ハバナ：廃墟とコマーシャリズム

2004/11/26 - 2004/11/30

　ハイチからドミ共の首都サント・ドミンゴへ一旦戻り、クバーナで空路ハバナ入りした。
　ハバナの第一印象は「『北斗の拳』に出てくる核戦争後の街」。
泊まっていたカサ・パルティクラール（民宿）がプンタ要塞のすぐそばで、たまたまマレコン通りのあの辺りは再開発前のボロボロの状態だったのでそう感じたのだが、しかし、オビスポ通りからビエハ広場にかけての手入れが行き届いた地区と、セントロのスラムと見まごうばかりの地区の落差がひどく、残念ながらハバナは好きになれなかった。
　仲良くなったセントロの住民の家に招待してもらったが、六畳ないくらいの部屋が二部屋に一畳くらいのキッチン、それに屋根裏の寝床があるだけで、とても狭苦しく、コンクリート剥き出しの床が住環境の貧弱さを一層際立たせていた。
　ハバナっ子は「ハバナは美しいだろ？」と事あるごとに言うが、外面ばかり飾っているように思えてしまう。ゲバラ・グッズがやたらと多かったのも気になったし。
ガイドブックに書いてあるような「いかにも」なヒネテーロ／ラには出会わなかったが、やり方が巧妙になっているだけで、外国人にたかる輩はかなり多い。
　道行く人々の顔が、固いというか、まじめで、他のラテン諸国とのちがいを感じた。

エリア ハバナ(キューバ)

ビエハ。

ビエハ。

くどいけどビエハ。

未だ現役のアメ車。お約束の写真。でも、新型のプジョーとか、今現在の車も多いんだけどね。

惨めな姿をさらすビル群。再開発待ちの状態。

カピタリオ（旧大統領官邸）。じつはこの中にインターネットコーナーがあるって知ってましたか？３０分＄３。

カピタリオのそばです。

カピタリオの裏で中国武術（長拳）を練習する子供たち。少しはなれたところで大人も太極拳や長拳を練習していて、その数、じつに200人弱！教えているのは、たぶん中国人の血を引いてはいるんだろうけど、どう見ても普通のキューバ人にしか見えない若者たち。かけ声は中国語でした。

中華街。「街」というより「中華通り」といった方が当たっているくらい小さい。

サンテリア好きにはたまらない写真。オホ・デ・マロ（悪の目）が書かれたあばら屋。観光客が踏み込まない地域には、そこかしこでサンテリア信仰が露出している。

サンテリアのオリーチャ、レグバをかたどったバルコニー。

サンテーラ。この白装束はジャボ（スペイン語読みだとハボ）といいます。サンテリア信者は毎日、白い服を着て過ごします。いざ写真を撮ろうとするとなかなか上手くいかなくて、納得のいく写真はついに撮れませんでした。

サンテーラのおばちゃん。

オビスポ通りを行くサンテーロ。

キューバ人は首筋がすっとしていて姿勢がよい。

土産物の絵。ハイチの絵も有名だが、キューバの絵は対象を抽象的に扱ったものや街並みを扱ったもの、アメ車を描いたものが多い。

軍人たち。ハバナの駅前にて。

港町なんです。

パセオ・デ・マルティ。気持ちの良い散歩道。夜歩くとナンパ（もしくは逆ナン）されます。

ベダードやミラマー地区に行くと、こんな味のある大木に出会えます。名前は知りませんが、ガテマラのティカルでも同じ木をたくさん見ました。

サンフランシスコ埠頭に描かれたゲバラ。

環境客に記念写真を撮らせて生計を立てるおばちゃん。

辻占い師。

レグラ・デ・コンゴのババラオ。この日は普段着で祭壇の説明をしてくれました。

有名なカジェホン・デ・アメルの壁画の一部。

夜のマレコンです。

ベ、ベンチが……。こういうベンチ、結構あります。キューバの貧乏ぶりを伝えるこの一枚。どうして誰も本当のことを言わないんだろう？
これはカピタリオのそばだったかな？ハッキリ覚えていないけど。