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4月7日(木)<br />静寂のタウイの村で、朝からハイキングをしようと思う。<br />昨日のインフォメーションの女性に聞いた、『エルミタ』(人里離れた礼拝堂)を探しに行きたい。<br />前日、宿の奥さんに、だいたいの方向は聞いてある。どうやら、私たちの部屋からも見えるらしい。「ほら、あの白い雪が見えるでしょ。あのあたりよ」<br />問題は、どこからその道に入るのか・・・ということなのだが、それははっきりしない。外に出ても、例によって人通りがない。仕方がないので、工事をしている人に聞く。(地元の人じゃないからわからないだろうなぁ・・・)その人は、よくわからないけど・・・と言って、おばさんが教えてくれたのとは逆の方向を指差す。<br />確かに、一度逆方向に歩いて、そこから道がスタートするようにも思える。<br />今度は犬の散歩の人が来た。カタランで書かれた紙切れを見せると、その人も、詳しい説明はない。ただ、その方向を指し「あそこだよ!」と教えてくれる。確かにはっきりと、小さく石積みの建物が遠くに見える。どうやら、誰も歩いて行ったことがないようだった。<br />その頃母は、もうgive upしたいと言う。「私はこんなところまで来れただけでじゅうぶんよ。」と言っている。2時間後に戻るという約束をして、そこで別れた。<br />その道から、上へ登れそうな勾配だったので、とりあえず、登ってしまうことにした。すると、山道らしい道があるではないか。しかもだ!見覚えのある印が石にペイントされている。それは、白い線と赤い線が横に縞のようになっているのだ。これは・・・巡礼の時の、フランス領の矢印と同じではないか。<br />そのうち、その道は消えかかり、私はどんどん上へ上へと行きたくなってしまった。高いところに登りたくなったのである。道はないが、大きな木もないので、どこでも歩けるのだ。ちょっときついが、上がる度に素晴らしい景色になってゆく。<br />一瞬エルミタかと思われる場所が見えるのだが、そこまで上がってみると、それは自然の岩だったりする。かなり上まできた。さすがにエルミタは、あなどれない。<br />こんなに簡単に行けるものではないのだ。<br />私はすっかり見当違いの山に登ってしまったが、常に下にはタウイの村が見渡せ、離れたところには、ボイの村も見える。下からは見えなかった遠くの雪山が見え、見上げていた山を見下ろす格好となる。エルミタには行けなかったけど、最高のハイキングだった。約束の時間に帰るために、一気に下ることにした。下ってみると、案外急な道を来たものだと思う。足を横にしながら少しづつ下山する。<br />だいぶ下の方まで来た。往きに見つけた道に戻ったので、そのまま歩いていくと、またあの赤と白のペイントがあった。やっぱりこの道を素直にゆっくりあせらずに行けば、エルミタに行けたのかもしれない。<br />

6,ボイ渓谷

1いいね!

2005/04/07 - 2005/04/07

1037位(同エリア1122件中)

1

50

night-train298

night-train298さん

4月7日(木)
静寂のタウイの村で、朝からハイキングをしようと思う。
昨日のインフォメーションの女性に聞いた、『エルミタ』(人里離れた礼拝堂)を探しに行きたい。
前日、宿の奥さんに、だいたいの方向は聞いてある。どうやら、私たちの部屋からも見えるらしい。「ほら、あの白い雪が見えるでしょ。あのあたりよ」
問題は、どこからその道に入るのか・・・ということなのだが、それははっきりしない。外に出ても、例によって人通りがない。仕方がないので、工事をしている人に聞く。(地元の人じゃないからわからないだろうなぁ・・・)その人は、よくわからないけど・・・と言って、おばさんが教えてくれたのとは逆の方向を指差す。
確かに、一度逆方向に歩いて、そこから道がスタートするようにも思える。
今度は犬の散歩の人が来た。カタランで書かれた紙切れを見せると、その人も、詳しい説明はない。ただ、その方向を指し「あそこだよ!」と教えてくれる。確かにはっきりと、小さく石積みの建物が遠くに見える。どうやら、誰も歩いて行ったことがないようだった。
その頃母は、もうgive upしたいと言う。「私はこんなところまで来れただけでじゅうぶんよ。」と言っている。2時間後に戻るという約束をして、そこで別れた。
その道から、上へ登れそうな勾配だったので、とりあえず、登ってしまうことにした。すると、山道らしい道があるではないか。しかもだ!見覚えのある印が石にペイントされている。それは、白い線と赤い線が横に縞のようになっているのだ。これは・・・巡礼の時の、フランス領の矢印と同じではないか。
そのうち、その道は消えかかり、私はどんどん上へ上へと行きたくなってしまった。高いところに登りたくなったのである。道はないが、大きな木もないので、どこでも歩けるのだ。ちょっときついが、上がる度に素晴らしい景色になってゆく。
一瞬エルミタかと思われる場所が見えるのだが、そこまで上がってみると、それは自然の岩だったりする。かなり上まできた。さすがにエルミタは、あなどれない。
こんなに簡単に行けるものではないのだ。
私はすっかり見当違いの山に登ってしまったが、常に下にはタウイの村が見渡せ、離れたところには、ボイの村も見える。下からは見えなかった遠くの雪山が見え、見上げていた山を見下ろす格好となる。エルミタには行けなかったけど、最高のハイキングだった。約束の時間に帰るために、一気に下ることにした。下ってみると、案外急な道を来たものだと思う。足を横にしながら少しづつ下山する。
だいぶ下の方まで来た。往きに見つけた道に戻ったので、そのまま歩いていくと、またあの赤と白のペイントがあった。やっぱりこの道を素直にゆっくりあせらずに行けば、エルミタに行けたのかもしれない。

  • これは・・・?去年巡礼路で見たおぼえが・・・

    これは・・・?去年巡礼路で見たおぼえが・・・

  • エルミタに続く道?

    エルミタに続く道?

  • どんどん山を登っていく。

    どんどん山を登っていく。

  • 帰りにまたこのマークが・・・。

    帰りにまたこのマークが・・・。

  • サンタ・マリア聖堂に、もう一度中に入った後、サン・クレメンまで降りていく。再び外から激写をする。今度は一周して、いろいろな角度から。そしていよいよ中に入った。受付の女性に聞くと、中では写真を撮ってもいいという。バルセロナのカタルーニャ美術館では、絶対禁止だったので意外な気がするが、建物以外は、レプリカがほとんどだということだろう。<br />中に入ると、静かに低く音楽が流れていた。正面には、あの『全能のキリスト』がある。他にもかつては壁一面、柱の曲面にまで絵が描いてあったようだ。1000年間ひっそりと、いつも村を守って、村人とともにあり続けた、村人の心のよりどころ。壁にはそうした人々の思いが染み付いている。バルセロナのカタルーニャ美術館で思ったのは、これらの壁画は、絵画と違って人の手垢を感じることができる。作者だけではなく、ここを訪れ信仰している人々の、手のぬくもりがあるのだ。<br />鐘楼に登ってみる。ものすごく急な梯子に近い木の階段があった。<br />

    サンタ・マリア聖堂に、もう一度中に入った後、サン・クレメンまで降りていく。再び外から激写をする。今度は一周して、いろいろな角度から。そしていよいよ中に入った。受付の女性に聞くと、中では写真を撮ってもいいという。バルセロナのカタルーニャ美術館では、絶対禁止だったので意外な気がするが、建物以外は、レプリカがほとんどだということだろう。
    中に入ると、静かに低く音楽が流れていた。正面には、あの『全能のキリスト』がある。他にもかつては壁一面、柱の曲面にまで絵が描いてあったようだ。1000年間ひっそりと、いつも村を守って、村人とともにあり続けた、村人の心のよりどころ。壁にはそうした人々の思いが染み付いている。バルセロナのカタルーニャ美術館で思ったのは、これらの壁画は、絵画と違って人の手垢を感じることができる。作者だけではなく、ここを訪れ信仰している人々の、手のぬくもりがあるのだ。
    鐘楼に登ってみる。ものすごく急な梯子に近い木の階段があった。

  • タウイ、サン・クレメン聖堂の鐘。

    タウイ、サン・クレメン聖堂の鐘。

  • タウイ、サン・クレメン聖堂の鐘楼の階段。

    タウイ、サン・クレメン聖堂の鐘楼の階段。

  • タウイ、サン・クレメン聖堂。

    タウイ、サン・クレメン聖堂。

  • タウイ、サン・クレメン聖堂。<br />

    タウイ、サン・クレメン聖堂。

  • 後ろの犬の写真を撮ろうとシャッターを押した瞬間、手前に別の犬が出てきた!

    後ろの犬の写真を撮ろうとシャッターを押した瞬間、手前に別の犬が出てきた!

  • 約束の12時前にはタクシーの運転手さんが迎えにきた。<br />窓の外から呼んでいる。宿の奥さんに挨拶をして、タクシーに乗り込んだ。運転手さん以外に8人は乗れる大型のものだった。<br />最初は、今朝山の上から見た、ボイ村であった。いきなり目に飛び込んできたのは大きな岩。この岩の手前に聖堂がある。入ると暖かい。実際の壁画の一部も保存されていて、ガラスのカバー越しに、見ることができる。<br />ここボイ村は、このあたりで一番低い位置にあるようで、とても暖かい。<br />次はエリル・ラ・バル。入り口に少し屋根付きの廊下がある。祭壇には木彫りの像があった。<br />それは、新しく作り直されたもののようで、奥には昔の写真が展示されていた。<br />そして運転手さんが、「バモサ、ドゥーロ!」という。なにか特別な場所へ行く合図のようだ。車はどんどん山を登っていく。とても景色の良い場所に聖堂があった。<br />ここに着くなり、運転手さんの知り合いのおばさんが近寄ってきた。どこへ行っても知り合いの人がいるようで、挨拶している。<br />ドゥーロの祭壇はとてもカラフルだった。今まで見てきたものとは違い、華やかなのだ。<br />ここでも鐘楼に登ってみる。階段はスチールで出来ているが、床が木で出来ていて、隙間があって恐い。一人でヒーヒー言いながら上まで登った。高所恐怖症のせいもあるが、壊れそうな木の床が、さらにスリルのあるものだった。<br />最後はバルウエラ。ここは、山の中腹というよりは、谷底の平地で、日当たりもよく、とてものどかで緑が美しい。緑の草原の中に入り込み、そこから聖堂の写真を写した。中は、シンプルだった。<br />

    約束の12時前にはタクシーの運転手さんが迎えにきた。
    窓の外から呼んでいる。宿の奥さんに挨拶をして、タクシーに乗り込んだ。運転手さん以外に8人は乗れる大型のものだった。
    最初は、今朝山の上から見た、ボイ村であった。いきなり目に飛び込んできたのは大きな岩。この岩の手前に聖堂がある。入ると暖かい。実際の壁画の一部も保存されていて、ガラスのカバー越しに、見ることができる。
    ここボイ村は、このあたりで一番低い位置にあるようで、とても暖かい。
    次はエリル・ラ・バル。入り口に少し屋根付きの廊下がある。祭壇には木彫りの像があった。
    それは、新しく作り直されたもののようで、奥には昔の写真が展示されていた。
    そして運転手さんが、「バモサ、ドゥーロ!」という。なにか特別な場所へ行く合図のようだ。車はどんどん山を登っていく。とても景色の良い場所に聖堂があった。
    ここに着くなり、運転手さんの知り合いのおばさんが近寄ってきた。どこへ行っても知り合いの人がいるようで、挨拶している。
    ドゥーロの祭壇はとてもカラフルだった。今まで見てきたものとは違い、華やかなのだ。
    ここでも鐘楼に登ってみる。階段はスチールで出来ているが、床が木で出来ていて、隙間があって恐い。一人でヒーヒー言いながら上まで登った。高所恐怖症のせいもあるが、壊れそうな木の床が、さらにスリルのあるものだった。
    最後はバルウエラ。ここは、山の中腹というよりは、谷底の平地で、日当たりもよく、とてものどかで緑が美しい。緑の草原の中に入り込み、そこから聖堂の写真を写した。中は、シンプルだった。

  • ボイ/サン・ファン聖堂。

    ボイ/サン・ファン聖堂。

  • ボイ/サン・ファン聖堂の回りには、こんな岩山。

    ボイ/サン・ファン聖堂の回りには、こんな岩山。

  • ボイ村。

    ボイ村。

  • ボイ村。

    ボイ村。

  • ボイ/サン・ファン聖堂。

    ボイ/サン・ファン聖堂。

  • エリ・ラ・バルのサンタ・エウラリア。

    エリ・ラ・バルのサンタ・エウラリア。

  • エリ・ラ・バルのサンタ・エウラリア。

    エリ・ラ・バルのサンタ・エウラリア。

  • 壁画のモデルの子孫?!

    壁画のモデルの子孫?!

  • ドゥーロの景色。ドゥーロの村は秘境です。

    ドゥーロの景色。ドゥーロの村は秘境です。

  • ドゥーロ/サンタ・マリア聖堂の鐘楼へ登る。

    ドゥーロ/サンタ・マリア聖堂の鐘楼へ登る。

  • ドゥーロ/サンタ・マリア聖堂の鐘楼から。

    ドゥーロ/サンタ・マリア聖堂の鐘楼から。

  • ドゥーロ/サンタ・マリア聖堂。

    ドゥーロ/サンタ・マリア聖堂。

  • ドゥーロ

    ドゥーロ

  • ドゥーロより。

    ドゥーロより。

  • バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

    バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

  • バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

    バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

  • バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

    バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

  • バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

    バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

  • バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

    バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

  • バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

    バルウエラ/サン・フェリュウ聖堂。

  • タクシーの運転手さん。

    タクシーの運転手さん。

  • そして車は昨日の村、Pont de Suertのホテルの前に到着。運転手さんは荷物を中まで入れてくれる。<br />ホテルの女性に、この村の見どころを聞くと、昨日と同じように、少しだけある旧市街と、川沿いを散歩するといいと言われた。そして、おいしいバルも教えてもらった。<br />さっそく昼食にでかけることにした。昨日、インフォメーションのメリチェイに教えてもらった候補の昨日とは別の一つに行ってみたら、もうお昼は終わりだと言われ、それならば、さっき教えてもらったばかりのバルに行ってみることにした。バルがある小さなマイヨール広場では、外で数組の客が食事をしている。確かにおいしそうだ。<br />バルと言っても、いろいろな形態がある。たいていのところは、カウンターにずらりと見てわかるように、つまみが並べられているのだが、このバルは、料理が本格的らしく、注文にくる。今日出せるものを口頭で説明してくれる。<br />まず、耳に入ってきたのは『たこのガリシア風』これは、サンティアゴ・デ・コンポステーラのあるガリシアの名物である。ガリシアは、ずいぶん離れているが、注文してみた。ほかに、ロシア風ポテトサラダ、豚のロースト(スペインは豚がおいしい!)ビールとパン。<br />これがまた、どれもすこぶるおいしい!豚はジューシーで味が濃い。たこは本場の中でも、たこ専門店で食べたものとひけをとらない柔らかさ!<br /><br />食後はお勧めの通り川べりを一周することにした。<br />歩いていき、橋を渡り向こう側へ。すると、小学校があり、その入り口には、昨日乗ったスクールバスがあるではないか。旅行をしていると、たくさんの人にお世話になるものである。<br />さらに歩いていくと、散歩道のようになっていて、地元のおばさんたちのグループが、散歩をしている。また別の橋を渡って戻ってくる。オランダでも盛りだったが、ここでも桜が満開だ。小さな桜の木の中に入って、空をバックに桜の枝を撮っていたら、ゴッホのアーモンドの木の絵と同じ構図だった。ゴッホもこうして、木の中側から絵を描いたのだろうか。<br />母は、「ものすごくかわいいものをみつけた!」と言って喜んでいる。何かと思ったら、柏の葉のような形をした葉なのだが、2~3cmの大きさ。確かにかわいい。<br /><br />スタート地点に戻り、旧市街へ。ここの旧市街は、とても小さく、すぐに終わってしまう。<br />一度ホテルに戻り、のんびり過ごす。<br />そうだ!インフォメーションのメリチェリに、お礼を言いに行こう。一人で外に出ていった。小さい村のこと、インフォメーションは、すぐ近くなのだが、すでに閉まった後だった。5時半までだったのだ。今はもう6時15分、しかしまだまだ日は高く、とても気持ちがいい。近くの店で絵はがきを買い、一度ホテルに戻った。こんなに気持ちがいいのだから、母を誘わなくては。すぐにまたホテルを出て、本屋を探す。この辺りの山の地図が欲しいのと、サンティアゴ巡礼の案内書が欲しかったのだ。歩いていると、『プスッ、プスッ』という音。人の気をひく合図だ。小さな村ながら、たくさんの村人が散歩や買い物を楽しんでいる時間だったので、知らん顔していたら、しつこく音がする。振り返ったら、インフォメーションのメリチェイではないか。<br />義父と、三人の息子さんを連れていた。上の二人は4歳くらいで、双子だという。下の子は、まだ1歳くらい。彼女に、ホテルはどうだった?など、感想を聞かれたので、おかげで素晴らしかったとお礼を言い、ついでに本屋さんの場所を聞くと、昨日の本屋以外に2軒教えてくれた。とても素敵な女性だ。<br /><br />本屋と言っても、一軒は文房具屋を兼ねており、もう一軒は、キヨスクのような店の一角に本がある。だから、外の人間にはわかりにくいのだ。<br />一軒めで、すばらしい地図を見つけた。このあたりの高低差が一目でわかり、地域ごとの説明の本も付いている上、裏表と大きな地図が付いている。とても気に入った。母は、色鉛筆をここで買った。<br />巡礼関係の本は気に入ったものがみつからなかった。もう一軒の店でもみつからず、諦めることにした。<br />今日は早めに寝ることにする。テレビの天気予報では、明日は雨だいう。<br />

    そして車は昨日の村、Pont de Suertのホテルの前に到着。運転手さんは荷物を中まで入れてくれる。
    ホテルの女性に、この村の見どころを聞くと、昨日と同じように、少しだけある旧市街と、川沿いを散歩するといいと言われた。そして、おいしいバルも教えてもらった。
    さっそく昼食にでかけることにした。昨日、インフォメーションのメリチェイに教えてもらった候補の昨日とは別の一つに行ってみたら、もうお昼は終わりだと言われ、それならば、さっき教えてもらったばかりのバルに行ってみることにした。バルがある小さなマイヨール広場では、外で数組の客が食事をしている。確かにおいしそうだ。
    バルと言っても、いろいろな形態がある。たいていのところは、カウンターにずらりと見てわかるように、つまみが並べられているのだが、このバルは、料理が本格的らしく、注文にくる。今日出せるものを口頭で説明してくれる。
    まず、耳に入ってきたのは『たこのガリシア風』これは、サンティアゴ・デ・コンポステーラのあるガリシアの名物である。ガリシアは、ずいぶん離れているが、注文してみた。ほかに、ロシア風ポテトサラダ、豚のロースト(スペインは豚がおいしい!)ビールとパン。
    これがまた、どれもすこぶるおいしい!豚はジューシーで味が濃い。たこは本場の中でも、たこ専門店で食べたものとひけをとらない柔らかさ!

    食後はお勧めの通り川べりを一周することにした。
    歩いていき、橋を渡り向こう側へ。すると、小学校があり、その入り口には、昨日乗ったスクールバスがあるではないか。旅行をしていると、たくさんの人にお世話になるものである。
    さらに歩いていくと、散歩道のようになっていて、地元のおばさんたちのグループが、散歩をしている。また別の橋を渡って戻ってくる。オランダでも盛りだったが、ここでも桜が満開だ。小さな桜の木の中に入って、空をバックに桜の枝を撮っていたら、ゴッホのアーモンドの木の絵と同じ構図だった。ゴッホもこうして、木の中側から絵を描いたのだろうか。
    母は、「ものすごくかわいいものをみつけた!」と言って喜んでいる。何かと思ったら、柏の葉のような形をした葉なのだが、2~3cmの大きさ。確かにかわいい。

    スタート地点に戻り、旧市街へ。ここの旧市街は、とても小さく、すぐに終わってしまう。
    一度ホテルに戻り、のんびり過ごす。
    そうだ!インフォメーションのメリチェリに、お礼を言いに行こう。一人で外に出ていった。小さい村のこと、インフォメーションは、すぐ近くなのだが、すでに閉まった後だった。5時半までだったのだ。今はもう6時15分、しかしまだまだ日は高く、とても気持ちがいい。近くの店で絵はがきを買い、一度ホテルに戻った。こんなに気持ちがいいのだから、母を誘わなくては。すぐにまたホテルを出て、本屋を探す。この辺りの山の地図が欲しいのと、サンティアゴ巡礼の案内書が欲しかったのだ。歩いていると、『プスッ、プスッ』という音。人の気をひく合図だ。小さな村ながら、たくさんの村人が散歩や買い物を楽しんでいる時間だったので、知らん顔していたら、しつこく音がする。振り返ったら、インフォメーションのメリチェイではないか。
    義父と、三人の息子さんを連れていた。上の二人は4歳くらいで、双子だという。下の子は、まだ1歳くらい。彼女に、ホテルはどうだった?など、感想を聞かれたので、おかげで素晴らしかったとお礼を言い、ついでに本屋さんの場所を聞くと、昨日の本屋以外に2軒教えてくれた。とても素敵な女性だ。

    本屋と言っても、一軒は文房具屋を兼ねており、もう一軒は、キヨスクのような店の一角に本がある。だから、外の人間にはわかりにくいのだ。
    一軒めで、すばらしい地図を見つけた。このあたりの高低差が一目でわかり、地域ごとの説明の本も付いている上、裏表と大きな地図が付いている。とても気に入った。母は、色鉛筆をここで買った。
    巡礼関係の本は気に入ったものがみつからなかった。もう一軒の店でもみつからず、諦めることにした。
    今日は早めに寝ることにする。テレビの天気予報では、明日は雨だいう。

  • Pont de Suert旧市街。

    Pont de Suert旧市街。

  • Pont de Suert旧市街。

    Pont de Suert旧市街。

  • Pont de Suert旧市街。

    Pont de Suert旧市街。

  • Pont de Suert旧市街。

    Pont de Suert旧市街。

  • 昨日乗ったスクールバスが、学校の前に。

    昨日乗ったスクールバスが、学校の前に。

  • Pont de Suert旧市街。

    Pont de Suert旧市街。

  • 川沿いの散歩道。

    川沿いの散歩道。

  • ゴッホの絵を思い出しました。

    ゴッホの絵を思い出しました。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • フルリーナさん 2005/04/27 15:29:11
    念願のボイ!
    素敵なたびでしたね!
    大好きな星野道夫さんの言葉に
    「人生はからくりに満ちている。日々の暮らしの中で、無数の人とすれ違いながら、私たちは出会うことがない。
    その根源的な悲しみは、言い換えれば、
    人と人とが出会う限りない不思議さに通じている。
    人と出会い、その人間を好きになればなるほど、
    風景は広がりと深さを持ってきます。・・・・」
    という言葉がありますが、ナイリンが出会った人たちへの思いが広がって、ますます、ボイが特別な場所になったことでしょうね。!

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