林東の高原から

2002/09 - 2002/09

少し前(2002年9月)になるが､中国のフフホトー通遼間の高原地帯（日本列島がすっぽりおさまる程の規模）に行った。
草原の美しさとかつて遼帝国の都があった林東高原が印象に残った。旧都を見下ろす南塔は修復され､その眺めは素晴らしく､塔そのものもその丘のたたずまいも見事だった。

エリア 中国

フフホト（呼和浩特）駅出発！
北京空港からフフホト空港へ。翌日､フフホト（呼和浩特）駅から列車の旅。８：４８分発ー大板にPM９：３０分着の予定､約12時間半の旅。大板から遼帝国の旧都がある林東高原までは6時間ほど車の旅だ。そのため､車窓からの写真が多くなってしまった。

朝から晩まで列車の中､ゆったり気分で､､､、

車窓から
次第に高度を上げてゆく。

車窓から
9月半ば､実りの秋だ。

ところどころに人家が見える。

山腹に羊の群れ

途中駅で車窓から見た子供たち。

次第に草原の雰囲気が現れてきた。

いよいよ高原へ

遠くの岩山が薄紫に美しい

羊の群れ

すれ違った機関車､これから着く大板はSLのメッカ。日本人のマニアも時どき訪れるという。この日は大板泊。

街の中心部。大板はSLのほか､石の産地としても有名。また薈福寺（わいふくじ）などのお寺もある。

宿舎・巴林賓館の近くの市場。そこに馬が繋がれていた。

林東高原へ！
いよいよ車で遼帝国の旧都「上京臨黄（本当はさんずいが付く）府址」に向かう。

道路脇の林が美しい。

すれ違った荷車と山と高原が良く融け合う。

迫力ある羊の大群の移動。

かなたの山容が素晴らしい。

山岳に雲がかかると､色の変化に見とれてしまう。

ひまわりが一本残っていた。

遼帝国の跡。一面の草原で風化した観音の石像などの他は城壁の跡しか残っていない。城域の復元計画があるという。

崩れかけた城壁の上から上京臨黄府址を望む。後方に現在の街並みが見える。

上京臨黄府址を見下ろす丘の上に南塔が見える。ほとんど荘厳なたたずまいだ。

上京臨黄府址を見下ろす南塔

上京臨黄府址を見下ろす南塔
みごとに復元されている。丘を登り塔の傍らに立つと眼下に街が見下ろせ､はるかかなたに反対側の北塔がわずかに見える。風に揺れた風鐸の音色がさわやかだ。