arfaです。
メール設定されていませんでしたので掲示板に書き込ませていただきます。
ボランティアの方でしたか、知らずに返事にいろいろ書いたこと容赦ください。
カンボジアの社会はかつて日本でもそうだったように農村の村社会です。例えば手がない、足がない、目が見えないような人にも村が仕事をくれて収穫を分配しみんなが食べられるような社会、相互扶助の社会なんです。
農村部でボランティアをされるなら医療です。農村は自給自足の生活ですから食べることには困らなくても病気になると現金収入がないため治療を受けられません。以前、TVで日本の医療団が無料で子供の手術をしてあげると行っても出てこられない人がおられ、理由を聞くとプノンペンまで行く交通費がないのでいけないと本音を話されていました。わずか5千円程度の現金もないのが農村の現状ですが東南アジアの人たちはプライドが高いのでお金がないからとは自分では恥ずかしくて言えないのです。こういう人達を医療を受けられるところまで連れてきてあげるのもボランティアとしては重要な活動でしょう。
基本的に都会に出てきて乞食やごみ拾いしている人たちは自分の村を棄ててよりよい生活を求めて出てきた人たちなんですが、都会も甘いところではなく読み書きもできない人が仕事を探してもいい仕事は見つかりません。最終的にはゴミ捨て場に勝手に小屋を建て生活するか路上生活者ということになります。
大人達がそこにいるのは自分の意志ですが、こういうところで生まれた子供たちはまったくもって不幸な星に生まれたとしか言いようがありません。一番大事なのは彼らが将来自立して過ごせるように教育を受けさせることなのですが、親は貴重な労働力だと思っているので学校に行かせるのは大変な努力を要します。
是非、親と同じような運命にならないように教育を受けさせることがいかに大事か向こうで根気よく説得してください。また健康管理で劣悪な環境に住まれているので子供たちの健康管理をお手伝いしてあげてください。