊歩道を歩いていたので、諾日朗を廻りこんでいて気がつかなかったのだ。

由峨里(4:34)諾日朗瀑布でバスに乗せてもらい、諾日朗で泊まれる招待所まで送ってもらう。(4:50)なにかチベットのお寺風の民家だ。旗が沢山なびいている。幾らかと聞くと40元だと言う。もちろんシャワーもトイレもない。トイレは離れにある。夜でも電気は点いていた。3人のチベット僧がお経を長い間唱えていた。ハンガリー人のビアンカ(日本名加奈子)が1人だけ泊まっていた。あとは労務者だけで、中国人観光客は諾日朗では泊まれない。

ビアンカは、チチハルからバイクで5000KMの旅を2ヵ月かかってしてきたそうで、労務者と親しそうに話している。日本語を教えてくれというので教える。彼女はおはよう、さよならも知らない様であるが、「私これほしい」、「私貧乏まけてーな」、とか絶対旅行で必要な言葉を教える。発音はほぼ完全だが、やはり、サ行と濁音は難しい様だ。チベット僧と一緒に食事をする。うぅうまい。この家はトラックのタイヤの交換を業としていて、何故か1晩中、次から次と来るトラックのタイヤを換えている。うるさい事うるさい事この上なし。どこかで突貫工事しているのだろう。

以前NHKで九塞溝を特集していた物の抜粋です。しんさんが書いたものです。
   1 なぜ,九寨溝の水は,あんなにきれいなの?

? 湖の水のほとんどは,地下で浄化された湖底からの涌き水だからです。
? 涌き水の中には石灰が含まれています。
? 水に溶けている石灰は,湖の中の倒木や湖底に沈着するほか,水中のチリを核として集まりそのチリを閉じ込め,「石灰華(せっかいか)」となり,水を浄化させています。
※ このため,湖の底には神秘的な白い世界が現出されていました。

2 なぜ,水の中に石灰が溶けこんでいるの?
? 3億千万年前,この辺りは,海の底でした。(腕足類の貝の化石が地層からたくさん出ています)
  その頃,中国は二つの大陸に分かれていて,九寨溝はちょうどその二つの大陸の間にある海の位置にありました。
? 海底にサンゴや生き物の死骸が堆積されてできた石灰岩の厚い層が,地殻変動で隆起したり大陸がぶつかったりして,この辺りは山岳地帯になったのです。
? 高い山に降った雨は,地中深く染みこみ,石灰をたっぷり含んで,九寨溝に湧き出すのです。


3 たくさんの湖ができた理由は?

? 最初は,水の流れが木の葉や土でせき止められ堰になっていた所が石灰華で固められ,堤ができ,これがだんだん大きくなったのです。
? その原形は黄龍の棚田を見ればよくわかります。黄龍では,石灰華が年に2〜3ミリずつ成長している様子も確認することもできます。
? 黄龍と九寨溝の違いは,堤の大きさにあります。九寨溝では堤の中に森が広がり,激しい水の流れの中で木が根を張り,呼吸しています。
? 堤の中の木には,水の中でも呼吸ができる「呼吸根」が発達し,種の根付きには,表面がデコボコで種がひっかかりやすい穴がたくさん空いている石灰華が重要な役割をしています。
4 湖に棲む魚は?

? 嘉陵裸裂尻魚(かりょうられつこうぎょ)という鯉の1種がいるだけです。写真は五花池です。
? その魚は水面に落ちてきた虫や湖底の石灰の中のバクテリアや虫を食べています。食べ方は,石灰ごと丸呑みし,あとでエラから石灰だけ吐き出します。
? 澄んだ水の中でも生きるために水中の藻など,食べられるものはなんでも食べるように進化をとげています。
5 いくつかの湖の名前の由来
? 鏡海
朝,風がピタリと止み,湖のさざなみが消え,湖面が鏡のようになる。NHKでは「きょうかい」と日本語読みしていましたが,シンちゃんの訳「鏡池(かがみいけ)」の方がピッタリきませんか?
? 火花海
湖面に反射する太陽の光がキラキラと火花のように見える。
? 下季節海
夏から秋にかけてだけ現れる湖。流れ込む川はなく,湧き水だけで湖が出現する。
? 臥龍海
水中に没した石灰華でできた古い堤が上から見ると龍の形に見える。
? 珍珠灘・珍珠瀑布
飛び散る水しぶきが真珠のように見える。ハイビジョンで撮った割には「珍珠瀑布(真珠の滝)」の映像はイマイチでしたね。本当はもっと荘厳できれいでした。これだけはシンちゃんの写真の方がよかったな(自己満足?)。

6 NHKスペシャルとしての結論
?豊かな水の営み,?森の生命力,?石灰華の魔法,この3つのうち一つでも欠けたら,「青く輝く湖と水が流れる森」九寨溝の奇跡と言われるこの風景は生まれてこなかった。
10月3日 AM 2:00〜AM 3:15 NHK総合にて「神の泉“黄龍”〜3400の池が輝く峡谷の美」が放送されます。主な内容は以下の通りです。深夜のため放送時間にご注意ください。
 ▽五色の清水に彩られた段々池
 ▽黄色い巨大龍を思わせるカルスト地形
 ▽山岳少数民族羌族に伝わる秘祭


5日目6月25日(水)
九塞溝 樹正溝 則査窪溝
6:30起床、お坊さんと一緒にツァンパで朝食。ツァンパは麦の粉にバターを入れお湯でといたもの。発酵させないで焼いたパンを付けて食べる。あまり美味い物ではなかったが、かねて食べてみたかった物のひとつ。宿代を支払うと35元だと言う。宿代が20元、夕食10元、朝食5元だと言う。歓んで支払う。宿泊代だけで40元だと思っていた。

7:43出発8:00諾日朗瀑布8:18由峨里8:55犀牛海 遊歩道を歩いていたら、観光客が盛んにフラシュをたいていたので対岸へ行ってみると水車マニ車あった。レイクルイーズを思わせる風景。9:05老虎海から9:25樹正瀑布には瀑布があるとは気がつかず、通りすぎたが道案内があったので寄る事が出来た。歩道より川を横切り、水平の水車の横を通り遡ると樹正瀑布があった。本当は車道を歩いてはいけないのだけど、文化村(磨房)まで下る途中に滝全体を見渡せれる所があった。

10:40遊歩道に戻り、150M下った所に立派な石段の脇道があったので寄り道したが、ご神木があるだけ。 休憩所を過ぎた当たりに斜面がある。文化村と樹正海がワンショットで撮れそうなので、誰もいないことを幸いに登って見る。思ったとうりの写真が撮れた。11:30何も書いてない分岐点で寄り道するが、途中で引き返す。振りかえって見ると小さな滝があったのだ。火花海だった。11:50岩の間から水が湧き出している。11:57黒角橋12:25盆景海いつのまにか道が消えた様に牧場のような柵の所に出てしまい、バスが沢山停まっているところへ行く。

ここまで来て初めて疑問が解決した。HPに乗っている乗り降り自由のグリーンバスは運行されていなくて、すべてチャーターバスに乗らなくてはいけなかったのだ。グリーンバス(緑色旅遊観光)はここで200台くらい駐車している。運転手の宿舎村の真中を通り、立派な松の神木の上まで行って見た。バス全部を撮ってみたかったのだが、全然だめだった。

則査窪溝の一番奥の長海までバスで行こうと思い、バスを待つがしばらくして来たバスは無視して通り過ぎていく。次のバスに必死の覚悟で、道の真中まで出て無理やり停める。でもこのバスは貸し切りバスでもなく、管理者のバスだからだめだと言うのを、根気勝ちして乗せてもらう。管理者用のバスだから何処にも停まらず諾日朗まで行ってくれる。同乗者の一人が日本語を少し話せた。どのような立場の人ですか聞くと動物保護監視の仕事をしているとのこと。

諾日朗でバスを待っていると、係りの人がチケットを見せろと言うので見せたら、昨日の日付けであるのがばれたが、あまり何も言われなかった。少し離れてバスに乗りこむ(1:35)2:03長海着、片腕の老人伝説がある右半分しか枝のない樹を忘れていて撮り損ねた。展望台より左側へ少し行くと、入場券にあるような雪山が撮れるようだ。この湖は流れ出る川がない。夕方に寄った博物館によると、地質の関係で全部が地下水となって、昨日行った日則溝に流れ出ているそうです。

2:15長海発 400M下って五彩池(2:20) 長海で降りた客はここまで歩いて来て、五彩池を見て(2:34)乗車する様ですが、バス停まで急な階段があります。それよりももっと下った上季節海まで(410M)(2:45)行った方がよいと思います。バスに乗りこみ諾日朗瀑布(3:15)直ぐに出るバスに乗り継ぎ、(3:30)樹正瀑布で客を下ろすとすぐに行ってしまう。おそらく次の火花海で待っているのだろう。火花海からは少し時間があるのかガイドが歌を歌ってくれる。客2人も返歌している。日本人の私にもと言われたが丁寧に断る。一つぐらい用意しとくべし。

4:15礼如寺 りんごの樹に小さな実がついている。本堂の説明があり(もちろん手元ぶたさ)大きなマニ車を逆時計廻りに3回転し、本堂の周りに恐らく108個あるマニ車を回し、小さな室に入り、ご祈祷を受ける。なにか輪ゴムのような物を受け取り、お払いを受けていた。自分にもくれたが断る。バスに戻った時、貴方はキリスト教かと聞かれた。どうも仏教徒は受けるべきだったのかもしれない。相当の客が大きな線香を買っている。大きな線香は3本で180元、中くらいの物は3本60元でした。出口の正面には大きな岩壁で、いろいろな線で模様になって見えるはずだが、ガイド無しではわからなかった。

4:40出入り口に到着。切符売り場の隣は博物館になっており、1階には九塞溝の1万分の1の立体模型があり、位置や距離が判りやすい。2階には図解してあり、中国語がさっぱり判らない私でも、長海の水が地下水となって日則溝に流れて出ていることは判る。衛星から撮った写真地図があり、九塞溝と黄龍が同じ雪宝頂の山系にあることが判る。長海の奥には園海子、緑海子があるらしい。

5:40汽車坦でもある九通賓館。ここにはドミがあるらしい。平武行きの切符を買う。(45元)本来なら松藩へには7:20と13:00の2本あり、147KMとある。成都(茶店子東坦7:00と13:00)(南門7:30と8:00)へは4本あった。入り口近くに川が合流する所があり、川の色が丸っきり違い、黒と白がまじり合うところがある。

坦を出るとタクシーの運転手が昨日よりも沢山待ちうけている。明日の朝平武まで行っても、はたして松藩行きのバスがあるのか心配になり、いくらで行けるかたずねると、400元かかると言う。来る時には4時間は掛かったのだから、そのくらいは妥当と思ったが、200元なら良いのにとバスチケットを見せる。大半の運転手は問題外とばかりにそっぽ向くが、1台の夫婦ずれか兄妹が、思惑があるのかOKする。みんなは非難視している。

ホテルに荷物を取りに帰るが、バスをキャンセルすることを忘れたので引き返す。女の人のおかげで何にもなく45元返してもらう。ホテルで荷物を受け取るが夕飯を取って行けと言う。それもそうだとおもい、運転手と女の人といつのまにか増えた人と4人で夕食を取ることにしたが、注文して貰ってから運転手ともう1人が消え、女性と2人で食事し、終わり頃に運転手が戻ってきて、急いで食べて出発。あげ豆腐と豚肉炒め、きくらげと豚肉炒め、ひじきと豚肉炒め、マコモと豚肉炒め、ソーセージ入りスープしめて96元、スープが20元もしていた。

7:45出発夕食を注文してからいなくなった人を迎えに行き、さらにもう1人ふえて、総勢6人で出発する。前に2人、後に4人1000CCクラスの小さな車だ。女の人はいらないのにと思うが窮屈にのっている。8:40九塞溝口 検問があったが、女の人が寝こみ隠れて逃れる。車内は喋り通しで、賑やかだ。運転手などはしゃっくりしながら喋っている。しきりに明日松藩まで400元増しの600元でどうだと勧める。道が悪いぞと脅す。無視。0:03平武着 ホテルは200元を160元に運転手が値切ってくれた。まだ400元でどうだと言っている。ホテルは申し分ないが寝るだけ。空気袋をタクシーに忘れた。関空でわざわざ2300円もだしたのに

もしも九塞溝と松藩間が通行止めでなかったら、松藩まで147KMで、平武(166KM)より近いので、タクシーで行っても200元行けるのではと思う。

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