GREECE 2004 0604

2004/05/29 - 2003/06/06

２００４年オリンピックが開催される
ギリシャに行ってきました。
アテネとサントリーニ島７泊９日の旅。
世界遺産とエーゲ海の素晴らしさを
ぜひチェックしてみてくださいね♪
【７日目】アテネ・世界遺産etc...

エリア アテネ(ギリシャ)

St.George Lycabettus Hotelより ／
またこの場所に戻ってきました！
この日は古代遺跡や、アテネ市内を観光する
予定です。曇りがちなのが残念。

コロナキの住宅街 ／
この辺はアテネの高級住宅街です。
ホテルから坂のコロナキ地区を抜け
プラカ地区、アクロポリスまで行きます。

Kidathineon str. ／
プラカ地区のメインストリート。
有名なタベルナがたくさんあります。
夜になると路上の席までお客でいっぱい。

Kidathineon str. ／
店先でお水をもらっているにゃんこ。
アテネでも、みんな動物にやさしいです。

海抜１５０ｍの高さ ／
ここへ来る途中、地図にない道を通り抜けようとして
細い小道を歩いていたら、地元に住んでいるらしき
おじさんが“アクロポリスはあっちだよ”と声を掛けて
くれました。ギリシャ人はホントに親切。

アクロポリスの丘から ／
入口までどうやって登るのかと心配になりましたが、
ちゃんとなだらかな坂道がありました。
手前に古代アゴラやへファイトス神殿が見えます。

工事中 ／
入口脇に“２０００年〜２００６年まで工事”
みたいなことが看板に出ていました。
ギリシャ語しか書いていないので、
あくまで想像ですが･･･。

乾燥なんかに負けない ／
アクロポリスの丘の岩肌に、こんなきれいなお花が
咲いていました。

ΩΛΕΙΟ ΗΡΩΔΟΥ ΑΤΤΙΚΟΥ ／
（Odeon of Herodes Atticus）
アッティカの大富豪、イロド・アティコスが
アテネ市に寄贈したもので１６１年（！）に
建てられた音楽堂。いまだに使用しているなんて
ギリシアらしい。

日本人も使える！ ／
７月初めに蜷川幸雄演出・野村満斎主演の舞台
「オイディプス王」(古代ギリシャ悲劇)の公演が
あったそうです！
www.oedipus-athens2004.jp/athens/topics.html

ΠΑΡΘΕΝΩΝ ( Parthenon ) ／
紀元前４３８年完成の世界遺産、パルテノン神殿。
横３１ｍ×縦７０ｍ×柱の高さ１０ｍ(柱底部２ｍ)。
アテネの守護女神アテナの立像(１２ｍ)を祀る為
建設されたもので、巨大な柱は、周囲１６０ｍに
４６本もあるそうです。

ものすごい人・人･人 ! ! ／
観光客や小学校の社会科見学の団体などで
人だらけ！工事用クレーンもジャマです！
神殿も大きすぎて普通のレンズでは全体を
撮影することができません。

ΠΑΡΘΕΝΩΝ ( Parthenon ) ／
この神殿は巨大な為、目の錯覚で歪みが出ないよう
両端の柱を少し太くしたり、倒れてきそう！と感じ
ないよう、柱を少し内側に傾けていたり、床が平ら
に見えるよう、中央を少し盛り上げてあるそうです。

ΠΑΡΘΕΝΩΝ ( Parthenon ) ／
こういった工夫は、『単に美観の為だけでなく
「柱で重い屋根を支えるため」であったり
「床の水はけを良くするため」といった、
実用的で緻密な計算に基づくもの』なんだそうです。

ΠΑΡΘΕΝΩΝ ( Parthenon ) ／
パルテノン神殿などが建っているこの丘は
ΑΚΡΟΠΟΔΙΣ (Acropolis)[=高い丘の上の都市]
と呼ばれています。神殿が建てられる聖域、また
都市の防衛要塞として機能していたそうです。

ΠΑΡΘΕΝΩΝ (Parthenon) ／
今から２５００年以上も前の建設当時、破風には
大きな彫刻像がたくさんあり、柱と屋根の間には
神話をテーマにした浮き彫り(レリーフ)が、周囲
１６０ｍに９０枚以上も飾られていたそうです。

Erechtheion ／
エレクティオン神殿の６人の女神柱。
これらはレプリカで本物はアクロポリス
博物館にあります。

Erechtheion , Old temple of Athena ／
手前の、礎石のみ残っているのがアテナ古神殿。
「紀元前６世紀のアルカイック期に建てられたが
紀元前５世紀半頃ペルシア軍に全て破壊された」
のだそうです。

Erechtheion ／
こんなに巨大で美しい神殿が、紀元前４０８年に
完成していたなんて･･･当時の色彩豊かなままの
神殿を再現できたらいいのに！

Ionic Capital ／
渦巻きが特徴の、イオニア式の柱頭も
こんな大きさの曲線を全て手で彫った
なんて信じられますか？

Ionic Capital ／
修復中の為？もう柱頭しか残っていない為？
とにかく無造作に積み上げてあります。
改修工事も、オリンピック開催で観光客が激増
する時期にやらなくたっていいのに、と思うのは
私だけ？陽気なギリシャ人は至ってマイペース！

「やってられないよ〜」／
ってカンジで、左のおじさんが肘をついているのは
神殿の柱の一部分！！この直径２ｍもある修復用の
加工大理石の輪切りを、一つずつ積み上げて１本の
柱にするんですね。大変そう〜

ΜΟΥΣΕΙΟ ΤΗΣ ΑΡΟΠΟΔΕΩΣ ／
(Acropolis Museum)
アクロポリス博物館ではパルテノン神殿や、
それ以上に昔のアテネ古神殿に飾られていた
彫像やレリーフなどが展示されています。

モスコフォロス 「仔牛を担ぐ青年」／
“アルカイック・スマイル”で有名な像。
紀元前６世紀ごろのアルカイック期のもの

「三頭鬼神」／
アテナ古神殿の破風にあったもの
わずかに彩色が残っています。

「女神アテナの像」 ／
パルテノン神殿の中には、これと同じポーズの
高さ１２ｍのアテナの立像が祀られていたそう。

「沈思のアテナ」 ／
アテナ神のレリーフ。当然これも大理石
に彫られています。

タイトル不明 ／
神殿の屋根と頭柱の間にをぐるっと取り囲んでいた
レリーフのうちの一枚。

ΜΟΥΣΕΙΟ ΑΡΧΑΙΑΣ ΑΓΟΡΑΣ ／
(Stoa of Attalos Museum)
アタロスの柱廊は、遺跡の中でただひとつ完全に
復元された建築物で、現在は博物館として利用。
長さ１１５ｍ・幅２０ｍの、何と２階建て！

ΚΕΦΑΔΗ ΤΡΙΤΩΝΟΣ ／
( HEAD OF TRITON A.D.150 )
古代アゴラにあるアグリッパ音楽堂跡に
このトリトンの胴体があります。
頭部だけで６０ｃｍくらいあります。

ΠΡΟΤΟΜΗ ΑΝΔΟΣ ／
( PORTRAIT OF A MAN A.D.2 )
これも頭部だけで６０ｃｍはありました。
迫力あるお顔立ちで･･･なんだかコワイ！

屋外に ／
紋章のようなものが彫刻されている柱の一部。
比較的新しいもののようです。
屋外に並べてあるけどいいのかな？

ΚΟΡΙΝΘΙΑΚΟΝ ΚΙΟΝΟΚΡΑΝΟΝ ΩΔΕΙΟΥ ΑΓΡΙΠΠΑ ／
アグリッパの音楽堂のコリント様式の柱頭で
２〜２．５ｍくらいあります。これが柱の上に
乗っていたなんて。彫刻も素晴らしいです。
でもやはり気になるのは、屋外で雨ざらしの
状態なこと･･･。

ΑΡΧΑΙΑ ΑΓΟΡΑ ( Ancient Agora ) ／
現在はごろごろと礎石が残るだけの野原ですが
古代ギリシャでは、政治・経済・文化・宗教の
拠点でアテネの中心地として栄えていたそうです。
パルテノン神殿を見上げる、この古代アゴラで
ソクラテスやプラトンが活躍していたのです！

ΝΑΟΣ ΤΟΥ ΔΙΟΣ ／
(Temple of the Olympian Zeus)
ゼウス神殿は、かつては１０４本ものコリント式の
柱が並んでいたそうです。現存するのは１５本のみ
ですが、柱の高さや神殿の広さは、パルテノン神殿
より大きいです。

ΝΑΟΣ ΤΟΥ ΔΙΟΣ ／
(Temple of the Olympian Zeus)
紀元前５１５年と、紀元前２世紀初めと２回も
工事推進者の失脚により中断されていたものを
紀元前２世紀、ローマ皇帝アドリアヌスの時代に
ようやく完成したという、いわく付きの神殿です。
遠くにアクロポリスが見えます。

Corinthian order ／
コリントは、ギリシャ南部の海港都市で、
古代ギリシャの商業・芸術の中心だったそうです。
だからコリント様式は、贅沢で素晴らしい彫刻が
されているんですね。

倒れてる！／
手前の柱が倒れています。
まるで魚の骨のようにきれいに並んで･･･

ランタナと ／
暑さに強いランタナが満開でした。

ひっそりと ／
パルテノン神殿のように、観光ツアーに
あまり組み込まれていないので
個人旅行の方には絶対オススメ。
ここの方が、神殿の柱の高さや
「柱が倒れてきそう」という恐怖を
より実感できます！

MELINA MERCOURI　（1923-1997）／
メリナ・メルクーリは、ギリシアの有名な
女優さんでした。( 代表作「日曜はダメよ」)

ΩΝΑΣΕΙΟ ΙΔΡΥΜΑ ／
ギリシャの海運王、オナシスの
元別荘で、現在はアテネ文化センターです。
ドアの彫刻装飾がみごとです！

ΜΕΤΡΟ　Ακροπολη ／
メトロのアクロポリ駅です。

アクロポリ駅構内 ／
パルテノン神殿の破風にあった
彫刻のレプリカが展示されていました。

アクロポリ駅構内 ／
シンタグマ駅に展示されているものと
同じような壺がここにも。

アクロポリ駅構内 ／
何の遺構なのかよく分かりません！

メトロのきっぷ ／
日時の刻印のみでシンプル。当日中なら
どこまで乗ってもＯＫ。これはライン２と
ライン３の共通チケットで、0.7ユーロと
安いです！

１駅だけ ／
あまり時間がなかったのですが
アクロポリ駅からシンタグマ駅まで
１駅だけ乗ってみました。

メトロ路線図 ／
駅や構内は改修工事をしたばかりだし
車両の塗装もオリンピック仕様だし。
なにもかもピカピカでした。

シンタグマ駅改札 ／
中心地の駅構内だけあって、とても近代的。
日本の自動改札もこれくらいスッキリした
機械にならないかな？

こんなところで ／
危ないっ！そんな道路際で寝るなんて！
決して死んでいるわけではありません。
サントリーニ島のわんこたちよりも黒く
汚れています。きっと排ガスのせい･･･。

こんなところで　PART２ ／
こんな道の真ん中、しかもバス乗り場の前
でも超熟睡･･･。っていうか周りの人も全く
気にしていません。のどかな日常の風景？
不思議！

ΖΑΠΠΕΙΟ (Zappeion) ／
ザッピオン国際展示場は、国立公園の隣にあります。
１８７４〜１８７８年に建てられたもの。
この中に、オリンピック博物館があります。
歴代使用された、聖火トーチなどが展示されています。

ザッピオンの守護神？ ／
屋根の上に女神が。
細かいところまで手が込んでいます。

いもむしバス ／
海外ではよく見かける２両連結バス。
フロントにはベンツのマークがピカリ。
消防車や工事車両もベンツ製だったなぁ。

オリンピック関連 ／
パナティナイコ・スタディアム近くにあった
大理石の像。ギリシア語で書かれているので
なんだかわかりませんが、きっとオリンピック
に関係あるものだ〜

ΟΛΥΜΠΙΑΚΟ ΣΤΑΔΙΟ ／
(Panathinaiko Stadium)
パナティナイコ・スタディアムは１８９６年に
第１回近代オリンピックが開かれた場所です。
今夏のアテネオリンピックでは、マラソンの
ゴール地点になっています。

ΟΛΥΜΠΙΑΚΟ ΣΤΑΔΙΟ ／
(Panathinaiko Stadium)

観客席は、ローマ時代の競技場に近い形に
修復された物だそうです。今立っているところの
下に聖火が灯っていたのです！！

ΟΛΥΜΠΙΑΚΟ ΣΤΑΔΙΟ ／
リカヴィトスの丘頂上から撮影したもの。
このスタディアムの収容人数は５万人で
観客席は馬蹄形で、全て大理石でできています。

開催記念碑 ／
過去のオリンピック開催都市や、IOCの会長名が
刻まれています。

第一回近代オリンピック記念碑 ／
古代オリンピック発祥の国でもあります。
テレビのＣＭでよく耳にした宣伝文句は
Welcome back to Athina ! でした。

Aegean Blue ! ／
今年の夏はこれ！ブルーとホワイトの国旗を
目にすることが多いことでしょう。
サッカーだけじゃない奇跡を見せて欲しいです

ロゴマークの色は？ ／
「５色の配色、きちんと言えますか？」
ってクイズ多いですよね〜。言えます？

ΕΘΝΙΚΟΣ ΚΗΠΟΣ ( Nathional Gadens ) ／
アテネの中心地は車の音で騒々しいのですが
ここだけはとっても静か。

国立公園にて ／
ねむの木が花をつけていました。

Mitropoleos Str. ／
この通り沿いのミトロポレオス広場は
車が入ってこないので、とても静かで
のんびりできます。

Erumou　Str. ／
この通りは、アテネっ子御用達のとっても
大きなショッピングストリートです。
有名な Folli Follie は地元だけあって、
ここだけで３店舗もありました。

Greek Mac ／
オリンピック公式スポンサーですもんね。
グリークマックは、ハンバーグパテや
レタス・トマト・オニオンなどの野菜を
ピタパンに挟んだものです
思っていたよりも美味しかったです♪

この旅行記へのコメント （2）

• 魔女ランダさん 2004/12/10 18:10:11

  寝ている野良犬

  うふふふ・・・。と笑ってしまいました。
  この犬達、可笑しいデスネー。
  ほんと、なんでこんなところで寝ているんでしょうか？？？
  ヨーロッパの南のほうや、アフリカの北の方、つまりあったかいところでは
  よく見かける光景に思います。
  たしか、バンコックでもよくこんな風景を見ましたので、あたたかい国特有の光景なのでしょうかね？
  
  でも、ドイツには、こういう飼い主不明の犬はいないので、その辺が、
  ギリシアのおおらかさなんでしょうね。
  野良犬取締法が、EUで決まったりしたら大変！
  寝ている場合じゃないぞ、アフリカに逃げろー！！！
  
  失礼しました。
  
  魔女ランダでした。

  marilynさん からの返信 2004/12/13 14:38:25

  RE: 寝ている野良犬

  こんにちは、ランダさん )^o^(
  
  お返事が遅くなって、すみませんでした（汗）
  また遊びにきてくださって、
  ホントにありがとうございます♪
  
  ギリシャのノラわんこ達の寝姿には、
  何度もドキッとさせられました･･･。
  「大丈夫？！ 生きてるのかい？？」と（笑）
  
  なるほど！暖かい国によくみかける光景なのですねっ。
  確かに、毛皮を着ているんですものねー (^.^;)
  いいことを教わりました！ そういう場所に行けば
  また、くすっと笑える光景を見られる〜♪
  
  ＞野良犬取締法が、EUで決まったりしたら大変！
  寝ている場合じゃないぞ、アフリカに逃げろー！！！
  
  オリンピックのときは、練習中のマラソン選手を（多分楽しくて）
  追いかけてしまい、街中のノラわんこ達が施設に預けられて、
  里親を探してもらったりしていたそうですが
  （終了後、元の場所に戻されたというのには驚きましたが！）
  EU全体となると･･･ホントですね！ アフリカにでも逃げないと〜〜(^o^)
  私も日本から逃げたいですー（笑）
  できれば、ランダさんの住むドイツのような素敵な国にっ!
  
  もうすぐクリスマスですね♪
  ランダさんご一家にとって、素敵な聖夜となりますようにっ†
  ではでは！