旅行のクチコミと比較サイト フォートラベル

ニュージーランドでの宿泊施設と予約 - ニュージーランドのクチコミ

ANZdrifterさん 写真

ANZdrifterさん
男性 / ニュージーランドのクチコミ : 7件
旅行時期 : 2006/11(約18年前)

ニュージーランドでの宿泊施設と予約

ニュージーランド旅行で楽しいのは、モーテルMotelと呼ばれているバス、トイレ、キチン付きの清潔なプチホテルが、小さな町にもあるので安心して旅行できることです。
ニュージランドのモーテルは、オーストラリアでサービスドアパートメントと呼んでいる宿泊設備を、ずっと小規模にして家族経営にしたような宿です。
出張者が一泊か二泊で利用する例も多いようですが、観光地などでは三泊以上しか受け付けない宿もありました。
もちろん、日本の“モーテル”のような短時間利用はありませんし、一度部屋に入るとキャンセルしても一泊料金を払うことになります。

とくに中小の都市では、ホテルは古い建物が多いのですが、モーテルは新築の建物が多いので設備は格段に良く、当然ながら料金もホテルより高いことが多いようです。
そして、一般に小規模なので家族経営が多く、目が届くので安全です。
ほかの宿泊施設には、Bed and Breakfast(B & B)、Backpackers Hostel、やHolyday Parkなどがあります。これらの宿泊設備についても説明します。(ホテルは省略)

また、設備の充実度をしめすQualmarkという基準があって、星の数が多いほど設備がそろっていますが、認定をうけていない良い宿もあるので、一応の目安と考えて下さい。
これらの宿泊についての情報は、ホテルからバックパッカーまで全ての宿泊施設が掲載されているwww.aatravel.co.nzや、全国のモーテルを網羅するwww.nzmotels.co.nzが、その内容を分厚い本にして案内所などで無料配布しています。これらで紹介されている宿泊施設は、まず安全で清潔とみて良いでしょう。

日本からホテルやモーテルの宿泊を予約すると、3日間だけは部屋を押さえておくから、クレジットカードの種類、番号、名義、有効期限など“card details”を通知するように言ってきます。これを知らせないと予約が成立しないので、私は1ヶ月の利用限度額をごく少ない金額に押さえたカードを作っていて、ファックスで通知しています。
多分、ニュージーランド南島には、card detailsを悪用する人はいないのでしょう。

モーテル(Motel)について

モーテルに滞在すると、スーパーで買い物をして自分の好きな料理をつくれるので、気ままに生活できます。さらに、自炊するということは、その土地の人と同じような生活をすることなので、観光客からは見られる立場になります。

クライストチャーチなど大都会では中心部に商店街やホテルがあって、その外側に公園や学校・病院、さらに外側に住宅街やモーテル、スーパーマーケットやショッピングモールがあります。これらの大都会では、モーテルのキチンは小さいことが多いようです。

中・小の町の構造は中央部の約300m四方の商店街と、その外側の住宅街というようになっていて、ホテルやモーテルなどとスーパーマーケットはその中間にあることが多いようです。
中・小の町では徒歩で生活ができます。モーテルはたいていフルキチンです。

平均的なモーテルは、家族経営で、平屋か二階建て、10室から30室くらいの規模です。客室はスツディオ(studio)と呼ばれるバス・トイレ・キチンつきのワンルーム・タイプと、1寝室(1-brm)時に2寝室(2-brm)の部屋もそなえています。
いずれも電話・テレビ・ソファーがあるリビング・ダイニングエリアと、バス・トイレがあって、フルキチンかキチネットがついています。

設備は、鍋、フライパン、ポップアップ・トースターなどの調理器具や大小の皿、コップ、ティーカップなどが数人分そろっています。最近は電子レンジも普及しています。
ただし、炊飯器、オーブントースター、飯茶碗、お椀、箸などはありません。
バスはまれにジャグジーもありますが、浴槽がなくてシャワーだけの宿もあります。

洗濯場は別棟で、洗濯機、乾燥機、洗剤はそれぞれ1$か2$、まれに無料です。

毎日のサービスはタオル交換、ベッドメーキング、掃除ですが、長期滞在者の場合は、タオルは床においたのだけを交換して、掃除は隔日とか週2回という宿もありました。
塩、コショウ、コーヒー、紅茶、砂糖は毎日補給してくれますが、料理油はたいてい自前です。スーパーには大瓶の食用油しかないので、移動の時に困リました。

平均的なモーテルの値段は2人一泊(これが基準)が90$から140$くらいで、3人目の追加ベッドは15$か20$で、一人旅は約一割引です。
高級モーテルをあげれば、クイーンスタウンには食器洗い機や洗濯乾燥機がついている2寝室(2brm)で、一泊3万円(400$)もする高級ホテル並みのモーテルもありました。

滞在コストを大雑把に見積もれば、大都会や有名観光地(クイーンスタウン)は宿泊費が二人で一泊約140$(約1万円)、人口数百人の町では約90$(約6500円)ほどです。
外食費は昼食が20$で、夕食が40〜50$ほどですが、上限はキリがありません。
生活費は食料品、美術館など入場料、近隣の町へのバス代などで、日本と同じレベルの生活とすれば、1人1日が30$〜40$(2300円〜3000円)くらいでしょう。

つまり、滞在地によって異なる宿泊費が大きな変動要因ですが、人口2万人の町で65$の清潔な宿もありましたし、一週間連泊すると1割引とかの長期滞在割引のほか、老人1割引という宿もあリましたが、どのようなモーテルでもいやな思いをしたことは一度もありません。

例外的には、狭い所に設備だけ詰め込んで3っ星の設備評価を得たけれども、狭くて床でスーツケースも開けられないというクイーンスタウンのstudioモーテルがありました。
(*教訓:大きな街とクイーンスタウンでは4っ星以上の宿をえらぶのが無難です。)
また、“料理するなら電気コンロを持ってきます”という換気扇がない4っ星新築モーテルもありました。
(*教訓:ガイドブックでフルキチンと書いてあれば、たいてい安心です。)
ほかに、スキー場近くで乾燥室が付いていてキチンがないというモーテルもありました。

その他の宿泊設備
1,バックパッカース・ホステル
Backpackers Hostelは単にバックパッカーと呼んでいます。一般に町中にあって、モーテルのつぎに多い宿泊設備です。
設備は原則的には男女別の相部屋ですが、個室もあります。
共同の炊事、洗濯の設備や、小さい売店もあります。

料金は安いのですが、ユースホステルと同様に旅行者の交流が目的なので、同じ部屋に泊まって情報交換したり、話し合ったりするのが得意でない人には向かないとおもいます。
会員になれば利用できるYouth Hostelは、バックパッカーよりも数は少ないけれど、主な町にはあります。なかには由緒ある歴史的建築物を利用したのもありました。

2,ベッド・アンド・ブレックファスト
Bed and Breakfast(B & B)(別称Hosted Accommodation)は、朝食付き下宿という感じで、設備の具合によって次のような記号で示されています。
トイレ・シャワー付きの部屋はensuiteとよばれ、ガイドブックではen, ens, esなどと略記されます。
トイレやシャワーが他の客と共用(guest shear)ならば gsと略記されますし、家族と共用(family shear)ならば fsと略記されています。
gsやfsという宿では、トイレの度に着替えて部屋を出ることになるのが面倒です。

また、場所が町はずれで、夕食に出るのに徒歩ではむずかしいこともあります。
最近のB&Bでは客室が別棟になっているのが多いのですが、部屋数が多いのはGuest Houseと呼ばれます。fsタイプで家族と同じ建物の部屋ならばHomestayと呼ばれ、それが田舎ならばCountrystayで、農作業を手伝ったりすればFarmstayです。

3,ホリデイ・パーク
Holiday Parkはモーターキャンプ場とテントサイト(一人一泊10$くらい)が主体で、多くは町のすぐ外側や、リゾート地などにあります。
大抵のホリデイパークには、キャビンと称する大きな箱のような施設(2人一泊30〜50$ですが中の設備は見ていません)もありますし、キチン・バス・トイレ・テレビ付きのモーテルも併設されています。
一般に、広い緑の敷地があって、その中心部に売店、シャワー、炊事、洗濯などの設備があります。
テ・アナウやクイーンスタウンなど、町の中にあって買い物も便利なホリデイパークならば、ひろびろとしているので、その中にあるモーテルを利用するのも良いなと思います。

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。問題のある投稿を連絡する

ニュージーランドのホテル カテゴリー別〜 ランキング・クチコミ・Q&A等の情報をまとめたページです

PAGE TOP