2004/04/05 - 2004/04/05
8295位(同エリア8748件中)
山本町駅さん
テスト
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会社のアイドルKさんと、先輩のOさんとで、香川県のうどん屋とかが紹介されている本を見ていたら、背表紙に徳島県の山中にある、秘境の中の秘境駅の紹介があった。紹介と言っても、スポンサーであるJR四国が紹介しているのであるが、私が何気なく「一緒に行ってみますか?」と声をかけたところ、「行こう、行こう」という返事がかえってきた。___
私自身は何度も行ったことがあり、いろいろ事情を把握しているが、2人連れるとなるとただ行けば済むと言うことはない。食事の事情はもとより、お手洗いの事情に大変難儀する場所だけに、細かいことにも気を使わねばならない。言うならば、今回は私が「ツアープランナー兼添乗員」という役目である (笑)。___
秘境駅は何時間もいるような場所でもないが、どうせ1日潰れるのだし、香川県ならではのスポットを組んでみようか。秘境駅は交通便が少し悪いので、行ってもすぐに引き返さず、一服してからできる限り楽な方法で帰ることとした。但しきっぷは「青春18きっぷ」だから、ある程度の覚悟はしていただくことになる。___
岡山を8時24分に発車する快速<マリンライナー11号>で、まずは香川県の県都、高松を目指す。<マリンライナー>には昨年10月のダイヤ変更で全列車が新型車両に置き換えられ、利用も増えているそうだ。旧型車は6両で、現在の車両は5両1編成、高松方の3両がJR四国所有の5000系、後ろ2両がJR西日本の223系5000番台となる。言うならば関西の新快速の車両そのものだが、中間の運転台ではホロがつながれて通り抜けができるなど、細部のデザインは異なっている。___
1両減車された代わりに、高松方の先頭車両は2階建て車両となり、2Fがグリーン席、階下は普通車指定席である。グリーン席からの瀬戸大橋の景色は文句なしなのだが、「青春18きっぷ」だとグリーン券のほか乗車券も必要なので今回は乗れず、かといって3人で自由席に座るのも難しい時間なので、階下の指定券を確保した。快速の普通車指定席(<ムーンライトながら・九州>、<SLやまぐち>などもOK)は「青春18きっぷ」でも指定席券を別に購入すればよい。___
階下もグリーン席と同じリクライニングシートで、転換クロスシートの自由席と差をつけている。グリーン席はイスは同じのように見えるが、リクライニングが深く、背面テーブルもあるようだが、どちらの席も座面を少しスライドさせることができる。___
2階建て車両と言っても、出入り口や台車の部分は2階建てにできないので、平屋の部分にも座席があり、運転台直後の4席はグリーン席。ここをリクエストしたい人は「マリン・パノラマ11号」とリクエストすればよい。一方後方平屋には普通車指定席が2席あり、基本的にはプライオリティ対応シートとなる。___
階下の眺めはどうしても自由席などと比べても劣るが、ホームの高さよりも低いところへ窓があるため、いつもと全く違う景色が楽しめ、すれ違い・行き違いする電車との高さの違いが堪能でき、さらにはホームに立っているコギャルのスカートを及位見・・というコメントは前の2人にセクハラになりそうなので控えておこう (爆)。___
新車になって、少しスピードが上がったため、瀬戸大橋へ突入する時間も早く感じる。進行方向左側の方が海の景色がみやすいが、いかんせん光線がきつく、左側の窓は反射がきつく、右側で正解だったかも知れない。どうしても島嶼部分には防音壁があるので1Fからの景色は遮られるが、海上部分では階下のハンデはそれほど感じない。___ -
坂出・番の州のコンビナート群を見下ろすと、ポイントを左に分けていよいよ電車は讃岐路へ入る。坂出駅の少し手前の右側に見える小高いきれいな形をした山は、飯野山といい、「讃岐富士」の別名がある。___
連絡船時代は名実共に「四国の玄関」だった高松駅は、駅自体を少し移転して、駅舎・ホームともすっかり様相を改めた。連絡船時代は貨物列車の姿もあったが、貨物の機能は鬼無駅近くの「四国桃太郎貨物駅」へ移し、行政と一体になって区画整理事業を精力的に行なった。___
高松駅が鉄道の拠点ならば、隣接する高松港は海の拠点である。高松港からは岡山の宇野への航路のほか、小豆島など県内の離島、そして阪神行の高速船などが発着する。宇野行は独自のバースから発着するが、他の航路は「県営桟橋」からである。___
「県営桟橋」の建物はレトロでモダンなシロモノなので解体などが進まないが、その機能は新しいターミナルビルを建てて、装いも新たに「サンポート高松」とした。「サンポート高松」=「区画整理事業」と思ってもらってよく、当然高松駅もその計画にのっとって計画されたものである。実は四国の駅はJR化後、全ての駅で何らかの手が加えられており、最後に残ったのがここ高松なのであった。___
貨物ヤードや連絡船桟橋跡付近はもう跡形もなく、ヤード付近にはJR四国の本社などが建ち、しつこいようだが駅自体が完全に移転したため、高松〜香西間、そして高徳線の昭和町駅の間がそれぞれ300メートル短くなり、多くの駅との間で運賃が値下げされている。___ -
駅前には「サンポート」の一期工事完了と同時に、「全日空ホテルクレメント高松」がオープンしており、これでも高松ではかなり高い建物である。「クレメント」とはJR四国のホテルブランドで、こっちで言うなら「グランヴィア」のような存在だ。そして、何よりも高松駅は旧駅時代の「管理局」のフンイキから完全に脱却したモダンな駅舎に変わったのだが、1つだけ伝統を守り抜いているところがある。___
それは、高松駅は言うならば海のどん詰まりにある駅で、この駅から先には線路がなく、全ての列車が「高松行」「高松止」となる。瀬戸大橋が開通してからは岡山から高松経由の徳島行などが走るようになったが、それとて、この高松駅で向きを変えて走らねばならない。そういうロケーションのため、「終着駅」としてもてはやされる東京の上野駅と同じように、ホームがくし型の頭端式構造になっているのが特徴である。___
頭端式は、改札口に近い1番前の車両が込むという難点を抱えるが、だからこそ<マリンライナー>も高松方の改札口に近い車両が指定席車になるのである。そしてくしを「コ」の字に伝えば高徳線への乗り換えも階段がなく、当然ながら改札口は正面で階段はない。___
そういう観点から、新しい高松駅は1F部分には出口まで段差が全くない「日本一のバリアフリー駅」としたのが大きな特徴である。ただ、他の四国の駅には、残念ながら「車いすでのれるわけないやろ」というような駅や車両が多いから、高松駅だけが良くなっても利用は増えないが。___
K/Oさんは早速土産物を物色しているので、私は駅弁を物色。今日はうどんを食べるので控えめ・・にしたいが、面倒くさいのでお目当ての商品を買ってしまう。JR四国ではオレカが結構充実しているが、あまりカネがないので見合わせ。___
むしろ「四国の拠点」を象徴すべく、高松駅のキヨスクには、香川の県紙である「四国新聞」のほか、「愛媛」「高知」「徳島」の各新聞が以前から置いてあり、最近は山陽新聞も置くようになったようだ。また四国新聞には夕刊がないので、山陽新聞夕刊を販売している。共同通信だから全国ニュースなどは基本的に同じ内容だが、「愛媛新聞」の1面トップが「済美 センバツV」の大見出しであったことは言うまでもない。___ -
駅の外へ出て左側を見ると、31日に「サンポート高松」のグランドオープンを飾った、31階建てのノッポタワーが目に入る。これが「サンポート」の行く末を大きく左右する「高松シンボルタワー」で、中には書店などのテナントに市民ホール、展望台のほか、「うどん王国」に堂々とラーメンスタジアム「高松拉面築港」(ラーメンポート)が乗り込んだ。___
開業直後の「シンボルタワー」とだけあって、平日にも関わらずそれなりの賑わいで、ラーメンポートの方では早くも行列整理の係員が準備しているところだった。K/Oさんは好みのブランドショップをのぞいているが、私はさっき駅弁を買いすぎたので、次回に出直すことにする。なお、シンボルタワーの北側の3F付近からも瀬戸内海をのぞめるが、前方に広い緑地帯があって少し海が遠く、3Fからではそれほどよい景色ではない。___ -
10時31分発の1249M琴平行快速<サンポート>で来た線路を引き返す。高松−坂出間には<マリンライナー>と2つの快速電車が走るが、<マリンライナー>が本州との連絡に重点を置いているのに対し、<サンポート>は県都の高松と丸亀・善通寺・琴平・観音寺などの中・西讃地区との速達効果を狙って設定した列車である。但し、この区間でも特急に乗ってもらった方が儲かること、坂出・宇多津・丸亀・多度津と特急停車駅が連続することもあるため、坂出以西は各駅停車となり、全体的な所要時間はそれほど短くない。___
かつては高松から発着していた特急も、かなりの列車が岡山行となり、高松方面へは多度津などから<しおかぜ(南風)リレー>という列車が運転されていた。快速運転にはなるが、特急と接続する多度津・宇多津などでの停車時間が長かったため、「快速」のブランドはなかったのだ。___
特急を岡山・高松行の併結にするにしても、瀬戸大橋開通当初は坂出〜宇多津〜丸亀間か高架単線で高松行の特急が増やせず、やむを得ず新幹線接続の使命が強い岡山行を優先し、高松へは「リレー号」乗り換えとせざるを得なかった。何とかもう1本高架単線を建設して複線化して高松行特急を整備でき、岡山行も乗客増が止まって高松行と併結が増えて接続駅での長時間停車がなくなったため、「快速」ブランドで再出発した経緯もある。___
<サンポート>はデータイムは1時間に2本の運転で、毎時01分が観音寺行、31分が琴平行となる。一部の電車が鴨川・国分・鬼無にも停車するが、基本的には端岡だけの停車で、端岡では高松を7分前に発車した普通電車と緩急結合させるダイヤとなっている。___
これは上りも同様であるが、上りの場合は乗り換えのさせ方に特徴がある。高松行の普通電車を駅舎のあるホームに入れて左側のドアを開けるが、<サンポート>に乗り換えて高松へ向かう人のために、すぐに右側のドアも開ける。これで普通は両側のドアを開けていることになる。___
そこへ高松行の<サンポート>が入り、<サンポート>は左側のドアを開け、香西などへ向かう人は左側停車中の普通に乗り換えができ、端岡で<サンポート>から下車する人は、左側に停車中の普通を通り抜ければ、階段を渡らずに改札口へ出れてしまうスグレモノ構造にしてしまったのである。___
どうせなら<マリンライナー>を端岡に停車させて<サンポート>のスジを減らす方法もあるかとは思うが、坂出駅の線路容量が少ないことや、西讃地区からは「高い特急か、乗り換えの普通しかない」という声も多かったという観点から設定された経緯もあるので、これでよいのだろう。___
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