TAKEさんのクチコミ全1件
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投稿日 2018年01月15日
総合評価:1.0
お金に多少余裕のある、ネタ宿に泊まりたい人向け。
素人は近付かないのが吉。
当方はこの宿に2人で12月末に三万円で宿泊した。
下記に詳細を記載します。
長文につき、要注意。
■部屋
・ワンルームアパート風
・部屋風呂はユニットバス
・カーテンなし。ロールスクリーン
・部屋の断熱性皆無
・部屋着は薄い浴衣のみ
・掛け布団は薄い羽毛布団のみ
・電話なし
・室内スリッパは使い捨て
・扉上部に蜘蛛の巣あり
・クローゼット(?)内にカビあり
・壊れてるデジタル時計が部屋に備え付け
・部屋へは外から直接入れる
・テレビは中華製?23インチ程度。ドット欠けあり
■食事
ロースターで自分で焼きます。
バーベキューとの事。
・ご飯、味噌汁おかわり自由。
・一人当たり肉4枚程度
・野菜数種類
・伊勢海老、サザエ、魚一種づつ
・ロースターは内部が朽ちてる
■温泉
・三種の貸切風呂のみ
・本当に温泉?
■感想
全体的に、高い次元で低レベルにまとまってる宿。
ツッコミどころ「しか」ない。
値段と提供されるサービスのギャップを、ここほど感じた宿はない。
(二人で3万円。これでも普段の30パーセントオフとのこと)
駐車場からホテルのフロントに行くまでに朽ちた設備が転がってる。
フロントと食堂が同一スペース。
フロントには顧客情報が散乱しており、誰でも見れる状態になっている。
提供してる無料Wi-Fiのsid・psdはバッファロー社の無線ルーターデフォルトのもの。
管理パスワードもデフォルト?無線ルーターがハッキングされてないか不安だが、幸か不幸か
出力が弱く、電波は部屋まで届かない。
フロントスタッフ?は慣れてないのかアレなのか、終始しどろもどろ。
一人間としては、純朴でいい人な事は間違いないと感じた。
だが、接客業の従業員としては、落第点である。
フロントから部屋まで、外気にさらされる。
寒い。
部屋へは外部から直接入れるようになっている。
が、鍵は非常にチープでトイレで使われる程度のもの。
やろうと思えば外部の人間が直接部屋に侵入できる為、物理セキュリティ面で非常に不安を感じる。
また、備え付けの金庫もない。
不法侵入も容易であるため、貴重品は常に持ち歩く。部屋の中でも手元に置いておくのが望ましい。
部屋は安いワンルーム六畳のアパートを改装したとしか思えない。
ダブルのベッドと椅子が二脚。ちいさなテーブルがひとつ。
真冬だが、案内される際に部屋が温まってることもない。
カーテンもなく、薄いロールスクリーンのみ。
内装も酷い。
玄関はシートを貼ってあるだけ。段差なし。
安い壁紙。
壁に打ち込んだネジが無目的にそのまま。
壁には小さな棚が備えてあり、その上に小さなドライヤー、電気湯沸かしポット、ノーブランドのティーパック、コップが置かれていた。
また、壁には10センチ四方程度の小さな鏡が設置されてた。
ドレッサー代わり?鏡の位置は高めで、椅子に座りながらは絶対に使えない。それ以前に鏡の大きさが非常に小さい。何のために設置されてるのだろうか?
テレビは電源のみがなぜかモールを通してある。同軸ケーブルは壁コンセントに繋がれてる。線がぶら下がっている。
エアコンは動いたが、よく見ると埃だらけである。温度を最大まで上げ、強風のみにすることで、部屋はそこそこ温かくなった。
部屋の断熱性が皆無であるため、常に最高温度、最強風力にしないと寒い。
電話はない。フロントに用があれば、直接フロントに行くしかない。
また、フロントに行くにも部屋備え付けのスリッパ等はなく、靴を履くしかない。
(部屋用のスリッパは使い捨てで薄いため、外を歩くのに適さない。フロントまでの廊下は露天である)
ベッドがまた酷い。
硬い。ダブルのベッドだったが、内部のベッドパットはセミダブル?幅が足りてなかった。
床で寝るより多少マシ?というクオリティ。
寝苦しく深夜に目を覚ました。
当方、夜はよく眠れる。また、目を覚ましてもすぐに二度寝できる体質だが、それがどこでも発揮できるわけではない。という新鮮な発見があった。
布団は真冬・断熱性皆無にも関わらず薄い羽毛布団のみ。
毛布を手配したが、カビ臭いものだった。
携帯電話網の電波も入らない。
(ドコモ、ソフトバンクで確認済み)
基本圏外。まれにアンテナが一本立った。
夕食は「ランチ五百円ご飯お味噌汁おかわり自由」並。肉数切れと野菜。ご飯味噌汁おかわり自由。味噌汁は不味かった。それに海鮮系(伊勢海老、サザエ、魚各1)
ロースターは朽ちてるところがあり、焼くことで衛生状態に悪影響を及ぼすのではないか?と不安に思った。また、ロースター自体が爆発するのではないか?とも思った。
「伊勢海老は新鮮なので焼きすぎないように」と注意があったが、当方魚介類の状態について、視覚的に見分ける知見が少なく、宿の信頼性から勘案し、獲れてから時間が経ったものと判断した。そのため、よく焼いてから食した。
魚介類の味はそれなりと思えた。
肉類は間違いなく安い。激安スーパーの最安値クラスの質。
宿泊者は食堂に集まり食べているが、一様に暗い顔をしてるように感じた。
皆「やっちまった…」と感じてたのでは?と推測する。
宿泊客全体で、そういった一体感を感じられる点は素晴らしい。
朝食は部屋に届けられた。
時間は約束時間ちょうどに届いた。そこは感動した。
内容は市販と思しき焼きそばパン、たまご・レタスががサンドされたパン、4センチ程度のカットバナナふた切れ、りんごジャム?の乗ったヨーグルト、コーヒー、缶のりんごジュース。
出せてせいぜい三百円クラスである。
朝マックが恋しい。
温泉は貸切風呂が三種類。
貸切風呂としては大きめで、占有してる際の満足感は高い。
衛生具合は、部屋よりはマシである。
洞窟風呂は、良い雰囲気を醸しだしており、温泉のみの満足度は高いと思われた。
(部屋等の満足度と比較して)
宿泊客は10数組おり、大浴場がないため、入りたい時に入れるとは限らないのは問題である。
というか、なかなか入れない。
ただし、部屋から貸切風呂の利用状況がリアルタイムで確認できるシステムがある。
これはいいアイデア。
宿泊予約サイトにおいては、総じて口コミ高評価だが、業者依頼?身内?で入れたものだと推測する。
高評価のレビューが上位に表示されてた為、見事に騙された。
よくよく見ると、下位にはしっかりと低評価レビューもあったり下位評価レビューは当方の感想と似たものであった。
このホテルの経営者は、ホテルとしてのサービスを改善するのにはコストをかけず、レビューにコストをかけている。と感じた。
・高評価レビューを投稿し、上位に来るようにする。
・価格帯から高いサービスを受けられると推測させる。
中々の策士と考えられます。
世間的には「汚い、狡い」と言われると思いますが、立派な手法だと考えます。
なお、個人的に感じたこの宿の一泊あたりの価格は、繁忙期で六千円程度。閑散期では四千円程度だと感じました。
このように、宿泊する事で、周りの人間に、自分がいかに酷い宿に泊まったのか。と、言いふらしたくて仕方がなくなります。
ネタを仕込むためにある程度のコストをかけられる人であれば、この宿をとても楽しめると思います。
オススメです。- 旅行時期
- 2017年12月