2004/01/25 - 2004/01/25
86位(同エリア97件中)
BTHFさん
ブルサ2日目。昨日あまり動けなかったので、今日は色々見て回ろう、と雪の多い坂道をテクテクテクテク上っていった。
最初は都会っぽくて歩きにくいなぁと思っていたけど、青いタイルと美しいジャミィ、そしてこの街並み!
雪景色とともにキラキラ光って、なんて素敵なところなんだろうと、思わず疲れもブッとんだ。
「碧(アオ)のブルサ」
そんな印象をもった、建物巡りの一日。
●表紙写真はエミル・スルタン・ジャミイ。
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<坂と温泉とオスマン建築の町>
朝ホテルで朝食をとって、チェックアウト。今日は15:30のイスタンブール行きフェリーに乗るため、この町を14:00頃出なくてはならない。それまでホテルで荷物を預かってもらい、歩いて周辺をまわることにした。
ブルサといえば、ヘイケルから3km弱離れた「チェキルゲ」という地区が有名な温泉街になっているらしいが、うーん、残念ながら時間的に今回は行けなさそう。しくしく。
でも歩いてまわれる距離に、気になる建物(オスマン時代のモスクとか)がいくつかありそう。坂だらけなので疲れそうだけど〜雪で固まったボコボコの歩道を踏みしめ、ひとつひとつ訪れてみた。
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●アタテュルク・ヘイケル(Ataurk Heykeli)。
Ataurk=国家の父、Heykeli=像。つまりヒトの名前ではない。
でも、ブルサ中心へ向かう市バスに乗ったとき、色々な人が「ヘイケル、ヘイケル」と叫ぶもんだから、てっきり私は「ヘイケルさんってすごい親しまれているんだなー。トルコをつくった人だもの、偉大なんだろなー」と思ってしまった。(←歴史オンチ)
「像」だったか・・・。
雪にまみれて、よくわかんないや。でもとりあえず大きい。 -
●にぎやかな大通り。
ヘイケルの前を通り、橋を渡ってイェシルジャミィなどがある丘方向へ行く途中の交差点。
これまでまわってきたトルコの地方では、「土色」の建物の印象が大きかったけど、ここはカラフルで目に飛び込んでくるものが楽しい。
車の交通量はずいぶん多いなぁ。 -
●雪化粧したお墓。
日本の墓地っていうと、何か出てきそうな陰気なイメージがあるけど、こんな雰囲気だったらとても穏やかで清々しい気持ちになれる。
うしろのレンガの建物は、トルコ・イスラム美術博物館(Turk Islam Eserleri Muzesi)。軒下にツララがいっぱい。 -
●トルコ・イスラム美術博物館・拡大図。
ボコボコした表の茶色いレンガ、そしてチェックに埋められた水色のタイル。
この色と素材の組み合わせ、カワイイ。 -
●イエシル・テュルベ(Yesil Turbe)
博物館の向かいの階段をのぼると、水色で覆われた建物が。
なんてキレイな色なんだろう。
あ、近くで見ると窓枠とか結構ボロボロなんですがねぇ(笑)。それも味わいがある、ってことで。 -
●イエシル・テュルベ内部。
テュルベっていうのは“墓”という意味。
ずっと「つるべの墓」と思って、覚えたトルコ語のうちのひとつ。
笑福亭鶴瓶さん、ごめんなさい。
それにしても、この細工、お見事! -
●イエシル・テュルベの外壁
イェシル(Yesil)とは「緑色」。
でも青、碧、エメラルドグリーン、と表現したほうがいいのかな。まぁ日本の信号機だって実際には緑色だけど「青」っていうしね。ボーダーはゆるやかに。
青色でも多種類のタイルが使われている。
光に反射するとまた違った色に見える。
まわりの雪景色にひときわ映える青だった。 -
●うっすらと射す光。
イェシル・ジャミイから、東南方向をみたところ。
全体的にぼんやり曇って、おぼろ月夜ならぬ、おぼろ白昼。
この近くの路地裏には気になるカフェがいくつも建ち並んでいたが、まだ午前10時くらいなのでどこも閉まっていた。 -
●綿雪草。
いえいえ、そんな名前の植物はありません。植え込みの木々にこんなにも積もってしまった雪。 -
●イェシル・ジャミイ内部。
ジャミイは靴を脱いで入るのだが、それを知らずに、濡れたブーツで絨毯を踏んでしまった。なんとバチあたりな・・・。
管理人さんに指摘されてすぐさま脱いだ。
入場料がわりの寄付金もお詫びを込めてちょっと多めに。
この六角形のタイルが特徴的。 -
●イェシル・ジャミイの内部(2)
ここが中心の部屋で(たぶん)お祈りをするところ。
他にも小部屋がいくつかあった。
高い天井から吊されたシャンデリアは、電気はついていないものの、ステンドグラスから洩れる光が反射して自ら光っているように見える。
ここで、日本の友人に送るためのポストカード12枚購入。500,000 TL -
●斜線で構成される景色。
あの、別に、ナナメに建ってるワケじゃないですよ。
坂が多く、道がつづら折になっている町なので、角度によってはこんな風にみえちゃうわけですな。 -
●今にも崩れそうな壁。
このオンボロっぷりがいいね。
黄色のゴミ箱がワンポイント。 -
●公衆水道。
イェシル・ジャミイから緩やかな坂を上ってエミルスルタンジャミイ界隈へ来た。
この石造りの水道は、町のあちこちで見かける公共のもの。ずっとチョロチョロ水がでていたけど、凍結防止の為なんだろうか。
こうして見ると、泣き顔みたいだ。 -
●エミル・スルタン・ジャミイ(Emir Sultum Camii)の中庭。
中に入ると、全身に黒い布をまとった管理人(?)のおばさんが二人いて、片隅で話をしていた。
観光客は皆無。
この建物様式だけロココ調というか、線や色に柔らかさを感じる。
中央の噴水はもう水が半分凍っている。 -
●室内に眠るお墓。
エミル・スルタン・ジャミイの中庭に入って左手にあった部屋を覗いてみた。
(誰も居ないので、どこを見ていいのか良く分からなかったけど。)
ずいぶんと立派で煌びやかな棺。
手前の金ピカの装飾より、背景の薄いモスグリーンの壁のほうが個人的に好み。 -
●エミル・スルタン・ジャミイ内部。
噴水のある中庭の右手に入り口があって、ここも下駄箱に靴を入れてあがる。雪よけのための大きな緑のビニールシートが被さっていて、
「一体、どこから入るの?もしかして工事中?」
と、頭の中に「?」マークがいっぱいだったが、ビニールの端っこをピラっとめくって入る仕組みになっていた。
どっひゃーーーーーーー!すっごい大広間が目の前に。
し・か・も・貸し切り状態!
この赤じゅうたんの上で走りまわってみたいな。(......って、神聖なるモスクで何考えてるんだか) -
●エミル・スルタン・ジャミイ内部(2)。
別アングルバージョン。
私がイスラムのモスク、殊にトルコのモスクを見たいなぁと思ったのは、この星形のシャンデリアを写真で見たからだ。
「うわ、是非この国のモスクに行きたい!」と。
壁の淡いオフホワイトは、エミル・スルタン・ジャミイならではの特徴。
モスクは誰でも出入り自由(お祈りの時間を除く)。
もしもこんな建物が自分の町にあったなら、(宗教のことは全然わからないけど)毎日通いたくなっちゃうなぁ。
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エミル・スルタン・ジャミイで感動したあと、坂を下って来た道を戻りヘイケルを通り過ぎて、アタテュルク通りを西へと進んだ。
そして、また坂を上り、丘の上の公園へ。
地図上では、その道が坂だと書かれているワケじゃないので、昨日の方向音痴事件が脳裏をよぎり、ほんとうにこの上り坂で合っているんだろうか、と不安になる。
交差点で突然立ち止まり、キョロキョロしてたら、後ろから「プップー」とクラクションを鳴らされて「ハッ」と我にかえった。
今、信号赤じゃん!
(ゴメンナサイー)と心の中で運転手に平謝り、である。 -
●方向指示ありすぎのサインボード。
オスマンとオルハンの墓のある公園にて。
いやマジで、ありすぎですから!
そんなにあっても困りますから!
・トルコ(Denizli)270km
・アゼルバイジャン 1,460km
・パキスタン 3,870km
・イスラエル 1,0??km
・ボスニアヘルツェゴビナ 975km
・アルメニア 1,905km
・スロバキア 1,125km
・アルマニア 1,725km
・アルバニア 790km
・ブルガリア 510km
・キプロス 676km・・・・・・・・・
左下のオジサンは、トルコのイズミール(Izmir)から来ていたジャーナリストのオルハンさんという人で、持ってた一眼レフを渡され、「僕を撮ってください」と頼まれた。
あはは。 -
●ブルサの町一望。
一望といっても、全然撮りきれていませんが。
サインボードのあった同じ公園からの眺めはなかなかのもの。
後ろにうっすら見えるのはウルダー(ウル山)で、スキーヤーにとっては格好の遊び場。
夏はこれが全面的に緑、緑、緑、となるらしい。
いい町だなぁ。 -
●青い壁の家。
公園近くの路地を歩いてたら、趣のある家発見!このあたりはオスマン時代の家が並んでいるらしいんだけど、とりわけこの青い壁に惹かれた。
下の灯油缶(っていうの?四角いやつ)を植木鉢代わりにして、中に植物が植えられている。
このセンスの良さったらないね!タマラン! -
●サフラン・ホテル(Safran Otel)。
先ほどの青い壁の家の隣にある、サフラン色の壁のホテル。50年前の民家を改装したらしい。
ほんとはココに泊まりたかったー(泣)
ヘイケルから歩くと坂道が急なので、昨日は雪の中、荷物背負ってくる元気がなかったのだ。
でもまぁ、この上品そうな外観だけでも見られてよかった。次にブルサに来ることがあれば、今度こそ・・・。
1階のレストランも気になる。 -
●鍵を開けてくれる管理人さん。
ムラーディエ内の霊廟前にて。とっても優しいオジサンだった。
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<ムラーディエはお休み>
ヒサールの丘から坂を下り、アタテュルク通りに出て、タクシーに乗ってムラーディエへ。
うーん、相変わらずドルムシェの乗り方が判らないので(←ヘタレ)、やっぱタクシーは楽ちんだな。
ムラーディエの敷地内にはいくつか霊廟があるんだけど、まず、正門から入ろうとしたら閉まっていた!!!
隣りに併設された管理人のオジサンが出てきて、
「今日は休みだよ」と英語で教えてくれた。
がーーーーんっ。
ところが、よっぽど私がガッカリした表情をしていたのか、或いはオジサンが暇だったのか知らないけど、何と
「あ、ちょっと待ってね。今開けて僕が案内するよ」
と言ってくれたのだ。
管理人室の鍵と門を閉めて、中の霊廟の鍵束を持って・・・。
この親切さには感激したなぁ、もぅ。(涙)
タクシー代 3,800,000 TL -
●ムラート2世のモスク。
下から天井を見上げたところ。
シンプルで清い。
真ん中の大きな花の周りにある黒い丸からワイヤーのようなものが出ていて、その下にシャンデリアがある。 -
●同じモスクの壁。
あ、ここにも碧色の六角形のタイルが。 -
●細工がビッシリと。
モスクの周辺にある同一族の霊廟の中。こっちはすごく豪華で、この装飾なんかめちゃくちゃ細かい。
←回線速度に余裕のある人はクリックして拡大してみてね。 -
●新しいタイルとオリジナル・タイル。
ブルサの町にある青いタイルはイズニック(Izunik)という町で作られたものが多い。ブルサとイスタンブールの間にある町で、「青いイズニックタイル」は有名らしい。
このムラーディエにもあちこちに使われているんだけど災害などで欠けたり剥がれたりすることもあり、そういう部分は新たに復元される。
管理人さん(急遽、私専用の案内人)の説明によると、右側の黄みがかっているのがオリジナル・タイルで、左のはあとから作ったんだそうだ。 -
●ジェム・スルタン廟の内部。
さらに隣の霊廟に行くと、これがどうやら観光客の目玉・ジェム・スルタン廟のようだ。
なんともいえない色遣いの鮮やかな壁!
最初真っ暗だったんだけど、ちゃんと撮影用にライトアップしてくれた。ありがと、オジサン! -
●落雷直撃。
外に出たら、バキバキバキっ!ともの凄い音を立てて木が焼け落ちた。ヒェ〜〜。怖い。
・・・という話も面白そうだけど、ウソです。ごめんなさい。
雷が落ちたのは何年も前のこと。
中が焼けて空洞になり、こんなに大きな直径の木が倒れたのはホントの話。
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<38番バスってどこから乗るんだ?>
ムラーディエの霊廟群を見終わって、またタクシーに乗りヘイケルに戻った。そしてウル・ジャミィから西に行ったところにある新しい商業施設(デパート)に寄り、珍しく「illy cafe」があったので思わずカプチーノを頼む。なんと3,800,000TL!日本円にして約285円!!トルコの物価からして、相当高いカプチーノだー(涙)。
そしてホテルに戻り、預けていた荷物を受け取り、フロントのおばさんにブルサ・テルミナル行きのバス停の場所を地図に描いて教えてもらった。チャイまでいただいて、ありがたいー。やっぱりトルコのチャイ文化はpriceless!この国に一番似合う飲み物だと思う。
親切にしてもらったホテルスタッフに別れの挨拶をして、38番のバス停を探す。
これまたウル・ジャミイの道路挟んで反対側にあるんだけど、そこの下り坂にはいくつもバス停があって、ポールに38って書いてあるわけじゃないし、どこから乗っていいやらサッパリ分からん!
しかも、なぜかその時間に100人以上のトルコ人が同じくバスを待っていて、次々に来るバスにヒョイと乗っていく人もいれば、変な外国人(=私)のほうをじっと見ている人もいる。
今日は、どこ行っても人をあまり見かけなかったのに、なんなんだ?この人数、そしてこの凄い視線は?
と思いながら、近くにいたお兄さんに聞いてみた。でもその人も分からないみたいで、同じバス停にいた人たちに聞きまくってくれた。
で、やっと、「乗り場が違う」ことがわかり、数メートル先のバス停に案内してもらう。どうもありがとー。
「38」と表に書かれてたバスがきて、やっと乗車。他の番号のやつでも行けたみたいで、それで話がややこしくなってしまったようだ。だって私には「ブルサ・テルミナル、38」しか呟くことができなかったし。迷惑かけてスミマセン...。
タクシー 3,700,000 TL
市バス(ブルサ・テルミナル行き) 850,000 TL
高速バス(ヤロワ行き) 5,000,000 TL
高速フェリー(イェニカプ行き) 7,000,000 TL -
●セクハラオヤジ...........
ブルサから、イスタンブールへと戻る途中、フェリーの船員さんに色々親切にしてもらった。
客席が狭いので、大きな荷物を階下の貨物置き場に持っていってくれたり、同乗のトルコ人がまだ下車待ちしているときに一番に私を降ろしてくれて、夕陽を見せてくれたり。。。。
ところが、最後になって、
「キミ、今日はイスタンブールに一人で泊まるの?それなら僕と一緒に・・・」とかなんとか、しつこく言ってきた。その手にのるか、ヴォケェ〜! -
●マルマラ海に沈む夕陽。
フェリーでイスタンブールに着いた直後の夕景。
うん、これキレイだったから、許す。 -
●スルタンアフメット付近。
このあたりは都会の雰囲気。日没後のうっすらとした空のグラデーションがキレイ。
フェリー就航場のイェニカプから、早くホテルに行きたかったので、電車で遠回りせず、タクシーでスルタンアフメットに連れて行ってもらったが、これが相当ボラレタ!
びぇーーーん。
10,000,000TL(約750円)って、高速バス代の2倍じゃん。冷静に考えると分かるんだけど、急いでたので値段の感覚がマヒしていた。あーあ。
イスタンブール最後の夜は、スルタンアフメットのプチホテル、「NENA」にチェックイン。ここは広くないけど贅沢だー。(写真は次号のアルバムに掲載)
一旦、荷物をおろし、近くのレストランに夕食を食べにいく。朝食以来、ご飯食べていなかったので、お腹ペコペコ! -
●カラデニズ(Karadeniz)。
町を歩いてみると、歩道や車道部分を覆っていた一昨日の大雪は、ほとんど跡形もなく消えていた。カラデニズは裏通りの入り口が目立たない店だったけど、ピデやケバブが美味しいと聞いていたので、とりあえず入ってみることに。
レストランで食事するのは久しぶり。30人くらい入りそうな店内だったけど、ポツネンと私ひとりで食べる・・・。
このナンみたいなパン、中は空洞だけど、でっかい! -
●トマト&マトンケバブ。
これをメインデッシュにチョイスしてみた。
ボリュームありすぎ!
でも間に挟んであるのが「トマト」なのが、せめてもの救い。他のメニューは肉ばっかりだったもん。
手前にはヨーグルト、ピラウ(=ピラフ)もある。
満足満足!
全部で4,900,000 TL(約370円)
(11日目へと続く...)
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